TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティまだ正しくなっていない言葉を、置ける場所をつくりたい。09:53 9月5日 267再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次AI時代の人間の本質と衝動の価値正しい情報より「魂の叫び」を優先人間の衝動と偏り、その本質を探る未完成な言葉を「手懐ける」技術まだ正しくない言葉の居場所とはAI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは、鳥井博文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ 和製サロンを運営しています。 さて本日のお題は、まだ正しくなっていない言葉を 置ける場所を作りたいというテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入ってきますね。 そんなのAIで調べれば一瞬でわかるんだから AIで調べろよ、ではなくて 気になってしまったその衝動こそを 共有してほしいなというふうに最近よく思います。 逆に情報の正しさに関しては こちら側にもAIがあるわけだから 正直もうどうでもいいなというふうにも思うんです。 もちろん真偽そのものがどうでもいいわけではないんですよね。 正しい答えを知ることも大切だというふうには思います。 ただ人間同士が交換するものの中心を 正しい情報に置かなくてもよくなった ということが起きてるなというふうに思うんです。 もし本当に正しい答えが知りたければ AIに聞きながら一時情報までをたどり 手元で何度でも確かめることができるわけですから しかもそれってのは以前よりも ずっと簡単になったわけですよね。 そして間違っていた時に相手にわざわざ伝えずとも ダウトっていうふうに心の中で いくらでも言えてしまうわけですから むしろ今は生身の人間の中に勝手に宿ってしまう どうしようもない衝動や直感の方が 圧倒的に希少性が高いなというふうに思うんです。 それっていうのは一体どれだけ半導体を積んでみても そしてどれだけバカでかいデータセンターを作ってみても AIではせいぜい不可能なわけですよね。 だとしたら全然間違ってるかもしれないのに 自分がこれこそが大切だっていうふうに 思ってしまうそんな衝動や直感 もしかしたら愚行みたいなものこそが 僕は知りたいなっていうふうに思うし 互いにシェアし合いたいなっていうふうにも思うんです。 極端に言えば成語の確認なんかはもう他人に求めなくても いい時代になったわけですからね。 だとしたら僕らは人間から一体何を聞きたいのか その問いの方が今大切になってきてるなってことです。 今日はそんなお話をこのボイスの中でも丁寧に 考えてみたいなっていうふうに思うんです。 この点僕が聞きたいのは答えではないことは明白です。 むしろなぜか自分はこれが気になって仕方ないんだって そんなその人固有の引っかかりの方なんですよね。 言い換えればあなたは一体何に突き折っかされたのかみたいな話です。 もちろんAIも衝動っぽい文章とか問いならかけてしまいます。 直感的にこれは重要だと思うとか なぜかこのニュースが頭から離れませんみたいなことは そんな文自体はAIに頼めばすぐに出してくれます。 でもAIそのものがそのせいでなぜか眠れなくなったりとか 自分の予定を変えたりとか 知らない街までわざと出向いて行ったりはすることはないわけですよね。 つまり衝動というのは単なる思いつきではなくて 身体や時間やお金そして自らの評判や人間関係まで 巻き込んでしまうある種の偏りのことなんだというふうに思うんです。 だから乱暴に言ってしまえばAI自体には正しさではなくて この偏りこそが人間の本質になる。 僕は割と本気でそう思っています。 ところが世の中では全く逆のことが起きていますよね。 もうAIの方が遥かに上手に整理してくれるような正しい情報なんかを 今でも人間同士で一生懸命シェアし合ってる。 そして人間固有の貴重なそんな衝動の方は 胸の内にしまい込まれたままです。 何だったらそれをクリーンな社会によって 一切出すなっていうふうに留めてしまってもいる。 一番希少なものの方が隠されて 一番ありふれたものの方が流通しているような状態です。 だから僕は和製サロンにおいては あのサロン正しい情報は全然シェアし合わないらしいよ。 それぞれ手元で淡々とAIでそれを調べていて その代わり魂の叫びばっかりが飛び交ってるらしいよみたいな そんな噂が立つようになったら本望だというふうに思っています。 正しい情報よりも魂の叫びこそを優先してほしい。 今日のボイスの中で一番主張したいことは まさにこの一言に尽きるなと。 ただしこれは単純にもっと本音をさらけ出そうというそんな話ではないんです。 もっと大事なのは誰かの言葉によって 自分の中でまだ言葉になっていなかったものが自然と引き出される そういう関係性だというふうに思っています。 すぐに評価はしないしすぐに正しさの判断もしない。 当然論判なんかは絶対にしない。 まずここに置いてみなよっていうふうに互いに認め合う。 それっていうのは過去に何度も語ってきた 喫茶庫精神みたいな話です。 ただ安全だから何を言ってもいいという話では決してないです。 ここで考えてみたいのは そうやって出会ってしまうような魂の削ぎ糸は 一体どんな形をしているのかみたいな話ですよね。 残念ながらそれって決して美しいものではないはずなんです。 むしろ大抵の場合は酷く醜い。 ヒガミっぽくて矛盾していて嫉妬深くて 被害妄想的でもあったりして他人を傷つけてしまうし 自分でも自分が嫌になるほどみたいなことも多いというふうに思うんです。 それが人間の内側から最初に出てくる 剥き出しの感情というか剥き出しの衝動だというふうに思うんですよね。 それ故に過去に何度かご紹介してきたドストエフスキーの 地下室の主義という小説こそ 僕は魂の叫びのお手本のような書物だなというふうに思っています。 あの地下室に閉じこもる主人公の言葉というのは とても正しいとは言えないんです。 そして読みながら実際に死ぬほど不快だったりもします。 でもだからこそ価値があるなというふうに思うんですよね。 実際文学というのは人間の内側から湧いてくる 社会的には提出不可能なものを消さずに置いておくことであって 普段ならノイズとして削除されてしまうものなのに それに居場所を与えるという行為なんでしょうね。 だからこの魂の叫びみたいなものはずっと文学の領域にあるものなんだというふうにも思います。 なぜならそれは全く社会的には正しくないからですよね。 そしてここは逃げずにちゃんと語っておかなければいけないところだというふうに思うんですが そんな魂の叫びみたいなものを来産すると だったら好き勝手に差別的なことを書けばいいのかみたいな話が必ず出てくるというふうに思うんです。 実際人間の好き嫌いとか偏見や直感みたいなものはほぼヘイトと紙一重ですからね。 というよりしばしばそのままヘイトだったりもします。 自分の眼鏡から見れば真実であっても他人から見ればご情報とか妄想でしかないということはいくらでもあり得るわけですから だから魂の叫びだからそれが許されるでは決してないんですよね。 そこはくれぐれも誤解しないでほしい点です。 正しくないという言葉の中には少なくとも3つの意味が混ざっているんだろうなというふうに思うんです。 一つは単純に事実として間違っていること。 二つ目は倫理的に他者を傷つけてしまうこと。 そして最後はまだ社会に提出できるほど整っていないということです。 この3つっていうのは似ているようで同じでは決してないんだろうなと。 事実は確かめればいいし誰かを傷つけたら言い直して謝って修復する必要が出てくる。 でもまだ整っていないというそんな理由だけでその言葉の目までを積んでしまうのはどこかもったいないよなというふうに思うんです。 もし扇引きをするなら衝動には存在する権利が必ずあるというふうに思うんです。 でもむき出しの衝動のままだと他者を傷つけてしまうしそんな傷つける権利まではないということですよね。 ここに僕は明確な境界線があるよなというふうに思ってます。 そして僕がここで今声を台にして伝えたいのは無責任である権利ではないんですよね。 そうじゃなくてまだ未完成である権利それを守りたいという話なんです。 この区別がないと魂の叫びを大切にしようというのはただの無責任だ。 そして他者に対して非常に無礼な本音来賛みたいな風になってしまいます。 逆にこの区別さえできていればAI時代かなり強い人間固有の思想になっていくというふうに思うんです。 なぜならこれまでの社会というのは危険なそんな衝動みたいなものは言うな考えるな抑え込めというそういう方向で扱ってきたわけです。 それというのは実際に正しかったというふうに思うんです。 でもAI時代にはそのやり方だけではもうまずいわけですよね。 なぜなら全部抑制した後に残る正しくてちゃんと他者に配慮があって過度がなくて成熟しているようだけに見えるそんな言葉だけだったら AIが一番得意なものだからです。 ここにものすごく厄介でそして大きな現代的なジレンマが存在するなというふうに思うんです。 だから必要なのは抑圧ではなくて手懐けることになっていくんだというふうに思うんです。 抑え込むのでもなく垂れ流してしまうわけでもなく書きながら発見をしそれを上手に手懐けていく。 この点例えば同じ言葉であってもXにそのまま投稿すればヘイトになり小説の中に置かれれば人間の醜さを見つめるための貴重な材料になるみたいなことは世の中に山ほどあるというふうに思うんですよね。 もちろん小説の中に書けば何でも許されるわけではないし文学だって人を傷つけるし偏見を再生産することだってあるというふうには思うんです。 ただしそれでも文学が昔からしてきたことは叫びを免罪することではなくて叫びと読者の間にあるそんな距離や文脈みたいなものを丁寧に作り 端をかけていくことだったんだというふうに思うんです。叫びの生々しさを殺さずに他者が受け取れるような形式にして差し出してみる。 だから文学というのは魂の叫びを正しくする技術ではなくて魂のその叫びを正しくないままに人間がちゃんと見つめられる形にする そんな技術なのではないかというふうに僕は真剣に思います。そう考えるとこれからの人間に必要なのは正しい言葉を作る技術だけではないんだろうなと それは繰り返しになるんですがAIの方が圧倒的に得意なはずです。必要なのは自分の中にあるまだ正しくないものをどう扱うのかその技術の方なんですよね。 そしてそれを人類はずっと昔から神話とか文学のような形でやってきた。だからAI時代になればなるほど文学が重要になるというふうに僕は今本気でそう思っています。 最後にまとめてみると人間には以下のような3つの段階があります。まずは衝動を発見する。次に安全な場所で失敗をしながらそれを手懐ける。 最後にAIの編集の力なんかも借りながらその手懐けたものを社会にしっかりと還元をしていく。 だとすればAI時代に本当に必要なのは正しい情報を共有する場所ではなくてまだ正しくなっていない言葉をちゃんと置ける場所なんだというふうに思うんです。 他人を傷つけるものだけにせずかといってそれを押し殺てしまうわけでもなく社会にちゃんと返せる形にまで丁寧に耕していけるようにすること。 そのために安心して種を蒔くことができるような共に育んでいくことができるような場所を僕は淡々と作っていきたいなというふうに思います。 それこそがこれからの人間が引き受けるべき仕事だというふうに思うからです。 さて今日のお話は以上となります。いつもこのボイスを聞いてくださっている皆さんにとっても今日のこのお話が何かしらの考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは今日はこの辺で。また明日。 もっと見る鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:531.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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