TOPトーク専門家毎朝の思考1日に6000文字の原稿が私の限界08:50 2025年12月20日 6,488再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次多忙な料理本執筆、文字数限界とは集中力5時間の壁と執筆作業の現実16年前から変わらない執筆力の核心紙とWeb、メディア変遷と仕事の流儀80歳まで働き続けるための自己管理術AI文字起こし(β版) # 1日に6000文字の原稿が私の限界 おはようございます。 佐々木としなおです。 今料理本をすごい勢いで書いていて、一応もうスケジュールは決まっているんですよね。 3月上旬発売。 逆算していくと書籍って書いて翌月に出すことができないので 構成を出して写真も入れていろいろなことをやらなければいけないから 3ヶ月前ぐらいが締め切りが多い。 今提示されている最終締め切りが12月31日 大晦日が締め切りかという感じですよね。 編集者は正月なしでやりますので頑張ってください というふうに連絡をしてくれました。 一生懸命書いてるんだけど 文章を書くというのは限界があるなぁと思ったんですよ。 何の限界なのかというと分量の限界。 1日1万文字ぐらい書けるとさっさと終わらせていいかなというふうに最初思ったんだけど さすがにやっぱり1日1万文字は厳しい。 もちろん原稿を書くスタイルっていろいろあって 過去に自分が書いたものとかをある程度コピーして切り張りして書くって手もある。 そうすると1万文字ぐらい行けるんだけど 今回の料理本を書くのはそもそも10年ぶりぐらいだし 材料になるような原稿なんて手元にない。 メルマガで少しずつ書いてた話はあるんだけど それもかなり断片的な断章みたいなものでまとまった本にする原稿のもとではないんですよね。 結果として全てゼロから書いている。 そうすると1日6000文字ぐらいが限界。 5000文字ぐらい書くと疲れてくるんですよね。 それでも時間的には多分5時間ぐらいかな。 5時間とかそのぐらいってのは多分集中力の続く限界じゃないかな。 人によってもちろんこれは違うと思うんだけど 大体僕は朝ジムに行ってそれから食事を作って食べて おおむね12時ぐらいから仕事を始めることが多いんですよね。 夕方5時ぐらいまでやって終わりっていうのが大体の何もない日のパターンで 結局それ以上やろうと思っても 雑用はできるんだけど、例えばメールの返事を書くとか 資料を整理するとか 原稿を書くみたいな集中力と思考を必要とする作業っていうのは やっぱり5時間を超えるともうできなくなっちゃう。 5時間で書ける文字の数がだいたい6000文字ぐらいって事なんですよね。 5000文字から6000文字ぐらいかな。 それ以上無理やり書こうとするとものすごく散漫になってきて 書くことは分かっているんだけども キータイプが進まないみたいなおかしになってくる。 頭の中が煮詰まって文字でいっぱいになってしまって その文字が手の指の間からこぼれ落ちるような感じになって進まなくなるんですよね。 なんとも説明しがたいんだけどこれは。 そういえばふと思い出したんだけど 2009年ってもうだいぶ昔ですよね。 16年前になるのか。 PHPっていう出版社から実用書を書いてくれって言われて 文章の書き方、原稿の書き方の本を出したことがあった。 そのタイトルが一月15万文字書く。 私の方法っていうね。 今と結局同じスペースじゃんって。 一月15万文字。 30日間毎日書くとすると1日5000文字。 週に1回休むとし月に25日実動があるとすると 15万文字を25日でやるとなんと6000文字。 ピッタリですね。 だから16年前も今も自分のやってる仕事量とかその限界って あんまり変わってないんだなと。 2009年というとリーマンショックが起きてたぐらいの頃で 出版布教が始まりつつあった時代ですよね。 雑誌がバタバタと潰れ始めてた。 でもそういう状況がどこまで続くのか 果たして自分の雑誌メディアの仕事がどうなるのか まだ開幕がわからなかった時期で 当時はものすごいたくさん連載を抱えて 月に多分7、8本は連載持ってたんじゃなかったかなと思い出すんですよ。 それをこなしつつ雑誌からの寄稿の依頼もすごく多かったので ほとんど毎日が締め切りみたいな感じではあったんです。 それを計算するとひと月15万字ぐらいになったよね。 という風だったんですよね。 あの頃から 16年経って何が変わったかというと 雑誌の現行の仕事はほぼほぼなくなった。 今は毎月寄稿しているというのは 本当に1つか2つぐらいしかないという現状ですよ。 そもそもウェブメディアに記事を書くことがあっても 雑誌に書くことがなくなっちゃったよね。 ウェブメディアもちょっと前までは結構寄稿してたんだけど 結局ウェブのメディアって現行料安いんですよね。 かつての紙の雑誌の頃って本当に1本書くと 5万とか8万とかそのぐらいの金額だったのが 最近だと本当に2万とかね。 ひどいのは1万円台だったりとか5千円だったりとか そうすると寄稿しても全然お金にならない。 おまけに別に自分のブランディング価値が上がるわけでもない。 署名は入っているけど署名はすごく小さいし どっちかというとメディアのタイトルそのものがでかく出てくるので これは誰が書いたのかよくわからないねって感じになってくると あんまり意味がないなと。 だったら自分でノートとか書いたりとかして 自分のブランディングにもつながるし トータルとしての収入も大きくなる方に振った方がいいよね っていう感じになってきている。 だから時々法廷メディアとかに勤めている人で 独立しようと思うんですけど相談を受けると 独立したら気候で食っていくってのは考えない方がいいですよ ってのは必ず伝えているんですよね。 やるならYouTubeやるなりノートを書くなり なんだか自分自身の媒体を持ってそこでやっていくようにしていかないと 自衛的に自立はできないと思いますってことは言っています。 そんな中で久しぶりに12月は あやらから現代の肖像展の6ページまで長い原稿の依頼を受けて 久しぶりに雑誌用に固いジャーナリズム原稿を書いて 今でもこういう原稿を書けるんだみたいな感じだったんですけどね。 そう考えると16年経って仕事のやり方はほとんど変わり 最近は原稿を書くよりも下手するとしゃべったりしている方が多いんだけど それでも一貫してやっぱり自分の中心的な軸には書くっていう行為があり そしてまたその書くっていう能力もね 下がりもせずかといって上がることもなく一貫して この1日に6000文字みたいなのをずっと維持し続けているっていうのは 自分が持続する職業生活を営んでこれているっていうことなんだろうなって ちょっと個人的にも自分自身で誇りを持っているところではあります。 こうやって多分80,90歳になるまで仕事をしていくんだろうなってのは考えているんですよね。 そのためには毎日毎日きちんと体を作ってですね 食事も整え睡眠もしっかりとるということをやっていくしかないのかなと思うわけです。 なんてことをしゃべりながらこの後さらに原稿をあと2000文字ぐらい頑張って書こうかなと思っているところです。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:501.1日に6000文字の原稿が私の限界コメント感想・質問・応援メッセージを書こう shnn2025年12月27日音声入力は使われますか?返信 うめまま2025年12月21日手の指の間からから文字がこぼれる、という感覚、懐かしいなぁと思って聴きました。私はもう仕事で大量に文字を書くことはなくなりましたが、書くことはやっぱり好きなので、続けたいと思っています。1返信 俊尚 佐々木2025年12月24日そうおっしゃっていただいて嬉しいです。1 hati k2025年12月20日かっこいいですねー。淡々と書くことを続けてこられた方の偉業だと思います。料理本むちゃくちゃ楽しみにしてます。返信 俊尚 佐々木2025年12月24日ありがとうございます。 花鳥風月2025年12月20日カッコいいなあ、佐々木さん!一日6000文字、衰えもなく維持できてるのはすごいことだと思います。それを「私の限界」と冷静かつ冷徹に捉えてらっしゃる。身体感覚を通過した言葉が編み出される料理本、楽しみです。返信 俊尚 佐々木2025年12月24日ありがとうございます。1 荒巻 泰造2025年12月20日文章を書くとは、心に浮かんだ「高画質な4K映像」を、文字という「不器用なモールス信号」に変換する作業のようです。どれほど言葉を尽くしても、指の間からこぼれ落ちる感情がある。この「伝えきれなボヤき」こそが、文筆家が感じる肌感覚の正体です。しかし、この職業には「定年」という出口がありません。いわば、賞味期限のない「脳内輸出業」。言葉の限界に悶絶しながらも、死ぬまで「最高の一行」を追い求め続ける。これほど贅沢で、コスパの悪い、最高の暇つぶしは他にありません。とか妄想しました。7返信 もっと見る
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淡々と書くことを続けてこられた方の偉業だと思います。
料理本むちゃくちゃ楽しみにしてます。
一日6000文字、衰えもなく維持できてるのはすごいことだと思います。それを「私の限界」と冷静かつ冷徹に捉えてらっしゃる。
身体感覚を通過した言葉が編み出される料理本、楽しみです。
どれほど言葉を尽くしても、指の間からこぼれ落ちる感情がある。この「伝えきれなボヤき」こそが、文筆家が感じる肌感覚の正体です。しかし、この職業には「定年」という出口がありません。
いわば、賞味期限のない「脳内輸出業」。言葉の限界に悶絶しながらも、死ぬまで「最高の一行」を追い求め続ける。これほど贅沢で、コスパの悪い、最高の暇つぶしは他にありません。とか妄想しました。