TOPトーク専門家毎朝の思考ウクライナ侵攻で私たちがアップデートしなければならない世界観09:49 2022年12月5日 7,246再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次自衛隊反撃能力保有の意味戦後日本の盲点と憲法9条隣国の独裁と核の脅威警察不在の国際社会の現実21世紀にアップデートすべき世界観AI文字起こし(β版) # ウクライナ侵攻で私たちがアップデートしなければならない世界観 おはようございます。佐々木としなのです。 Voicyの特集で、今年の重大ニュースという話をしてほしいと事務局から言ってきたので 今日はウクライナ振興が私たちのこの日本社会に与えたインパクトについて ちょっと語ってみようかなと思います。 ちょうど先週末のニュースで 自衛隊が今までは単なる防衛だけだったのが反撃能力という 敵のミサイル基地とかを攻撃するそういう能力を持つ ということにゴーサインが出て地味に公明で合意したという これはタテとホコのうち、今までタテがアメリカ軍で ホコは日本の自衛隊という役割分担だったのが ついに日本の自衛隊もホコの方を持つようになったという大きな大転換だった TUSがわかりやすい言い回しをしてましたけれど これをもって日本が侵略戦争をするようになるのかって怒る人もいるんだけど 国際情勢が大きく変わっているということを やはりここでもう一度認識しなきゃいけないなと思うんです。 長い目で振り返ってみると、日本の戦後というのは 悲惨な太平洋戦争の反省から 今後日本が一切侵略戦争はしないと 我々はもう他の国に対して戦争を起こすことはありません ということをひたすら訴え続ける。 それが日本の戦後の姿勢だったと思う。 これはとても正しかったと思うんですよ。 そういう意味で憲法9条の我々は軍隊を持たないと 軍事力を持たないという宣言はとても有効だったと思う。 でも一方で侵略する行為は絶対にしませんという その宣言をしている一方で侵略される可能性については ほとんど考えてこなかったというのが現実にあったわけですよね。 これはそもそも侵略される可能性というのはあまりなかった。 戦後の日本で最も自衛隊が近い理由は北の守りだったんですよね。 だから陸上自衛隊の主力は北海道だった。 要するにロシア、つまりかつてのソ連が攻めてくる可能性が 常にあるよねという不安を持っていたわけです。 ただ冷戦時代はソ連に関してはアメリカとの間で核抑止 双方が膨大な数の核ミサイルを持っていて それで抑止していたから 米軍基地のある日本にソ連が攻めてくるというのは 相当危ない事態にならない限りあり得ないということも一方であったんですよ。 それ以外もそうだった。 中国は1970年代前半に田中核廃止症の時に ようやく国庫を開発したんだけど ずっと混乱して貧しかったんですよね。 50年代の大躍進運動で何千万人もが死したりとか 文革もあったりとかね。 そもそも中国は今のように 国外に対して抑圧的な行動を取るようになるというのは当時誰も思っていなかったんです。 70年代国庫を開発してからもパンダを上野動物園にやってきたりして パンダ外交などとても穏やかな国というイメージだったと思う。 北朝鮮もそうですよね。 そもそも北朝鮮が核を持つなんてことは誰も想像していなかったわけです。 拉致問題はもちろんあったんだけど そんなものは夢か幻か陰謀論かぐらいのイメージでしか語られていなくて 本当に2002年に拉致被害者が帰国する時までは まともに取り上げているメディアさえもほとんどなかったという状態だったんですよね。 これが20世紀の東アジアの状況だったんですよ。 ところがこれはどんどん2000年代に入って変わっていく。 ロシアは再びソ連の崩壊からプーチンが もう一回昔の大国ロシアに戻りたいという独裁政権を敷いていく。 まだソ連の頃の方が50年代スターリンという独裁者がいて もうすごいたくさんの人を粛清して殺したので有名なんですけど その反省からずっと集団指導体制を引いてきたんですね。 集団指導体制なので誰かが独裁して暴走するという心配は 逆にあまりなかったと言われている。 それがプーチンになって集団指導体制がなくなって完全独裁になってしまったので 今のウクライナ振興をまさに見ればわかる通り 誰もあんな戦争が成功すると思っていないのに プーチンの暴走で戦争が始まってしまっている。 中国も同じです。 やっぱり毛沢東という独裁者があまりに暴走して国民をたくさん死なせた。 その反省から東商兵、70年代末から中国のリーダーになった人が 改革開放運動と言って経済を活性化させようという そういう政策を取ったのと同時に とにかくもう独裁者は出させない。 だからとにかく集団指導体制で行くんだ。 という方針を守ってやってきたんだけど それが今回習近平になってから もう集団指導体制を捨てて完全独裁に進んできている。 だから習近平は今のところはまだ何もしていないけれど この人が暴走したら何が起きるかわからない。 実際この区内でもほとんど破綻しているゼロコロナ政策をずっと推進していて おかげで経済は大変混乱して 今やデモが各地で起きるという状況にもなってきている。 当然このデモも鎮圧されるでしょうから 習近平独裁体制は今後も続く。 そうすると習近平はいつ暴走するかわからないという状況になっている。 北朝鮮は今の金正恩委員長になってから核を持って 頻繁に核ミサイル発射実験をして 東アジアの治安を脅している。 つまり今や共権国家、独裁国家が3つ しかもそのどの国も核を持っているというのが我々日本の隣にある。 これは20世紀の頃には想像もつかなかった話で 当然そうなったらもう価値観、世界観をアップデートしなければいけない。 我々が侵略戦争を起こさないと宣言し続けることは他方で大事だけど 一方で侵略されないためにはどうしたらいいかということを考えなきゃいけない。 そういう状況になっていることに我々は認識すべきだと思うんですよね。 外交で何とかせよと。 軍事拡張なんかしていいことは何もないという反論もあるんだけど これもあまりに現実からかけ離れた意見で 国際社会というのは別に国内と何が一番違うかというと 国内には警察があるじゃないですか。 だから何か殺人事件とか凶悪犯罪を起こした人は 逮捕されて収監されて懲役刑とか刑が下される。 でも国際社会は警察は存在しないので無法地帯みたいなものなんですよね。 無法地帯なのにそこに何とか秩序を保とうといろんな国が一生懸命協力している。 でもそこにうるさい秩序なんか何なんだという乱暴な人が現れてくると どう対抗するかってすごく難しくなってくる。 そういう状況の中である程度自衛するしかない。 要するに北東の圏みたいな世界の中でね。 自衛するために共同体で暮らしている人たちが 自分たちで武器を持つということをやらざるを得ない。 というのが国際社会の現実だった。 でも前の世紀の頃はアメリカの抑止力に守られていて そのことを考えなくてよかったんですよね。 でももはやアメリカも段々と世界の警察と言われる立場から 脱出ある状況の中で、我々はやっぱり片方に軍事力を持っておくしかない。 それを使うということではなくて 持っていることにより抑止力というのはやっぱり必要なんじゃないかなと思うんですよね。 そうやってこの21世紀の現時の合わせて価値観をアップデートしていくことが必要だと思います。 ではまた明日。 もっと見る #重大ニュース2022 毎朝の思考佐々木俊尚09:491.ウクライナ侵攻で私たちがアップデートしなければならない世界観コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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