TOPトーク専門家毎朝の思考神秘的すぎる熊野古道を三日かけて歩いた(後編)09:50 2025年5月16日 7,696再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次熊野古道歩き、三日間の行程を振り返る河原美僧の宿と地元の日本酒1000メートル級の山々を越える試練ウルトラライト装備と8キロの挑戦廃墟と昭和初期の歴史、そして現代の整備AI文字起こし(β版) # 神秘的すぎる熊野古道を三日かけて歩いた(後編) おはようございます。さざきとしなおです。 昨日の続きで熊野古道の話をしようかな。 初日は荒谷山に前泊して、2日目の朝、荒谷山を出発し、 山を一個越えて、ダーッと降りてですね、川のほとりまで出ました。 そこに河原美僧という小さな民宿があって、そこを予約してたので泊まって、 ずっと遠いから降りていくと、真下に小さな盆地があって、 こんな山の中になんでここにぽっかり開けたような場所があるんだろう、 不思議なところで、そこに田んぼが開けていたんですよね。 まだ田植えをしていない感じで、カエルがゲコゲコ鳴いてたんだけど、 その河原美僧に泊まって、食事を出してもらって、何か飲みますかって言うから、 じゃあお酒はありますかって聞いたら、 ここら辺でしか売っていない、おばこだけって日本語で、 おばさんのおばに子供の子で、その翌日登る山がおばこだけって言うんですね。 その名前を取っている。 おばさんの子供っていとこだよね。いとこだけじゃダメなの?とか、 山仲間が言って、名前の付け方は人の勝手だろうみたいな話をしつつ、 その日本酒を飲んだら、本当に軽くてちょっと甘めですごく美味しかったです。 ついつい仲間4人で酒飲むのは3人だけなんだけど、 2本も開けてしまいました。登山の途中なのにね。 それぐらい美味しかったです。 出口はそこからまた1000メートルガーッと登る。 簡単さが極端なんですよね。1000メートル登ったり下ったりすると。 考えてみると僕が家を借りている軽井沢、あそこがちょうど標高1000メートルぐらいあって、 家の近くに1000メートル林道って林道があるんですよね。 最初その名前を見た時は、距離が1000メートルってすごく短くないと思ったんだけど、そうじゃなくて、 標高が1000メートルどこをずっと塗っている林道だから1000メートル林道。 その1000メートルの軽井沢の土地から標高100メートルぐらいの東京ぐらいのところまでね、 上がったり下がったりするから簡単さが激しい。 今回は上は結構悩んで、かといって冬でもないのにそこまであったかい価格しなくていいだろうというので、 モンベルのベースレイヤー、ベースレイヤーというのは下着ですよね。 ジオラインっていう割にあったかめのTシャツ、半袖の。 それに水野が出しているちょっとしたジャージ素材の長袖シャツを着て、 さらにウィンドシェル、これもフラットドザンの方で散々説明してますけれども、 ちょっと寒い、ちょっと風が強い時に着るのにちょうどいい薄い化学繊維のジャケットですね。 パタゴニアのフーディニジャケットというのを愛用しているのでこれを持っていき、 もう一個はレインウェアなんだけど、これもフラットドザンの方で紹介している ミレイのティフォンという新しいレインウェアです。 これは雨具、つまりレインウェアなんだけど、むちゃくちゃストレッチが効いて着心地がいいんですよ。 だから雨具の時、つまり雨の時に着るだけじゃなくて 普通にジャケットとして羽織っていても全然食うじゃない。 このミレイのティフォンを持っていく。 だから半袖シャツの下着、その上に長袖のジャージ。 さらにウィンドシェルとレインウェアというこの4枚。 でも結果的に言ってみると、1000メートル上がってもまあまあでも 基本としては13、14度ぐらいなので 全部を着込まないと耐えられないということはなかったですね。 だいたいこの4つのレイヤーのうち、2枚ないしは3枚着れば全然OKみたいな感じだったかな。 靴は長距離を、しかもテントを履く装備で そこそこ重い荷物で歩くので、これで行くかというので これもフラット登山の本で紹介しているちょっと値段が高い登山靴 スポリティバのイクイビリムを履いて バックパックは、これはですね ブラックダイヤモンドってアメリカのメーカーが最近出した ベータライトっていう新しいバックパックがあって これ素材がウルトラっていう新しい素材ができてるんですよ。 完全防水で全然水を寄せ付けないんだけど むちゃくちゃ軽い。おまけに強靭っていうね。強いっていうね。 こういう装備です。 なぜテント履くで行ったのかというと 本来4日間の工程で、4日間とも民宿に泊まる予定だったんだけど 2日目の三浦口っていうね これもガーッと山を降りたところにある川沿いの場所があって そこに民宿が2軒しかなくてですね 取れなかったんですね。 5月に行く予定で、2月に予約入れてみたんだけど全然ダメ。 しょうがないからこの三浦口でテントを張りますか。 テントだったら川べりとか空いてるところどこでも張れるので っていう風に考えたんだけど仲間と話して でも2日目と3日目のコースがトータルで13時間ぐらいだから 頑張れば歩けるんじゃねこのメンバーならみたいな話になって よしじゃあ歩こうと。 ただ歩けなかったことの場合も考えて一応テント履くの装備を持っていきましょう。 つまりコンパクトなシェルターって言われる軽いテントと 寝袋と薄いマットそれぐらい持って行こうということだね。 トータルはかなり軽くしたので全部で8キロぐらいでした。 家で測ってみたら食料水別にして ウルトラライトと言われるのにとにかく軽くするみたいな哲学の人たちがいて あのウルトラライトの人たちはテント履くでもトータル4.5キロ以下にします。 4.5キロすごいなと思うんだけどさすがにそれは無理で8キロぐらいでした。 そんなに重くなかったですね。 ちなみにこの三浦口の民宿二軒は何度予約できないんだろうと思って その2日目に泊まった河原美僧のご主人に 全然予約できなかったんですけどあれやってるんですかって聞いたら やってますよ二軒ともやってるんだけど そもそも部屋数がそれぞれ2,3部屋しかなくて少ないのに加えて ツアーとかで抑えちゃう会社があるんだよね。 そうなのかこんなところでも店売屋的なものがばっこしてるのかとちょっと驚きました。 まあどっちにしてもしょうがないので歩いたんだけど これがきつかったですね。さすがに13時間。 おまけに普通の13時間ぐらいの歩けるだろうと ロングトレイルぐらいのコースなら大丈夫だろうと思ったんだけど やっぱり1000メートルの登り降りを2回やるっていうね。 2つの山を越えなきゃいけない。 かなり最後はクタクタになりました。 そんなこんなで3日間で70キロぐらい歩いたんだけど 面白いなと思ったのは途中の道沿いに古い鳩後の跡とか お茶屋の跡とかいっぱい残ってて 昔はここをみんな使ってたんだろうなと。 そこに説明の縦札とかあちこちつけてあるんだけど 見るとだいたい昭和初期ぐらいまで人が住んでましたって書いてあるのが多いんだよね。 なんで昭和初期なんだろうって考えて なるほどと気づいて調べてなるほど裏付けてきたのは 昭和の初期、大正から昭和にかけて自動車道ができてるんですよね。 自動車道ができたので結果としてわざわざ山を越えて 熊野本宮とかに参拝する人がいなくなってしまって 旗子やお茶屋さんも全部さびれて人が住まなくなったと。 そういうことなんですね。全然人が歩いてないから道も荒れ果てていたんだろうけど 近年世界遺産にもなったこともあって 熊野本宮に注目されるとかなり整備されている。 でも結構山の傾斜がきついところを 杉とかヒノキの造林をしてるんですよね。 これは戦後の造林だと思うんだけど すんごい急傾斜のところに下草の生えない杉林があって それが荒れ果てていて そういうところにトラバースと横に水平に道がつけてあるので 道幅自体はそんなに狭くない。 1メートルがあるので危険ではないんだけど 結構下見ると落ちたら死ぬよねみたいな場所がいっぱいあって なかなか迫力のあるコースではありました。 熊野本宮大社に予約たどり着いたのが3日目のお昼の12時半。 やっと終わったって感じなんだけど そこから帰るのも結構大変で バス乗ってJR規制補正の特急乗って新幹線乗って 12時半に歩き終えたのに家に着いたら夜の9時。 移動だけで疲れる旅ではありました。 というわけで今回は昨日と分けて熊野行動の話でした。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:501.神秘的すぎる熊野古道を三日かけて歩いた(後編)コメント感想・質問・応援メッセージを書こう のん2025年5月17日楽しく拝聴させていただきました!熊野古道、興味深い内容でもっと深掘りな話を聴きたいと思いました。いつか行ってみたい場所になりました!返信 俊尚 佐々木2025年5月22日今度noteにも書いてみますね。しばらくお待ちください。1 もちごろう2025年5月17日とても楽しく拝聴しました。昨年、奈良交通の路線バスで約6時間かけて奈良側から熊野本宮〜新宮に行きましたが、熊野古道を歩くと数日コース...!!いつか挑戦したいです。先月、三輪山の参拝登山をして山の辺の道を歩きましたが、 古道には浪漫がありますね。フラット登山でのご紹介ルートも大変ありがたく、今後巡っていきたいです。2返信 俊尚 佐々木2025年5月22日奈良和歌山のあたりも歩いて見たい道がたくさんあります。遠いのでなかなか足を運べないのが残念です。 北斎2025年5月16日毎年、秋に北アルプスに行っていますが、お話を聞いて熊野古道に変更しようかと思っています😊2返信 俊尚 佐々木2025年5月22日秋ごろは気持ちいいと思います。 ペレグリーナ(peregrina)2025年5月16日いつも楽しく聴いています。私はこれまでにスペイン巡礼を5回ほどしていますが、道中出会う人たちから、熊野古道や四国遍路についてよく聞かれました。巡礼の到達点サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼者オフィスや美術館には熊野古道の案内や展示があるのも、海外の人たちが日本版巡礼を知るきっかけになっているようです。昨年は私のスペイン巡礼仲間のフィンランド人が熊野古道・お遍路を歩き、来年はドイツ人の友人が熊野行きを計画中。いずれも、巡礼者オフィスで案内を目にし興味を持ったそう。いつか私も、と思っています。4返信 俊尚 佐々木2025年5月22日海外の人にも注目されているんですね。ありがとうございます。1 M T2025年5月16日本日、5月16日は「旅の日」。1689年、松尾芭蕉が江戸・深川を出発し、岐阜の大垣へと向かった『おくのほそ道』の旅を始めた日とされているそうですね。スマホもない時代に、言葉で旅の魅力を伝えていた芭蕉。佐々木さんは、まるで現代の芭蕉のようだと感じながら拝聴していました。今回の熊野古道のお話も、具体的な数値など織り交ぜられていて、“体験の旅”として深く楽しませていただきました。まるで自分がその場にいるような感覚になり、とても楽しかったです。心に残る素敵なお話をありがとうございます。7返信 俊尚 佐々木2025年5月22日現代の芭蕉とは恐縮至極です。ありがとうございます。1 もっと見る
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いつか行ってみたい場所になりました!
先月、三輪山の参拝登山をして山の辺の道を歩きましたが、 古道には浪漫がありますね。フラット登山でのご紹介ルートも大変ありがたく、今後巡っていきたいです。
私はこれまでにスペイン巡礼を5回ほどしていますが、道中出会う人たちから、熊野古道や四国遍路についてよく聞かれました。巡礼の到達点サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼者オフィスや美術館には熊野古道の案内や展示があるのも、海外の人たちが日本版巡礼を知るきっかけになっているようです。昨年は私のスペイン巡礼仲間のフィンランド人が熊野古道・お遍路を歩き、来年はドイツ人の友人が熊野行きを計画中。いずれも、巡礼者オフィスで案内を目にし興味を持ったそう。いつか私も、と思っています。
スマホもない時代に、言葉で旅の魅力を伝えていた芭蕉。佐々木さんは、まるで現代の芭蕉のようだと感じながら拝聴していました。
今回の熊野古道のお話も、具体的な数値など織り交ぜられていて、“体験の旅”として深く楽しませていただきました。
まるで自分がその場にいるような感覚になり、とても楽しかったです。
心に残る素敵なお話をありがとうございます。