TOPトーク専門家毎朝の思考災害の被災にも民族差別にも、ヒエラルキー構造を作ってはならない09:35 2024年3月14日 7,491再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次被災地のグラデーション、空気感の違い震災と差別、共通のヒエラルキー構造アカデミー賞でのアジア人差別問題黒人差別とアジア人差別、どちらが重いのか?あらゆる差別へのフラットな視点をAI文字起こし(β版) # 災害の被災にも民族差別にも、ヒエラルキー構造を作ってはならない おはようございます。佐々木敏直です。 3月11日は震災から13年の日だったんだけど、 あの13年前に現地に取材に行ったり、いろんな土地を歩いたりして、 一番強く思ったのは、被災の度合いというかね、 被害を受けた人たちにすごいグラデーションがあることだなっていう。 津波で亡くなった人とか、福島の原発事故で避難せざるを得なくて帰還できなかった人たち。 っていう被害がとても重いのを誰もが認めるんだけど、 でもだからといってそうじゃない被害の人たちは 軽いからいいって言われていいのかってそんなことないんですよね。 あの時首都圏でも、例えば千葉とか江東区とかの海沿いのマンションとかでは、 1戸建てもそうだったんだけど、家が傾いたりとかね。 土地が液状化してマンションの前の道路が歩けなくなっちゃったりとかいろんな被害が起きてた。 でもその人たちと話をすると、私たちの被害なんて 津波で襲われた東北の被害に比べれば本当に大したことないので 声を上げるようなものじゃないんですよっていうのをおっしゃってて ちょっとこれ胸をつかれる感じっていうのがしたんですよね。 あの時3月の終わりに東京から仙台経由で福島、そして三宅と入って 仙台の町にいると、なんだか東京と比べると暗いよねって 節電してたのもあるんだけどね。 なんとなくこう重々しい雰囲気だった。 でもそれが津波の被災地、まだ全く瓦礫も片付けてない状況の中に だんだん足を踏み入れていくと、もうなんか 自分としてはショックで何も言えない。 そもそも地震が起きる以前の陸前高田や気仙沼、名取とかね あの辺の町のことは何も知らないんだなっていうことがね 逆に非常に辛かったのを思い出します。 そうやって被災地を回って仙台に戻ってきたら 仙台には随分町が綺麗で そこは仙台平野の広い空港とか高速道路があるあたりまでが被害にあって 仙台の駅前の中心部は津波の被害を受けてない。 地震はもちろん大きかったんだけれど だからそんなに大きな被害がある感じには もう地震が起きてから2週間3週間ぐらいだったから そんなに見えなかったっていうのもあって なんかずいぶん空気感が違うなっていう 自分が最初に仙台に来た時とほんのわずか4,5日しか違ってないのに そうやってグラデーションの空気感の違いみたいなのを実に感じたりとかして その後東京に戻ってきて 東京もやっぱりすごく重苦しい感じだったんだけど その後前々から予定していたら4月に入ってからナラの方に旅行に行ったんですよね なんか旅行に行かないで自粛してるのもおかしいよねっていう気持ちで 当時自粛の嵐みたいなのが吹き荒れてたんだけど それにこうする気持ちもあって もう旅行に行くよってナラに旅行に行った ナラの駅前でレンタカー借りて車を走らせたら ラジオが流れてて地元のFM局の なんだか陽気な感じで普通に楽しい番組をやっていて 関西ってやっぱり全然東京のラジオと空気感違うんだな 今この段階でっていうのをまたひしひしと感じたり だからあの時本当に東北の被災地を中心として グラデーションのように放射線上に何か被害とか空気感とか重さみたいなのが だんだんだんだん広がりそれが薄れていくみたいな 波紋のような形で広がってたんだなっていうのは その時つくづくと思ったんですよね でもその場所その場所でやっぱり被害が出てるわけなんだから だから私らの被害は大したことないので そんなに声を上げちゃいけないなんてことは絶対ないんですよ どんな場所でもちゃんと声を上げていいんだよっていうのは すごく当時思ったんだけど なんで今日この話をしてるかっていうと ちょうど昨日アカデミー賞アメリカの映画の受賞式で アジア人差別みたいな行動があったっていうニュースが流れてたでしょ オッペンハイマーがアカデミー賞を受賞して それで助援団員賞を受け取ったロバートダウニージュニアがね 壇上に上がるときにトロフィーを手渡してくれたのが 前の年にエブリシングエブリアオールアットアンスって エブエブって略されてますけど 映画で同じ助援団員賞を受賞したベトナム系のキーホイコアンなんだけど 彼からそのトロフィーを受け取るときに全く顔も見ないでね 片手でパンと受け取って まるでアジア系のボーイからシャンパンを受け取るみたいな感じだった みたいなふうに批判されて 動画を見ると前後も分からないし 二人の関係も分からないので何とも言えないんだけど ちょっと確かに無視しすぎだよなって感じがして やっぱりこれも軽いアジア人差別みたいなもんなのかなって感じた ですよね そのニュースがツイッターとかSNSで結構話題になっていて なんか黒人差別がクローズアップされてるけど アジア人も差別されてるじゃないかって話の中で ある人がアメリカ在住だと思うんだけど アメリカでは黒人差別は本当に何もしなくても犯人扱いされたり殺されたりすると だからアジア人の差別は重いんだと アジア人は無視されるぐらいなんだから なんか黒人の差別の次に自分たちのターンがやってくるのを待ってた方がいいみたいな そういう投稿をされていて いやそういうことなのかと アジア人差別は軽くて黒人差別は重いから 黒人が差別されているのをもっと注目すべきであって アジアの差別は軽いからしばらく待てっていう論理は本当に正しいのかどうか それを言い出したら日本国内でも例えば 障がい者に対する差別とかLGBTに対する差別とか あるいは女性に対する差別とかいろんな差別があるわけですね在日に対する差別 それ以外も例えば中年の弱者男性に対する差別とかもあるわけじゃないですか でも現状その差別に対してすごく軽い重いっていう傾聴が 値として加えられてしまっている部分ってのは確かにあるんだよね ニュースではLGBTとか障がい者とか在日への差別は盛んに言われるんだけど じゃあ弱者男性の差別とかあまり表に出ない差別については語られなかったりする それは僕は良くないと思うんですよ あらゆる人が差別をされているんだったら そのあらゆる差別が軽かろうが重かろうがちゃんと訴状に載せるべきだしね それをきちんと議論すべきだと思う お前の差別は軽いからお前は我慢してろっていうのは その人にとっては差別されているのは深刻な問題なわけですよ 他の人がどんなに差別されようがされまいが関係なしに そういうふうに軽い重いっていう値をつけること自体が ある種の差別とか弱者ってものに対して ヒエラルキーですよね、ピラミッド構造みたいなものを与えている感じがして それは逆の権力構造なんじゃないのかな 権力は強いところがピラミッドの頂上にいて弱いところはだんだん下にいる 下にいるものは重さに根を挙げて苦しみながら上を見上げているっていう構造なわけですよね それがなぜかマイノリティとか弱者にも同じような構図が作られて 下の方にいる弱者は声を上げることも許されない お前の差別は軽いんだからいいだろって言われてしまう それは違うんじゃないかな 震災の時の被害や心理的な状況がグラデーションで でもどの被害もやっぱり大事だったのと同じように 差別もやっぱり同じように扱われて そこにヒエラルキーじゃなくてもっとフラットな目線が持ち込まれるべき ではないんじゃないかなっていうふうに思います なかなかこれって言っても伝わらないのはなぜなんだろうな ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:351.災害の被災にも民族差別にも、ヒエラルキー構造を作ってはならないコメント感想・質問・応援メッセージを書こう white 2024年3月14日佐々木さん、この話題を取り上げてくださりありがとうございます。その方の発言、まさに二次被害を生んでいる加害者そのものです。このような方が気づかずに二次被害者を産んでいるんですよね。そして、本人は傷つけていることを全く気付かないし、本心から反省なんてできない人なんですよね。。。答えのない問題なので、私たち一人一人が、大切な自分や人を支える、癒す、術をもつことが大切なのだろうな。と最近も感じていたところです。今日もありがとうございます🙏✨返信 俊尚 佐々木2024年3月21日こちらこそありがとうございます。 武井義勇(たけいきゆう)2024年3月14日話が少しズレるかもですが。震災直後、テレビをつけるとずっと震災のニュースばかりで相当気が滅入りました。情報は欲しいけれど、辛かったことを思い出しました。そんな中、三日後くらいにバラエティが復活して観たとき、すごく安心したのを覚えています。求めていたのは癒しだったのです。だから地震が起こった時に、自粛するのではなく、旅行等に出るのはいいな、と思いました。3返信 俊尚 佐々木2024年3月21日自粛は意味ないって、311のときから散々言ってるのにねえ。 回鍋肉2024年3月14日「可哀想自慢」みたいな感じになってきていますよねともすれば、「弱者」が加害者になることもありますし4返信 堺(伊地知)亜紀2024年3月14日障害のある息子がいます。障害児の親にもヒエラルキー構造があります。障害の重い子ほど偉いし、親は他の子の親にも医者でも教師でもないのに幅をきかせて勝手にアドバイス「あなたの子はまだ軽いから良いわよね、うちの子は一生ただ生きてるだけなのよ?一生介護なんだから!わかる?」息子の障害が軽く、私は軽く扱われ何を言っても「大したことない人が意見しないで」…軽いなら軽いなりの苦労があるんですけどね。貴方のような親にはわからないでしょうね!悔しい想いを沢山しました。ほんとコレなんとかならねぇかなぁ!!9返信 通りすがりのひとみ2024年3月14日お辛いですね…1 俊尚 佐々木2024年3月21日貴重なご体験をお話しいただいてありがとうございます。 ねぎま2024年3月14日大震災時に仙台に住んでいました。沿岸ではなかったので津波被害はありませんでしたが地震でインフラは絶たれ家はメチャクチャ(大規模半壊)で避難所でしばらく生活してました。自衛隊の方が物資を持ってきてくれたときでも「支援は沿岸の人へ優先してほしい」という多くの声があり、目に見えなくとも更に困っている人に手を差し伸べる優しさは日本国内にはっきりとした差別がないことなのだと思いました。4返信 もっと見る
「同居離婚」という新しい関係性を考える 9分・8時間前・ 2,537再生AI目次「同居離婚」を選ぶ理由と背景夫を異性として見られず離婚した妻の心境離婚で「夫」から「同居人」へ変化した関係旧来の結婚観から脱却するメリット「ゼロイチではない」人間関係のグラデーション
「レベルの低いマネジメント」の虚しさについて 9分・昨日・ 4,455再生AI目次マネジメントにおけるAI活用論「レベルの低い」マネジメントの実像告白、待ち伏せ…セクハラ疑惑の現場有給・リモートワーク調整の泥沼虚しさと無力感に陥るマネージャー
ウォーカブル観光地としての草津温泉の魅力 8分・一昨日・ 4,147再生AI目次なぜ草津温泉は若者に人気なのか?湯畑が創るウォーカブルな街並み街が育んだ湯畑と観光施設の調和東京圏からの直通バス、その全貌若者層が選ぶ観光地の共通点とは
AIの収穫逓減という問題を解説 9分・10月2日・ 5,911再生AI目次収穫逓減とは何か?具体的な例で解説IT業界の「収穫逓増」との決定的な違い膨大なAI投資と現状の生産性ギャップ経済学者も指摘するAI投資の課題とはAI投資回収への鍵「フィジカルAI」の可能性
わたしはなぜ高級レストランに行かなくなったのか 9分・10月1日・ 6,885再生AI目次高級レストランに潜む意外な客層の実態自腹で美食を楽しむ「ジバラン」の思想なぜ客層がレストランの価値を決めるのか評価と客層の意外な関係性とは成金感なき贅沢の追求
「Tシャツが乾くまで」が描くちょっと不快な多様性の世界 9分・9月30日・ 6,813再生AI目次不倫?ミステリー?ドラマの正体とは「不快な多様性」が示す真実従来の枠を超えた人間関係の考察不快な関係性も個々のリアルか練り上げられた脚本と役者陣の演技
AIが大量の古書を学習する遠大なメリット 9分・9月29日・ 5,860再生AI目次AI企業による古書大量購入の謎AI学習データの枯渇危機と解決策現代の「自炊」がもたらす出版界の葛藤未読の膨大な知識がAIで共有される意味AIの知性と原典アクセス権の未来
AIに「自分の人生の目標値」を与えるという課題 9分・9月28日・ 6,202再生AI目次AIに「決定」を委ねる現代人選択の疲弊からAI依存の結婚へAIが示す「自由からの闘争」新たな形AIが設計する人生最適化の真実AIに与える「人生の目標値」とは?
米中のAI競争は相互確証破壊に似ている 8分・9月27日・ 5,830再生AI目次AIの「RSI」現象と進化の脅威米中AI競争:開発速度を巡るジレンマ中国共産党を脅かすAIの可能性「同床異夢」で進むAI制御の困難さ「相互確証破壊」に学ぶAI管理の道
晩夏ということばの響きが好き 8分・9月26日・ 5,278再生AI目次渋谷の祭り囃子が告げる夏の終焉「同民の人」さんが語る夏の二面性北国が示す夏の儚さと終わりの美夏祭りの賑わいに潜む日本人の感傷初秋ではなく「晩夏」を選ぶ理由
震災直後、テレビをつけるとずっと震災のニュースばかりで相当気が滅入りました。情報は欲しいけれど、辛かったことを思い出しました。
そんな中、三日後くらいにバラエティが復活して観たとき、すごく安心したのを覚えています。求めていたのは癒しだったのです。
だから地震が起こった時に、自粛するのではなく、旅行等に出るのはいいな、と思いました。
ともすれば、「弱者」が加害者になることもありますし
障害の重い子ほど偉いし、親は他の子の親にも医者でも教師でもないのに幅をきかせて勝手にアドバイス「あなたの子はまだ軽いから良いわよね、うちの子は一生ただ生きてるだけなのよ?一生介護なんだから!わかる?」
息子の障害が軽く、私は軽く扱われ何を言っても「大したことない人が意見しないで」…軽いなら軽いなりの苦労があるんですけどね。貴方のような親にはわからないでしょうね!悔しい想いを沢山しました。
ほんとコレなんとかならねぇかなぁ!!
沿岸ではなかったので津波被害はありませんでしたが地震でインフラは絶たれ家はメチャクチャ(大規模半壊)で避難所でしばらく生活してました。
自衛隊の方が物資を持ってきてくれたときでも「支援は沿岸の人へ優先してほしい」という多くの声があり、目に見えなくとも更に困っている人に手を差し伸べる優しさは日本国内にはっきりとした差別がないことなのだと思いました。