TOPトーク専門家毎朝の思考マネージャー、それは人類に残された最後の開拓地09:07 2025年3月1日 8,271再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次マネージャーの役割:ミスマッチ解消への挑戦マネジメント能力の欠如と気づきAI時代におけるマネージャーの重要性とは部下の能力を見抜き、チーム力を高める方法マネージャーという最後の開拓地AI文字起こし(β版) # マネージャー、それは人類に残された最後の開拓地 おはようございます。 佐々木敏生です。 先月25日のアベマプライム、田村敦さんMCの日なんだけど そこで無能って何なんだろうっていう議論があったんですよ。 会社とかでよく無能の楽園をされた人みたいなのがいるけど、あれって本当に無能なのか? あらゆる人の能力が平等ってことはもちろんないですよね。 実際近年、国立情報学研究所の新井範子先生が リーディングスキルテスト、読解力のテストをやっていて 意外に文章、文字は読めるんだけど文章が読めない人というのは 全人口の多分2割か3割ぐらいいるんじゃないかという衝撃的なことを明らかにされて これは結構社会全体に大きな波紋を投げかけてるんですよね。 実際、ツイッターとかやってても なんでこんな文章読めないリプライを起こしてくるんだろう?みたいな人がいるわけで ここの問題あるよね。 でもこの話はちょっとまた別の機会にしたいと思うんだけど 今日話したいのは、とはいえ大抵の無能の楽園は単なるミスマッチが原因なんじゃないか。 つまりある部署とかある会社で無能の楽園が押されたからといって その人が何もできないわけではない。 うまくその人が別の自分にはまる部署だったり会社だったりとかに移動すれば 急に能力を発揮するようになるケースというのも山ほどあるわけで 大抵はミスマッチの問題だよね。 ただこのミスマッチを解消するというのはとても難しいなと思うんですよね。 自分で自分の能力を判断できればいいんだけど そんなのわからないよね。 さすがに僕もこの年齢になると自分の能力がこうだというのはだいぶわかるようになってきている。 例えば30代の終わりぐらいに新聞社を辞めて出版社に転職して そこで初めてマネジメントの仕事をするようになった。 つまり部下ができたわけですよ。 やってみてわかったのは全く向いてない。 自分にはマネジメント能力ゼロである。 人を育てる能力もゼロであるということに気づいて だから独立したのは41歳、42歳だったかな。 フリーになった時も全部一人でやっていこうと。 つまりスタッフやアシスタントを雇わない。 その代わりに大掛かりな仕事をする時には必ず協力関係のある人を作ろうと。 例えばメルマガは僕はずっとこの16年ぐらい毎週発行してるんだけど 何人か移り変わったけどずっとメルマガの発行編集業務をやってくれてる人をお願いしていて その人とずっと一緒に仕事をしてる。 でもこれは別に主従関係もないし 社員として努っているわけでもないってことなんですよね。 そうやって仕事をしてきました。 話を戻すと、そうやって自分の能力に気づくとある程度経験と年齢は必要だよね。 20代とか30歳になるぐらいの頃で自分の能力を分析できるかって なかなかそういう人は難しいよね。 じゃあその人がその人がやっている仕事とちゃんとマッチしているかどうか あるいは他の部署に行けばより能力を発揮できるかどうかってのは誰が判断するのか。 よく言われるのは会社の人事部が判断しろって話なんだけど 人事部だって別にその人の仕事とか挙手一等足を日々見てるわけではない。 単なるデータを見てるだけなわけですよね。 あるいは上司の評価とか見てるだけ。 そうするとそんな細かいところまでやっぱり踏み込めない。 となると最終的にその人のことが一番よく分かったのは その人と付き合っている上司、つまりマネージャーだよね。 マネージャーって言葉もね、かつてはそれこそ野球部のマネージャーみたいに 野球部員のお世話をする人をマネージャーって言ってた時代があった。 その頃今で言うマネージャーは一般的に管理職って呼ばれていて 一般の職員の上がりポスト。 会社に入社してある程度研鑽を積んで10年15年やったら 昇進して管理職になるみたいなイメージだったわけなんですよね。 昭和の頃までの管理職って本当に怒鳴ってるだけとか反抗してるだけみたいな人がいっぱいいたんだけど 平成ブラック労働時代を経て、今のレーバーのマネージャーっていうのは もっともっと高度な仕事が求められるようになってきている。 だから単なる管理職っていう昔の響きじゃなくて マネージャーって言われるようになったのはつまりマネジメントをする人であるっていう そういう共有認識が広がったから肩替えになった部分もあるんだろうなと思うんですよね。 知人で大企業のマネージャーをやっている人がいて 彼女に聞くとやっぱり自分の部下ですごい仕事ができない人がいると。 でもそれをただ放置していくだけはダメだよね。 だから文句言ったら本当にできないよねって言ってるだけだと何も始まらないので じゃあその若い社員が一体どういう能力があるのかって全部見極めなきゃいけない。 例えば現状一般職みたいな仕事をさせてるんだけどエクセルとか使うような しょっちゅうミスをする。 だからやっぱりそういうエクセルの操作みたいな細かい作業には全然向いてないんだろうなと。 でも一方でその若い社員はコミュニケーション能力が極め高いので 例えばミーティングの進行役とかやらせると結構上手だよねと。 だったらそういう仕事を専業にできるような部署に回した方がいいんじゃないか みたいなことも考えたりしなきゃいけない。 難しいですよね。 そうやって部下の能力を見抜いて より能力を発揮できる部署に移動させたりとか配置がしたりするってことをやるのが マネージャーである。 さらにそうやってチームを再編成した中で そのチームの全体的な力があっていくことを考えなきゃいけない。 これ必ずしもノルマだけじゃないよねと。 営業成績を全体に上げるっていうのを必死でやればもちろん それは尻を叩いて頑張れって言えばいいんだけど それだけだってやっぱり持続性がない。 だから持続性を高めるためにはやっぱり継続してやって面白いなっていう そういうマインドを高めるような努力もさせなきゃいけない。 さらに言うと ほっといてもやってくれる人って別にほっといてもやれるから マネジメントサポート必要ないんだけど ほっとくてやらない人もいるよね。 そういう人のお尻をある程度叩くってこともないし ただあんまり叩きすぎると今度はパワハラだって言われてしまうので 今の時代には処分の対象になりかねない。 そうするとパワハラにならないように でもちょっと引っ張り上げるみたいな作業をして 現状ではあまり能力発揮できない人も その尻を叩くことで能力が発揮できるようになる可能性もある。 あるいはひょっとしたらその部署に向いてないって可能性もあるわけなんだけど そういうものを様々に点々測りながら チーム力を上げ持続させていくっていうのが今のマネージャーに求められる仕事で そういう話を聞いていると これはものすごい能力の必要な専門業務だなって感じがしたんですよね。 AI時代になってさっきのエクセルを扱うとか パワーポイントで資料を作るみたいなのも 全部AIに任せればいいようになるじゃんって言われてきてるんだけど 最後に残る仕事は何か。 今や小説でさえもAIが書けるわけだから じゃあいずれは作家とかもAIに移り変わるかもしれないと思いつつ 単なる言語化された能力だけじゃない様々なポテンシャルも含めて人の能力を評価し その揺れ動く気持ちみたいなものも支えていくっていう 究極の人間性が試される仕事ってのは実はマネージャーなんじゃないのかと すごいですよね。これはAI時代以降に最後に残る仕事ってこれなんじゃないか。 どんなにロボットが発達してもこのマネージャーの仕事だけは残るんじゃないか というぐらいに思いました。 昔スタートレックのドラマシリーズの最初の方に 宇宙それは人類に残された最後の開拓地っていう有名なナレーションがありましたけど まさにマネージャーそれは人類に残された最後の開拓地なんじゃないかなと思ったりしたわけです。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:071.マネージャー、それは人類に残された最後の開拓地コメント感想・質問・応援メッセージを書こう たけ2025年3月3日人間の能力を見極め適切な場所に配置するのは、日本でずっとなされなかったマネージャの仕事ですね。日本では今までやってなかったという意味ではフロンティアですが、AIに取られないかというと…そうでもないかと思います。自己判断と他者判断、ある程度中立的なデータを組み合わせればAIの方が優位性が出てきてしまいそう…返信 俊尚 佐々木2025年3月6日AIのアドバイスを受けつつ人間がやるという方向に進んでいくかなと思っています。 西美2025年3月2日入社年数やプレイヤーとして優れていたという理由で昇格した人よりも、AI上司の方が良いマネジメントをしてくれそうだなと思っています。1返信 俊尚 佐々木2025年3月6日それはあるかも笑 タイツさん2025年3月1日よく、大企業やベンチャー企業の方で「マネージャー」という肩書を誇らしげにマウント語る方がいますが、佐々木さんが仰る通り得意不得意の適材適所の采配こそが「マネージャー」の意義だと思いました。2返信 俊尚 佐々木2025年3月6日マネージャーは位が高いのじゃなく、専門職という認識必要だと思います。1 Y H2025年3月1日子育ては、まさにマネジメントの究極の形だと思います。一人ひとり異なる性格や才能を持つ子どもに合わせて接し方を変え、可能性を引き出していく。AIが多くの業務を代替する未来において、子育てや人材育成といった人間の営みこそが、貴重な領域になると思う。そう考えると、あえて子どもを育てる喜びを選ぶ人が増え、少子化問題にも良い影響をもたらすかもしれません。テクノロジーが進化するほど、逆説的に「人間らしさ」の価値が高まるかもしれませんね。3返信 俊尚 佐々木2025年3月6日子育て!なるほどなあ。学びの多いコメントありがとうございます。 まかな2025年3月1日大変興味深く拝見しました。私はただ、少し方向が違う意見でAIでもっとマネージャーの任務を取ってあげないともうマネージャーの負担が大変高度になり過ぎており、メンタルヘルスや成り手がいないことになると思います。転職も増えてきて業務も多彩になり、かつ鬱になる部下も多い中で、むしろAIや負担軽減で軽減していくことが求まれれているし、マネージャーの改善及び支える仕組みが重要だと考えます。 人事や配置に絶対の正解はないのでそれを人に全て負担させるのではなく、AIに負担させるのも極案ですがコメントしました5返信 俊尚 佐々木2025年3月6日そこはおっしゃる通りだと思います。ありがとうございます。 もっと見る
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日本では今までやってなかったという意味ではフロンティアですが、AIに取られないかというと…そうでもないかと思います。自己判断と他者判断、ある程度中立的なデータを組み合わせればAIの方が優位性が出てきてしまいそう…
「マネージャー」という肩書を誇らしげにマウント語る方がいますが、
佐々木さんが仰る通り得意不得意の適材適所の采配こそが「マネージャー」の意義だと思いました。
私はただ、少し方向が違う意見でAIでもっとマネージャーの任務を取ってあげないともうマネージャーの負担が大変高度になり過ぎており、メンタルヘルスや成り手がいないことになると思います。転職も増えてきて業務も多彩になり、かつ鬱になる部下も多い中で、むしろAIや負担軽減で軽減していくことが求まれれているし、マネージャーの改善及び支える仕組みが重要だと考えます。 人事や配置に絶対の正解はないのでそれを人に全て負担させるのではなく、AIに負担させるのも極案ですがコメントしました