TOPトーク専門家毎朝の思考田舎に行くとどの街にもたいてい日帰り温泉がある幸せ07:37 2023年5月15日 6,830再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次バブル政策「ふるさと創生」が残した遺産30年後に気づいた日帰り温泉の真価300円から?地方日帰り温泉の価格破壊地方温泉が直面する経営難と未来の行方地方の未来を担う?持続可能な温泉の姿AI文字起こし(β版) # 田舎に行くとどの街にもたいてい日帰り温泉がある幸せ おはようございます。佐々木敏郎です。 僕は新聞記者員になったのは1988年で、最初は岐阜ですね。 岐阜市局ってところに配属になって、2年半ぐらい岐阜にいたんだけど、 ちょうどその1年生記者だった時から翌年にかけて、 当時の竹下政権、竹下昇さんですね。 ふるさと創生事業ってのを始めた。 これはね、今思うと驚くべき政策で、何に使ってもいいから、 各区町村に1億円それぞれあげますっていうね。 すごいですよね。バブル真っ只中の1988年。 ちょうど昭和が終わって平成に入る時ですけど、 なんというバブリーな政策なんだと。 当時からそんなばらまきないだろうみたいな批判は確かにすごくあった。 僕は岐阜にいたので、いろんな市町村に取材させられて、 お前とにかくふるさと創生何使うか聞いてこい。 出る記事にしろみたいな感じでね。 なんだかね、よくわかんないのがいっぱいありましたよ。 金の印鑑を1億円で買って、それをガラスケースに入れて 町役場に展示するとか、市町村があったりとかね。 何のためにって聞いたら、 いや1億円がどのぐらいなのかを町民に知ってもらうためですとかね。 そういう中ですごく多かったのが温泉を掘るってやつだったんですよね。 温泉を掘って温浴施設を作って、それで町民にお風呂に入ってもらいます。 どこでも温泉ばっかりだよね。 本当に考えを回らない人たちだなっていう。 地方自治って割にそういうところがあって、今でもそうなんだけど、 他がやってないところは、成功事例がないからとか言ってやらないくせに、 一箇所やって成功するとみんな右に流れで同じことを自治体がやるっていう。 ちょっと前だったら、建物の壁に光を当てて何かを見せるっていうプロジェクションマッピング。 もう日本中いろんなところでやってて飽きちゃったっていうのがあったりとか。 あとゆるキャラもそうですよね。今や全ての自治体にあるんじゃないかっていうゆるキャラね。 当時も温泉作る、温浴施設を作るっていうのが、 本当に今でいうプロジェクションマッピングみたいな感じでワーッと広まって、 なんだかバカバカしいなと当時は思ったんですよ。 でもあれから、すごい年月がたって、30年近くになるわけなんだけど、 30年以上か。 気づいてみたら、日本全国、地方の街に行くと至るところに日帰り温泉があるっていう。 これ今となっては素晴らしいじゃんっていう。 山登りするので本当にいろんなところに行くんだけど、 山から降りてきて、よし今日帰りお風呂行こうよって調べると、 だいたいどこの街にも温泉があって入れる。 しかもすごい安いんですよね。 しばらく前に行った栃木の渡瀬湯水市に歩いた時、 湯水市の向こうにある渡瀬の里っていう、多分地元の自治体が運営してるであろう温泉に行ってみて、 本当にすごいシンプルで建物の中にお風呂があって、それ以外何もないぐらいな感じのところなんだけど、 料金がなんと64歳以下300円。 300円すごくないですか。東京の銭湯より安いよっていうね。 シンプルで気持ちの良いお風呂でした。 でもこの地方の温泉というのは今本当に大変らしくて、 お客さんはどんどん高齢化している。 派手な健康ランドみたいなのが中核都市にできたりするじゃないですか。 そうすると家族連れで若い人はみんなそっちに行っちゃう。 大きなサウナもついさりとか、子供が遊べるスペースがあったりとか、岩盤浴とかいろんなものがある。 だから渡瀬の里みたいなシンプルで何もない小さなお風呂とかに行くのは、 近所のお年寄りだけになっちゃったりとかね。 なおかつこのウクライナ振興からのエネルギー危機で、 ものすごい燃料費とかが高騰しているから、 本当にもう赤字系になってしまってるっていうね。 都会ではサウナが人気で新しいサウナがどんどんできたりしてるんだけど、 地方までそんなサウナ文化って波及してないよねって話もある。 だから実際そういう温浴施設で、サウナがついてるところも結構あったりしてたまに入ったりするんだけど、 別に何も混んでないですよね、サウナなんてね。 なんかそういう都会と地方のバランスがちょっともったいないなって感じはします。 地方は加えてね、今ね本当にどんどんバスがなくなって、路線バスがね。 だから山に行こうと思って駅に降りても、そこから駅から登山口まで行く手立てが何もない。 っていうのが結構多いです。 だから人数を調整して本当にレンタカーやカーシア借りたりとかね、 もう駅から歩ける山を何とか探したりとか、 あとこれ登山する人間ありがちなんだけども、 エイヤっていうんで結構2時間ぐらい駅から登山口まで歩いてしまうってパターンだったりとかね、 いろいろ工夫してるんですよ。 バスってのもね、これも最近紹介した記事であったけど、 あんなでかい路線バス走らせてもお客さん少ないので、もっと小さいワゴン車に変えてしまう。 それで従来の路線じゃなくて、例えばショッピングセンターだったりとか病院だったりとか、 みんなが行くような場所に路線を変えていく。 細い道も走る。 その代わりに便数を増やしてってやると、 意外にも乗る人がすごく増えたみたいな話もあったりとか。 だからお風呂もそうだしバスもそうだけど、 地方がどんどん衰退して人口が減っていくこういう状況の中で、 なんかただ衰退していくのをね、 静観して諦めた顔で見てるんじゃなくて、 もうちょっと違う形でひと回りして前向きに捉えられないものなんだろうか。 というのは思いますよね。 いずれ自動運転がもしレベル5の完全自動運転が当たり前になって、 本当にバスや電車並みの料金で無人タクシーが乗れるようになったりとかすれば、 全然状況変わってくると思うし。 日帰り温泉どうするのかってこれまたよくわからない。 どんな町にも温泉があって安価に入れるっていうのは素晴らしい日本の文化だと思うので、 これもなんとかして赤字経営だろうけど持続してほしいなとは思いますよ。 田舎の風呂気持ちいいんだけどね。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:371.田舎に行くとどの街にもたいてい日帰り温泉がある幸せコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 譚太郎2023年5月17日バブル期に作ってしまった箱もの問題と考えると深刻ですよね。安い値段で入れる日帰り温泉も税金で赤字補填しているなら、長くは続かいないと思いますし。売れるものは売れるうちに民間に払い下げた方がいいように思いますが、これまで温泉をエンジョイしてきた地域住民は怒るのでしょうね。。1返信 はる&あき2023年5月15日日帰り温泉が各地にある理由を初めて知りました何にでも歴史があるから今があるそう感じる放送でした1返信 俊尚 佐々木2023年5月18日ありがとうございます。
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安い値段で入れる日帰り温泉も税金で赤字補填しているなら、長くは続かいないと思いますし。
売れるものは売れるうちに民間に払い下げた方がいいように思いますが、これまで温泉をエンジョイしてきた地域住民は怒るのでしょうね。。
何にでも歴史があるから今がある
そう感じる放送でした