TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらしポジティブでもネガティブでもない感情 (長峯・菅原, 2023)14:08 2024年6月5日 304再生 問題を報告する 再生する シェアする おはようございます🔆本日もお聴きくださりありがとうございます!AI目次長峯雅人氏との対談内容をチラ見せ混合感情の感じやすさ尺度とは?3つの感情のまとまりとは?感情の個人差と文化背景ドイツ洪水から学ぶ防災意識AI文字起こし(β版) # 本日18時から長峯さんと対談! おはようございます。心理学者の神平です。 世界の海賊を捧げる心理学ラジオの司官です。 この番組では最新の心理学研究のお話や、 人の心や脳に関するお話をしております。 いつもお聞きくださりありがとうございます。 本日は最新の論文をまた紹介していきたいと思います。 日本語の論文というか、今日18時から長峰雅人さんという 心理学者の方と対談をするんですけども、 長峰さんの論文を紹介しようかなと思っております。 予習みたいな感じで聞いてもらえればと思います。 混合感情という、ポジティブとかネガティブが混ざったような、 混合って混じり合うっていう書くんですけど、 ミックスエモーションって英語では言ったりしますけど、 それに関する論文です。 ぜひ今日の夜の対談も聞きに来ていただきたいなと思っております。 このチャプターにURLを貼っておこうと思いますので、 もしあらかじめ質問とかあったらお便りという形でお寄せいただくこともできますので、 ぜひそちら飛んでみてチェックいただければと思います。 # 混合感情の感じやすさ というわけで今日は、混合感情の個人差を測るような尺度になっています。 混合感情を感じやすい人、感じにくい人という、そういう傾向性があるよね、というふうなことを、その尺度として作った研究になっています。 もともとこの尺度というのは、海外で作られていたんですけど、それを永水さんと佐川先生が 日本語訳をして、日本人を対象にデータを取るということをしたという、そういう研究になっています。 混合感情って先ほどもちらっと言ったように、ポジティブとネガティブの感情が混ざったような、同時に経験するということがあると言われていて、それについての感情、経験の 尺度ということなんですけど、この研究が最近増えているというのが、まず論文としては、エドニューで書かれています。 ただ、混合って言っているぐらいなので、結構研究するのが難しいというところがあったりします。 よく使われる手としては、経験サンプリングという手法を使って、自分もこのボイスで何度か紹介している手法でもあるんですけど、 1日に何度か、例えばLINEとかを通じて、質問紙とかに回答してもらって、その通知が来たときの感情とかを答えるということをすると、 混合感情についても、こういうときに換気しやすい、正気しやすい、みたいなこととか、1日のうちにどこでとか、どういう日とか、そういうことがデータとして取られるんですけど、 それだけだと、方法論として結構課題も多いというところで、こういう個人差を測るような尺度が生まれた。これが2016年のことみたいです。 この尺度がいろんなところで使われだして、やっぱり英語とか、あとは西洋の、特には多分白人とかということだと思うんですけど、 これを対象にした研究が、こういう研究だけじゃなくて、大体の心理学分野ってそういうふうにちょっと偏りがあるんですけど、それだけじゃなくて、ちゃんと文化比較もやっていきましょうよと。 あとは日本人とか、東アジア圏とか、他の地域も今後どんどん広がっていくとは思うんですけど、やっていきましょうよということが問題意識としてあるわけです。 よくこういう尺度を翻訳するという研究では、こういう問題意識っていうのは間違いなくあるだろうというのがあります。 これ、すごい僕も興味のあるところなんですけど、今後感情の分化さみたいなところで、よく言われているのが、 アジア圏というのは弁償法的信念という、物事は常に移り変わりやすいみたいな、おそらく日本人の諸行無常といいますか、そういう感覚とも結構親和性が高いと思うんですけど、 そういう弁償法的信念というのがアジア圏ではよく見られるというところで、それというのは結構今後感情とも親和性が高い、移り変わりゆくものであるとか、 あとは矛盾が生じている状況が同時に存在するということに対する許容とかということは、なんとなく許容できるじゃないですか、そういうことってあるよねみたいなことが、 アジア圏でより見られやすいという、そういう先行研究もいろいろありまして、ということを踏まえると、やっぱり今後感情というのの換気のしやすさというのも東西で違いがありそうだという、 だからこそこの尺度が日本語を訳される必要があるんだという、そういうロジックですね、研究がされていて、 尺度の翻訳でいろいろ妥当性とか信頼性の検証とかという、いろいろ手続きあるんですけど、今回はできるだけわかりやすくお伝えしたいなと思うので、 どういう項目を使って今後感情の感じやすさについて図るかというのをお話しさせてもらいたいんですけど、この尺度は13項目でできていますと、 これも結構面白いなと思うところなんですけど、先行研究ではこの13項目が一つのまとまりをするんですよね。 因子分析という分析をすると、一つのまとまりだけに収まるということなんですけど、長峰さんの研究では、これが3つぐらいのまとまりに分かれるんじゃないかということを主張しています。 それを一個ずつ説明していこうと思うんですけど、一つ目のまとまりが対照性というまとまりで、例えば混ぜ合わさった感情とかという言葉が出てきて、これをよく感じるかどうかということを答える。 いくつかの異なる感情を同時に感じる、対照的な感情を同時に感じる、みたいな尺度項目でその対照性というまとまりを図るということです。 みなさんも自分のことを思い返しながら考えていただければと思うんですけど、混ぜ合わさった感情を感じるかなと、対照的な感情を同時に感じるかなとか、自分はどうだろうな、結構僕は曖昧なものが好きなので、感情も結構曖昧だよなというのは思ったりしますが、対照性ということがまず一つ目ですね。 二つ目のまとまりが狂気性という名前がついていて、幸せであるが悲しくもある、楽しくもあるが嫌でもある、みたいな感じ、ポジティブだがネガティブでもあるとか、悪くもあるが良くもある、みたいなそういうどっちも狂気という共に起こる狂気ですけど、一緒に起こるようなことを指し示したようなまとまりになっています。 最後、個別性というのが三つ目のまとまりとして出ていて、感傷的な気持ち、懐かしい気持ち、ほろ苦い気持ち、心に葛藤がある、みたいな項目でこの個別性を図るということだそうです。 これらについて、例えば、神経症傾向って最近あんまり言わないですかね、長峰さんの論文では情緒不安定性と書いてますね。 情緒不安定性ということと、今後感情の感じやすさに性の相関があるということとか、あとはノスタルジアで、懐かしさと、とりあえずここからニアリーコールで考えてもらったらいいんですけど、ノスタルジアを感じやすい人は今後感情も感じやすいよとか、今後感情を感じやすい人は異形の念を感じやすいよとか、そういう性の相関も示したような研究になっています。 特にそういう全体特典、一つのまとまりとして考えたときと、三つのまとまりを示した、示唆したということだったんですけど、三つのまとまりそれぞれでどういうノスタルジアとか、異形の念とか、情緒不安定性と関係するかというところで若干違いがあったということも主張をしています。 若干関係性に違いがあるということは、これらは別々との概念と、別々というか、今後感情という大きな中のそれぞれではあるんですけど、それぞれを別々に考えていく、測定してデータを取っていくのがいいんじゃないかということを言っているのだというふうに理解をしています。 ちょっとこれはだいぶ込みって話になるんですけど、先行研究では一つのまとまりで今後感情が捉えられるというふうに言ってたんですけど、 長峰さんの主張としては、その先行研究からすでに三つに分かれ得るような、そういうデータの捉え方もできたんじゃないかということを書かれていて、これはこれですごく面白いなと思っています。 これが結構、まさに研究っぽいなというふうな感じがするんですけど、その先行研究がもちろん西洋の人を対象にしていて、今回長峰さんは日本人を対象にしているので、 そういうサンプルの違いによって、このまとまりの違いが生まれていたのか、それともそういうのは得意なくて、分析の仕方とか解釈の仕方ですよね。 ここで言ったら、によってそのまとまりに違いが起こったのかというのは結構微妙なところなんですよね。 だからこの辺は解釈次第だし、どの解釈も別に全て間違いではないし、どれも必ずしも正解というわけでもないので、結構研究の営み感があって、僕はすごく好きなんですけど、それを感じましたということです。 # おわりに 今日は、今日対談する長峰正人さんの論文を紹介させていただきました。 いかがですか。今後感情って結構奥深いものなのかなというのは、ちょっとだけでもね、知っていただけたんじゃないかなと思います。 自分も俳句の研究とか、俳句以外の芸術の研究もそうですけど、 この懐かしさとか、異形の念とか、特にね、僕がこういう今後感情がすごく興味がある点としては、 ネガティブな内容、コンテンツのアート作品を見たときに、 でも人はその美しさとか、これっていい芸術なんじゃないかという評価を下したり、印象を持ったりとかする。 それは結構長らくこの芸術が美学においてはテーマだったと思うんですけど、 そこでやっぱり今後感情というものが一つキーになっているんじゃないかなというのは、 僕も思うし、そういうことを主張する研究者も結構いて、 悲しみの中にこういう今後感情が挟まって、その後にその美的な評価とかにつながっていくだろうということとか、 結構面白いなと思っているポイントでもあります。 ぜひ今日は永美さんの対談を聞きに来ていただきたいですし、 僕も久しぶりにお話しするので、いろいろねほりはほり聞いてみたいなと思っています。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。 今日もいい一日にしていきましょう。 順平でした。心を込めて。 # 南ドイツの洪水 最後1分だけドイツの話をさせてもらいたいなと思うんですけど、 昨日ドイツ在住の研究者の方とツイッターでやり取りしてて、そこで聞いて初めて知ったんですけど、 ドイツの南部の方でひどい雨が続いていると、洪水の被害のある街もいくつかあるということを聞いて、結構怖いなと思っています。 去年も同じような感じで、特に南ドイツですね、僕はすごく北の方に住んでいるので、 そういう縁がないとは言わない、何十年前、何十年前、ちょっと忘れちゃったんですけど、 僕の住んでいるハンブルクでも洪水があったというのは聞いているんですけど、 ここ数年はそういう南部とかで被害が大きいんだそうです。 日本も同じく土砂災害とか台風とかの被害が特に近年は多いような気がしているし、 一つ一つが重大な被害を与えているというところがあるので、 どこの国も同じような感じなのかなというふうに思っているというのが一つと、 あとは海外にいるときの防災とか避難経路とか、地震はほぼないという話なんですけど、 雨とか続くとどうなの、どう行動したらいいのかというところとかは改めて考えておいた方がいいなというふうに思わされました。 あとは旅行先とかでそういう災害とかに遭うともっと大変なのかなと思うので、 情報をキャッチできていないというところに一番の危機感を持ったというのがこのエピソードで伝えたかったことです。 自分が住んでいる町は今のところ全然問題ないので、 たぶんすぐにそういう被害が大きくなるということはないので、 準備しておきたいなというふうに思っています。 安心はしておいてください。 元気にやってみます。 それでは。 もっと見る #心理学 #感情 #研究 #論文 #ノスタルジア #懐かしさ #社会心理学 #感情心理学 #じんぺーのドイツ研究日記 #混合感情 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー01:171.本日18時から長峯さんと対談!https://r.voicy.jp/6d9AB1B1V8y09:022.混合感情の感じやすさhttps://doi.org/10.4992/jjpsy.93.2123101:373.おわりに02:144.南ドイツの洪水コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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#1032 妖怪を信じる人はむしろ陰謀論を信じてしまう? 11分・9月2日・ 57再生AI目次企業と「曖昧さ」の意外な関係曖昧さへの集団的アプローチ考察妖怪と陰謀論の相関関係とは?超自然信仰が示す心理学的盲点新たな研究テーマ「妖怪」の可能性
#1030 俳句を読んでいる時、脳で何が起こっているのか 12分・8月31日・ 70再生AI目次俳句鑑賞時の脳内メカニズムMRIで解き明かす「美」の正体脳がイメージを紡ぐ俳句の魅力曖昧さが低い俳句で活性化する領域意味と自己を結ぶ脳活動の秘密