Voicy Journal

新機能「応援貢献タイム」でリスナーからの感謝はもっと可視化されるか?

新機能「応援貢献タイム」でリスナーからの感謝はもっと可視化されるか?

Voicyに実装された新機能「応援貢献タイム」、皆さんはお気づきですか? 音声配信するパーソナリティとリスナーの「感謝の関係」をもっと強めたい! という思いで導入したこの機能。その背景について、代表・緒方と開発メンバーが語ります。

▼音声で聴く方はこちらから

「応援貢献タイム」の開発の裏側

緒方:Voicy社長の頭の中。皆さんこんにちは。Voicy代表の緒方です。今日はですね、Voicyに新しい機能を入れている話を皆さんにしたいなと思っていて、この機能を作ったメンバーを集めて3人でお届けしたいなと思っています。

石津:パーソナリティサクセスチームのづーさんこと石津です。よろしくお願いします!

石原:プロダクトチームの責任者やってます、イッシーこと石原です。よろしくお願いします。

緒方:今回11月から新しい機能を入れてます。Voicyは最近どんどん開発スピードを上げて、新しいトライアルやってるんです。なんか2024年後半、ちょっとVoicy変わったなと思ってほしいなと思ってますが。そんな中で今回入れた機能はだいぶ物議をかもすだろうと思いながら入れました。

名前は「応援貢献タイム」というもので、薄々リスナーの皆さんも気づいてると思うんですが、Voicyで放送を聴いたらですね、その終わった後に 30秒間アナウンスと音楽が流れて。この時間にもしよかったらパーソナリティーさんにコメントを書いたり、差し入れしたりしてみませんか?という機能です。

づーさん(石津)、一番初めに「これやるぞ」って言われた時、どう思った?

石津:最初は、リスナーさんの反応とか、それこそパーソナリティーさんからの反応も含めて「怖いな、ネガティブな反応が起きるんじゃないかな」っていう風に企画だけ聞いた時は思いました。緒方さんにも「これ本当やるんですか?」って聞きましたよね

緒方:そうだったね。でも、結構最近はやるって言ったらゴリ押ししてでもやるから(笑)。

石津:そんな意見だったんですけど、なんかプロトタイプの音声を聴いた時に、これってSpotifyさんの広告と一緒だなって理解できたんです。ほら、今まで自分が体験したことないものだと拒絶感が起きるけど、あれか!っていう風に理解できて、急に僕は温度感が変わって、大丈夫だなって思いました。

緒方:プロトタイプまでめちゃめちゃこだわって、嫌な気持ちにならないようにとかってのはすごいセンシティブに作ったんで、そこはまあまあ行けたかなと思ってはいるんですけど。

放送の「価値」に後払いできる世界を作りたい

緒方:これはそもそもの目的としては、やっぱ差し入れとかコメントをもっとパーソナリティーさんにしてほしくて。実はパーソナリティーさんは、リスナーさんの反応が一番のやりがいなんですね。

でも、ながら聴きしてると、全然やらないよなと。あと、リスナーさんに聞いてみると、放送終わった後に、もう次の放送が始まってるからコメントが書けない、みたいな意見があったんで、じゃあ、ちょっと時間を取ってみましょうと。放送の後に「ちょっと感想を書いたりできる時間があるといい」っていうことを検証できたらと思ったんですね。

あと、このVoicyのパーソナリティーさんって、めちゃくちゃいい話をしてくれてて、なんかもう無料で講演会をやってるようなもんになってると。だから、リスナーさんが放送を聴いて、自分が感じた価値に報いるみたいな、海外で言うと「チップ」みたいな払い方がもっと増えてもいいなと思っていて。

そうすると放送の価値を後払いできる。俺は500円ぐらいの価値があると思ったとか、私は1500円の価値あると思ったから払いたいっていう。そんな後払いで価格付けをするような世界の実現がしたくて開発した機能だったんですが、 反応の悪さにビビりました(笑)。

石原:そうっすね(笑)。良くも悪くも反応があんまりないというか。

緒方:じわじわと、ちょっとコメントする人はいるけど、差し入れについては、まだまだそういう文化ってないんだなって。その辺、今、改善をしていきたいなと思ってます。

リスナーの熱量がパーソナリティの「応援」になる循環

緒方:今後は「応援貢献タイム」で話題になったりとか、反響が多かった放送っていうのは、ランキングで前に出していこうって思ってるので、リスナーさんがコメント書いたりとか差し入れで、もっと価値のある放送だよっていう風に、 その価値を根付けをしてくれたら、その放送はどんどんランキングに上がって、より多くの人にも聴かれるチャンスにできるようにしようって考えています。

石原:そうっすね。

緒方:やっぱり新しい機能って「いらない」っていう人もいるし、一方で、パーソナリティーさんで「この時間を作ってくれて助かる」っていう声もあったんですね。だから何をやっても賛否は出るなと思っているんですけども、今後もね、こういう挑戦はめちゃくちゃしていきますので、そこはひとつ応援してもらいたいなと思ってます!

イッシー(石原)は、Voicyに入って、今バンバン機能を作っていっていて、どんな感想を持ってる?

石原:入社してめちゃめちゃ感じたのが、 パーソナリティーさんに対するリスナーさんの熱量の高さですよね。数字の話ももちろんあるんですけども、コメントの多さであるとか、それこそイベントに来る方のね、その熱量の多さとかも含めてなんですけど、僕が今まで関わってきたサービスの中では圧倒的に高い。多分それが音声っていう媒体だからっていうのもあるなと思っていて、人間性とか温かみがめちゃめちゃ出てくるサービスだからこそ、熱量も高くなってくるなと。

この機能入れたのも、多分リスナーさんの熱量が溢れていて、むしろ漏れてしまってるんじゃないかと思ったからなんですよ。今まではリスナーさんがパーソナリティーさんを世の中に広げていくとしたら、SNSでシェアするぐらいしかなかったんですけど、今回これをランキング化することによって、応援したパーソナリティさんがどんどんプロモーションされていくことになる。リスナーさんが貢献したいっていう気持ちを表せるような機能、エンゲージメントが上がるような機能っていうのをどんどん作っていきたいし、多分それがすごくVoicyの価値に今後なっていくんだろうなって思ってます。

緒方:ポットキャスターの人たちも、結局Voicyでやったら後からでも払ってくれる人いるしっていうことになって、もっと来てくれるかなとも思うし、放送に値付けをしたくない人たちでも発信ができるようになってくるから、こういう形になりたいなって思いつつ、もうダメだったら「無理でした」って今年の年末ぐらいには発表します(笑)。

石原:ただ、これは文化にしたい。だから、ここはやっぱりちょっと頑張りたいですね。

緒方:はい。ということで、皆さんもぜひ使ってみた感想とかください。そして、いろんなことを応援も一緒にしてくれたら嬉しいです。ということで、次はどの声と繋がりますか。引き続きVoicyでお楽しみください。

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