TOPトーク専門家毎朝の思考LGBTQ+のアライから考える共同体の地平08:18 6月5日 6,615再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「Pride Action30」アライが拓く新たな道共同体が秘める抑圧と安心の狭間中心を持たない「ネットワーク」の可能性内と外の壁を超越する繋がりとは多様性を包摂する社会運動のあり方AI文字起こし(β版) # 「Pride Action30」できることから始めよう。 おはようございます。佐々木敏直です。 今月6月はプライド月間ということで、 LGBTQプラスの当事者の方に理解と真を示すプライドアクション30というプロジェクトが行われています。 これは何かというと、6月の30日間、一つずつ自分でLGBTQプラスの人たちが より安心して生活できる、あるいは働くことができるという環境づくりに向けて、何か自分でやっていこうと。 1つずつ30日間。そういうプロジェクトなんです。 僕がすごくいいなと思っているのは、このプライドアクション30の運営主体の一つであるパンソニックコネクトという会社が アライから始まる、アライからつながるというのをテーマにされている。 アライ。 このLGBTQの話に詳しい人はみんな知っていると思うんだけど、 アライというのは仲間とか友人とか支援者とかそういう意味ですよね。 ある意味共同体の感覚に近いんだろうな。 共同体の問題って僕はすごく重要だと思っていて、 かつて日本には昭和の頃は、例えば会社だったりとか、あるいはもっと前だったら農村とか、 そういう中間的な共同体があって、その共同体に属することで僕たちは安心を得ることができた。 でも一方でその共同体がときに息苦しい圧力になったりすることもあって、 そういう抑圧と安心の狭間でかつての日本人は生きていたんですよね。 でもこれは2000年代入るぐらいの頃からそういう農村はもともとどんどん衰退しているし、 さらに企業社会みたいなのもなくなっていって、 一人一人が本当に個人として寄るべけなく人生を生きるみたいな方向に来てしまっていて、 共同体喪失の時代ってずっと言われてきている。 それこそシェアハウスだったりとか、あるいは様々なコミュニティだったりとか、 そういう共同体を自然に寄与する人たちの気持ちが盛り上がってきているってあるんでしょうね。 だからこういう運動体においてもそういう新井みたいな、 友達とか支援者とか仲間みたいなのがとても重要だなと思う。 でも一方でさっきも話したように、 かつての共同体は安心感、つながっているよっていう安心感を持たせてくれると同時に、 共同体の中身は、中は仲間だけど外側はみんな敵みたいなね。 あるいは中の仲間は全員が同じ考えを持たなきゃいけないとかね。 ある種の空気の抑圧みたいなのがあって、 すごい同調圧力と排斥を生み出した部分っていうのは大きかったんですよ。 これは本当に昭和の頃生きていた僕だから、実体験と言える話で、 あの頃の共同体感覚って本当に強すぎてつらかったなって思う。 この共同体をそういう抑圧に行かないで、 排外的に行かないで、より良くしていくのはどうしたらいいのかっていうのは、 僕にとってもすごく大きな問題で、 前に出した本でも、ネットワーク共同体って概念を提示したことがあって、 例えば、FacebookとかInstagramでつながっている友人って、 別に中心がないじゃないですか。 中心がなくてみんなが網の目のようにつながっている。 そういう中心のない共同体の方が、より抑圧なしにつながれるんじゃないか。 それでネットワーク共同体みたいな概念を話したことがありました。 その考え方は僕は今でもとても有効だと思っていて、 このLGBTQプラスの新井にしても、 それを支援する人たちの内側と支援できない人たちの外側というのをくっきり分けてしまって、 内側だけで結束して外側を排除するみたいにならない方が絶対いいよね。 そのことは当然みんな分かっていると思うんだけど、 でもどうしてもやっぱり仲間で集まると、内と外という感覚が常にできてしまう。 そして内にいる仲間たちはどんどん休止力が強まって、 その仲間のうちでしか分からない文化みたいなものを作り上げてしまって、 そうすると外部の人たちからますます分かりにくくなって、 いよいよ壁が高くなるということが常に起きるわけなんですよね。 そういうのは僕はとても良くないなと思うんですよ。 往々にして現代の様々な共同体、それは必ずしもシェアハウスみたいな生活の共同体だけじゃなくて、 社会運動だってそうだし、あるいは会社でもそうですよね。 いまだにこんな時代になっても、特定の企業は何か事件を起こして暴走してしまうことが起きたりする。 結局それは会社の中ですごく内向きの論理が働くからそうなってしまって、 外部の人たちからどう見られているか分からなくなるよね。 だからこれからの共同体というのは内と外が緩やかに繋がっていて、 内側のメンバーが自由に外に行ける、あるいは外から入ってくる人も自由に入ってくれる、 そういう入れ替えが自在に行われるすごく流動的な共同体の方がいいんじゃないのか。 昔はそこまで自由な共同体って作りにくかったかもしれないんだけど、昭和の頃とか。 でも今はインターネット、SNSの時代になって、それこそFacebookができたことによって、 かつては人間関係が持続するのが難しかったのが、いつでも繋がって、 常に繋がり続けるみたいなことが可能になったわけですよね。 昔だったら転勤とかで移動して、友人と離れ離れになっちゃうと、 年賀状の交換しかしなくなって、だんだん距離が遠ざかって、そのうち切れちゃうみたいなのが起きたんだけど、 今はメッセンジャーとかLINEで繋がっていれば、ずっと繋がり続けられるよね。 同時にデイリームは割に自由になってきている。 会いたい時に会えばいいし、ちょっと距離を置きたいなと思ったらいつでも距離を置ける。 そして距離を置いていても、再びまた繋がり合える。 というのが今のSNS時代の良いメリットだと思うんですよね。 こういうLGBTQプラスをみんなで支えていこうという新井の考え方も、 そういうネットワーク的な緩やかな繋がり、内と外を区別しない繋がりによって支えるという考え方がとても大事なんじゃないかなと思うんですよ。 世の中にはいろいろな考え方の人がいる。 もちろんLGBTQプラスに対して嫌なイメージを持っている人もいるでしょう。 でもそういう人たちは排除するんじゃなくて、そういう考え方もあるよねと。 内心の自由については別にそこまで踏み込まなくていいよね。 ただそれを表に出して激しく表現してもらうのは困るからそこは考えてください。 ぐらいの感じの緩やかな多様性のある議論とか対立みたいなのは僕はあってもいいんじゃないかなと。 全員が同じ意見になるってやっぱりおかしいわけでね。 それはもう何か人類社会が違うものになっちゃうんじゃないかっていう感じもするんですよ。 そういう、社会運動ってちょっと堅いぶるしい響きになっちゃうんだけど、 そういう繋がりのありようというか支え方のありようってのが多分これからの社会にとってとても重要なポイントなんじゃないかなって常々思ってます。 だからこのパナソニックコネクトさんの今年のテーマ、新井から始まる、新井から繋がる。 とても良いテーマで、その中でこの新井のありようってのをもっとみんな緩くネットワーク的に考えてほしいなというふうに思います。 プライドアクション30、みなさんも考えてみましょう。 ではまた明日。 もっと見る #パナソニック #プロモーション #Panasonic #lgbtq #パナソニックコネクト #PanasonicConnect #PrideAction30 毎朝の思考佐々木俊尚08:181.「Pride Action30」できることから始めよう。https://connect.panasonic.com/jp-ja/brand/prideactionコメント感想・質問・応援メッセージを書こう ばたばた6月15日ウチソトの壁を無くして緩やかに連携していく、そういう在り方は確かに進んで来ていて、良い事ですよね。一方でマイノリティからすると、マジョリティから差別的な言動を受けて来た歴史があり、年代が上がれば上がるほどそう言った差別を自身の経験として持っている人が多いという面もあります。マイノリティ側が壁を作っているじゃないかという話はよく聞くのですが、マイノリティ側としてもある種の赦す感覚が必要だという事もあり、マジョリティとマイノリティで非対称な事柄もある、という事は認識しておくべきかなと思いました。返信 たけ6月7日「アライ」という概念は、単なる支援者を超えた広がりを持っていて先をいっているなと感じていましたが、今回の放送でその裾野がさらに広がっていく予感がしました。ネットワーク状の「弱いつながり」で構成される共同体は、主体的に構築していく難しさはあるものの、だからこそ従来にはない新しい可能性を秘めていると思います。社会の受け入れ方の変化について、考えさせられました。返信 俊尚 佐々木6月10日ありがとうございます。仰るとおりだと思います。 回鍋肉6月5日ただ、個人的には、その緩やかな共同体を、「弱者の支援者」側が寧ろ拒んでいるのでは、という疑念がどうしても拭えません「何故マイノリティはマジョリティを理解しなきゃいけないんだ」って活動家も今も結構いますしこれが、佐々木さんもよく仰られる「多様性を謳いつつ一様化」に繫がるのだと思います私は一回レズビアンバーに飲みに行ったことありますけど、普通に話して普通に飲んで、それで楽しかったですし畢竟、そういうものだと思うのですがね3返信 池田幸巨6月5日😂1返信 荒巻 泰造6月5日「ゆるく繋がる」がトレンドの現代ですが、本当の多様性とは、実際に誰かの「生の人生」に触れて初めて腑に落ちるものです。1980年代、バークレーからの秀才ゲイ留学生と出会い、後にオハイオの自宅で彼のパートナーであるプエルトリコ人のカルロスを紹介され、さらにエイズによる別れを見届ける――。この映画のような濃密な実体験は、机の上の「LGBTQ+論」を遥かに凌駕します70歳を過ぎて現役な彼との今も続く絆こそ、「アライ(理解者)」という言葉すら飛び越えた、地平線の先にある本当の共同体の姿なのかもしれません3返信 もっと見る
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ネットワーク状の「弱いつながり」で構成される共同体は、主体的に構築していく難しさはあるものの、だからこそ従来にはない新しい可能性を秘めていると思います。社会の受け入れ方の変化について、考えさせられました。
「何故マイノリティはマジョリティを理解しなきゃいけないんだ」って活動家も今も結構いますし
これが、佐々木さんもよく仰られる「多様性を謳いつつ一様化」に繫がるのだと思います
私は一回レズビアンバーに飲みに行ったことありますけど、普通に話して普通に飲んで、それで楽しかったですし
畢竟、そういうものだと思うのですがね
70歳を過ぎて現役な彼との今も続く絆こそ、「アライ(理解者)」という言葉すら飛び越えた、地平線の先にある本当の共同体の姿なのかもしれません