TOPトーク専門家毎朝の思考半世紀を経てこころに突き刺さった「かもめのジョナサン完成版」08:03 2023年6月8日 6,890再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「かもめのジョナサン完成版」の衝撃孤高のジョナサンが追求した「飛ぶ喜び」神格化されるジョナサンと新たな問いかけ法然の教えと偶像化のパラドックス評価を超え、自己の喜びを追求する生き方AI文字起こし(β版) # 半世紀を経てこころに突き刺さった「かもめのジョナサン完成版」 おはようございます。佐々木敏直です。 今日は久しぶりに本の紹介をしてみようかなと思います。 カモメのジョナサンの完成版っていう小説。 カモメのジョナサンっていうのは、もともと1970年に出た世界的なベストセラーで 4000番も売れたっていうね、すごいですよね。 この本が出た時、僕はまだ子供だったんで、あんまり記憶にないんだけど この4年後ぐらいかな、1974年ぐらい ちょうど中学生になる頃に映画が公開されたんですね。映画化されて。 これを見に行って、すごく痛く感動した記憶がある。 ほとんど人間は出てこない小説、映画ともに。 カモメってね、別に普通に動物として生きていて みんな餌をいかに食べるかってことしか興味がない。当たり前ですよね。 でもその中で唯一、ジョナサン・リビングストンっていうカモメがいて そのカモメは、飛ぶ喜びとかね、いかに早く高く飛べるかみたいなことに挑んでいくっていうね。 他のカモメから浮いちゃってるんですけど、自分の限界を突破したい。 やがて、そんなことしてるもんだから、群れから追放されて でも自分の、うちなる精神とか、うちなる世界みたいなものを どんどん追求していこうと考える。 当時、1970年っていう時代背景 それこそ、スティーブ・ジョブズが若い頃、ヒッピームーヴメントにハマってた。 ああいう時代なので、やっぱり精神世界とか そういうね、自分のインナースペース、うちなる世界みたいなものに 多くの人が興味を持ってた時代だった。 その時代にマッチした形で、このカモメのジョナサンは大ヒットしたんですね。 ベストセラーになって。 このカモメのジョナサン、当時としても素晴らしい宝石だという記憶はあったんだけど これが本当に、2014年かな、だから44年も経って 突然最終章が追加されて、新しい版が出て これがカモメのジョナサン完成版と言われている本なんですよ。 今から、日本で出たのが2015年なんで、今からもうでも8年前ですよね。 出たので早速読みました。 翻訳しているのがなんと、いつきひろゆきさんで非常にわかりやすくて美しい日本語なんだけど これはね、本当に最終章を読んで僕は圧倒されたとしか言いようがないかな。 どういう展開なのかって、一人孤独に自分の限界を突破し 飛ぶ喜び、いかに早く高く飛ぶか、宙返りするかみたいなことを挑んでいた ジョナサンは群れから追放されて でも、そこに覚醒しつつある若いカモメたちが、だんだんジョナサンを慕うようになるんですよ。 やがてジョナサンは姿を消す。 そうすると、そのジョナサンを慕うカモメたちが、どんどんいなくなったジョナサンを神格化して まるで宗教のように、神様のように扱うようになっていく。 ジョナサンは本当にそれを求めていたのか。 いつきひろきさんのこの本の後書きに、ほうねんという鎌倉時代のお坊さんのことを書いていて この新たに発表された完成版の追加文を読んでいると、いつきひろきさんはほうねんを思い出した。 弟子の神談の方が有名かもしれないけど、悪人正規っていうね。 念仏を唱えれば全ての人は救われると。 儀式も戒律も修行も学問も何も必要ない。とにかく念仏を唱えろっていうのがほうねんだった。 ある意味その念仏ということの前で、 位の高いお坊さんだろうが普通の庶民だろうが全てフラットに平等なんだっていうのがほうねんの考え方だったんだけど でもほうねんが死んで神談が受け継ぎ、それとともにだんだんほうねんというのが偶像化して進化化されていくと。 で、盛大な行事とかほうねんの死について営まれるようになったりとかして偶像化が進んでいったっていうね。 それはほうねんが望んでたことなのか。 ほうねんは念仏を唱えるということの前では全ての人が平等であるということを説いたはずなのになぜ偶像化されていったんだっていうのが 実はカモメのジョナーさんが進化化していくことに重ねられるんじゃないかってことを いつきさんは書かれていて、確かにそうだよな。 で、この最終章、最後の最後はとても感動的なシーンが待っているので 薄い本だしとても読みやすいんで、キンドロ版も出てますから皆さんご興味あったらぜひ読んでほしいなっていうふうに思うんだけど あらゆる局面で言えますよね。 自分自身の中でやっていきたいことをやり続ける。 それこそがたぶん一番の幸せのはずなのに それをやると勝手に祭り上げられて、周りからやんややんやと林立てられて それで自分の足元が狂ってしまっておかしな方向に行ってしまう人も今の時代にはたくさんいますよね。 でもその中でもやっぱり自分のやりたいことをちゃんとやり続けていく。 誰から評価されようが、あるいは評価されまえが、そのことは気にしないで 自分の中の喜びだけを追求していくっていうね。 それで僕はちょっと思い出したのが、しばらく前に公開されたゴッホの映画。 画家のゴッホですね。永遠の門、ゴッホの見た未来っていう映画があって ウイレム・デフォーがゴッホを演じてるんだけど なんかゴッホってね、生存中は全く売れなくて 自殺しようとしたりとか、悲劇的な人だったっていう印象で語られがちなんだけど でもあの日周りの絵とかを描いてるあの時のゴッホって 実はもう自分で自己充足していて、セルフケアしていて 本当に幸せだったんじゃないのか。 売れようが売れまえは関係なしに 自分の目の前のもの素晴らしいあるるの自然を見て それをキャンバスに描くっていうこと自体の喜びってすごかったんじゃないか そういう視点で描かれたゴッホの電気映画で 今までないゴッホ映画だったし 確かに評価ってのは常に人を苦しめるんだけど売れようが売れまえはね そうじゃないところに本当に自分の喜びって うちなら喜びってあるんじゃないか っていうところで僕はこの永遠の門っていう映画にすごく共感したんだけど それと同じことをね、このカモエのジョナサンの完成版でも感じました 永遠の門もすごくいい映画なんでね 皆さん良かったら機会があったら是非見てください DVDも多分配信もしてるんじゃないのかな ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:031.半世紀を経てこころに突き刺さった「かもめのジョナサン完成版」https://amzn.to/3MMmx0Iコメント感想・質問・応援メッセージを書こう tomoko mizu2023年6月9日初めて投稿します。1974年版を大切に所有しています。時々、思い返しては読み続けている本です。「完成版」興味深々です。ご紹介、ありがとうございました。返信 俊尚 佐々木2023年6月14日1974年版!素敵ですね。1 こてっちゃん2023年6月8日早速、書籍を購入してみました。普段読む書籍が、どうしても傾向が偏ってしまうので、今後も定期的に書籍の紹介をして頂けるとありがたいです。2返信 俊尚 佐々木2023年6月14日これからも書籍をときおり紹介していきますね。1
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1974年版を大切に所有しています。時々、思い返しては読み続けている本です。「完成版」興味深々です。ご紹介、ありがとうございました。
普段読む書籍が、どうしても傾向が偏ってしまうので、今後も定期的に書籍の紹介をして頂けるとありがたいです。