TOPトーク専門家聞き手のオキテ 耳をすます人の思考と実践ゼミ#00 僕はあのとき、彼女の声を聞けなかった。14:08 4月28日 172再生 問題を報告する 再生する シェアする 話しはじめる前に残しておきたい、僕を「聞き手」にしてくれたあの子のこと。AI目次幼少期の出会いと「聞く側」へ彼女を蝕む病と声なき相談ドア越しの沈黙と心理学への道突然の別離、聞けなかった声「聞く」ことを問い直す理由とはAI文字起こし(β版) # はじめましてのご挨拶 Voicyチャンネルをお聞きのあなた、ようこそ。はじめまして。 聞き手の掟、耳を澄ます人の思考と実践ゼミ、パーソナリティの日沖のりおです。 この番組は、聞くことをもう一度問い直す声のゼミ。 ラジオパーソナリティ、ファシリテーターとして活動する私が良い聞き手であるために、 日々考えていることや実践をお届けしながら、リスナーのあなたとともに聞くことを深めていきます。 さて、初めての放送となる今回は、本編の放送を始めるその前に、 僕自身の聞くことに対する現体験について、少々個人的なお話をさせてください。 どちらかというと内政的な、もっと言うとちょっとナイブな話にもなってしまうかなと思いますので、 本編これから始まる上で、必ずしも聞かなくてもいいようにしていこうと思います。 シャープゼロということで、もしご興味お持ちいただけましたら、よければお付き合いください。 # 「聞くこと」の原体験 この話をですね、実は公に外に向かってお話をするのは初めてなんです。 なので、ちょっとドキドキしているんですけれども、ちょっと頑張ってお話してみますね。 僕にはですね、小学校1年生来の幼馴染の子がいました。 1年生でですね、クラスで隣の席になって、当時のことをなんとなく覚えていますね。 初めての小学校ということで、すごくドキドキしていたんですけれども、女の子で、 最初は何だったかな、なんか消しゴムちょっと貸してみたいな、 なんかそんなような会話が始めたという気がします。 話してみたら、お家も近所だということが分かったので、 そこから朝一緒のグループで陶芸講とかするようになったりとか、そんな子でした。 彼女はですね、最初のアプローチといいますか、消しゴム貸してという声をかけてくれたという、 すごくおしゃべりというか話し上手な子で、 僕はこうしてラジオのパーソナリティをやったりとか、Voicyで話をして活動していると、 さぞかしいおしゃべり上手なんでしょう、お話し好きなんでしょうと思われるんですけれども、 決してそんなことはなくてですね、どちらかというと人の話を聞くほうが好き。 聞き上手とまでは言えないですけれども、聞くことが好きなんですけど、 正直申し上げてこれは昔からそうだったというわけではなくて、 僕が話を聞く側に回っていたのは、一種のコンプレックスみたいなところもあります。 どういうことかというと、その子もそうなんですけれども、 結構僕の幼い頃からの友達ってすごく個性的というかユニークというか、便が立つ子が多くてですね、 小学校の4年生とか5年生とかでも単に先生論破しちゃうみたいな、 昔は論破みたいな概念なかったと思うんですけれども、 先生もいっちゃまにやり込めてしまうような、そんな子ばっかりいたので、 やっぱりお話も面白いし、考えていることも面白かったんです。 だからその子たちの前で、自分は対等にしゃべるみたいなことはできなくて、 どちらかというと、その子たちの話を聞く側に回る方が、回らざるを得なかったというのが正直なところだと思うんですよね。 それがだんだん自分は聞き手側に回っていったみたいな、 一つそんな現体験もあったりするんですけれども。 そんなこんなで小学校をずっと過ごしまして、僕は、育ちは東京の方なんですけれども、 その学部は結構中学受験をする組の子たちが多くて、 僕も多分に漏れず、そんななじみの子と一緒に中学受験をして、一緒の塾に通ったりしてですね、 僕は当時第一志望の学校にはずっとこっちゃって、第三志望くらいの中学校に入ったんですけど、 彼女はすごく勉強できたので、第一志望の、言ったら名門みたいな学校に進学をしたんですね。 そこからしばらくしたある日ですね、彼女がちょっと心を病んでしまった時期がありました。 パニック障害という診断だったんですけれども、ある時急に心がグッとなって、体が固まってしまって、 動機だったりとか、わけもなく涙が出てきてしまったり、何もできなくなっちゃうっていう、 そういうことが急に起こるような、そんな症状でした。 ある時ですね、彼女から、当時携帯のメールですよね、ちょっと相談してないんだけどいい?みたいなメールが来て、 珍しいなと思ってどうした?って電話をかけたら、実はそういうことで、 それからたびたびですね、彼女がしんどくなると僕の方にメールとか電話がかかってきて、 かかってくるんですけど、そういう状態なので、呼吸もうまくできないとか、声がうまく出ないとか、そういう感じなんで、 かかってくるんですけど、何か話を聞くみたいなことはできずに、近所だったんでね、 その子のお家の前まで行って、いるよ、みたいな感じで駆けつけていって、ただただドアの向こうにいて、 電話のスピーカーに耳をすますみたいな、そんなことを中学高校くらいですね、やってた時期がありました。 そんなこともきっかけにですね、僕は心理学ですね、カウンセリングとか臨床心理士みたいな、 そういう仕事があるんだ、そもそもそういう概念があるんだ、みたいな話ですよね。 人の心というものに興味を持って、大学に進学をして、心理学カウンセリングというところを色々勉強させてもらいました。 その頃になると彼女もだいぶ回復もしてきて、結局入った中学校は大学という形になったんですけれども、 また別のフリースクールですね、より自由に色々学べるようなところを経て、無事大学にも進学をしました。 だんだん元気になっていてですね、そこから一緒にご飯食べたりとか、最近どう?みたいな感じで、ちょこちょこ世間話なんかをするような関係になって、 すごく前向きにですね、彼女自身もその経験を経て、こんなこと勉強してみたいんだとか、今こんなことやってるんだ、なんていうことを色々前向きに取り組めるようになっていって、 僕はすごく良かったなじゃないですか、ちょっと自分がそういう時に力になれたのかな、みたいなこともあって、 大学の研究というかゼミの中で心理学と私についてみたいなエッセイというかね、レポートを書いたりする機会があったんですけど、 その時は人の話を聞くとはどういうことなのかというようなテーマで、僕なりのその経験を文章にしてですね、まとめて、 結果、あの時大変だった彼女はこういうふうに元気に復帰してます、みたいなことを書いた、そんなことを覚えていて、 ゼミっていうのはね、一つその時の経験を反映しながら実はつけたりした番組名です。 そうですね、そこから僕も大学を卒業して社会人になって、彼女も1年くらい遅れて社会人になった感じですね。 たぶんにもれず、新入社員、新社会人というのは忙しい日々でございまして、 僕も人材系の会社に入ったんですけれども、ブラックということではないかなとは思うんですけど、そこそこそれなりにお仕事をしましてですね、忙しく過ごしていたんですけれども、 結論から言うと、今彼女はこの世にはありません。社会人になってしばらくして、自らこの世を去りました。 本当に前触れも何もなくでした。少なくとも僕からはそういうふうに見えました。 大学出て社会人になってからも年に1回か2回かくらいのケースでちょこちょこ会って、ご飯とかも食べたりとかしてたんですけれども、 何か僕に話をしてくれることはなく、本当にある一つですね、 一人暮らしを僕が始めて、ちょっとした機会に実家に帰った時に、両親から実はねということで聞かされました。そんな感じでした。 何かきっかけみたいなのがあったのか、全然わからないんですけれども、話してくれなかったというよりは、僕が聞けなかったということなのか、聞こうとしていなかったということなのか、 何かどこかのタイミングで僕が何かをもう少し、ほんの少しでも踏み込んで聞くことができていたら、何かできていたのかもしれないし、何かできたと思うことすらもしかしたらおこがましいのかもしれないですね。 彼女のご家族も実家のすぐそばにまだ住んでいらっしゃるので、本気でどうだったんですか、あの時みたいなことを聞きに行けば聞くこともできたと思うし、今でもできるんだと思います。でもそれはできていません。 今さらというのも言い訳かもしれないですけど、正直に言うと怖いですよね。何を知ってしまうのかとか、自分がどう思われていたのかとか、結構仲良かったはずだけどな、そうじゃなかったのかなとか、何か悪いことをしていたのかなとか、そういう気持ちがずっと胸にあります。 僕はそういう人間なんですよね。そういう臆病で本当に大事な時に踏み込まなかった、そんな人間です。 # まとめと次回予告 Voicyって10分経つと次のチャプターに行っちゃうんですね。 僕が普段ラジオのパーソナリティをやっていて、30分番組をやっているので、 あ、そうか。Voicyってこれくらいの短さなんだと思って。 でもなんか、ちょうどよかったですかね。 まあ、キリよくというか。 そうなんです。なので、聞くということについて、 今お話ししたようなことは僕の歴史の一つといいますか、 今回こうした番組をやろうと思ったのは、そういう自分ですね。 過去聞けなかったということがある自分に対しての、ある種の問いでもあるということなんです。 つまりどういうことかというと、この番組ではこれから聞くことについて色々お話をしていきますが、 僕が何かをできる側の人間としてお話をするのではなく、 むしろできなかった側の人間として考えていきたい、考え続けていきたい。 その様子を皆さんにお届けしていきたいなと、そんな風に思っているんですね。 なので、あらかじめは断りはしていたものの、少々重い話に聞こえてしまったかもしれないんですけど、 決して引きずっているとか、そういう話ではなくて、 感覚でいうと、ちょっと待ち合わせしてたのに先に行かれちゃったみたいな、そんな感覚ですね。 だから、いつか会うようなことがあったとしたら、 なんで先に行くんで、言ってよみたいな、そんな軽口の一つでも叩けたらな、くらいに今は思っています。 ただ、彼女は本当に出会って以来、僕の中でも、道標と言うとちょっと大げさですけど、 僕が何か人生の中で、これはということを決断したり行動したりするときには、 その曲がり角に必ず彼女がいるような、そんな存在なんですよね。 どうですか、ここまで聞いていただいて。 大丈夫ですか。 引いてないですか。 シャープゼロはこの辺にしてですね、ここから先はもう少し具体的に、 次の放送ではこの聞き手のお聞きという番組で、どんなことをどんなふうにお伝えしていくのか、 そんなことをより具体的にお話をしていきたいと思います。 ちょっとでもヒヨキノリオという人間に興味を持っていただいた方はですね、 よければ次のシャープ1の放送をお聞きください。 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。 お相手はヒヨキノリオでした。 それでは。 もっと見る #初回放送 #傾聴 #聞く力 #自己理解 #聞き手のオキテ 聞き手のオキテ 耳をすます人の思考と実践ゼミ日置ノリオ01:101.はじめましてのご挨拶10:002.「聞くこと」の原体験02:593.まとめと次回予告コメント感想・質問・応援メッセージを書こう Chikke4月29日このラジオを通して、「聞くこと」の大切さを改めて考えさせられました。いつも曲がり角にいる彼女の存在が、日置さんのこうした活動の原動力になっていることを彼女が知ると、びっくりするでしょうね。どの仕事もサービスを提供する以上、相手のニーズに耳を澄ます、つまり、「聞く」というのはとても大切な行為だと思います。「聞く」ことについて、もう少し思考を深めていきたいと思わされたので、これからも応援しています!1返信 日置ノリオ4月29日コメントありがとうございます、大変励みになります!まさに、どんな仕事でも(または仕事でなくても)人と関わるうえで「聞く」は避けては通れない行為だと思います。ぜひ一緒に思考を深めていきましょう!1
#85「2016年の私」一人暮らしと、青春みたいに働いた営業マン時代【声の10年史】 13分・17時間前・ 6再生AI目次東京・住吉で始まった一人暮らし新人時代の飛び込み営業で苦戦KPIミーティングでの屈辱と成長法人営業で掴んだ初の栄冠仕事が「青春」になった2016年
ここが私の街になった瞬間(ゲスト:元シェアハウス住人 しのちゃん) 32分・一昨日・ 5再生AI目次ゲスト・しのちゃんの居住歴と街の思い出離れて気づく街の魅力と愛着お気に入りのお店が繋ぐ街との絆原風景が呼ぶ無意識の街選びとは今いる街の価値に気づくには
#84 雑談_映画『ルックバック』観てきました 10分・一昨日・ 11再生AI目次映画『ルックバック』実写化の魅力原作へのリスペクトと監督の演出早朝8時からの映画鑑賞体験談充実した休日を彩る早朝映画「私の街」ライブ配信企画告知
#83 良い聞き手になるための「2つの問い」とは 14分・10月2日・ 15再生AI目次良い聞き手への道、問いの本質とは対話に深みをもたらす「後戻り」の問い未来を拓く「自分と相手」への2つの問い万能ではない未来の問い、過去の役割年末へ向けた「2つの問い」実践のすすめ
#82 良い「問い」を持つことは、旅に似ている 11分・10月1日・ 9再生AI目次良い「問い」がひらく「聞く」の世界「問」と「聞」門を開く意味の違い「問う」こと自体が自分を開く状態答えなき「問い」が始める旅の本質あなたの中の「問い」が拓く新たな「聞く」
#81 あり続けることの意味を考えさせられた2つの対話 ーラジオパーソナリティとして「そこに居る」ということ 18分・9月30日・ 9再生AI目次ゲスト対談で得た自己認識の深化AI時代に「あり続ける」記録の価値旅立つ友が語るパーソナリティの役割地域社会と「居続ける」ことの深み「土の人」としての新たな役割意識
#80「聞き上手になるコツ」がわからなかったので過去の自分に訊いてみた 20分・9月29日・ 21再生AI目次「聞き上手を目指さない」AIの逆説聞くとは「状態」耳を澄ます心とは相手と向き合いすぎない対話の極意会話を遮る「期待」を手放す術言葉の裏にある「声なき声」を識る
シェアハウス暮らしミドサー男性の"はたらく"談義 〜Another Scenery アフタートーク(ゲスト:こっしー) 28分・9月4日・ 34再生AI目次「ちゃんと働く」への漠然とした不安ひらがな「はたらく」が示す意味パートナーと歩む「働く」の覚悟シェアハウスでの多様な「働く」との遭遇新天地への旅立ちと「働く」の再定義
#78 人の頼みを断れなかったとき、自分の声は聞いてあげられていましたか? 8分・7月27日・ 47再生AI目次「スマートな断り方」の盲点とは?好かれたい・頼られたい心の根っこ自分の声が聞こえない時、何が?相手の前に「自分」を聴く一呼吸「あの時」の自分の声、聞こえましたか?
まさに、どんな仕事でも(または仕事でなくても)人と関わるうえで「聞く」は避けては通れない行為だと思います。ぜひ一緒に思考を深めていきましょう!