TOPトーク専門家毎朝の思考本当の多様性や包摂のためには「異議申し立て」に耳を傾けることも大事08:56 2025年6月19日 8,681再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次Pride Action 30:30個の行動で始める変化真の多様性とは何か?偏りの是正を問うアメリカのDEI批判と白人労働者層持続可能な社会運動:日々の習慣の重要性多様性への取り組み:美しい日常を創造するAI文字起こし(β版) # 「Pride Action30」できることから始めよう。 おはようございます。佐々木敏直です。 プライド月間である6月にLGBTQプラスへの理解と支援を深める Pride Action 30という30個のアクションを提示して みんなでやりましょうというプロジェクトを始まっています。 今日の放送はこのプライドアクション30をやりましょうという 呼びかけでもあるという内容です。 多様性って僕らすごい大事だと思っている。 よくあるDEIですよね。ダイバーシティー、クイティー、インクルージョンで つまり多様性、公平性、包括性、包摂性ですね。 最近アメリカのトランプ政権がこのDEIについて非常にネガティブな発言を繰り返している 否定しているって方向にあるんだけど ここで僕はトランプを批判していてもしょうがないなと思っている部分がある。 なぜかというと、多分今のDEI、多様性とか公平性について ある種の異議申し立てが起きている部分ってのがあるんじゃないか。 どういうことかというと多様性そのものに偏りがあってはいけないと思うんだけど その偏りみたいなものが可視化されてきた部分ってあるんじゃないかなと思ってるんですよね。 例えばなぜトランプ政権が誕生したのかっていうのはもう散々議論し尽くされている。 第一、トランプ政権の時も言われたし今も言われてるんだけど 90年代から2000年代にかけての民主党政権、アメリカの民主党政権が 多様性と言いながらも結局白人労働者層が貧困化していくって問題にあまり目をかけてこなかった。 どちらかというとLGBTQプラスだったりとかヘミニズムの方、 あるいはブラックライブスバターみたいなアフリカ系の人たちを支援する運動 そちらの方に傾きすぎていて 多様性と言いながら貧困の白人労働者は多様性の中に入れてもらってないじゃないかっていう ある種の異議申し立てがあって、それが結構広範囲なアメリカ国民に届いた叫びだったと思うんです。 だから必ずしも白人労働者層だけじゃなくて、都市部の知識人だったりとか あるいは白人ではないアメリカ人にとっても もうトランプにそこをなんとか掲げてもらうしかないという一部の望みをかけたみたいなね そういう投票行動につながったって話はあるんですよね。 日本でも多様性が言われながらも、例えば多様性に逃げてはいけないみたいな言説がある。 例えばどういうことかというと 今よく議論になっている選択的夫婦別姓を法制度化するかどうかっていう議論の時に もちろん選択的夫婦別姓、夫婦別姓を選択してもいいんだよっていう話なんだから 夫婦同姓、つまり夫の姓を名乗る、あるいは奥さんの姓を名乗るということも認めるべきだと思うんだけど そういうのを認めているからいつまで経っても夫婦別姓は進まないんだと だから多様性に逃げちゃいけないっていうようなことを言う人がいる。 でもこれはやっぱり僕は多様性ではない。間違ってると思っていて 夫婦同姓を選ぶ人もいれば夫婦別姓を選ぶ人もいれば、それは本当に個人の自由なんだっていう あらゆる多様性をきちんと守ることこそが本当の多様性なんじゃないか。 そうやって多様性を一部認め一部は認めないってことをやって、どこかに偏りが出てくると それは必ず不公平感を生んでしまうし、やっぱり社会に厚い影響を起こす気がするんですよね。 こういう考え方を取った方がいいんじゃないかと思う。 あらゆる多様性を守りましょう。 だからさっきも話したようにトランプ政権がDEIを否定するみたいな動きが起きているんだけど でもそれでもやっぱり今の21世紀の現代社会は 多様性、公平性、包摂性みたいなものを重視するところに間違いなく進んでいくし これが現時点のアメリカである程度批判される動きになっているのは 偏りが修正されていない、さっきの多様性の一部しか認められていないことに対する不満が起きていて そこへの修正を求めている過渡期の現象じゃないかという気もするんですよ。 だからもっともっと多様性を認めましょう。 LGBTQ プラスだけじゃなくて、それ以外の多様性もちゃんと認めるべきだということを考えた方がいいんじゃないかなと思うんですよね。 じゃあそのためには何を我々はすればいいのか。 アクションという言い方をよくするんだけど アクションというと、運動をやるとかデモをするとかいう方向に傾きがちな感じもするんですけれど 僕はやっぱり21世紀の社会運動というか、社会に対してどう向き合うのかという考え方は 必ずしも街頭の運動だけじゃなくて じっくりとみんながこの問題に取り組んでいく、日々の習慣として捉えていくという方が実は 現代社会に合っているんじゃないのかというのもすごく思うんですよね。 これは僕は前からずっと言っているんだけど 20世紀的な近代の右肩上がりの成長が期待された時代においては とにかく瞬発力を出して上へ上へと目指す。 上れより高く、みたいなのが我々に多くの人の共感する考え方だったと思うんだけど 今の時代、低成長時代でなおかつ多様性が広がっている時代においては 瞬発力よりも持続力、マラソンを走るような持続力 あるいは、最近フラット登山という山の本を出しましたけど ひたすら歩き続けるというような持続力の方が僕はとても大事だよね。 自分の仕事や暮らしでもそうだし それは社会運動についても同じじゃないかなというふうには思うんですよ。 だからこのプライドアクション30という考え方は 僕は結構いいなぁと個人的にも思っていて 30日、1ヶ月ですよね。 毎日いろんなことをやってみましょうと。 すごく些細なことで、例えばLGBTQは何の頭文字か調べてみるとかね。 あるいは10人に1人はそういう人がいるんだということを理解するとか 自分の周りにも本人が言い出せないだけで 実はLGBTQプラスの人がいるんじゃないかってことを考えて暮らしてみるとか そういう大げさではない、本当にささやかな小さな行動とか小さな考えみたいなことを続けていく。 つまりはこれを日常にしていく、習慣にしていくという考え方は 実はとても大事だなと思うんですよ。 昔、吉田健一という文芸評論家がいて 昭和30年代に長崎っていうタイトルのすごく短いエッセイを書いてるんですね。 本にするとわずか2ページぐらい。 長崎を訪れて、戦争の後はもう残ってない、原爆の後と分かるものは何も残ってないってことに対して 感慨深けな感想を書かれてるんですけど、その中でこう書いてる。 戦争に反対する最も有効な方法が過去の戦争の酷さを強調し 二度と再びと宣伝することであるとはどうしても思えないんだと。 そうじゃない。 こういうくだりです。これすごく有名な文章なんだけど 戦争に反対する唯一の手段は各自の生活を美しくしてそれに執着することである。 そうなんですよね。こういう習慣にしてそれをとても大事にしていく。 ということこそが実は戦争に反対していくことになるんだ。 こわだかに叫ぶんじゃなくて日々の習慣を持続していきましょう。 この吉田健一の考え方は現在のプライドアクション30に ちょっとつながっている感じもするなというふうには思います。 というわけで今日はプライドアクション30についてのお話でした。 ではまた明日。 もっと見る #パナソニック #プロモーション #Panasonic #パナソニックコネクト #PanasonicConnect #PrideAction30 毎朝の思考佐々木俊尚08:561.「Pride Action30」できることから始めよう。https://connect.panasonic.com/jp-ja/brand/prideactionコメント感想・質問・応援メッセージを書こう Kensaku2025年6月20日多様性。今の風潮は特定の属性にやや偏ったものも多く、だから異議申し立てので声があり、そしてトランプ政権誕生に繋がったと言うご意見同感です。大切なことは多様性よりバランス感覚なのかも知れません。そのバランス感覚は余程意識的に取り組まないと醸成されません。さもないと風潮に流されてしまいます。そう言う啓示を与えてくれているのが今のアメリカ社会なのかも知れませんね!2返信 俊尚 佐々木2025年6月26日おっしゃる通り、バランス感覚がすべてだと思います。 北斎2025年6月19日多様性、総論賛成各論反対かな~❓️なんか中に浮いた話(理想論)ばかりで、身近な話として、隣にその人が住んでいてもいいって思えるのかな😮返信 回鍋肉2025年6月19日例えばジェンダーにしても男女にLGBTQ等を加えても高々10、20の分類ですが、「多様性」を謳う人の問題点は、それより深く考えないことだと思いますだから、活動に異を唱えたりすると「名誉男性」とか「先人にただ乗り」とかの罵詈雑言が飛び交って……佐々木さんはよく「共同体」について話されますが、「同調圧力」って日本を揶揄する文句に使われがちですが、寧ろ、「これさえ守っていれば、後は気にしない」って考えも大事ではないかと思いました1返信
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なんか中に浮いた話(理想論)ばかりで、身近な話として、隣にその人が住んでいてもいいって思えるのかな😮
だから、活動に異を唱えたりすると「名誉男性」とか「先人にただ乗り」とかの罵詈雑言が飛び交って……
佐々木さんはよく「共同体」について話されますが、「同調圧力」って日本を揶揄する文句に使われがちですが、寧ろ、「これさえ守っていれば、後は気にしない」って考えも大事ではないかと思いました