TOPトーク専門家毎朝の思考共産党の「除名」騒動で考える「外部と内部」と風穴07:58 2023年2月12日 6,785再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「内部告発」を巡る世論の変化同調圧力が組織にもたらす弊害共産党の「除名」理由と組織論古い組織が陥る「内部」の常識組織に「風穴」を開ける必要性AI文字起こし(β版) # 共産党の「除名」騒動で考える「外部と内部」と風穴 おはようございます。佐々木敏直です。 今日は土曜日なんだけど、横浜の日産グローバル本社に来てて、 これからEVとか自動運転の未来についてパネルディスカッションをやるんです。 控室にいて、このしんとした部屋でVoicyの収録してみようかなと。 全然自動車の話じゃないんだけど、 SNSが普及し始めたぐらいの頃、だから2000年代半ばぐらいかな。 出版社と書籍の執筆についてちょっと揉めたことがあって。 これはブログに書いたのかな。 こういう問題が起きていると。 でもこれってどうなんだろうみたいな問題提供したことがあるんですよ。 そしたら結構多くの人から、そんな内輪の話を外部にいきなりしゃべらないで、 まず当事者同士で話し合ったらどうだって。 すごい批判のコメントとかがたくさんやってきたことがある。 そういうマインドの人が多いんだって当時びっくりしたんだけど、 多分今だとそうじゃないんじゃないかな。 こんだけSNSが広がってきて、 われに社内の問題とかを内部告発のようにSNS、 ツイッターで書いたりとか、あるいはノートで書いたりとかしている人がすごく増えてきている。 なんで内部の内輪でまず解決しないのかというと、 内輪で解決しようと思っても大抵握り潰されるからなんですよね。 出版社と僕みたいなフリーの書き手って別に内部じゃないんだけど、 人によっては出版社より立場が上じゃないかって、 僕なんかの仕事をしているに対して思う人もいるかもしれない。 そこそこ名前も売れてるしってのもあるだろうしね。 でも実際のところ、単なるフリーランスの書き手ってのはやっぱり弱いわけですよ、立場としては。 今でこそツイッターのフォロワーが多ければみたいな話になるんだけど、 当時としては目に見える影響力はそんなに持ってなかったし、 取引先とのトラブルを他のメディア、それこそラジオとか新聞とか雑誌とかで書けるかって、 それも書けないですよね。 そうすると結局個人で発信するしかないということになる。 でもそうするとその個人というのがひ弱でか弱いものであるという現実が当時としてあったわけです。 日本の組織って基本的にやっぱり同調圧力がすごく強くて、 内部から変えようと思って内部に入っても変わらないことが多い。 逆に内部にはまり込みすぎて、すっかりその内部の文化に染まってしまって、 気がついたら抑圧する側に回っちゃう人っていうのも結構いるんだよね。 だから外部の力を使わざるを得ないっていうのはやっぱりあるんですよ。 それこそ日本と日本の外だってそうでしょ。 黒船が来たりしたから日本が変わった。あるいは戦争に負けたから日本が変わった。 過去日本が大きく変化したのはやっぱり海外からの力によるところが多かったわけです。 現代史の中ではね。 だからそれこそ社会運動をやっている人が日本国内の問題を海外のメディアに報じてもらおうと伝えたりして、 あるいは英語でツイッターで発信したりしている。 それはまさに外部の力を使おうという、そういう現れなわけじゃないですか。 そういう問題がやっぱり未だ日本ではあるんだよね。 という話をしたのは、今回共産党はね、 党首甲先生を打ち出して訴えた方を除名するっていうね、ちょっと騒動が今起きている。 それを除名した理由として、 共産党は言ってるんですね。 その除名された方は自分自身の主張を党内でね、 共産党内で中央委員会などに対して主張したことはない。 本人もそれは認めていると。 共産党の規約では中央委員会に至る様々な内部の機関があって、 その機関に対して自由に意見を述べる権利があると、それは保護されていると。 だから異論があるならそこに言えばいいのに、 そういう規約に保障されて権利を使わないで、 突然外部からですね、外部のメディアとか書籍とかを使って党に異論を述べたと。 だからこれは外からの攻撃に当たるんだっていうことを共産党は言ってるわけですね。 これはロジックとしては僕は別にそうだろうなと思う。 もともと共産党、マルクス主義から始まった、 こういう共産主義運動っていうのはやっぱりプロレートアウト独裁とか民主集中制と言われて、 そもそもそうやって一極集中させることによって力を高めていこうっていう運動体なので、 そういう発想にはなるだろうなと。 でもやっぱり一方でこうやって内部で処理せよと。 中で意見を言えと。外部から言うんじゃないっていうのが、 やっぱり日本の同地圧力が強すぎて中から変われないっていう組織の問題とは、 やっぱりちょっとマッチしてないのかなっていうのはすごく感じるんですよね。 だから古い伝統ある組織ってみんな腐敗していっちゃうんだよね。 しかも同じ文化の中でずっとそうやって染まって成果していると、 さっきその異論がある人もその文化の中に染まってしまうって話をしたんだけど、 結局もう外部の世界では当たり前のことが内部では当たり前でなくなり、 外部の世界では異様に見えることが内部では異様じゃなくごく普通のことで処理されてしまう。 いろんな企業の弾劾事件だったりとか、みんなそうじゃないですか。 そんなことやるのって普通の一般社会は思うんだけど、 内部ではそれは当たり前ですよと思ってたりするケースがすごく多いんだよね。 だからやっぱりその内部の壁をいかに壊してね、 外部と風通しを良くするかっていうことが、 この21世紀にアップデートしていくためにはとても大事なことなんじゃないかなと思う。 これは別に、だからといって共産党攻撃しろという気は僕は冒頭なくてですね、 今回の共産党の除名問題にあるような話っていうのは、 多かれ少なかれ日本の企業の多くに、やっぱり未だに横たわっていると思うんですよね。 だから外部と内部、その文化の違い、風穴みたいなものをね、 やっぱり中にいる人ってのは常に意識していてほしいなと思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:581.共産党の「除名」騒動で考える「外部と内部」と風穴コメント感想・質問・応援メッセージを書こう グミ2023年2月12日最近、大手損害保険会社に、まさかの詐欺的対応をされました。当事者になって調べてみて初めて、その件を告発する新書も多数出ていて、その対応が損保業界の常識だと知りました😤仰る通り、その世界に浸かっていると、当たり前になってしまう事っていろいろあるんでしょうね。気をつけます!2返信 俊尚 佐々木2023年2月15日それはお大事に……。1 kawakawa yamayama2023年2月12日共産党の説明が真っ当なんて、どうやってもムリだろう。北朝鮮やソ連ならそう言わないと、それしかないが。筆坂秀世さんが話してた委員長選出の手続きは異常。こういう危険カルトを支持するのが異常。1返信 Chie2023年2月12日考えさせられます。共産党の説明は真っ当ですし、もし自分が所属している組織で上層部が同じような説明したとしても当然の措置だと考えますね。でも確かに内部で話をしただけでは大組織ならモミ消しも簡単でしょう。世間の感覚とはズレた歪な文化が醸成される下地になりそう。先日のみずほ銀行内部のお話の異様さが急に身近に感じられました。力なき個人が何かを変えたいというときにはどう振る舞えばいいのか。SNSの「晒す」文化には疑問があります。よく考えてみたいと思いました。3返信 俊尚 佐々木2023年2月15日SNSですべてが可視化される時代に何が公正なのかは、もう少し時間をかけて社会全体で醸成されていく議題かもしれませんね。
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仰る通り、その世界に浸かっていると、当たり前になってしまう事っていろいろあるんでしょうね。
気をつけます!
でも確かに内部で話をしただけでは大組織ならモミ消しも簡単でしょう。世間の感覚とはズレた歪な文化が醸成される下地になりそう。先日のみずほ銀行内部のお話の異様さが急に身近に感じられました。
力なき個人が何かを変えたいというときにはどう振る舞えばいいのか。SNSの「晒す」文化には疑問があります。よく考えてみたいと思いました。