TOPトーク専門家毎朝の思考 19世紀以前の「社交のための音楽」に未来は回帰していくかも08:41 2022年12月26日 6,341再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次宮廷音楽から探る「社交のための音楽」産業革命が変えた音楽家の存在と聴衆現代音楽の多様化:マスからジャンル細分化へ二極化する音楽業界とミュージシャンの課題Web3が導く「社交のための音楽」回帰の未来AI文字起こし(β版) # 19世紀以前の「社交のための音楽」に未来は回帰していくかも おはようございます。佐々木としなおです。 前に読んだ聴衆の誕生、聴衆というのはリスナーの聴衆ですね。 という本があって渡辺博史さんという方が書かれてるんだけど これがすごく面白くて 貴族社会のヨーロッパの時代には 音楽というのは宮廷とか貴族の家とかで奏でられるもので しかもその音楽そのものが目的としてみんな聴いてたんじゃなくて パーティーとかのある意味BGMみたいな感じだったんですよね。 社交のための音楽みたいなところだった。 同時にとはいえ、そういう宮廷とかにお金持ちが 音楽家とか演奏家をパトロンとして囲うという仕組みなので 音楽家は自力で 大衆に売る必要はなかったという、そういうメリットはあったんですよね。 これが19世紀ぐらいになって だんだん変わってくる。それはおそらく産業革命が進んで お金持ちが貴族とか宮廷にいる王様だけじゃなくて だんだんブルジョア人と言われるような資本家とかが増えてきたりとか あるいは産業革命もだんだん進んでくると 労働者そのものも結構豊かになって、今でいう中間層 ミドルクラスになってくるというのが起きる。 そうした人たちが音楽を聴くようになると 昔のようなパトロンの仕組みじゃなくて 音楽会という今でいうライブコンサートが開かれるようになって そこでみんな音楽を聴くようになるんです。 最初は音楽会、演奏会というのはなくて その豊かになってきた資本家階級とかが 自分たちも音楽聴きたいよねと だから自宅で音楽を楽しもうと言って 家族で楽譜とか楽器を買ってみんなで練習して家の中で聴いてたと そういう中からじゃあもっと上手な人の素晴らしい人の演奏を聴いてみたいじゃないか みたいなところで演奏会が流行るようになって 19世紀ぐらいにはビルト・オーソっていう音楽家たちがいて リストとかが有名ですけど このビルト・オーソっていうのは すごい超人的な技と華麗な演奏で魅了してですね しかもイケメンたちっていうね だからある意味アイドルのような感じですごい人気が出て たくさんの聴衆が詰めかけたっていうね そっちの方がもう音楽家が貴族をパトロンにしてもらって お金もらうよりもずっとこうライブコンサートの方が儲かるっていうんで だんだんそっちが中心になっていったっていうことなんですね 面白いよね で振り返って現代になってみると 大衆的になった音楽がさらにどんどん広がる 20世紀に入るとレコードとかが普及してますますね 誰もが音楽を聴くようになるっていうね 当たり前の時代がやってくるんだけど 一方でマスカルチャーとしての音楽っていうのはね 一部ではもちろん残っているんだけど どんどんマスじゃなくなって細分化していく部分ってあるわけじゃないですか 日本なんかは典型がわかりやすくて 売れているのはAKBとか乃木坂とかのいわゆる女子アイドル系なんだけど それはCDの売上が高いだけであって ビルボードがやっているような 例えばサブスクでの再生回数とか ツイッターでの言及されている回数とかでみるとそんなに多くない でどっちかというとビルボードのチャートで売れているのは それこそ米津玄師だったりとかね キングヌーンみたいな もうちょっとこうマニアックって言っちゃっていいのかわかんないけど より洗礼された高度な音楽だったりとかして 高度で洗礼って言うとちょっと違うかな 好みによってすごい音楽がジャンルが分かれてきてますよね アイドルが好きな人は好きだし 一方で今の日本だと僕なんかはソウルが好きで ソウルばっかり聴いてる あるいはヒップホップもあるよね 最近だとシティポップブームで 古い70年代80年代風の山下達郎さんとか 亡くなった松原美希さんとか ああいう感じの音楽も聴かれるようになっている 鈴木茂とかね いろんな分野にどんどん細分化していって そうするとマスカルチャーじゃなくなってきている部分があって そうすると昔のように ライブコンサート開くとある程度のお客さんが来て CDを売ればそこそこ1万枚2万枚売れるみたいな時代じゃなくなってきている というのはよく言われるわけですよね 一方で100万枚軽く売り上げる 相変わらずマスカルチャーの頂点に立っているようなミュージシャンがいる一方で そんなに売れてない中堅ミュージシャンだと そもそも生活が成り立ちにくいみたいな話になってきて 二極化しているわけですよ そうするとそのマスカルチャーの頂点にいない人たちが どうやって音楽で食っていくのかというのは 結構最近新しい問題としてずっと浮上してきていて もはやCDで食っていくという感じじゃない もう少しスポティファイとかアップルミュージックのサブスクが普及すれば そこからの収入が期待できるという話もある 流れとしては多分アメリカヨーロッパがそっちに進んでいるので そういう流れだと思うんだけど 僕は一方でそれこそ近代の初め頃までの 演奏会というスタイルが出てくる以前の 王様とか貴族が音楽家を支援して 人間関係のために社交のために音楽を演奏していたという パトロンの時代にある部分回帰していくんじゃないかな という気もするんですよね それは別に大金持ちがミュージシャンを支援するって事じゃなくて 多分今のテクノロジーを使って 本当にトークンエコノミーみたいなウェブスリーのそういうものを使い いろんな人たちがいろんなミュージシャンを支援すると AKBなんてある意味握手会で支援するというのは ある意味新しいやり方だったのかなと あれがもうちょっと 社会に広まって普及する形で もう少し幅広くやられるようになると それはそれで僕は面白い方向に音楽って進むんじゃないかな っていう感じはするんですよね なんかこんだけ好きな音楽すぐに手が触れられる 届くみたいな感じになってくると 何だろうそういうたった一人のミュージシャンじゃなくて こういう方向性の音楽好きだよねっていう人たちが集まったりとかね あるいはそういうところに緩やかなミュージシャンのネットワークができたりとかで なんとなくあの辺の界隈とかこの辺の界隈みたいな そういうところでポコンポコンとお金が流通するみたいな それぞれの島宇宙がエコシステムとして経済を成立させるみたいな そういう方向になるといいなっていうのは最近時々思います 音楽はやっぱりなくてはならないものだし 素晴らしい音楽も本当に今も日々この日本でも生み出され続けているので 良いカルチャー良いエコノミーになるといいなって思います この辺のねみんなで投資し合う支え合うって話は本当に 今月出したばっかりのweb3とメタバースは人間を自由にするかっていう カドカが出した新しい本でも書いてますんで 興味あったら手に取ってみてください ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:411. 19世紀以前の「社交のための音楽」に未来は回帰していくかもhttp://goo.gl/vtfhYvコメント感想・質問・応援メッセージを書こう あゆみ2023年1月4日音楽の教科書にのせてほしいくらい、一般における音楽が聞かれる状況の変化を端的に説明いただき、大変勉強になります!!!返信 さえきけい2022年12月26日おはようございます!1返信
AI時代に「知」と「知識」を分けて考える 8分・3時間前・ 1,848再生AI目次AIが与える「わかった気」の落とし穴情報としての「知識」価値低下の時代「知識」と異なる「知」が指すもの身体感覚に響く「腹落ち」の正体AI時代に磨くべき人間の「知」の形
2026年の今は1870年代と似ている 10分・昨日・ 4,451再生AI目次AI時代を読み解く歴史の因19世紀末、驚異の発明集中期近代生活を形作った大変革AIは「馬の代わり」なのかこれから20年で世界はどう変わる?
急登もぬかるみも登山はすべてが快感 8分・一昨日・ 4,004再生AI目次登山道の「想定外」がもたらす試練滑る岩や泥道での転倒と苦労困難を「楽しみ」に変える心境の極意安全登山に不可欠な体力とスキルの追求逆境を笑い飛ばすマゾヒスティックな愉しみ
浜松のホルモン店・岩田屋さんを応援したい 9分・10月20日・ 4,587再生AI目次岩田屋の当て逃げ、店主が取った異例の行動とはSNSで容易に逆転する被害者と加害者熱海の無人駅で起きた世論の反転劇加害者は本当に悪なのか?見落とされがちな真実岩田屋が示す「救い」の社会を築くヒント
リニアとノンリニアを結ぶ触媒としての手書きメモ 7分・10月19日・ 5,033再生AI目次線形でバラバラな情報の課題とは?iPad手書きメモが導く思考の触媒富山茂彦が提唱「触媒としての私」曖昧な思考を立体化するメモの力3Dの「山」のように知識を結ぶ思考
人間への信頼とAIへの信頼の違いについて 9分・10月18日・ 5,855再生AI目次AI進化が問い直す人間の「努力」の価値AIが超えた分野で光る「人間」の物語なぜAIではなく人間の文章が心に響くのか「機械の信頼」と「人の信頼」根本的な違いAI時代に書き手が「人生」を綴る意味とは
図書館に人生を助けられた少年期の話 9分・10月17日・ 5,620再生AI目次少年期の苦境、唯一の逃げ場父に禁じられた読書と秘密『赤毛のアン』に見た希望とは書籍は唯一の親友、心の友AIと書籍、心の拠り所の変遷
農水大臣辞任と美人投票の共通点 9分・10月16日・ 6,215再生AI目次柳野農水大臣辞任 発言の真意は?昭和の利益誘導政治と現代の変容政治家の「力」と美人投票の共通点株式市場と新聞に潜む「幻想の力」美人投票が示す「時代の残滓」と未来
地方では「酒飲まない運転免許ある」が最強の属性 10分・10月15日・ 6,335再生AI目次地方生活の必需品、車の価値とは公共交通機関衰退と移動のラスト1マイル問題地方での移動手段、カーシェア活用術未来の移動、自動運転普及までの道のり地方で最強の属性、まさかのあのスキル
テクノロジーが支える田園生活という価値観 9分・10月14日・ 6,058再生AI目次リトルフォレストが映す2010年代の価値観コロナ禍がもたらした暮らしの変化Starlinkが変える田園のリアル都市と田園の「いいとこ取り」生活AIが描く未来の田園生活とは