TOPビジネス経営・マネジメントナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」あなたの会社の研修は「学び温泉」「ワークショップ温泉」になっていませんか?13:39 9月28日 1,656再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次研修効果がない?「学び温泉」の正体学んだことを現場で活かす「研修転移」研修効果を最大化する上司の関わり方「同じ景色を描く」伝わる対話の極意ラーニングはソーシャル?他者の影響AI文字起こし(β版) # イントロ 中原次雄。中原隼の人作り・組織作り研究所 パーソナリティの立教大学教授中原隼です。 人作り・組織作りの研究者である中原隼が語る番組です。 この番組には2種類のコンテンツがあります。 いわば昔ながらのテープレコーダーで言えばA面とB面。 A面は人作り・組織作りのアカデミックな内容を語ります。 B面はアカデミック要素は無しです。 日常のエピソード、趣味のこと、日々のよしなし事などを語っていきたいと思います。 # あなたの会社の研修は「学び温泉」「ワークショップ温泉」になっていませんか? 今日はA面の話題ですね。あなたの会社の研修は学び温泉、ワークショップ温泉になっていませんか?っていうタイトルですね。 学び温泉、何でしょうねこれね。ワークショップ温泉、エア入ってみたいね。 企業研修を考えるときにですね、研修で学んだことを現場で実践するってことはめちゃ大事ですよね。 そりゃそうだろうな。会社は学校じゃないから、学ぶことが目的じゃないんですよね。 学ぶことは手段。そしてその手段として学んだことを現場で実践して行動変容が起こって、さらには成果創出、成果に結びつかなければですね、意味ないわけですよ。 研修全部はそうとは言いませんけどね。学んだことが現場の人の行動変容、行動に結びつかないと成果出ませんからね。 そのあたりがめちゃくちゃ大事なんですね。このことをちょろんとね、専門用語で言うと、研修転移というふうに言います。 転移っていうのはがんの転移と同じ転移ですね。ただ意味は全然違うね。 がんの転移って言ったらちょっと怖いなぁみたいな感じですけれども、研修転移は研修で学んだことが転移する。つまり現場で実践されること。 先ほどから申し上げているように、現場の人の行動が変わり、成果、創出すること。 研修転移があるというふうに言うわけですね。ないものを研修転移がないというふうに言います。実践されないということね。 この世の中の高らかさ、会社の研修長の噂。 研修があるけれども、研修転移がない研修があるわけだよね。つまり、学んではいるけれども、実践されないということです。 ベストっていうか、当たり前だろうって話なんだけど、研修で学んだことが研修転移される。つまり実践されなければならないという話なわけですね。 だから、研修転移がある研修を作らなきゃならないわけよ。つまり現場で実践される研修を作らなきゃないということになります。 ところが、企業研修だけじゃないな、教職員研修もそうかもしれない。 あらゆる研修もそうかもしれませんけれども、研修はやってるよね。学ぶことはやってるんだけど、現場の実践には1ミリも繋がってませんね、みたいな。 現場には何の変化もありませんね、従業員の方、何の行動変容もしてませんね、みたいな研修があるわけですよ。 研修中は、講師が、アシリテーターが、わけは言いながらやるもんだから、すごいイキイキワクワクしたり、やるぞー!っていう熱意に駆られたりするんだけれども、 現場に帰った瞬間に、は?みたいな。何のこと?みたいな。研修は研修。現場は現場。研修は研修。仕事は仕事。 だから、研修で学んだことなんて知ったこっちゃねーよ、みたいなね。研修室のドアをビャーって開けた瞬間に、パーンと忘れちゃうみたいな。そんなような研修があるわけです。 ね、研修の現場だけでイキイキワクワクしたりさ、パーッとしたパッションに駆られたりする。そういうような研修のこと、ワークショップのことを、私は学び温泉って言ってるよね。 学び温泉。温泉だよね。ワークショップ温泉。温泉だよ。使いたいね。そういうもんだと、いう風に考えています。 だからあれだよね。一時期の、ほら、流行った、えー、何ですか、ドリフですか、ババンババンバンバン、アバビはドドンじゃったんだよ。 言うたな、はははんだよね。あれも学んだ、これも学んだ、ってやつをね。言うたな、はははん、みたいなね。研修温泉ですよ。 あ、違う違う、学び温泉ね。ワークショップ温泉。はははんになっちゃダメなのよ。はははんになるとさ、ね、学び温泉、ワークショップ温泉にはぜひご注意くださいということですね。 残念ながら世の中には、研修でイキイキワクワク、ワークエンゲージメント、フルマックスみたいなね、ものだったり、 研修場面では、まあお肌がほっこりしたり、あるいはチームが一体感感じてね、なんか餅みたいになっちゃったり、まあするような研修ってあるんだけれども、 まあそれは結構現場で反映されないみたいなことは結構あるわけですよ。ね。 そういう研修には気をつけなければならない。学び温泉、ワークショップ温泉にはぜひご注意くださいということですね。 じゃあですね、この学び温泉やワークショップ温泉を防止するためには何ができるか。 これもね、なかなか難しいことなんですけれども、要研究で言われているのはね、実は研修中の働きかけではなく、研修前と研修後なんですよね。 ここでの働きかけがめちゃ大事だというふうに言われています。とりわけ非常に効果が高いと言っているのは、上司の巻き込みですね。 まあ研修に行く前にね、まあすごく簡単な話で言えば、研修これ学ぶんだよね、AI学ぶんだよね。 それ何に使うの?っていうふうに一言聞いてあげるとか、何の仕事に活かすの?っていうふうに一言、まあ何か対話があったりとか、 研修終わった後はさ、それどう活かす?ってね。 研修で学んだことをトライアウト、試行錯誤して実験できるようなプロジェクトとか仕事とか何かの試みがあれば、 研修で学んだことが結構実践されるっていうふうに言われてますね。 まあでも上司の人も最忙しいからさ、 ここのメンバーが研修で学んだことなんて内容なんて知らんしね。 だし、まあそこで時間取るのもなかなか難しいですよね。 まあでも、もしかして人事の人とか研修担当の人が、上司に何の学ぶ研修なんだってことだったり、 こんなこと学んだんですよってことを一言でも言っていただけると、もしかすると一言の声かけもあるかもしれないってことなのかなと思いますね。 研修定位を高める工夫、ぜひやっていきましょうということです。 あなたの会社の研修、学び音声、ワークショップ音声になっていませんかという話題でした。 # コメント返し感謝コーナー9月27日 今日もコメント返答のコーナーです。 まずですね、情報を伝えるな、景色を伝えろというような放送に対してのコメントです。 マツさん、今日も学びをありがとうございました。 研修の企画や講習をする時がある際に、何を伝えたらいいのか、何が正解なのかわからなくなる時がありますので、 こちらで紹介していただいた同じ景色を描くことはとても大事な視点だと思いましたし、とても納得しました。 立場が違うからこそ、言葉ではなく、同じ景色を見られるように伝えていればできるということができるといいなと思いました。 ありがとうございましたということです。 非常にありがとうございます。まずコメントありがとうございました。 そうですね、これ別に研修だけじゃなくてもね。 研修はそうなんですけれども、対人関係においてもそうですよね。 同じ光景を見る、同じ風景を描く、そのようにコミュニケーションするということですよね。 クバールという人がいます。質的研究の方法論の本を書いているクバールという人がいるんですけれども、 クバールはインタビューの手法として非常に大事な視点を提供しているんですよね。 インタビューってもともと語源はインタビューじゃないですか。インタビューですよね。インタビュー。 インタは何々の間にって意味です。 ビューは光景なので、良いインタビューというのは何々の間にインタビューされる人としている人の間にインタ。 間にビュー、同じ光景が見えることという風に言っているんですよね。 いいインタビューというのはインタビューなんですよ。 これ同じことです。研修でも同じで、講師の人がいろいろ伝えていること、そして受け手が感じていること、 それがなるべく同じ風景になれば一番いいのかなと思いました。 ありがとうございます。 次ですね。 タツタさん。すみません。タテザさんではなくタツタさんです。ごめんなさい。 これはストリートはお宝にあふれているっていうね。路上観察学会の投稿に対してコメントいただきました。 まずありがとうございます。 ぜひこの展覧会行ってみたいと思います。漫才に例えるとストリートがボケで観察者がツッコミということなのかもしれません。 相方のボケをうまく活かせるような観察者でありたいと思います。ということでした。ありがとうございます。 そうですね。ストリートはボケにあふれてますよ。ボケにあふれてます。 でも観察者がうまく突っ込んであげると、ああっていう感じで笑いが起きるっていう感じなんでしょうね。 非常に面白いですよね。同じ光景を見ていても、見えている人と見えていない人というのがいるわけですよ。 実際、路上観察学会の中でも非常にボケ、ストリートのボケを発揮するのにめっちゃ長けている人がいたみたいです。 ぜひこの展覧会見に行ってみてください。竜田さんありがとうございました。 次ですね。自分は他人からできているってパスカルのお話ですね。 パスカルのお話に対してLDC5期生ですから、大学院5期生の木村さんからお便りいただいてます。 こんにちは。LDC5期の木村です。パスカルの話面白いと思いました。 自分は他人からできているという考えは社会公正主義にも通じるかなと思い、パスカルの提案はすごいと思いました。 パスカルのパーセン読んでみたいと思いましたということです。ありがとうございました。 そうですね。ぜひぜひ読んでみてください。 自分は他者からできているという考え方自体はですね、結構歴史は長いと思います。 例えばパッと思いつく人1人ぐらいといえばジョージ・ハーバード・ミードですかね。社会学者、心理学者、哲学者と言ってもいいかもしれませんね。 ジョージ・ハーバード・ミードもですね、同じように自分というものが現れるためには他者というものがいるのだというふうに言った人です。 これは後にですね、ブルーマーという人のシンボリック相互作用論、そしてシュッツの現象学的社会学というのに結実して、 さらに言うと、誰でしたっけ。パッ出てこねーよ。それやだね。歳とってくるとパッ出てこねーな。 ガーフィンケルのエースのメソドロジーとか、さらに言うとですね、状況的な学習論というところにつながってくる考え方です。 もちろん社会公正主義にもつながりがあると思います。 あとはですね、学習論の観点から言うと、やっぱりロシアの心理学者レフ・ビゴツキーというのがおられるというか、いたんですけれども、 ビゴツキーの考え方が他者からできているというか、ある人が学習するためには他者という人が確かに必要なんだというふうに言った人ですよね。 ある人が学習して自分の能力を伸ばしていくためには、自分だけでできることよりも他人の手助けを通じてできることの間、 これをギャップを埋めていくことなんですよね。 こういうことをですね、ビゴツキーはゾーンのプロクサマルデベロップメント、最近説発達領域というふうに言ったんね。 だから自分でできることと他者の手助けを借りて通じることというものが、自分の発達の可能性だという考え方を提示したのがレフ・ビゴツキーなのかなというふうに思います。 こんなように、他者、大事なんですよ。めちゃくちゃ大事。めちゃくちゃ大事です。 私の研究の何だろう、根幹を成している考え方でもありますね。 人は一人だと積んでしまうとか、もし自分が能力が高くなりたければ、他人に他者を見つけることだみたいなのは、おそらくどの研究でも言いまくっているんじゃないのかなと思います。 私は、ラーニングをソーシャルなもんだというふうに考える考え方にめっちゃ引かれている人間でして、それを何度も何度もいろんな形で繰り返しているんだよね。 そうなのよ、実際。残業学やろうが、転職学やろうが、最近の本で言うと人材開発、組織開発のコンサルティング、人材開発、組織開発の臨床打ち。 これ全て言っていることと同じなんですよ。 あらららら、バレちゃった。本当は同じなの。ラーニング・イズ・ソーシャルというふうにいつも言っているんです。 というわけでございまして、皆さんのコメントの方、本当にありがとうございました。皆さんからのコメントもこのようにご紹介していただきたいと思います。よろしくお願いします。 # エンディング というわけで、これで中原寺をおしまいです。 何かご質問、リクエストがあればコメントを書いてください。 フォローなどもどうぞよろしくお願いします。 Xなどで感想をお寄せいただくときは、 シャープ中原寺をカタカナでお願いします。 じゃあ、今日のオンエアはここまで。 皆さん、学びに満ちた一日をお過ごしください。 そして人生は続く。中原ジョーでした。 もっと見るナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」プレミアム放送配信中!00:341.イントロ06:202.あなたの会社の研修は「学び温泉」「ワークショップ温泉」になっていませんか?06:213.コメント返し感謝コーナー9月27日00:254.エンディングコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 立田順一9月28日かつて某教育委員会で教職員研修を担当していた者にとって、とても耳の痛いお話でした。全国各地の教育委員会で教職員研修を担当する部署は、《妖怪・其之場限り》に取り憑かれていると思います。そんななかでも手応えがあったのは、・単発的な内容ではなく複数回の連続講座にして、研修と研修の間の実践や研修後のフォローアップを大切にする・研修の課題として上司である校長へのインタビューを行う…などの取組みでした。1返信
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そんななかでも手応えがあったのは、
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・研修の課題として上司である校長へのインタビューを行う
…などの取組みでした。