TOPトーク専門家毎朝の思考AIで軽いタスクがなくなるのは実はつらい07:33 9月3日 6,298再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次AIに仕事を任せても責任は増える?AI活用で残る「重い仕事」の罠集中力維持の鍵「インターバル」失ってはいけない“軽いタスク”とはAI時代の新たな気分転換の探求AI文字起こし(β版) # AIで軽いタスクがなくなるのは実はつらい おはようございます。佐々木敏直です。 AIについて様々なことをいつも考えていて、 この人はAIのあるべき姿とか、AIと人間の良き関係どうすればいいんだってことについてね、 すごい考えてるなっていう人が近くにいて、 その人と話してたら、なるほどってすごい思ったのは、 AIに事務処理とか最近任せるっていうのがすごい増えている。 経費の計算だったりとか、議事録の予約だったりとかね。 でもそういうことをやって、AIが仕事をしてくれても、 その仕事の成果物、出力物が間違ってても、 AIは責任を取ってくれないよね。 責任を取れるのは人間だけである。 そうすると例えば、最近よくあるじゃないですか、 AIエージェントを10個ぐらい部下にして仕事をさせると、 そうするとそれははかどるよね。 確かにはかどるんだけど、最終的にその10個のAIエージェントの成果物の評価をするのは自分しかいないから、 自分の責任が増えるだけで仕事が楽にならないんじゃないのって言ってて、 確かに言われてみればその通りだなと。 結局、前から言われている通り、 AIがいかに仕事ができるようになっても、責任を取るのは人間だけである。 どんな課題を設定するのかというのも人間の仕事で、 それによってAIが仕事をする。 仕事が終わってその成果物が出力されてきたら、それを評価する。 ダメ出しをするというのも人間の仕事。 そして最終的にその責任を取るっていうね。 だから課題、評価、責任っていうね、 この3つが人間の仕事として残るんじゃないかっていうのはよく言われているところで、 そうするとAIに大量に仕事させても、結局その3つはなくならないから、 仕事量が逆に増えるんじゃないかっていうね。 そういう話なわけですよ。 先日新庁の、最近新庁がサブスクの給料メディアを始めているんだけど、 その中に川崎由一さん、もともとハテナの創業メンバーだったかな、 スマートニュースを経て、今はエンジェル投資家だったっけ、 川崎さんがですね、記事を書いている。 これがやっぱりすごい素晴らしくて、 AIエージェントを大量に使って仕事をやらせてみたと。 そうするとたくさん処理はしてくれるんだけど、 その処理した仕事が自分からなくなって楽になったかというとならなかった。 どういうことかというと、事務処理とか単純作業とかね、 ただ行動拡大みたいな仕事は全部AIに任せると。 そうすると自分に残る仕事は何だったかというと、 重い仕事しか残らない。 さっき言ったような課題を設定するとかね、評価するとか責任を取るとか、 そういう重い仕事だけ残る。 その重い仕事をずっと延々とやっていると、 めまいがしてきて倒れちゃったっていう話。 確かにそうですよね。 前に僕は読む力っていう、東洋経済から出ている本で書いたんだけど、 1日の仕事をどうやって集中力を途切らせずにやるかというと、 ずっと集中力を保つなんて無理だから、 重いタスクと軽いタスクを15分ずつやるとか20分ずつやるっていう インターバルワーキングみたいな方法がいいよねっていうことを提案してるんですよね。 実際今でもあの本を出すから何年も経つけれど、僕自身はそうやってやっていて、 だいたい20分から30分のインターバルで重い仕事と軽い仕事を交互にやっている。 重い仕事ってのは原稿を書くとかですね、プレゼン資料を作るとか、 そういう割にクリエイティブな面倒な仕事。 軽い仕事ってのはメールの返事をするとか、 記事の見出しをチェックして面白そうな記事を読むとかね。 そういう仕事なわけです。請求書を起こすとか。 確かに何でこれが集中力を途切れさせない効率的な方法なのかというと、 重い仕事を20分やると頭が疲れてくるので、 その次の20分をこういう請求書を起こしたりとか、 メールに返事をするとか、軽い仕事をすることで気分転換があるんですよね。 その気分転換と集中力に必要な仕事を交互にやることによって、 集中力を途切れさせないで済むという、そういう考え方なわけです。 これってまさにさっき言った川崎さんの話に符合しますよね。 結局僕が言っている軽い仕事、軽いタスク、 請求書を起こすとかメールに返事をするとか、 それを全部AIにやらせてしまうことは可能なんだろうけど、 それをやらせてしまったら、僕はずっと1日中、 原稿を書いたりとかプレゼンシールを作ったりとか、 重い仕事をやらなきゃいけなくなる。 それは確かにきついよな、目眩まして倒れるよなっていうのは思いました。 だから人間にとってAIでもやれるような軽い仕事というのは、 実は無くしちゃいけないんじゃないか。 もちろん軽い仕事だけをしている事務職みたいな職種があって、 それはAIに仕事を奪われて亡くなっていくというのは確かに世の流れなのかもしれないんだけど、 一人の個人の中においてはやっぱり軽い仕事も軽いタスクも残しておいた方が実は良いんじゃないか。 あるいはひょっとしたらもう少し先に進むと、 そういう軽いタスクは全部AIに投げるとするのであれば、 気分転換の別のものを用意するって方向が必要なのかもしれない。 わかんないけど、例えば20分原稿を書いたら、 次の20分はひたすらカードゲームをするとかですね。 どうなんだろうな、そういうのやったことないからわかんないんだけど、 ある人の気分転換としての事務処理がなくなっていくのであれば、 気分転換の別のものが必要になってくるんじゃないかと。 でもゲームとかだってものすごい熱中してやっちゃう人もいるわけで、 それを果たして気分転換と言えるのかどうかみたいないろんな問題出てくるだろうな。 ひょっとしたらもう家の外に出て積んであるブロックをひたすら右から左に動かすみたいな、 何の意味もない軽い労働をするっていうのが実は気分転換になるってこともあるかもしれないですよね。 ひょっとしたら僕みたいな歩くのが好きな人間にとっては、 こういう軽井沢の高原の森の中だったりすると、 ひたすらこうやってぼいしでしゃべりながら歩き回るみたいなね。 それが気分転換になるかもしれない。 だから今我々はAIに事務処理を任せることによって、 新たな気分転換の方法というのが改めて求められている。 そういう戸羽口に立っているんじゃないかということも考えたりするわけです。 人間の仕事がどんどん濃密になっていくってなかなか耐えられないし、 それについていけない人もいるわけで、 そこをどうやって乗り越えるのかっていうのは今後の我に大きなテーマではありますね。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:331.AIで軽いタスクがなくなるのは実はつらいhttps://que.dailyshincho.jp/author/2688/コメント感想・質問・応援メッセージを書こう daigo9月5日話と少しズレるかもしれませんが、課題を与えたり評価したり出来ない人がAIの世界に没頭?没入?しているところを良く目にしていて気に掛かってます。「効率的に作業を進める」の次元違いの話として、軽い仕事を含めた自分の仕事の全体像が分からないまま深みにはまっていく若手が、これからどんどん増殖してくると思っています。2返信 俊尚 佐々木9月8日その危険性はありますねえ……。 に こ🔖9月3日我が家には 軽自動車1台分の広さの庭があり、芝を植えています。雑草とりは、土にも触れるし、風を感じる 空の下での作業は、よい気分転換になります。返信 俊尚 佐々木9月8日いいですね。 sek9月3日すごく頷きました。最近職場で若手が増えて軽いタスクはできるけど責任取れない成果物の確認が増えているので同じだなと。。AIが責任取れないので管理する人の責任の量は減らなくて時間単位あたりの成果物が増える分その人の責任が増える。でも重い仕事をし続けられないという人の側の身体性とどう向き合っていくかでしょうか。返信 俊尚 佐々木9月8日難しい問題です。 回鍋肉9月3日クイズ研究会は休憩時間にクイズをする、みたいなものでしょうか私は対策の為の勉強が苦手な質で、授業や宿題は苦ではないし、知識を得ること自体は好きですが、「受験勉強」は苦手でした食事で喩えると、授業や宿題は3食の常食、クイズ番組や雑学本は好き勝手に食べられるおやつ、だけど受験勉強みたいな自分で決めなきゃいけない食事制限はたまらなく苦手AIはそういう「あいのこ」なのかもしれません1返信 杉原 順(HN ス・ギー)9月3日自動化が進むにつれて濃密になっていき、人間がついていけません。AI時代になり、より顕著です。軽い作業的な仕事で気分転換が図れないなら、とくに生産性のない余暇や趣味に振り向けていいと思います。もともと、それが楽しみで生きているところがあると思います。返信 俊尚 佐々木9月8日だからこそ登山とか料理の意味があるのかも。1 もっと見る
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私は対策の為の勉強が苦手な質で、授業や宿題は苦ではないし、知識を得ること自体は好きですが、「受験勉強」は苦手でした
食事で喩えると、授業や宿題は3食の常食、クイズ番組や雑学本は好き勝手に食べられるおやつ、だけど受験勉強みたいな自分で決めなきゃいけない食事制限はたまらなく苦手
AIはそういう「あいのこ」なのかもしれません
軽い作業的な仕事で気分転換が図れないなら、とくに生産性のない余暇や趣味に振り向けていいと思います。もともと、それが楽しみで生きているところがあると思います。