TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティインターネットには「掘っ立て小屋」しか建てられない。09:58 8月18日 245再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次インターネットはなぜ「掘っ立て小屋」なのか?流され続けるネットで文化を築くにはオンラインの「辞めやすさ」が文化を阻む?「嫌いになってからが始まり」人間関係の真髄変化の時代に必要な「治水」という考え方AI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、鳥井博文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ 和製サロンを運営しています。 さて、本日のお題は インターネットには掘ったて小屋しか建てられない というテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入っていきますね。 昨日の配信の中で、文化とはその土地の人々が長い間繰り返してきた 不合理な選択の体積なのかもしれないという話をしました。 今日はその続きとなります。 リアルな街の文化ですら合理化の波に流されかけている。 だとしたら地面そのものが動き続けていると言えてしまうような インターネットの世界で 僕らは一体どうやって文化を積み重ねていけばいいのか それを今日は考えてみたいなというふうに思います。 この点、僕はこの15年間以上ずっと インターネットの上に一生懸命建物を建ててきたつもりです。 最初は個人のブログを書き SNSのアカウントなんかを育てて そこから法人としてのオウンドメディアや オンラインコミュニティを作り 音声配信なんかも続けて 読者や仲間との関係性を丁寧に積み重ねてきたつもりです。 それは自分ではそれなりに 家を建てているつもりでもありました。 でも最初さんとの対談の中で この話になった時に これっていうのはずっと かやぶき屋根の掘ったて小屋みたいなものを 作ってるんだろうなーっていう印象を受けました。 なぜならすぐに大きなテクノロジーと 資本の波にさらわれてしまうからです。 そんなネット特有の波の影響を 受けずにはいられないからなんですよね。 具体的には ツイッターはXになってしまい アルゴリズムは何とも変わってしまって 検索流入はある日突然消えてしまい サービスそのものが終了する可能性もある。 フォロワーに対しても急に届かなくなり 人々はまた別のSNSへと移っていく。 ようやく地盤が固まるのかなって思いきや 今度はAIが出てきて これからはAIシフトだって また全部が剥がされて 全部がずれていくわけですよね。 リアルな土地であれば 街を動かす大きな力ってのは 基本的には地価と資本の論理 それだけです。 でもインターネットには そんな資本に加えて さらに影響力もフォロワー数も そしてアルゴリズムも 新しいテクノロジーも 全部が同時に押し寄せてくるわけです。 そしてそれらが 土地の価格を毎日のように変えていってしまう。 そのスピードの速さは リアルの空間の比じゃないわけですよね。 だからこれらはもう 土地というよりも 河川敷に街を作っているものなんです。 それゆえに僕らは日々 波乗りをし続けるしかなくなるわけです。 実際今のインターネット上では それが成功法になってしまっていますよね。 最初からすぐにぶっ壊れる前提で 波乗りする個人や企業が 完全なるネット上の勝者になってしまう。 早く動けば動くほど 利益が生まれるという そういう意味においては この構造というのは 資本主義ととても相性がいいわけです。 でも定住できない場所には 土地の記憶がひも付かないから 昨日も語ったような 九州文化や資本主義の外側にある 街の豊かさみたいなものが いつまで経っても生まれてこないわけです。 このジレンマこそ 僕がずっと自分が インターネットを主戦場にしてきた中で 感じ続けてきた 課題でありジレンマなんです。 どうやってそこに流されずに ネット上でも 地元の文化を耕すことができるのか みたいなことです。 ただここで単純な インターネット批判をしたいわけではないんですよね。 そもそもインターネットの素晴らしさ っていうのは 人間をその土地から 剥がしたことにあったはずですから 地元の共同体が苦しければ 別の場所に居場所を探すことができる。 学校や職場なんかに馴染めなくても 自分と価値観の近い人と インターネット上で出会える。 土地や血縁、会社や学校、地域社会 僕らを縛ってきた ありとあらゆるものから インターネットは解放してくれて 人間をそうやって 剥がしてくれたわけですよね。 函館という街の片隅で育った僕自身も その恩恵を一番受けてきた 人間の一人だったって言っても 過言ではないというふうに思うんです。 インターネットはよくも悪くも そこを全部剥がして 平らにならしてくれた。 ただ平らの中でも僕は話したんですが 剥がしたこと自体は 大きな意味があったというふうに思うんです。 でも剥がしすぎたんだ っていうふうに思うんですよね。 一回剥がした後に じゃあ一体どうやって また舞い戻っていくのか その戻り方が今一番大事なんだ というふうに思う そんな話をしたんです。 それっていうのは 僕がここでいつも語っているような 裏の裏みたいな話です。 そのヒントになりそうなのが 怠惰の中で 鞘師さんが語っていた オンラインへの みんなの薄らとした 信用のならなさの その正体です。 それっていうのは すぐにデリートできることなんですよね。 やめることに コストがほとんどかからないということ。 一方で リアルの空間の建物は デリートできないわけです。 建ててしまった以上は 何年かはやらないとね というそういう制約が生まれてくる。 だから 地方で何かを始めたければ まず家を変え 次に墓を変え 子供を地域の学校に通わせろ みたいな風に言われるわけですよね。 そこに 私はここに居続けます というそんな覚悟というか表明が 物理的な形において 現れるからです。 でもオンラインには この覚悟の表し方が 圧倒的に少ない。 そして AIが 最小化してしまう 体質コストの話なんかにも 見事に通じるな という風に思うんです。 じゃあ この体質コストが 極限まで下がった世界で それでも残るものとは 一体何なのか ここでの 最初さんの答えが 痺れるほど良かったな という風に思うんです。 それというのは 嫌いになってからが 始まりじゃないですか 人間関係というのは というあの話です。 結婚というのは 相手を世界一 嫌いになってからの方が 本番 友情でも 同じであって ライフステージが変わって なんとなく疎遠となって 気まずくなるような時期が 必ずあるという風に思うんです。 それでも 切らなかったから 5年後 10年後に その関係性みたいなものが もう一度 意味を持つことが あるわけですよね。 以前このボイスの中でも 語った 辞めてもいいのに 辞めなかった年月だけが 信頼になるという あの配信会の話と まさに繋がります。 つまり 文化というのは 好きで集まった人たちが その熱狂の中で 作るものではなくて 熱狂が消え去っても それでも離れなかった人たちこそが 作るものなのかもしれません。 じゃあ僕らは 一体どうやって それを作ればいいのか 流されない基盤を 作ろうというと 変化を拒絶するような 保守的な話にも 聞こえてしまうかもしれません。 ネットをやめようとか AIからは 距離を取ろうとか 昔に戻ろうとか そういう話です。 でも そういう話ではないよな というふうに 僕は思うんですよね。 川は流れていて いいんです。 むしろ 流れない川ってのは 必ず淀んで 腐ってしまいますから 新しいテクノロジーも 使えばいいし AIなんて僕は これ以上ないくらい 毎日使い倒しています。 問題は 川が増水するたびに 英語と日本語が 同時に 流れていって 川が増水するたびに 家ごと そして家族ごと 全部流されてしまうこと の方なはずなんです。 だから 必要なのは 防水ではなくて 治水なんだろうな というふうに思うんです。 治水というのは 川をなくすことでは ないはずですよね。 水を適当に成して 完全に 締め出すことでも ないはずなんです。 川がそこに 流れていることを 前提に 防停を築き 有水地みたいな 場所を作って 家を建てる場所を 自ら選ぶこと つまり 流れていいものと 流されてはいけないものを 区別すること のはずなんです。 アルゴリズムは 変わっていいし ツールも 発信の形も プラットフォームも 変わっていい。 でも 誰と付き合い続けるのか 毎年何を 繰り返し続けるのか 誰との関係性だけは 数字だけで 置き換えて 判断をしないのか そこまで一緒に 流してしまってはいけない ということなんです。 建物の上物自体は 変わっても いいはずなんですよね。 でも 地中に対して 深く打ち込んだ そんな悔いだけは 決して動かしてはいけない。 じゃあ僕にとって 悔いは一体 何なんだろうな って考えると 多分 13年間 毎日 書き続けてきた ブログなんです。 この13年の間に プラットフォームも ブログの読まれ方も その届き方も 流入経路なんかも 全部が変わって しまいました。 その意味では 建物自体は 何度も流されて きてしまった。 それでも 毎日書いて ここへ戻ってくる というそんな 反復運動だけは 一度も動かさなかった。 今振り返ると その繰り返しこそが 僕にとっての 悔いだったんだろうな と思います。 僕が和製サロンを 続けているのも 全く同じような 理由です。 外側でどれだけ 大きな波 みたいなものが 来ても ここだけは 結界を張った 別世のように 文化を耕し続ける 場所として 続けてきた。 8年やってきて 自分では コミュニティ運営を してきたつもりでした。 でも本当は インターネットという 洪水のどこかに どうやって 悔いを打てば 流されない自慢を 作ることができるのか それを 8年間ずっと 実験してきたのかも 多分これまでで 一番大きな波 その洪水が ネット上を襲うことは もう確定しています。 働き方も 情報発信も メディアも 教育も 人々が繋がる コミュニティなんかでさえも ものすごい速度で 変わっていくはずです。 その時 変化についていくこと だけを考えていたら 僕らはおそらく 永遠に流され 続けてしまうんですよね。 立てては流され また立てては流され というそんな 無限連鎖です。 だから今必要なのは 何を変えるか ではなくて 何を変えないのか ということを 汚みなく 繰り返していくのか まさに 行く川の流れは 絶えずして しかも元の水に あらずという 状態です。 昨日も語った 福岡の話も 結局はこれと 同じ話だという ふうに思っています。 先輩が 後輩を連れて 店へ行き 奢られた後輩が いつか次の若者を 連れて行き あの人の店だから というそんな理由で 選び続けていく。 あれっていうのは 街の文化を 流されないように するための 人間たちの 文化の治水工事 だったわけですよね。 ものすごく めんどくさいもの ばかりです。 でもそのめんどくさいもの こそが 人間コミュニティの 悔いだったわけです。 新しい文明の 波が来るたびに 全てを捨てて 逃げ去って しまうんではなくて その場所へ もう一度 戻って来られるように しておくこと。 災害が多い国として 日本文化ってのは そうやって何度も 復興されてきたのかも しれないなという ふうに思っています。 さて今日のお話は 以上となります。 いつもこのボイシーを 聞いてくださっている 皆さんにとっても 今日はこの辺で また明日。 もっと見る鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:581.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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