TOPトーク専門家横山瑞法のお寺の縁側ラジオ心を怒りに奪われないための忍辱(2026/9/23)【#1229】09:37 9月23日 76再生 問題を報告する 再生する シェアする 「忍辱」は、怒りをこらえる我慢とは違います。怒りに心を奪われない、怒りに自分の言動を決めさせないこと。それが六波羅蜜のひとつ「忍辱」の本来の意味です。お彼岸の六波羅蜜を紹介しながら、ダンマパダの言葉を手がかりに話しています。AI目次お彼岸に学ぶ六つの実践六波羅蜜から紐解く『忍辱』『忍辱』は怒りを手放す真意怒りに心を奪われない実践法現代に活かす『忍辱』の力AI文字起こし(β版) # 心を怒りに奪われないこと どうも、横山です。今日もよろしくお願いいたします。 お彼岸中日で、連休最終日ということですね。 皆さんいかがお過ごしですかね。 お墓参り行った方いますかね。 テレビね。テレビじゃねえや。天気がイマイチですからね。 まあまあ、行けなかったという方も多いかもしれないですけども。 お彼岸の彼岸って、蚊の岸っていう話は何回かしたことはあるんですけども。 半年に一回くらいしてもいいかなということで。 お彼岸の話を中日ということもあって、してみようと思います。 元はですね、当彼岸ですね。 当、至る。彼岸に至るという彼岸ですね。 蚊の岸に至る。向こう岸へ渡るっていう意味ですね。 こちら側の岸、死岸があって、迷いや悩みを抱えた苦しみの世界ですね。 私たちのいる場所がこの死岸、この岸。 向こう岸は蚊の岸で悟りの世界ですね。 彼岸、彼の岸ですね。 その間に川が流れているという風にイメージしてもらえばいいですね。 この岸から彼の岸に渡るっていうのが当彼岸ですね。 彼岸に至るという。 この川ですね、彼岸と死岸の間の川をどうやって渡るのかっていう、 そのための6つの実践が、六原密っていうですね。 六原密理なんて言ってられますよね。 お陽館には7日間ありますけども、真ん中の中日を除くと6日間になりますよね。 そこで1日1つずつこの6つを心がける期間なんだと説明されることがあります。 今日は中日なので6つ全部ですね。 ちょっとさらっと見てみるのにいい日かなと思うので紹介してみます。 まず1つ目、不正ですね。与えること、分かち合うことですね。 お金や物だけじゃなくてお坊さんにお金を包むことだけが不正じゃないですね。 不正っていうのはもっと広い意味なんですね。 お金や物だけじゃなくて、和やかな顔で笑顔で微笑みかけてあげるなんてことも不正ですし、 他人に優しい言葉をかけてあげることも不正に含まれているというふうなことなんですね。 2つ目、自戒。決まりを守ること。自分を立して良い習慣を持つことですね。 貝の語源というのはシーラという言葉で、 いましめというよりは習慣とかそういった意味の言葉だったそうで、 観薬されるときにいましめという字が当てられたんですけども、 良い習慣を持って過ごすことと生活することということですね。 3つ目、忍肉。当然食べ物じゃないんですけども、 大忍ぶに恥ずかしめるというような屈辱の辱に似ているような字ですけども、 大忍ぶということですね。これはちょっと後でまた一つだけピックアップしてお話しします。 4つ目、精進。努め続けること。精進料理の精進ですね。努力し続けること。 5つ目、善情。いつでも心を落ち着けて静かに物事を見つめることですね。 座禅の禅ですね。6つ目、知恵。物事をありのまに見る力ですね。 知識とかそういったものとはもっと違うことですね。 この前の5つを実践していくことで知恵が養われて、 知恵が養われることによってこの5つもよくできるようになっていくということで、 一つ一つ独立したものじゃなくて、それぞれ繋がっているものなんですよね。 改めて紹介してみると、なんだそんなことが意外と地味と思われるかもしれないですけども、 日常的なですね、習慣的な地味なことほど大切なんですね。 3つ目のニンニクですね。今日はこの中から3つのニンニクを特にピックアップして、 少し詳しくお話ししたいというふうに思います。 6つの中で一番誤解されやすい言葉じゃないかなというふうに思っていますね。 ニンニクって言うと、多くの方は耐え、忍ぶこと、じっと我慢すること、 例え理不尽なことをされても言われても黙って耐えることというようなイメージを持つかもしれないですね。 仏教といえば節制をしたり我慢とか、我慢するというようなイメージを持っている方も多いと思いますね。 でもこの理解のままだとですね、やはりちょっと困ったことになりますよね。 理不尽な扱い、差別的な扱いとかを受けても黙っていろという話になってしまいますよね。 でもそういうことではないんですね。この我慢をするというね、耐え、忍ぶということはね。 ここでお釈迦様の言葉を詰めた古い教というのは、ダンマパダ、この間も言ったかな、北京というところの言葉を引きたいと思いますね。 冒頭の近くにですね、結構有名な言葉があるんですね。 恨みは恨みによってやむことはない。恨みを捨ててこそやむ。これはの真理であるというような意味の一節がありまして、やり返せば相手もやり返してくる。 そしてそれを繰り返しても終わらないわけなんですね。 言い返して言い返されてどんどん大きくなってきてイライラしたりとか、恨みだとか辛みだとかがどんどん大きくなってくるわけですね。 やり合っていく間に当事者同士は最初に何が問題なのか忘れているような、そんな言い合いになってしまうということってよくありますよね。 お釈迦様という人は2500年前にそういった構造で見当てていたというか、2500年前にもそういったことがあるんですね。 やり返して、やってやり返して、やってやり返して、やり返して、やり返して、やり返して、やり返してということが 繰り返されているわけなんですね。もう2500年以上ですね。今の私たちもですね。 で、恨みを捨てるっていうのはどういうことか、じっと我慢するのかというと、 ここが大事なところなんですけども、ニンニクっていうことの元の言葉はパーリ語やサンスクリット語かな。 クシャーンティーっていうのかな。 これは耐えるという意味じゃなくて、意味だけではなくて受け入れるとか揺るがないというような意味の幅もある言葉だそうですね。 我慢というのはですね、腹の中に怒りを溜めている状態だけども、外には出さないけど内側では煮えたぎっているですね。 そういった我慢、我慢というと、いずれどこかで爆発してしまうわけですよね。 ニンニクはそういうわけではないということなんですね。 そもそもこの怒りの恨みのやり返しの繰り返しに乗らない。 そもそも怒りに自分の心を乗っ取られない。 怒りによって自分の行動が左右されないということなんですね。 これは外から見ると同じように見えるかもしれないですね。 でも中身では、私たちの中で起こっている心の働きとしては全く違う。 もう一つ大事なこととして、ニンニクは黙るということではないわけですね。 言うべきことは言わなきゃいけないですね。 おかしいことはおかしいというふうに言わなければいけない。 ただし、怒りとかイライラした恨みのようなものに飲み込まれた状態でいうのと、落ち着いた状態でいうのとでは結果がまるで違いますよね。 怒りに任せていった言葉は大抵相手にも届かないし、またその分だけ相手もイライラして帰ってきて、自分自身も後悔に繋がるようなことが多いわけですね。 つまりニンニクというのは、かとなった気持ちとは自分の行動を切り離すということだと思うわけですね。 何を言うか、自分の言動を怒りに決めさせない、自分自身の穏やかな心で決めるということですね。 そう考えたらニンニクというのは、我慢というか、我慢、うーといううちに秘めるものよりも、もっと能動的な積極的な実践に見えてこないですかね。 耐えるというよりも、自分の手綱を自分でしっかり握って、怒りに自分の心も言動も支配されないというようなことだということですね。 ろからみつ、不正自戒、ニンニク、善徴、精進、智慧、どれも修行するお坊さん、出家者だけのものではなくて、日々の中の私たちでもできることばかりですよね。 皆さんもお墓の前で手を合わせたりした方もいるかもしれないですけども、今週まだお彼岸があと3日ありますから、この6つのうちどれか1つでも思い出していただけたらというふうに思います。 ニンニクというのは難しいですね。私もあんまり気が長い方でありますから、気が長くない方ですから、カーッとなることもあるんですけどもね。 だからですね、このお彼岸の期間は特にですね、こういったおこない、ろからみつのおこないを思い出して実践してみて、そのお彼岸に実践をした流れでそのまま、残りの期間も続けていけるといいんじゃないかなというふうに思うわけでございます。 何だかいろいろイライラしたり、偉そうにしたりとかみんな大変かもしれないですけども、ろからみつの実践で心を安らかに過ごしていきましょうということでございます。 ニンニクというのは我慢することじゃないですね。怒りとか恨みとかそういったことですね、おごりとかそういったものに心を奪われないというようなことです。 はい、ということで皆さん今日も頑張っていきましょう。ではまた明日。 もっと見る横山瑞法のお寺の縁側ラジオプレミアム放送配信中!09:371.心を怒りに奪われないことコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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