TOPトーク専門家聞き手のオキテ 耳をすます人の思考と実践ゼミ#55 人の話を「待てない」とき、あなたは"期待"をしてしまっている。13:16 6月25日 32再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「聞いてらんないな」と感じる瞬間の深層「聞ける」と「聞けない」境界線人の話を「待てない」本当の理由期待のズレが生むミスコミュニケーション自分の「期待」を知り聴く力を高めるAI文字起こし(β版) # はじめに Voicyチャンネルをお聴きのあなた、おかえりなさい。もしくは、はじめまして。 聴き手のおきて、耳をすます人の思考と実践ゼミ、パーソナリティの日起きのりおです。 この番組は、聴くことをもう一度問い直す声のゼミ、 ラジオパーソナリティ、ファシリテーターとして活動する私が、 良い聴き手であるために、日々考えていることや実践をお届けしながら、 リスナーのあなたとともに、聴くことを深めていきます。 前回の放送で、聴いてらんないなと思う場面の話をしました。 僕は、ああいう寝がよりというか、あえて悪口というわけではないのですが、 そういうネガティブよりの発信をした後、 何か良くなかったな、 もっとああいう言い方がなかったのかな、 こういうことを言わない方が傷つけたいかなといろいろ考えちゃうんですよ。 あの話をした後に、本当にそうかなという自問自答があったので、 そこから生まれた話を今日はさせていただこうと思います。 # 思考:「聞いてらんないな」と思ったときと「聞いていられる」ときの違いは、待てるかどうか 話を聞いてらんないなという人。 2つ例を挙げましたね。 資料を読むことに必死になっちゃっているプレゼンの人だったりとか、 あとは自分の話に酔っちゃっている人。 どちらもそこに激点の存在が感じられないんですよね。 自分に向かって話してくれる感じがしない人は聞いてらんないなと思っちゃう。 そういう話をしたと思います。 喋ってから振り返ったというか気づいたことがあって、 自分に向かって話されているわけじゃない場面でも、 聞けることって別にあるなと思ったんです。 例えば、ちょっと深めの相談を受けているとき。 人生相談というかちょっと深めのお悩みというか。 一応そこに聞き手としての僕はいるんですけれども、 相手って必ずしも僕に話しかけているというわけでもないんですよ。 どっちかというとその一人ごとみたいな。 話して自身が自分の体験だったりとかを振り返りながら、 自分自身に語りかけたり問いかけたり、 自問自答するような時間ですね。 なんでそういえばあの時そう思ったんだろうな私。 そういえばでこうでっていう自分語りの時間があるんですよね。 その時の矢印って別に僕に向いているわけじゃないんですよ。 相手に自分自身にベクトルが向いている時間。 でもその時間はすごく相談を受けていたりすると大事で待てるんですよね。 その時間はちゃんと待ってあげたい。 対話とかはそうですね。 以前対話ってキャッチボールじゃなくて積み木遊びみたいなもんだっていう話をしましたけど、 キャッチボールは自分に向かってボールが飛んできますよね。 積み木遊びっていうのは自分の持っているブロックを一緒に眺めるものだと。 自分と相手の間に出た積み木を眺めながらそこに積み重ねていくようなもんだ。 相談している時って相手が積み木を場に出さずに自分の持っている積み木を探したりとか、 あとその形をこねくり回して味わってっていう。 そういう時間がありますよね。 その時間って話というか声も目線も自分に向いているわけ。 僕に向いているわけじゃないんです。 聞き手に向いているわけじゃないんですけど、 待てるんですよね。 そうなんですよ。 あとラジオとかポッドキャストもそういう時ありますね。 パーソナリティの一人喋りの時間というか。 必ずしもリスナーに向かって話しかけているというより、 パーソナリティの一人語りというか自問自答みたいな時間とかって全然あるんですよ。 でもそれって待てちゃう、聞けちゃうというか。 むしろそういう時間ほど醍醐味みたいなところがあったりするんですよね。 必ずしも聞き手に話しかけられているというわけでなくても聞ける時間っていうのはある。 聞いてらんないなって感じちゃう場面との違いって何なのか考えた時に、 たびたびもうすでに話してましたけど、 待てるかどうかだと思っています。 先日話したプレゼンだったりとかイベントの登壇者の話を聞いている時に、 聞いてらんないなって思うのはなぜか。 それはイベントだったりとかプレゼンの場に自分の時間を差し出して何かを得ようとしているからなんですよね。 つまり期待をしているからなんです。 この話を聞いた先に何か学べることがあるはずだと。 自分にとって興味深いことを言ってくれるはずだと。 その期待があるから資料だけ読んでずっと喋っている人を見ると聞いてらんないなってなるんですよね。 だから極論その資料の中に書いてあることが自分にとってめちゃめちゃ新しい発見だったりとか興味深い内容だったら、 その人がどんな喋り方をしているかあまり関係ないはずなんですよ。 その人の話から自分が何かを得られるはずだと思って時間を費やしてそこに座っているとなると期待が生じるんです。 そこに自分に対していい話をしてくれてないなって思うと聞いてらんないなってなる。 期待があると人は待てなくなる。 これは大事なことかなと思っています。 これって人生相談、お悩み相談の場面でも同じことを起き得ると思っていて。 結局何が痛いのって思っちゃうことってありませんか?話聞いてて。 結局どうしたいのあなたは? 相談の場においてはなんか禁じてみたいなことありますけどね。 あるあるですけど男性はその傾向があるって言われますよね。一概には言えないですけど。 なんでそういうことになっちゃうのかというと、この話を聞いた先に何かしらの解決につながるはずだっていう期待があるからなんですよ。 何かしらの解決につなげていくために自分はこの話を聞いているんだ。 ここに今この場にいるんだっていうそういう期待。 だから話しての相手の話があっちゃこっちゃ言っちゃったりとか、全然別の話しだしたりとかすると、 結局何の話してるの?みたいな。早く本壇に戻ろうよってなっちゃうんですよ。 でも相談をしている相手っていうのは実は解決自体はそこまで大事じゃなくて、むしろただ今の自分自身の気持ちを受け止めてもらいたかったっていう。 ただそれだけだったりするんですよね。 男女のあるある話として昔からよく言われることだったりしますけど、 これはずっと昔からあるミスコミュニケーションというかすれ違いの根っこにあることだと思うんですよね。 ここにあるのは期待のずれなんですよ。 相手は解決を期待しているけど、片やこっちは受け取ってもらうことだけを期待している。 この期待がずれているからこそ、結局何なの?とか待てないというすれ違いが生まれてくるんですよね。 だから僕も別に相談しながら結局何の話?って思うことは全然あるんですけど、 でもなんで待てるかっていうと多分その期待を手放せているときは待てるんだろうなと思うんですよね。 相手が自分の積み木を探している時間。 その時間を何かを得ようとか解決しようとかじゃなくて一緒に過ごしている。場面によりますけどね。 相談の内容によってはこれは本当に相手自身も解決を望んでいるな。 でもそこに向かって言葉があっちゃこっちゃ思考があっちゃこっちゃやなって時は解決というところに精神を合わせるためにアプローチはしますけど、 それが必須ではないなというか。 ただこの場を過ごしている。共にいる。それだけでいい。 答えは別に出そうとしなくてもただそこにいる。 それは解決というところに向かって期待をしていないから待てるんですよね。 この話をしながらやっぱり思い出したのは前に紹介をしたモモの話ですね。 僕はモモのように聞ける人でやりたいという話を序盤の方にしましたけど、 モモは人の話を聞くときに何もしないんですよ。 ただただそこに受け取って相手の感情に反応してというだけなんですよね。 解決をしようとしないからこそその話では自分自身で答えを見つけていくことができたんです。 ただそこにいるという聞き方。 それはモモという女の子は時間泥棒には奪えないくらい彼女が豊かな時間を持っていたからできた芸当なんですよね。 期待を手放すというのは本当になかなか難しいんですよ。 特に自分自身の時間を使っているという意識があると。 でもその期待というものを手放したときに初めて本当の意味で待つことができるようになるし、 待てるときに人は初めて聞くことができるのかなと。 モモの話も改めて思い出したから、改めて感じたということです。 # 実践:自分が何に期待をしているのかを知ろう さあ、ということで今日の実践ですね。 誰かの話を聞いているときに、自分がどんな期待を持っているのかというのを一度、ちょっとその場で確認をしてみてください。 相手から、その話から何かを学ぼうとしているのか。 何かしらの相手に対して自分が何かをしよう、何かをできる解決とかね、しようとしているのか。 それとも何でもよくて、ただ受け取ろうとしているのか。 どれも正解というわけではないんですよ。本当に繰り返しになりますけど、相手が何を望んでいるかによって自分の態度も変わってくるし、 相手が何を望んでいるのか、本当に何をしたいのかに耳をすますということがやっぱり一番大事なんですよね。 全ての場面において何もしないでただ待っていればいいというだけではないと思います。 そこはちょっとストイックな考え方が必要な時もありますね。 でも、まず自分がどんな期待を持ってこの場にいるのかというのを知っておくだけで、 ちょっと聞いていらないな、待っていないが生まれた時に、期待をしているからかというふうに気づけるようになるんです。 自分に対して、相手に対して何を期待をしているのか、これを知るということが期待を手放せる第一歩ですよね。 待てるのかどうか。待てるかどうかというのは何に期待をしているのかによって決まります。 ちょっとそこを問いかけて、自分に対して問いかけて、誰かの話を聞いてみてください。 はい、ということで、今日の放送いかがでしたでしょうか。 このゼミは正解を伝える番組ではなく、リスナーのあなたとともに考え続ける番組です。 思ったことや気づき、また新たに生まれた問いなど、お聞きのボイシーのコメント欄から気軽に書き込んでみてくださいね。 お相手は日置の龍でした。 ではまた次回のゼミでお会いしましょう。 それでは元気で。いってらっしゃい。 もっと見る #聞く力 #待つということ #聞き手のオキテ 聞き手のオキテ 耳をすます人の思考と実践ゼミ日置ノリオ01:201.はじめに09:502.思考:「聞いてらんないな」と思ったときと「聞いていられる」ときの違いは、待てるかどうか02:083.実践:自分が何に期待をしているのかを知ろうコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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