TOPトーク専門家毎朝の思考「僕の悲しみで君は跳んでくれ」はあの青空を想う青春文学06:29 2025年6月11日 7,731再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次札幌を舞台にした青春群像劇21世紀的青春像のリアルな描写短歌が織りなす、繊細な感情表現トレードオフの狭間で揺れる若者たち青空を想わせる、爽やかな余韻AI文字起こし(β版) # 「僕の悲しみで君は跳んでくれ」はあの青空を想う青春文学 おはようございます。沢北忍です。 すごい久しぶりに日本の小説を読んだんですよね。 僕の悲しみで君は飛んでくれ。 という先月出たばっかりの本なんですけれど 書いてるのは岡本優弥さんっていう 過人、パン科を読んでてなおかつお笑い芸人もやってるっていう 日本にただ一人の過人芸人 スキンヘッドカメラっていうコンビをやっていらっしゃって youtube なんかでも結構発信されている。 前にタンカとか収めた全員がサラダバーに行っている時に 全部のカバンを見ている役割っていう なかなか素敵なタイトルの本が話題になったこともあるんですけど その岡本さんが初めての小説を書かれたっていうので かなり気になって手に取って読んでみたんですよ。 これは最近あまり青春小説を読んでなかったので 単に免疫が僕がなかっただけなのかもしれないんだけど かなりノックアウトされる良い本でした。 一気に読んじゃった。 どういう話かというと、札幌が舞台で高校の同級生たち 男女含めて5人がいて6人かな その高校の文化祭でバンドの演奏があって それを懐かしく思い出している卒業後すでに6年か7年という設定なんですよね。 そのバンドの中心メンバーだったボーカリストは東京に出て行ってバンド活動をして ひょっとしたらもうブレイクしそうな感じになってきている。 一方で地元に残って小さな出版社で編集をやってたりとか カフェで働いてたりとかして、あるいは学校の先生をやったりとかして というふうに地元に残っている。 この5人6人の仲間たちがもう一回出会うことがあるだろうか 出会えるだろうか、みたいなそういうプロットの話なんだけど 一つはすごく映像を歓喜するというか すごくイメージがまざまざと伝わってくるような描写です。 すごい巧みな文章で美しいんですよね。 全然凝った文章でもなんでもない、非常にストレートに書かれてるんだけど ワンシーンワンシーンにこの情景が目に浮かぶ感じがある。 もう一つは、すごい21世紀的だなと思ったのは ドストレートな青春だっていうようなことではなくて すごいみんな悩んでるんですよ。 悩んでると言っても深刻な悩みというよりは こっちを立たればあちらが立たないよねっていう トレードフの世界の中でどっちを選んでも結局つらい思いをする。 じゃあ選ばない方がいいんじゃないか。どうしようっていう 右にも行けず左にも行けず前にも行けず後ろにも行けずっていうふうに ふらふらとなんとかバランスをとっている感じ みたいな生き方を全員がしていて そのトレードフの感じがとても 21世紀2020年代の現代の青春だなって感じがするんですよね。 3つ目は 短歌が出てくるんです。 登場人物の一人の女の子がずっと短歌を書いてるんだけど人に見せない。 自分のために書いてるんだから人に見せるもんじゃないんだって言って 友達にも見せない。 でも最後の方でその短歌をみんなに見せるシーンがあって そこがグッとくるんですよね。 なんか短歌っていう感情とか情感とか いろんなものがグッと込められた短い文章 その31文字の短い文章の中に あらゆる感情が込められている感じがあって すごく効果的にその短歌が登場してくる。 ここで読んでると胸が詰まる感じがあってすごい素晴らしい。 やっぱり本来歌人の方なんで岡本優弥さん そこの短歌の入れ方が非常に素晴らしいなと。 ちなみにタイトルの僕の悲しみで君は飛んでくれっていう このタイトルの意味っていうのは 小説の中に出てくるロックバンドが歌う歌詞の一部なんだけど 8×8なんですよね。 5×7ではない。僕の悲しみでが8文字。君は飛んでくれも8文字。 だからなかなか短歌のリズムには乗りにくい。 だけどその文章を書いてたら編集者の人が それは小説のタイトルになりますよねって言われたっていうので タイトルにしてみたっていうね。 でも短歌としてじゃなくてこの架空の曲の歌詞が非常に素晴らしい。 1フレーズぐらいしか出てこないんだけど。 最後まで読んでも別に何も問題が解決するわけじゃない。 やっぱり相変わらずヤジロベイのように トレードオフ世界の中を揺れながら生きていくっていう いつまでもこの人生は続いていくよねっていう感じで終わっていくんだけど なんかそこにかつて10代の頃とかに感じた 高校生の頃に感じた 懐かしい青空みたいなものをふと感じることがあって そうだよなぁなんか人生はただ続いていくんだけど でもその続いていく人生の向こう側に常に青空はあるよねっていう 平凡なんだけどなんだかみずみずしい気持ちにさせてくれる そんな登場人物たちの姿がねとても好感を持てました。 本当に読みやすくてスッと読める。一気に読める良い小説なので URLは貼っておきますからもしよかったら読んでみてください。 というわけで今日は岡本由也さんの小説 僕の悲しみで君は飛んでくれっていう本の紹介でした。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚06:291.「僕の悲しみで君は跳んでくれ」はあの青空を想う青春文学https://amzn.to/446QQZHコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 北斎2025年6月11日青春小説かあ~ 😅佐々木さんが押すからチャレンジしようかなあ😊2返信 小谷俊介2025年6月11日^_^🎉1返信
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佐々木さんが押すからチャレンジしようかなあ😊