TOPトーク専門家毎朝の思考「パソコンなんかより殺しの方が面白いに決まってるでしょう」と名刑事は言った07:38 2022年10月11日 6,415再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「殺しが面白い」名刑事の問いかけ熱狂の80s・90s 劇場型犯罪の時代事件報道への違和感と深層探求IT革命が示す未来とネットの熱気20年後の検証 選択が導いた未来AI文字起こし(β版) # 「パソコンなんかより殺しの方が面白いに決まってるでしょう」と名刑事は言った おはようございます。佐々木としなおです。 僕は1999年、今から23年前に新聞記者を辞めて アスキーという、今は門川に吸収されてますけど パソコン雑誌の編集者になったんですよね。 当時結構 新聞記者を辞めて出版に移る。 さらに言うと、しかもそれがパソコン系という どういう風の吹き回しなんだって驚かれるところがすごく多かった。 先輩というか会社の上司からは新聞記者の 現役の社会部の記者で他社の出版社に行くんじゃなくて 他の業界に行くやつなんか見たことないぞとか 社会部の現役の記者でいきなり会社名で転職するのは7年ぶりだ 7年ぶりだったのかとか当時は思いましたけど 今ではそういう転職は当たり前になってますけど 当時はまだ就寝雇用の時代だったし 新聞記者という仕事についての愛着もみんな持ってたっていうのはあるのかなと あ、逆に捜査一課長、警視庁の寺尾さんという伝説の捜査官ですけど ロス疑惑身裏事件とかオウム心理病事件とか あるいは鳥かぶと事件とかを率いた人なんですけど その寺尾さんからは捜査一課長からは 佐々木さんパソコンって何考えてるんですか 殺しの方が面白いに決まってるでしょう 言われてですね 面白いって言い方もどうなのかと思いますが まあ業界内ではそういう言い方をするわけですよね 果たして殺しの方がパソコンより面白かったのかどうか 確かに80年代90年代ってのは事件記者の黄金時代だったっていうのは 今振り返って思うんですよね 80年代大阪のグリコ森永事件 それから宮崎事件ですよね 幼女連続誘拐 90年代入ると超度級のオウム心理病事件があり あるいは神戸の児童連続殺傷酒木原事件があり なんだろうなすごい犯行声明とか書く 激状型犯罪って言われるね まるで激状で環境から見られてるかのように 派手な犯罪を繰り返すっていうそういう犯罪者がたくさんいて ある意味社会の目を一手に奪っていたのが当時の様々な事件だったのかなと ちょうどあの頃はバブルがあり さらにバブルが弾けた頃がありっていうんで 経済事件もすごく多かったですよね そのヤクザが暴力団対策法ができて締め付けが厳しくなったので どんどん経済の方に進出していった 大企業に入り込んだ伊都満事件だったりとかね すごいたくさんの経済事件もあって 本当に世の中が騒然としてた時代っていう感じだったと思うんですね 80年代90年代同時に景気も良くて バブルは91年に終わるんだけど でも一方でバブルの空気感みたいなのは結構続いていて ジュリアナ東京のディスコブームが来たのはその後だし 音楽とか出版雑誌とかの黄金時代というかピークは96、97年ぐらいですからね だからあの時代事件を取材するっていうのは 世の中を知るというか、世の中のことを裏側を見るというか そういうアプローチとしてすごく重要だったって感じは今でも思うんですよね だから常にそれを取材していること自体が 自分がなんか世界が見えている感じっていうのはあったんだよね だからそれをやめてなぜパソコン雑誌なんかに行こうと思ったのか 当時まだITなんてこともほとんどなかったですけれど 99年にネットバブルが起きるんですね。 インターネットが普及し始めたのが1995年以降でだんだん盛り上がって 90年代終わりになるとわーっとネットバブルが盛り上がり グーグルなんていう会社が98年にできたりとかね すごい勢いで新しいものができてくる。 まだ本当に当時のインターネットなんてチープなものでしたよ。 youtube ですごい動画を見れるわけでもなく 今のようにサブスクで音楽が聴き放題なんてこともなく ホームページなんて言われて結構チープな表現力の乏しいウェブしかなかった。 でもなんかこれは世の中買えるんじゃないかっていう すごいネットバブルの熱気を見てて当時思ったんですよね。 うん。 だからこの波に乗るっていうよりはこの世界を見ていった方が実は 世の中全体の構図が見えるようになるんじゃないか。 って思った。 一方で事件記者ってずっとやっててその仕事に誇りを持ってたんだけど でもそこで取らなきゃいけない得だねって 結局は捜査機関、警視庁とかに取材して 何々容疑したら今日にも逮捕みたいな いわゆる逮捕先取り方法の報道みたいなのを繰り返すっていうんで 別に放っておいてもどうせ発表するんだから明日でいいじゃんみたいなことをよく言われますが そういうものを取材して書く、それがスクブだと言われているのに対して なんとなくずっと違和感があって そんな報道じゃなくてもっと世の中の構造そのものがどうなっているかを知りたい みたいな欲求って普通ずつと自分の中にあったんですよ。 多分そういう欲求とインターネットみたいなものが出てきて 社会の基部というか、基盤みたいなものが変わっていく予感みたいなものがうまく合致して そうだこっちの方が面白いに違いないというふうに最終的に思ったのかなっていうのは 後になって振り返ると考えるようになりました。 結果的に今になってみると、もう2000年代2010年代 ずっとこの方事件って本当に貧困が原因とか恨みが原因とか身も蓋もない 社会の現実をそのまま映し出したような事件ばかりになって 20世紀終わりの劇場型犯罪のような競争みたいなものもなくなってしまっている。 一方でインターネットはますます社会の基盤となって、世の中をどんどん変えつつある。 ってことを考えると あの時の僕の選択というか判断は決して悪くなかったなと。 逆に言うとそれはすごく良かった判断だったなってのは今になって時々思います。 まあねその時その時にそんなことまで考えてないんだけどね。 結果的に見ればっていうことかなと。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:381.「パソコンなんかより殺しの方が面白いに決まってるでしょう」と名刑事は言ったコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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