#208 不満や不安を燻ったままにせず燃やし切る
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■不満や不安が燻っていると、どんなに素晴らしいことを学んでも進まない
企業さんで2日間のTOC研修を行ってきました。「小さく分ければうまくいく」をテーマに、今までの仕事のやり方を変えて流れを良くしようという取り組みです。
シミュレーションゲームは皆さん楽しく参加してくださるんですが、いざ実際の業務フローを書いて、ボトルネックを探し出し、「じゃあ現場に帰って何をやろうか」という段階になると、雰囲気が変わってくることがあります。
「いや、あの部署がやってくれないと...」 「営業さんがこれをちゃんと改善しないと、私たち何もできない」
こういった不満や不安が表出してくると、どんなにいいアイディアがあっても、実行に移す前に止まってしまうんですね。
この日も、業務フロー図を発表している時に、そんな雰囲気を察知しました。このままでは現場に帰っても何も変わらない。だったらどうするか。
■見えるようにする「構造化」
まず、4〜5人の話しやすいテーブルを設定しました。そして、できるかできないかに関わらず、「何ができそうか」というアイデアを出してもらうところから始めます。
ここで重要なのは、同じ成果物(業務フロー図)を見ながら話すということです。成果物に対して話すことで、「あの人の意見はダメだ」という人格攻撃になりにくいんですね。
できあがった業務フローとアイデアの発表を聞きながら、私は不満や不安をざーっと付箋に書き出していきました。3〜4分の発表で、付箋が10枚くらい溜まります。
発表が終わった時、その10枚の付箋をパっと見せるんです。
「今おっしゃった不満や不安が、これくらいありましたね。TOCの面白い方法を使ってこれを構造化していきましょうね。」
「この不満Aが起こると、次に何が起こりますか?」 「Bですね」 「じゃあBが起こると?」 「Cが起こります」
最後には「私たち全員に余裕がない」という大きな結果にたどり着きます。
「元をたどると、この一番根っこにあるAが原因なんですね。インフルエンザウイルスがいろんな症状を引き起こすように、ここを直せばいいわけです」
付箋を見ながら、こんな風に合意が取れていくんです。
■くすぶらせず、燃やし切る
不満や不安を見えるようにする。これが一つ目のステップです。
普段の職場では「できないことを言うな」というプレッシャーがあることも多いでしょう。でも、この場では違います。「今日は本当にできないこと、そのまま言ってください」と素直に出してもらうんです。
マネージャーの方々にも、「全社でみんなの不安や不満を受け取って構造化し、人のせいにならない原因を探していますよ」と伝えていただきます。安心して書ける場を設定することが重要なんですね。
すると面白いことが起こります。
不満を全部出し切って構造化すると、自分たちで「あれ、これ以上悪いところってあんまりないよね」「そこまで悪くないかも」と言い始めるんです。
気持ちが反転する瞬間です。振り子が反転するように、前向きなエネルギーが動き出します。
「皆さん、何もできない他力本願とおっしゃってましたが、これを構造化して見えるようにして、他の部署とも話せるようにしたのは、皆さんがやった素晴らしいことではないですか。」
家の近くの田んぼを思い出しました。収穫が終わると、もみ殻を燃やして燻炭を作るんです。火をつけておくと、ずっとくすぶった状態が何日も続いて、ちょっと臭い。
不満や不安も同じです。くすぶったままにしておくと、ずっと残り続けます。でも一旦燃やし切ってしまえば、次のステージに進めるんですね。
不満や不安を感じられる職場では、
まずそれが出せる環境を作ること。因果関係の構造化を使って見えるようにすること。
この二段階を踏むだけで、広がり方が全然違ってきます。
まずここから環境整備や土壌作りをやっていく。そうすると、後の仕事が大幅にスムーズに進みます。
企業さんで2日間のTOC研修を行ってきました。「小さく分ければうまくいく」をテーマに、今までの仕事のやり方を変えて流れを良くしようという取り組みです。
シミュレーションゲームは皆さん楽しく参加してくださるんですが、いざ実際の業務フローを書いて、ボトルネックを探し出し、「じゃあ現場に帰って何をやろうか」という段階になると、雰囲気が変わってくることがあります。
「いや、あの部署がやってくれないと...」 「営業さんがこれをちゃんと改善しないと、私たち何もできない」
こういった不満や不安が表出してくると、どんなにいいアイディアがあっても、実行に移す前に止まってしまうんですね。
この日も、業務フロー図を発表している時に、そんな雰囲気を察知しました。このままでは現場に帰っても何も変わらない。だったらどうするか。
■見えるようにする「構造化」
まず、4〜5人の話しやすいテーブルを設定しました。そして、できるかできないかに関わらず、「何ができそうか」というアイデアを出してもらうところから始めます。
ここで重要なのは、同じ成果物(業務フロー図)を見ながら話すということです。成果物に対して話すことで、「あの人の意見はダメだ」という人格攻撃になりにくいんですね。
できあがった業務フローとアイデアの発表を聞きながら、私は不満や不安をざーっと付箋に書き出していきました。3〜4分の発表で、付箋が10枚くらい溜まります。
発表が終わった時、その10枚の付箋をパっと見せるんです。
「今おっしゃった不満や不安が、これくらいありましたね。TOCの面白い方法を使ってこれを構造化していきましょうね。」
「この不満Aが起こると、次に何が起こりますか?」 「Bですね」 「じゃあBが起こると?」 「Cが起こります」
最後には「私たち全員に余裕がない」という大きな結果にたどり着きます。
「元をたどると、この一番根っこにあるAが原因なんですね。インフルエンザウイルスがいろんな症状を引き起こすように、ここを直せばいいわけです」
付箋を見ながら、こんな風に合意が取れていくんです。
■くすぶらせず、燃やし切る
不満や不安を見えるようにする。これが一つ目のステップです。
普段の職場では「できないことを言うな」というプレッシャーがあることも多いでしょう。でも、この場では違います。「今日は本当にできないこと、そのまま言ってください」と素直に出してもらうんです。
マネージャーの方々にも、「全社でみんなの不安や不満を受け取って構造化し、人のせいにならない原因を探していますよ」と伝えていただきます。安心して書ける場を設定することが重要なんですね。
すると面白いことが起こります。
不満を全部出し切って構造化すると、自分たちで「あれ、これ以上悪いところってあんまりないよね」「そこまで悪くないかも」と言い始めるんです。
気持ちが反転する瞬間です。振り子が反転するように、前向きなエネルギーが動き出します。
「皆さん、何もできない他力本願とおっしゃってましたが、これを構造化して見えるようにして、他の部署とも話せるようにしたのは、皆さんがやった素晴らしいことではないですか。」
家の近くの田んぼを思い出しました。収穫が終わると、もみ殻を燃やして燻炭を作るんです。火をつけておくと、ずっとくすぶった状態が何日も続いて、ちょっと臭い。
不満や不安も同じです。くすぶったままにしておくと、ずっと残り続けます。でも一旦燃やし切ってしまえば、次のステージに進めるんですね。
不満や不安を感じられる職場では、
まずそれが出せる環境を作ること。因果関係の構造化を使って見えるようにすること。
この二段階を踏むだけで、広がり方が全然違ってきます。
まずここから環境整備や土壌作りをやっていく。そうすると、後の仕事が大幅にスムーズに進みます。
シゲさんの「もっと生き生きと働こう!」
プレミアム放送配信中!
- 00:171.
タイトルコール
- 01:072.
告知 : 明日11/18 大阪八尾で3時間TOC体験会
- 09:513.
不満を出し切って因果関係でつなぐと、他の人も参加できる
- 02:374.
編集後記 不満を燻ったままにしない
コメント

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確かに成仏しない間は怨念にたたられそうですから笑