TOPトーク専門家毎朝の思考この広い世界はローカルに向かっている08:30 5月9日 7,124再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次世界的な「洋楽・洋画離れ」の真実とはSpotifyが示す音楽のローカル化現象インターネットが文化を底上げした結果グローバルサウス映画の驚くべき進化なぜ「グローカル」が加速するのかAI文字起こし(β版) # この広い世界はローカルに向かっている おはようございます。 佐々木としなおです。 音楽とか映画で洋楽離れ、洋画離れみたいなことはだいぶ前から言われてますよね。 確かに最近の映画の工業成績ランキングを見ると 上位はほとんど日本映画。 アニメは中心なんだけどアニメだけじゃなくて最近だと国宝みたいなね。 実写映画でも結構すごく筆手しているのがある。 音楽でもそうですよね。 日本のミュージシャンをみんな好きで、あんまり海外に音楽を聴いているという感じがなくなってしまった。 昔はそうでもなくて やっぱり海外の映画、ハリウッド映画にみんな憧れ そして音楽でも、やっぱりロックはアメリカだよね、イギリスだよねみたいな感じだったんだけど 実際自分自身で見ても 最近あんまり海外の音楽は聴かなくなったな。 映画は相変わらず好きなんで、いろんな国の映画を見てるんですけどね。 これって日本だけなのかなっていうのは前から少し疑問に思ってたことで これをもって日本の内向きだとか 停滞する日本みたいなそういうところに至る人も結構多かったんだけど 実はそうじゃないんじゃないのっていうのが最近記事になっていて、これは非常に面白かったです。 URL貼っておきますけど ツレズレ研究室さんって方が書かれた バラバラになる世界の音楽チャート spotify のチャート6年分を調べて、その70数カ国のチャートがどうなっているのかを見た。 そうするとローカル化がものすごい勢いでどの国にも進んでいる。 つまり、自国の音楽だけを聴く人がものすごく増えているってことなんですね。 そっか、日本だけじゃなかったんだという驚きがある。 これは一体何なんでしょうね。世界中で進んでいるというのは。 一つ思うのは、文化がインターネット時代によってすごい勢いで素早く伝播するようになって その素早く伝播したことによって世界が禁止になったわけじゃないわけなんですよね。 よく20世紀の終わりぐらいにグロバリゼーションが始まった頃は これからは食文化のローカルみたいなのがなくなって世界中がまこならずに 侵食されるみたいなことを真面目に言っている人も多かったんだけど、実際にはそうはなっていない。 その代わりに文化のベースとなる、例えばプラットフォームですよね。 YouTubeだったりとか、Spotify、Apple Musicみたいなもの。 そういうインフラがすごく整って、自分の音楽をいろんな所に届けることが非常に容易くなった。 同時に音楽の垣根が下がって、昔だったら例えば 音楽をやろうと思ったら高校でバンドを組んだりとか、大学で音楽サークルに入ったり そこから一生懸命文化祭に出たりとか、あるいはオーディションに出てみたりとか いろんなご努力をしないと表舞台に出てくるのはできなかったんだけど 最近だと宅録でもう一人でも自分で一曲の音楽を作れてしまう。 そういう機材が揃っているわけですよね。 同時にその曲をYouTubeで簡単に配信できてしまうので 誰でもあっという間にみんなに音楽を聴いてもらうことが可能になって その結果としてものすごく素晴らしい才能の持ち主が音楽の世界では見つけやすくなっている。 だから前だったら想像もつかない、本当に10代の前半 ローティーンとかでデビューするミュージシャンとかが結構出てきていて すごい時代になったなぁって感じがするんですよ。 そういうローティーンでもデビューできるぐらいの環境の中で音楽が生まれ その音楽がどんどん消費されていくってことになっていく。 そうすると何が起きるかというと音楽のレベルが全体に底上げされていくんじゃないかなと思うんです。 例えば70年代80年代、僕は10代20代だった頃 他の国の音楽を聴く機会はあまりなかったんだけど 中古レコード屋とかに行っていろいろ捌くってて ワールドミュージックみたいなコーナーがあって そうするとそこに例えばタイとかベトナムとかのレコードとか売ってるわけですよ。 試しにそのシングル版とかを200円ぐらいで売ってるやつを買ってみて聴いてみる。 そうするとなんかいやこれは田舎臭いなぁみたいな言っちゃ悪いけど そんな感じの印象で なんかそれをイギリスとかアメリカでやってる最先端のかっこいいロックと比べると 全然レベル違うよねって感じであったんですよね。 まあチープで田舎臭くて安っぽかった。 そういう途上国の音楽っての。 でも実際今そんなことは全くなくなって どの国の音楽を聴いてみても スポティファイコで検索するといろんな国の音楽聴けるんだけど 聴いてみても全然レベル高い。 日本のバンドとも変わらない。 英米とも変わらないっていうぐらいの感じなんですよね。 インターネットのテクノロジーによって底上げを行われて どこの国でも一定のレベルの音楽が作れるようになった。 これが逆にわざわざ英米の音楽を言葉が簡単に聞こうとかしなくても 自国の音楽で十分満足できるレベルになったってことは とても大きいんじゃないかなと思うんですよね。 映画でもそうですよね。 昔の70年代80年代の途上国の映画っていうと やっぱりすごく画質も悪かったりとか演技も素朴だったりとかで ああなんか第三世界の映画だなみたいなそういうイメージがあった。 第三世界って言葉を今死後になりました。 今でいうとグローバルサウスなんだけど。 僕は映画をすごくたくさん見ていて 視写上もいただくので各国の映画を見に行くんだけど 本当にいろんな国が映画を作っている。 東南アジア各地、あるいはペルーとかの南米の映画だったりとか どの国の映画を見てもやっぱりめちゃくちゃレベル高いですよ。 イランとかもすごいですからね。やっぱりレベルがね。 もちろん画質も綺麗だし演技も素晴らしいし演出も洗練されているし アメリカやイギリスや日本の映画と比べても何ら遜色のない映画がたくさん世界中で作られている。 そうなってくると当然自分たちの国、自分たちの民族、自分たちの文化に馴染みのある 世界観の映画を見たいって気持ちが当然高まってくるので やっぱり自国の映画を見るようになるんじゃないか。 っていうことじゃないかなと思うんですよね。 だから今起きているのはグローカルって言葉があった。 グローバリゼーションが進出し普及すればすることですね。 そのプラットフォームが世界中を追うことによって逆にローカルな文化が共有されるはずになる。 もともと日本のアニメって日本の非常にローカルな文化だったわけなんだけど それがグローバルなプラットフォームを経由して世界中で見られるようになって そこから世界のアニメ部分につながっていくということが起きる。 だからアニメってグローカル発っていうところがあるんですよね。 ジャンルが細分化されてローカルな文化も そういう細分化されたジャンルの文化も同時に世界中に広がっていく。 っていうような世界の中で、より自分の価値観に近いものを求めていくと 同じ国の音楽同じ国の映画に惹かれやすいっていう そういう構図が起きてきてるんじゃないかなという感じがします。 非常に面白い変化で、これがさらに今後どうなっていくのか ずっと見ていきたいなというふうに思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:301.この広い世界はローカルに向かっているhttps://note.com/tsurezure_cat/n/n54ebce7f7256コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 0827alen5月9日料理でも、昔は自国料理が資源的にも技術的にも豊かとは言えなかった状況が、日本の様に海外から様々な料理を取り込み学ぶことで、却って、ローカルの伝統的料理文化のレベルが格段に上がって、過去の料理文化と比べ遥かに広く深く豊かに展開しはじめる現象とも、似てますよね…。音楽や映画のように、日本の食べ物に限らず、世界各地域の食文化も、同様にそうなっている印象がありますよね…。寿司文化を取り込んだ現代アメリカ料理、フランス料理を取り込んだ現代スペイン料理、たしか、バスク料理もその典型?みたいですよね…。1返信 0827alen5月10日つづき)「広い世界はローカルに向かう」、確かにこの流れは、政治と社会の近代化で民主主義が日本でも定着し、垢抜け、レベルが上がった流れも、まさに、グローバルからローカルに向かう、という感じですよね…。一方で、この流れが最近の世界的な動きの様に、ローカルの内部で更に反転し、MAGA、自国ファースト、ナショナリズムなどに向かってしまうと、多様性を失い、三歩進んで二歩戻る、みたいな感じもありますよね…笑1 ルーチ5月9日人類は大昔から「歴史は繰り返す」を実現し続けています。世代が変わることで忘れていくから?と思っていましたが、最近では、人間は「感情」の生き物だからと感じています。新しいものでも慣れてしまう。慣れると新たな刺激を求める。選択肢が多いものはまだしも、戦争と平和や、ローカルとグローバルのように大きく分けると2択になるようなものでは、結果的に繰り返すことになっている気がします。AIにより人間はこれまでよりレベルが上がった均一化が進むでしょうが、その後にやはりパーソナルな人間性が見直される気がします。返信 俊尚 佐々木5月14日AI時代に人間性が復権というのはほんとうそう思います。 花鳥風月5月9日そうなんですね。いつもこの放送で、世界の先端や時代の流れを勉強させてもらっています。第三世界、久々に聞きました。返信 俊尚 佐々木5月14日ありがとうございます。1 コウサク5月9日90年代J-POPはJ-WAVEでかかるイケてる曲のコトでしたね。ピストン西沢が抗ってた事を思い出しました(笑)かつての第三世界も平和と安定した生活が娯楽を産みますね。マレーシアアニメのメカアマト、最近更新が停まってるイランの漫画家mahiなど自国文化が自然と融合して面白いですよね。返信 俊尚 佐々木5月14日90年代はそうでしたよねえ。 荒巻 泰造5月9日世界は冷たい「巨大クラウド」を離れ、顔の見える「ご近所Wi-Fi」へ回帰中。集合的記憶が個のバックアップなら、このローカル化は「データの同期ミス」を防ぐ生存戦略です。広すぎる地球で独り言を呟くより、馴染みの店で「あの時は…」と記憶のパッチを当て合う方が、心のOSは安定します。結局、僕らの物語を正しく保存し、読み込んでくれるのは、手の届く距離にいる「心の外付けハードディスク」たちなのです。?3返信 ばたばた5月9日Spotifyのデータから世界各国でローカル回帰の動きが見て取れるというのは非常に面白いです。確かにひと昔前にグローバリゼーションに伴う文化の均質化を懸念する議論ありましたが、結局そうはなってないという。でも一方で韓国エンタメのグローバル化みたいなのは、まさにこのシナリオに乗った動きでもあります。時間が経ってこういう答え合わせが出来るのはやはり面白いです。2 もっと見る
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AIにより人間はこれまでよりレベルが上がった均一化が進むでしょうが、その後にやはりパーソナルな人間性が見直される気がします。
かつての第三世界も平和と安定した生活が娯楽を産みますね。
マレーシアアニメのメカアマト、最近更新が停まってるイランの漫画家mahiなど自国文化が自然と融合して面白いですよね。
広すぎる地球で独り言を呟くより、馴染みの店で「あの時は…」と記憶のパッチを当て合う方が、心のOSは安定します。結局、僕らの物語を正しく保存し、読み込んでくれるのは、手の届く距離にいる「心の外付けハードディスク」たちなのです。?