TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティVoicyの炎上が浮き彫りにした、パーソナリティ側の「粋と野暮」。09:25 2025年10月16日 705再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次炎上から見えたパーソナリティの姿正義感の暴走が招くコミュニティの分断扇動されたリスナーが無自覚に加担する蔦屋重三郎に学ぶべきメディアの姿勢国産音声プラットフォームを守る意義とはAI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、鳥井裕文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ、和製サロンを運営しています。 さて、本日のお題は、Voicyの炎上が浮き彫りにしたパーソナリティの生きと野望というテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入っていきますね。 Voicyの今回の一見、なんやかんやで、これこそが国産プラットフォームの強みなんじゃないかとさえ思わされるような出来事だったなって思います。 欲も悪くも、プラットフォーム側とユーザーの距離感が近いがゆえに炎上やいざこざも発生しやすい。 でもそれゆえに、同時に対話も生まれて、改善の余地も明確になるわけですよね。 結果的に、雨降って地固まるのような現象も同時に起きやすいなと。 ここまで炎上し、各方面から注目を浴びている状態において、なおかつ改善点も明確で、いくらでも改善の打ち手があるという状態というのは、 ボイシーは今一番可能性があるサービスだと言えるんじゃないかと、わりと本気で思います。 それよりも、僕は今回のこの大炎上を受けて、思わぬ形で浮き彫りになったなと思うことがあります。 それは、良かれと思って正義感をかざす人々、特にパーソナリティ側にそういう人がものすごく多かったという事実です。 そして、そのような配信の内容が一番、ボイシーの代表の尾形さんを筆頭に、ボイシー社の社員の皆さんの心を閉ざす原因にも繋がってしまった。 言い換えると、自分たちが追い込んだんだという自覚が、リスナーさんやパーソナリティ側に一切ないことが、 今回の炎上が思わぬ形で浮き彫りにした現実だろうなというふうに思うんです。 この点、自分が一体どれだけボイシーを長く使い続けてきて、子さんゆえに自分には正論を振りかざす権利があるというふうに鷹をくくっている人たちも多かったんだけれども、 子さんとかは一切関係がないというふうに思います。むしろサービス側からしたら、 子さんだから自分には有権利がある。お前のために言ってるんだという態度の人間ほど邪魔臭いものはないわけですよね。 法人だろうが個人だろうが、本当に変わってほしければ、デール・カーネギーの人を動かすを引用せずとも、相手の痛みにちゃんと理解を示して、ちゃんと導くほかないはずです。 理路整然と論点だけを整理して、人格否定のような強い言葉で反省を促すだけでは、人は決して変わらない。会社だって全く同じです。 ただし、同時にここに明確に、現代のコンテンツクリエーターたちが陥りやすい落とし穴が明確に存在しているなというふうにも思うんです。 どう考えても、改悪だった時には、正論をぶつければぶつけるほど、その正論を言っている人間が聴衆たちから拍手喝采されやすいわけですよね。 だからこそ、その正論を自分の話を好き好んで聞いてくる人たちに向けて語りかけたくなってしまうわけです。 だって自分は完全に間違っていないわけですから。 自分の正論に対して、そうだそうだと言われることで、どれだけ口では、そうじゃない、期待しているからこその愛の無知なんだと言ってみたところで、本当はその正義感に酔いしれているだけなわけですよね。 そしてそういう立ち振る舞いをしているうちに、つまり分かりやすく跳ねてしまう数字に流されているうちに、次第に自分の中でもそれが確信に変わってきてしまう。 自分が自分に対して自己暗示をかけてしまうことになるわけです。 そこに現代のSNS社会の恐ろしさがあるなって思います。 結果として、今回は酔ってたかって尾形さんを全員で叩きすぎたって思います。 完全にエスカレートしてしまって、最終的には感情論となり、人格批判みたいになってしまっていたなって思います。 そろそろボイシー社側から、業務妨害や名誉毀損などで訴えられたとしても何の違和感もないだろうなと。 でもそれさえもパーソナリティ側は全部わかっているわけですよね。 なぜなら、自分が訴えられる側を経験してきているからです。 だからこそその訴えられないギリギリのラインをわざと狙うわけですよね。 そして自分の配信を熱心に聞いてリスナーさんたち、つまり自分の盲目的な信者たちに対して致命傷を負わせるような意思を投げさせるわけですよね。 そしてそれが一番ダメージがでかいことも彼らははっきりと理解をしている。 自分の手を汚さずに相手にダメージを与えられるわけです。 この扇動できる力こそが今の影響力であり、パワーの正体でもあり、 これはトランプ大統領のあの議事会襲撃事件の構造と全く同じだというふうに思います。 でも僕はそのムーブっていうのは完全に間違っているというふうに思うんです。 何なら本当はその影響力によって、どんな正義の矢も千本入れば殺戮に変わるというあの話までを想像しないといけないはずなんですよね、本来は。 繰り返しにはなってしまうんですけども、聴衆を扇動して意思を投げさせることが一番自分たちのファンやコミュニティを一致団結させやすいわけです。 そこに共通の敵が生まれる瞬間だからですよね。 友と敵みたいなものを明確に分けて攻撃していい敵をコミュニティリーダー自らが名指ししたことになるわけですから。 リスナーやユーザー側もまさか自分たちがそうやって扇動されていいということさえも気づかないわけです。 なぜならその論理が圧倒的に正しいからですよね。 だから自分たちは正しい正義感を持って行動しているだけなんだ。 正論に乗っかって自分も一言物申しているだけなんだという気持ちに浸れるわけです。 正論で叩くのは本当に気持ちがいいわけですから余計に自覚をしにくいわけですよね。 そこに後ろめたさみたいなものが一切存在しない。 でもその一本一本の正義の矢が集結することによってやっぱりそれは殺戮に変わってしまうわけです。 ここまでの話をまとめると発信者は自分は正論を言っているだけだというふうに思い込み、 リスナー側は自分はその論理を受けて正義を実行しているだけなんだというふうに錯覚することができる。 今回のタイミングで必要に批判をしていた人たちは誰の配信を聞いていたかというのも一目瞭然だったかというふうに思います。 ツイッターでボイシーという単語を検索すると似たようなアイコンがずらっと並ぶ。 ここもトランプの議事会襲撃事件と全く一緒だったなと。 あの騒動に集まった人たちがみんな揃いも揃ってMAGAと書かれたキャップを被っていたのと同様に 同じようなイラストのアイコンが今回も見事に並んでいました。 何も知らないふりをしてこの構造を悪用してしまうことが一番最悪だなというふうに思うんです。 これは以前プレミアム配信で語ったいじめの構造、あの話と全く一緒です。 その境地を持つことがメディアやコミュニティ運営をする側には問われているなというふうに思うんですよね。 そしてこれってまさに今大河ドラマベラボーで描かれていることでもあるというふうに思うんです。 時の老獣タルマ・オキツグが失脚をしているタイミングにおいて タルマ・オキツグをボコボコに批判するような論調のメディアを作ればいい。 そうすれば江戸の民衆たちにも大いに喜ばれて一番売れる本を作れるわけです。 当時の蔦谷十三郎もそんなことは十々承知でわかっていた。 タルマ・オキツグに対して不満を爆発させてあげて民衆たちに打ち壊しをさせるのが一番売れ行きも良くなって 自分たちのメディアの信頼度その底上げもできるし一石二鳥どころの騒ぎではないってことです。 でも蔦谷十三郎はそれをしなかったわけですよね。 あの蔦谷十三郎独特の江戸っ子的な皮肉によって松平貞生の起源なんかも取りつつも 見事に政権批判を成してしまうわけです。 むしろ何も知らないふりをしながら世論を意図的に扇動するような生きたトーマさんが演じている 一翼ハルサダとはものすごく対照的に描かれているわけですよね。 まさに江戸っ子の生きと野望みたいな感覚です。 このようにどうやって本当にあるべき世の中へと導いていくのかってことを考えることが 本当に大事なことだなって思うんです。 そしてその時に大事なことっていうのは批判ではなくてエンカレッジをしていくこと。 相手に代わって欲しいならまずはちゃんと相手の置かれている状況に理解を示して寄り添うこと。 今回は千切さんだけがそれを見事に実践されていて本当に素晴らしかったなというふうに思います。 どっちの立ち振る舞いも正解であってそこにあるのは生きと野望だけ。 昨日のボイシーのプレミアム配信の中で中村さんとお話をした美学の話そのものだというふうに思います。 そしてここで僕は音声配信の国産プラットフォームが存在することの重要性なんかも 今改めて丁寧に考えておきたいなっていうふうにも同時に思うんです。 Audibleに対してのオトバンクさんもそうだしSpotifyに対してのボイシーもそうです。 国内の音声プラットフォームは本当に全力で応援していきたいなと。 なぜならAIがこれからますます音声コンテンツの領域に侵略してくるからこそ 国内プラットフォームがあるということはいつか本当に大きな財産になるというふうに思うんですよね。 AudibleもSpotifyもどちらも日本法治の中の人々と直接関わったことがあるって人たちから あまり良い噂を聞かないなっていうふうに思うんです。 それは担当者レベルが悪だとか人柄が良くないとかそういう個人の事情ではなくて 良くも悪くもやっぱりそこにあるのは外資のノリなわけですよね。 生きとか野望とか日本的な感性は彼らには一切関係がない。 そこにあるのはアメリカ的なWinner Takes Allの世界観のみなわけです。 黒船や原爆による力や金による支配のようなものであって 外資の株式会社なんだからそれも当然のことだというふうに思います。 だったらやっぱりこの国内の音声文化を立ち上げていく上でも 本当の意味で国産プラットフォームをパーソナリティやリスナーも一貫となって 作っていきたいなというふうに思うんですよね。 今回のボイシーの一見というのは 共に盛り立てていけるということが分かったことはとても良かったことだというふうに思います。 そして本当にもうこれは違うと思ったら スパッと距離を置きたいなというふうにも同時に思います。 ネチネチと批判を言い続けることが一番の野暮だなというふうに思うからです。 ただ繰り返しますがそれが一番即威力が高いコンテンツになってしまうことが SNS社会の構造でもあって 野暮な批判を繰り返す彼らもその構造に流されているだけでも言えるわけです。 こっちはこっちで本当にどうしたものかなというふうに思います。 本当に難しい問題だなというふうに思うんですよね。 さて今日のお話は以上となります。 いつもこのボイシーを聞いてくださっている皆さんにとっても 今日のこのお話が何かしらの考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは今日はこの辺で。また明日。 もっと見る鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:251.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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