TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらし畏敬の念に恐怖が混じりやすいアジア人 (Stellar et al., 2024)12:37 2024年7月9日 313再生 問題を報告する 再生する シェアする おはようございます🔆本日もお聴きくださりありがとうございます!AI目次アジア人の畏敬の念、恐怖との共存は?畏敬の念の文化差、欧米とアジアを比較ポジティブ感情だけではない、複雑な感情異なる文化背景が感情に与える影響とは?ボルダリング体験談:新たな趣味の発見AI文字起こし(β版) # おはようございます🔆 おはようございます。心理学者の陳平です。 心理学を味わうラジオのお時間です。 この番組では最新の心理学研究のお話や、人の心や脳に関するお話をしております。 いつもお聞きくださりありがとうございます。 本日は自分の研究テーマに近い最新の論文のお話をさせてもらいたいなと思っています。 異形の念という感情について、これまでも何回か取り上げてきたんですけども、 これについての最新の論文がつい先月出たばかりなので紹介します。 異形の念という感情に関する文化差の違いになっています。 中国人のサンプルとアメリカ人のサンプルを比較した研究になっていて、結構興味深い結果が出ているのかなと思います。 方法論とか結果自体もそんなに難しいものではないと思うので、シンプルめにお伝えできればと思っております。 # 畏敬の念の文化差 イケイノネンという感情について何回かお話をしてきているわけなんですけど、 心理学の中では結構明確にこの定義が使われるという定義があって、 この定義が本当にすごくて、これによってイケイノネンという研究テーマが 本当に爆発的に広がっていったという風に僕は思っているんですけど、 それって結構すごいことですよね。 だいたいの概念って定義が、あの人が言っている定義もあるし、 また別の研究者が言っている定義もあるし、 はたまた哲学的な定義とか、心理学的な定義とかいろいろあったりすると思うんですけど、 心理学のこのイケイノネンの定義でいうと、だいたいケルトナ&ハイト2003という論文が決まっていて、 これがすごく素晴らしいことだなと、悪いこともあるかもしれないんですけど、 そういう風にする上ではとてもやりやすいんだろうなという風に思っています。 この定義というのが2つあって、これ何回か喋っていますけど、 1つは大きさですね。ひたすらに大きいものに出会う。 大きいというのは物理的な大きさもそうだし、もう少し抽象的な大きさというのもそうですね。 例えば、自然とかというのは山とかひたすらに大きいものとか、宇宙とか大きいですね。 あとは偉人とか、自分より目上の尊敬している人とかってイケイノネンを感じさせると思うんですけど、 それもある種大きいという対象だと思うんですけど、この大きさというものと、 あとは大きいものというのは結構不調和なものだと思うんですよね。 調和が取れていないというのは結構伝えるのが難しいんですけど、そういうものに出会ったときに調和を取ろうとする。 そういう作用が働くのがイケイノネンであるという風に一応定義がされています。 若干ややこしいんですけど、皆さんがよく感じるイケイノネンというあの感じを思い出してくれればそれで大丈夫です。 このイケイノネンというのは、ポジティブな感情とネガティブな感情が混じり合ったような感情であるという風に考えられているんですよ。 基本的には考えられているんですけど、特にヨーロッパとか欧米の研究文脈、心理学の研究論文って大体がそこから出てくる論文で、 調査サンプルも実験サンプルも欧米の方が中心になっているんですけど、そういうデータとか研究を見ると、 どちらかというと大体ポジティブな感情の方に寄ってしまうんですよね。イケイノネンというのはポジティブな感情であると。 ネガティブ混ざっているけど、よりポジティブな感情であるという風に結論付けられることが多いというのがこれまでの研究背景になっています。 ただそれって元々のイケイノネンというものが出始めた、研究され始めたときとちょっとギャップがあるんじゃないかということとか、 あとは今回の研究みたいに欧米の研究ばっかりでそれを言ってきたけど、アジアの研究とかもっと進むアフリカとか中東とかいろんなところから研究が出てくると思うんですけど、 それらでもしかしたら結果が違うんじゃないかということが言われています。 実際にそういう文化比較を行った研究がいくつかあって、文化差というのが示唆されていますと。 今回の研究は何に注目したかというと、イケイノネンを感じているときにネガティブな感情の方も感じるかということを比較したかったという研究になっています。 2つ研究しています。1つが僕が結構最近よく調べている経験サンプリングという方法で、この研究で2週間毎日毎晩LINEみたいなものでプッシュ通知が届いて回答を送る。 その質問をしているのはとてもシンプルなものであることが一般的なんですけど、今日イケイノネンを感じましたかと、どれくらい感じましたかということ、 頻度を聞いて、あとはその強さを聞いて、イケイノネンだけじゃなくて喜びをどれくらい感じましたかと、頻度と強さを聞くと。 その後にイケイノネンを感じているときの恐怖がどれくらい混じっていたかを聞く。喜びのときも恐怖がどれくらい混じっていたかを聞くという、そういう実験を研究一段しています。 結構シンプルかなと思いますし、結果もとてもシンプルで、仮説通りに結果が出ています。どういう結果だったかというと、喜びを感じているときの、特にネガティブ感情の中でも恐怖の感情を扱っていますが、 恐怖が混じっている度合いというのは、中国とアメリカで差がなかった、喜びに関しては。だけどイケイノネンに関しては、イケイノネンを感じているときに中国人、中国サンプルのほうがより恐怖の感情が混ざっていたというのが今回の主要な結果になっています。 やっぱり東アジアの人、中国ですね、この研究で言ったら、中国人はイケイノネンというものに対して、より恐怖という感情も出てきているというか、混ざっているというのが仮説であり、今回得られた結果になっています。 研究にではこれを実験室でやったという研究になるんですけど、2つのビデオを見せますと。1つは中立のビデオ、もう何も感情喚起させないとされているビデオ。もう1つがイケイノネンを感じるとされているビデオを見せると。 今回はどういうビデオだったかというと、これよく使われていますが、映画プラネットアースから抜粋した地球の映像と音楽を合わせて提示したと。滝とか山脈とか、あとは迫力のあるオーケストラ音楽が後ろに流れているという映像になっています。 これらを見せた後に、イケイノネンの感情を聞いたりとか、恐怖の感情を聞いたりとか、喜び、あとはさっき研究1では聞かなかった、いろんな感情について聞いています。感謝とか、誇りとか、愛とか、怒りとか、嫌悪感とか、罪悪感とか、そういういろんな感情を聞いているというのがこの研究2になっています。 あまりクリアな結果が出なかったみたいですが、生理指標が戻っていて、心拍数を測ったりとか、あとは呼吸を測ったり、皮膚電位反応というのを測ったりしています。 結果で言うと、これも研究1とほぼほぼ同じような結果で、イケイノネンのビデオを見せた時には、中国人サンプルの方がより恐怖の感情が大きくて、アメリカサンプルの方がポジティブ感情の感じる度合いというのが大きかったというような結果になっています。 だからやっぱり、加えて言うと、イケイノネンの感じる度合いというのには分化差はなかったので、イケイノネン自体はどっちも同じくらい感じているけれども、その中に恐怖がどれくらい混じっているかというので、中国の方がより混じっていたというような結果になっていて、やっぱり分化差あるよねと、イケイノネンというのはポジティブだけじゃないよねと、 ポジティブに偏っている研究が多かったけど、そうだけじゃないよねというのが、今回言いたかった結果、きれいに出せたのかなというふうに思っています。 # おわりに はい、いかがだったでしょうか。このね、ポジティブ・ネガティブ混ざったという感情っていうのは、僕もすごく好きで興味がある。 長峰さんという方と対談した時も、そういう混合感情って話がメインで話されていたんですけど、まさにそういう混合感情っていうのの 一つの種類の研究になるかなと思っていますし、やっぱりね、この日本とか中国とか、この混合感情を感じる割合も多いというふうに言われがちなんですよ。 これをもう少しだけ考察的にお話すると、よく言われることとしては、弁償法的な思考プロセスが昔からあるんじゃないかなというところで、 両極端に行かないで、ある種曖昧な意思決定をしたりとか、感情を持ったりとかするように文化的になっているっていう、 なっているというのはちょっと言い過ぎなんですけど、そういう文化的な背景が我々東アジアの人たちにはあるんじゃないかと、 そういう哲学的伝統に根差しているみたいな書かれ方がしていますね。 複雑な感情についても心地よさを感じるというのが、私たちに根付いているものなのかなというのは、確かに納得感があるなと思っています。 これはね、やっぱり背景の念という、今回は自然の映像とか使ってますけど、 芸術作品を見たときにもよく感じる感情の一つであるというのはよく言われておりますので、 今回の結果みたいに結構感じ方が違うよねと、しかもポジティブによっているのとネガティブな感情も混ざっているのって、 割と大きな違いなのかなと思うので、考慮する必要は大いにあるのかなというふうに改めて感じました。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。 順平でした。心を込めて。 # 雑談「人生初ボルダリング」 最後1分だけ雑談をさせてください。 昨日ドイツ人の友達に誘ってもらって、人生で初めてかな、ボルダリングをしてきました。 皆さんやったことありますか? ボルダリングはとても面白そうだなと思っていたし、映像とかでよく見ていたので、やってみたいなと思っていましたが、 なんかね、結構きっかけがなくないですか、あんまり周りにやってる人がいなかったし、 そもそも場所が京都にはあるはあったんだと思うんですけど、そんなに目につくところにたくさんあったって感じじゃないので、きっかけがなかったんですが、今回誘ってもらって初めて行ってきました。 思ったより登れたなっていう感覚と、あとは死ぬほど腕が痛いっていうね、今。 さっき帰ってきてからもう3時間くらい経つんですけど、痛いなと思います。 なんなんでしょうね、多分全身支えてたから、割と無我夢中で登ると、登ってるときはそんなに疲れを感じないみたいなこともあったんですけど、 終わってみたらこの疲労感、いいですね、これはとてもいい運動になるんじゃないかなと思ってます。 結構ね、1回1回が高いので、そんなに何回も行けないと思うんですけど、たまに行くのはすごくいいんじゃないかなと思うし、 もうちょっと近くだったら、サブスクみたいに月何円払ったら行き放題みたいなのもあるみたいなので、 まぁちょっとそこまではね、はまらないかもしれないんですけど、たまに行きたいなという風に思いました。 それでは。 もっと見る #心理学 #心 #研究 #美 #論文 #ポジティブ感情 #社会心理学 #畏敬の念 #畏敬 #感情心理学 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー01:051.おはようございます🔆07:492.畏敬の念の文化差02:073.おわりに01:374.雑談「人生初ボルダリング」コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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