TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティAIに仕事を任せるために、先人たちの面影を共に探す。09:43 9月11日 237再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次iPhone Duo発表が示唆する仕事の形AIに任せる前に問うべき仕事の真意仕事の「繋がり」は誰が作ったのか?見えない「面影」を辿るAI時代の価値先人の「魂」をAIと共に未来へ繋ぐAI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは。鳥居 博文です。 働くをテーマにした台場型オンラインコミュニティ 和製サロンを運営しています。 さて、本日のお題は AIに仕事を任せるために先人たちの面影を 共に探すというテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入っていきますね。 新型iPhone Duoの発表を受けて、X上で iPhone Duoが想像以上だったという反応が 何だか多かったような気がしています。 事前に様々な情報が出ていたはずなのに、 いざ発表されてみると、それでもちゃんと驚きがそこにある。 このことが何だかとても面白いなって思ったんですよね。 そこで以下のような内容をXにも投稿してみました。 ハードウェアはリークできてもソフトウェアはリークできない。 というか、そのハードウェアとソフトウェアの 総合芸術みたいなところに そのブランドの価値や唯一無二のオリジナリティが宿る。 つまり、切り取られた性的なスペックではなく、 動的な循環の方が大事。 さて、いかがでしょうか。 こうした循環みたいなものを想像する中で、 やっぱりこのブランドが好きだなという感覚が 育っていくってことなんだろうなって思ったんですよね。 総合芸術っていうのは、多分使う側の人間の行動や感覚までを含めて 一つの体験として、ちゃんとそこに動いている ってことなんだろうなって思うんです。 この話っていうのは、会社の仕事なんかでも 全く同じなんじゃないかって思ったんです。 AIに仕事を任せるためには、まず人間が うちの会社ってそもそも何をしてるんだっけ? っていうふうに 自分たちの仕事を改めて知り直す必要がある というふうにつくつく感じます。 この聞き出す作業に、かなり大きな新しい仕事なんかも 生まれていきそうだなって思うんですよね。 これっていうのは、さっき話した新型iPhoneの話とは 全く別の話のように思えるかもしれません。 でも、自分の中では、この2つの視点っていうのは 深くつながっているつもりなんです。 今日はそんなお話を、このVoiceの中でも 丁寧に語ってみたいなって思うんですよね。 例えば、会社の業務を一覧にすれば、 問い合わせに返信するとか、商品を梱包し、 その納品後に連絡をするとか、 それで順番は紙に書くことができる。 そして、その一覧を見ながら、 これはAIに任せられそうとか、 ここは自動化できそうって考えていくことも できるというふうに思うんです。 ただ、その業務名だけでは、自分たちの仕事を 十分理解できているのかといえば、 きっとそうでもないはずなんですよね。 なぜこのひと手間を省かずに、たとえ効率が悪くても このやり方をずっと守ってきたのか。 そこを聞いていくと、その会社が一体何を 大切にしているのかが、 少しずつ見えてくることがあるよなって思うんです。 例えば、商品を納めた後に、わざわざ使い心地を 直接ユーザーに聞く会社があるとします。 売上が立つところまでを仕事として聞い取れば、 その連絡みたいなものは余計なひと手間に 思えるかもしれません。 でも、そこでお客さんの思いがけない使い方や、 こちらからそうやって聞いてみなければ気づかなかった 困り事なんかを知るきっかけになったりもするわけですよね。 そして、その話が実際に作り手に戻って、 次の商品とか、 お店でそれを説明するときのその説明の仕方までを 変えていく場合なんかもあるわけです。 そうやって変わっていった商品や説明などが、 またお客さんの反応を変えて、 その反応が次の仕事にも戻ってくる。 そうやって循環していることを考えると、 その会社がやっていることは、納品後にお客様に 直接連絡をするという、 そういう一業には収まりきらないわけですよね。 個々の仕事の間を確かに何かが 巡っているような状態なわけです。 そして、その循環を通して、商品も、そして働いている人も、 お客さんとの関係性なんかも少しずつ変わっていって、 その循環こそがその企業のブランドになっていたんだ、 というふうにも言えそうです。 だから、AIに任せるときも、 この作業はAIに代替できるかどうかと同時に、 この作業は一体何と何を繋いでいたんだろうか、 みたいなことを考えてみる必要があるんだ、 というふうに思います。 そこまで見て初めてAIに仕事を引き継いだ、 というふうに言えるようになるのかもしれないなと。 そして、ここからもう少し踏み込んで 考えてみたいなというふうに思うんです。 そもそも、その繋がりみたいなものは、 じゃあ一体誰が作ってくれていたんだろうかと。 先ほどの会社の中で、 どうして納品後に連絡するようになったんですか、 というふうに聞いてみると、 実は誰もその理由をよく理解していない場合もあるかもしれません。 そういうふうに決まっていたから、 惰性的に続けているだけだった、みたいなふうにです。 それというのは、現代の経営論の中では 強く非難されがちなことだというふうに思います。 でも実は、昔あるお客さんが困っていたのに、 遠慮して相談できなかったことがあって、 それを知った当時の先輩が、 じゃあこちらから一度聞いてみようというふうに始めた。 そういう仕事だったのかもしれないわけですよね。 でも、もうその先輩は会社にはいない。 ただその気遣いだけは、今も仕事の中で ちゃんと働いているわけですよね。 つまり、最初から立派な理念として掲げられていたとは限らないんですよね。 誰かが困ったことや、思いがけず喜んでもらえたこと、 それが現場レベルで幾重にも織り重なって、 いつしか、うちはこうする、こうするのがうちのスタイルだ、 みたいな感覚になっていくんだというふうに思うんです。 ここで思い出すのが、再び松岡誠吾さんの語る、 面影の話なんです。 日本文化の革新の中には、こんな一節があります。 実際のある以上の何かを伴って、それが厳然する。 ないのにある。それが面影です。 このないのにあるという感覚が、なぜか僕にはとてもしっくりくるんですよね。 目の前にはいないのに、その人と過ごした時間まで一緒に立ち上がってくる。 それが面影なんだと。 僕は仕事にもそういう瞬間があるんじゃないかというふうに思っています。 いつもは何とも思わずに、やっていたような仕事について人から尋ねられる。 その時に、その問いをきっかけに、 そういえばあの人はこういうところを大事にしていたなというふうに思い出すような感覚です。 それを聞いて、自分が続けてきた仕事の意味合いみたいなものが、 少しずつ違って見えてくるそんな瞬間ってありますよね。 そんなふうに、今の仕事を通して、そこにいない人の面影に ふわっと触れることってあるというふうに思うんです。 思想や哲学が仕事に埋め込まれているというのは、 僕の中ではそういう状態でもあるんだというふうに思っているんです。 そして、長い月日が経過をし、気づけば誰もその由来自体を覚えていない。 一見すると、ただの形式にしか見えないんだけども、 何かのきっかけにおいて、そこに先人たちの面影が立ち上がってくることもあるような というふうに思うんですよね。 僕には、マンガ早々のフリーレンの、フリーレンの旅なんかも ヒンメルが残したものに触れて、その意味を知り直していく旅に見えるんです。 ヒンメル自身は、もうこの世にはいない。 でも、旅先の人々の暮らしを通して、ヒンメルが繋いでくれたもの、 それに出会い直す瞬間こそが、あのマンガの醍醐味でもあるように思います。 そして、この話というのは、以前もこの本の中で触れた 内田達夫さんの霊的成長の話にも見事に繋がっていきます。 内田さんは村上春樹にご用心という本の中で、こんなふうに書いていました。 霊的成長というものがあるとしたら、 それは、私がいなくてもみんな大丈夫。 だってもうつないでおいたからという形を取るんじゃないかというふうに思います。 さて、いかがでしょう。 自分がいなくなった後も、周りの人たちが愉快に暮らせるように繋がりを作っておく。 そのことを内田さんは、村上春樹さんの拝殿番という比喩を通して 機能を全うすることになぞらえて抱えていました。 僕がこの話に強く惹かれてしまうのは、そこに意識を向けることによって すでに自分たちも誰かに繋いでもらっていたんだというふうに 事後的に気付けるからなんです。 今、自分たちが安心して働けているような状態。 初対面の人同士でも必要以上に疑心暗鬼にならずに話ができるような状態なんかを 誰かが自分のいないところでも大丈夫なように あらかじめ関係性やその循環を作ってくれていた。 あらかじめ行き違いを解いてくれて、繋いでおいてくれたからなのかもしれないわけですよね。 しかもうまく繋がれているときほど、その仕事自体は逆折的に見えなくなるんですよね。 いちいちその人の存在を意識しなくても、物事が自然に進んでいくように作られているからなんです。 こんなふうに、普段は全く意識されていない仕事の中に立ち会われるような そんな面影を丁寧に辿っていくと、必ず誰かの 繋いでおいたからに行き渡るなというふうに思うんです。 だからこそ、これからの時代のAI導入で実は価値を持つようになるのは AIに詳しい人だけではないんだろうなというふうに思うんです。 現場の人とともに、その面影を丁寧に探せる人の価値が これからどんどん大きくなっていくはずだというふうに思うんです。 御社の強みはこれですよね、みたいなふうに外資系コンサルのように 外からきれいな言葉を与えるだけでは、多分もう十分ではないはずなんですよね。 自分たちが先人たちから何を受け取り、そして何を大切にして働いてきたのかを 丁寧に知り直していくような作業が、このAI時代には必ず大切になってくるというふうに思うんです。 少し大げさに聞こえてしまうかもしれないんですが、 僕はそういうところにある種の魂の蠢きみたいなものがあるような気がしているし、 その蠢きみたいなものに丁寧に耳を澄ませることが大事だというふうに思うんです。 もちろん、昔から続いていることの全てに大切な意味があるとは限らない。 それを確かめるためにこそ、一緒に探す時間が必要なんだろうなというふうに思います。 その上で、もう役割を終えたようなやり方があるのだとしたら、 それが何を支えてきたのかを確かめてから、ちゃんと手放していく。 僕はそのことを弔いというふうに呼びたいんですよね。 やり方を終わらせても、そこに込められていた願いだけは、 次の仕事の進め方においても受け継いできるかもしれないわけですから、 そんなふうに、役目を終えたやり方を丁寧に弔い、 そしてその魂部分を継承し、AIも使いながら受け継いでいくことが、 僕らの世代の役目というか役割のようになっていくんだというふうに思います。 新型iPhoneの発表を眺めながら、気づけばそんなことまで考えてしまいました。 さて、今日のお話は以上となります。 いつもこのボイシーを聞いてくださっている皆さんにとっても、 今日のこのお話が何かしらの考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは、今日はこの辺で。また明日。 もっと見る鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:431.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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