TOPトーク専門家毎朝の思考旅の途中には「ソングライン」のような本を読む05:32 2022年4月25日 5,771再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次佐々木俊尚が旅に選ぶ本の基準アボリジニ文化に迫る『ソングライン』歌が道となるソングラインの真髄古代のつながりを紐解く海の歌読書がもたらす旅の豊かな体験AI文字起こし(β版) # 旅の途中には「ソングライン」のような本を読む おはようございます。さざきとしなおです。 少し前に質問で、佐々木さんは旅行行っている時は どんな本を読むんですか?って聞かれたんですよね。 日常から本は大量に読んでます。 でも大半が、やっぱり学びに偏った本なんですよね。 それは歴史書だったりとか あるいは人文系の本だったりとか 文明について書かれた本だったりとか あるいはテクノロジーの本とか、そういうのが非常に多いです。 もちろん漫画とか普通の本も読むんだけど、我々はささっと読む感じです。 旅行の時は日常を読まないような本をなるべく読むようにしていて 最近だとよく読むのが旅についての本で じっくり読めるような本を旅先に持って行って できればその旅の間中に一冊読み通せるような感じの本を 考えるってことが多いかなと思います。 何度も読んでいる本も結構あるんだよね。 今回長崎の後藤に滞在しているんだけど 滞在中ずっと読んでいるのが ブルース・チャトリンってイギリスの作家が書いたソングラインっていう本です。 これは有名ですよね。知っている人は知っていると思うんだけど オーストラリアの先住民族について 彼がオーストラリアで旅をしながら いろんな人に見聞きした内容について書いた本なんです。 KindleにもなっているのでURLを貼っておきますね。 ソングラインって何かというと 昔のオーストラリア人、いわゆるアボリジーニの人たちは地図は持ってなかった。 我々が考えるような平面の絵で描かれた地図は存在しなかった。 その代わりに歌があったというね。 例えばこの谷を抜けてその向こう側の大きな石を越え さらに山を回ってという風に 歌がイコール歩くルートになっていた。 だからその歌を歌い直すとそのルートをもう一回再現できるっていうね。 つまり歌によってある種地図的な役割を果たしてた。 それをソングラインと呼ばれているというね。 そういうとても魅力的な話なんですよ。 オーストラリアの白人が占領というかやってきてですね アボリジーニの土地を奪って アボリジーニは土地の権利を持ってないって話だったんだけど そうではなくてアボリジーニは面としての土地の権利は持ってないと自分たちは思っていた。 でも彼らは線として、つまり歩いた跡として 面々と繋がるルート、ラインみたいなものの権利っていうのは 自分たちは持っていると思っていた。 そこの認識の違いみたいなものが 白人とアボリジーヌの間にあったんじゃないかということも書いてるんです。 でもそういう政治的な話以上に ソングラインというイメージ、歌を歌いながらその歌の中に歩く工程というか道すがらというか 様々な土地とか動物や植物や山や川が盛り込まれていて それを歌いながら歩いていくと自然と旅になってくって すごい素敵だなぁ面白いなぁと思うんですよね。 それは別に一生かけて歩くんだけど そこでその人は終わって死ぬかもしれない。 さらにその次の人は、子供とか子孫がその旅を受け継いで さらにまた次の土地へと進んでいく。 広大なオーストラリアの土地の中をそうやって彼らは歩いて旅をし 狩猟採集民族として、いわゆるノマドですよね。 移動する人たちとして歌を作り上げていったというそういう話です。 ちなみに数年前にこれ、現代は全然違うんだけど 日本語タイトルで大海原のソングラインという大きい海の原 つまり海のソングラインみたいなものがあったよねっていうドキュメンタリー映画があったので これもね僕はすごい好きな映画なんですよね。 amazon プライムで見れるはずなので 大海原のソングラインで検索してみてください。 太平洋各地のポリネシアとかの南太平洋から台湾から 日本に至るまで様々な土地で歌われている 歌とか音楽っていうのが実はすごくつながっているっていうね 太平洋の島々のつながりみたいなものを描いたドキュメンタリー映画で これもねアブリジンのソングラインとは違うんだけど やっぱり古代、とても古い時代のですね 様々な民族のつながりとか人々のつながりみたいなものを 描いている感じがするなと思います。 大海原のソングラインって映画と それからブルース・チャトリンのソングラインっていうね 小説というかルポルターチというか とっても素敵な本についてのお話でした。 旅行に行く時はそういう本一冊グッと読んでね また思いを次の旅に馳せるといいかなと思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚05:321.旅の途中には「ソングライン」のような本を読むhttps://www.amazon.co.jp/dp/B01E3R0W94/ref=cm_sw_r_awdo_2462DREJAX211JBWQS1Hコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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