文學界1月号 國分功一郎×若林正恭「目的もなく遊び続けろ」
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このラットレースに周囲はもちろん、自分ががんじがらめになっているような気がします。
僕は「目標達成ノート」というものを購入して毎週今週のタスク・感じたいプラス感情を記入していますが、それがハードルと豹変し、重荷になることもあります。最近生活の基盤となる「仕事」が加わり、時間のパイが奪われ、遊びの余白がぐんと減って頭脳が疲弊している感じがしています。睡眠時間を削ってまでしなければいけないタスクなのか?ともう一度立て直しを図りたいと思います。
健全な創造的緊張から病的な感情的緊張に、
人が押し流されてしまう力の存在を感じました。
押し流されずに踏み止まるには?
合目的的な行動の中に、
目的無き手段の破片を埋め込むという考え方も取れそうだと思いました。
例えばスポーツであれば、
球を速く投げること、遠くに飛ばすことそれ自体の気持ち良さとか。
ではビジネスの場合は?
物事を鮮やかに説明するアナロジーやメタファーを、
ついつい無駄に探求してしまう時の知的興奮なんかが当てはまるかも知れません。
早さが求められる現代だからこそ、一見無駄に思えるようなあそびには、人に余裕や余白をもたらしてくれる価値があるのかもと考えました。
例えば血糖値の増減に不安を抱く患者さんがいます。数値が悪化する度、医師から提示される目標とのギャップに自己嫌悪を抱く方です。
健康第一という世の流れがある中で、医療従事者の役割とは?
病気になりたいとは思わないが、病気になることで気付くこともある。その権利を奪っているのではないか?人は老いれば、何かしらの病を抱えます。そうならないことが唯一絶対のもよなのか?そんなことを考えながら、患者さんの声に耳を傾ける毎日です。