TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらし#614 子どもは仲間外れにされると何を思うのか (Yamamoto et al., 2025)15:47 2025年3月21日 163再生 問題を報告する 再生する シェアする 【研究サポーター募集中です!】https://academist-cf.com/fanclubs/358AI目次仲間外れにされた時の子供の感情とは?サイバーボール課題で判明したこと4歳児と6歳児の反応の違いとは?日本と西洋の反応の差、その理由とは?文化背景が感情に与える影響とは?AI文字起こし(β版) # 本日の論文はこちら! おはようございます。心理学者のじんぺいです。 本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。 今日の19時から山本臨さんと対談をすることになっております。 予習をしていきましょう。山本さんの論文を紹介していきたいと思います。 京都大学時代の仲間、後輩なんですが 山本さんとあとは 桑水さんも一緒に教長に入っておられて 桑水さんとも実は数ヶ月前に対談をしたんですけど そういうチームが、あと森口先生という先生と3人で書かれた論文になっています。 テーマとしては日本人の 敵対的認知、特に幼児も、幼児 4歳から6歳だったかな そうですね、幼児も対象にしていてその敵対的な認知の発達に焦点を当てたような研究になっております。 なんか子育てとか普段子供と関わる人も関わらない人も 興味を持ってもらえる話なんじゃないかなと思っております。 今日の夜もそういうテーマの話を中心に聞いていこうかなというふうには思っております。 ぜひ遊びに来てください。 よろしくお願いします。 では、論文の方を紹介します。 ジャーナ・ラブ・エクスペリメンタル・ チャイルド・サイコロジーという雑誌に今年出たばかりですね。 本当に1ヶ月の間だったかな、に出た論文です。 この論文では先ほども言ったように敵対的認知、相手に敵対心を持つとかそういうイメージでいいと思うんですけど、 そういう感情の発達を調べていて、特に排除されたとき、社会的にちょっと排除された、仲間外れとかの方が分かりやすいかな、 仲間外れにされたときに何くそと思うと思うんですけど、大人だったらそれが子供がどうなのかとか、 思うと思うんですけどって言ったんですけど、でも実際どうなのかということを調べたような研究になっています。 この論文だけじゃなくて、自分の分野もそうだし、大体の心理学の分野、心理学だけじゃないですね、いろんな分野はそうなんですけど、 やっぱり西洋の研究が多いと、ヨーロッパ、北米、アメリカ、カナダとかの研究が圧倒的に多くて、 特に英語でアクセスできる論文だと、そういう国々の研究者が研究をして論文を書くということが多いんですけど、 山本さんもそこにちょっと問題意識というか課題感を持って、この研究に取り組まれたようで、 排除されたときに怒りを感じるというのが多いんですって、西洋の論文だと。 だけどそれって本当にそうなのかなということが出発点なのかなというふうに読み取りました。 皆さんどうですかね、仲間外にされて怒るのか、それとも悲しくなるのかということとかね、 あとは何だろう、自己反省とか後悔みたいな感じになるのかちょっとわかんないですけど、 なんか怒りって感じもなさそうじゃないですか。それを調べた研究になっています。 やったこととしては、有名な心理学の課題で、サイバーボール課題というのがあります。 これはバーチャルにキャッチボールをします。大体3人組かな、その3人のうちの1人が自分自身というそういう画面が出てきて、 本当に簡単な課題なんですけど、ボールを回ってきたら次に渡すと。 渡すのが3人で回しているので、どっちか選ぶというぐらいのものです。 ここに実験的な操作が加わっているんですけど、半分の人たちには排除されます。仲間外にされます。 ということは、キャッチボールに当てはめていると、自分を除く2人で回し続けるという感じですね。 自分にはほとんど回ってこないというふうなことを設定ができるんですけど、する群。 もう1つが均等に回ってくるという群になります。おそらくサイバーボール課題は、自分も実験でやったことがあるんですけど、 先輩の実験を手伝ったときにやったときがあるんですけど、基本的には嘘をつくというか、実験的にこれは他の参加者さんも同じ時間で参加していて、キャッチボールをしていますよとしか言わないです。 だから本当に仲間外にされていると思ってしまうというね、疑い深い人はプログラムされているのかと思うかもしれないですけど、 基本的には仲間外にされるという感覚になるというような、そういう心理課題になっています。 その後にどれくらい意地悪だったかという敵対的な評価をしてみたりとか、もうちょっとジェネラルに、別な状況における一般的な敵対認知みたいなことも聞いていたりします。 あとは感情ですね。怒り、悲しみ、幸福感ということも聞きましたということです。 これが研究1で大人にやる、研究2で日本人の子供、4歳から6歳にするということで、子供が147人参加しているというので、大変ですよ、これ多分ね。 僕は幼児とかを対象に心理学研究実験したことないですけど、大変なんだろうなと思います。 この辺りの大変さみたいなのも、今日の夜山本さんに聞きたいと思うんですけど、本当にすごいと思います、147人も集めて。 大人が147人集めるのはめっちゃ大変だと思います、そもそも。 それを子供にやるというのでね、これやっといてとかできないじゃないですか。 だからすごくケアをしながらこのデータを取ったんだろうなというふうに思います。 で、結果に行きましょうかね。 結果、まず大人の結果、成人の結果から言うと、排除軍はより意地悪と評価した。 それはそうですよね。仲間外にされた時の方が、人たちの方がそうじゃない人たちよりも、残り2人のことを意地悪だと評価したということ。 これは当たり前というか、実験がうまくいってるってことですね。 一方で一般的な的対的認知、これどういうふうに測ったかというのも、メモしてたと思うんですが、 一般的な認知というのが、ある状況を言うんですよね。 8つのシナリオが提示されると、例えば何者かにぶつかられるとか、何かを奪われるとかするときに、相手はわざとやったか、とかを質問される。 これによって、その人が今起こっている状況じゃなくて、別の状況、ある特定の状況のときに、どれくらい的対的な認知を持つかということを、その人の特性とは言わないのかな、特性って言っていいのかな。 測ると、今回のサイバーボール課題、キャッチボールの課題とは全く関係なく、その人が持っている的対的な認知がどれくらいかというのに影響するかということを調べてると思うんですけど、 そこには有意差がなかったので、そこはあまり関係なかったということです。 感情のところで言うと、排除された群というのは、怒りと悲しみが高まったと、幸福感が低下したということです。 面白いですね。考察を最後に言いたいと思いますが、先に幼児の結果いきます。 研究2の方の、子供の方のデータで言うと、年長時、5歳から6歳の子供というのは、排除した人を意地悪だと評価する割が高かったと。これは大人と一緒ですよね。 一方で年長時、4歳から5歳の子は、排除群とインクルージョンの群で、仲間外されない群で、的対的な評価の差が見られなかったということです。 ここに大きな差があるわけですね。4歳から5歳か5歳か6歳の間で、意地悪だと思う認知が発達していくんだろうなというところがあって。 だから年長時は大人と変わらないような結果なんだけども、年長時はそこに差がないというね。 なんて言い込めない。ピュアじゃないですか。仲間外にされても何くそって思わないっていうね。 すごい大人になるって嫌だなって思います。分かんないけど。 これは大切な、仲間外にされて何くそって思わなかったら、ちょっと生きていけないところもあるんでしょうね。そこは嫌。 という結果、あとは一般的な的対的認知。物語だったみたいですけど子供には。そこでも有意差がなかったということだそうです。 感情のところで言うと、怒り悲しみの増加が確認されなかったということで、これも大人と違う結果ですね。 悲しくならないですね。仲間外にされても。それもとても不思議だなと思いますが、そういう結果でございました。 これがどうしてかということとか、あとはこれまでの戦後研究と違うわけですね。 さっきも言ったように、西洋の結果だと仲間外にされると怒ります。怒るのが一般的である。 でも日本人も怒りを感じてはいたんだけど、同じぐらい悲しみを感じていたということで、これはちょっと東西で差がありそうだということです。 西洋人ほど怒りを感じないという可能性がありそうだと。 これは説明によると、日本人は社会的な排除を不可避なものと捉えやすいということだそうです。なんか面白いですよね。 よくこれも心理学、僕も大好きで、僕も研究でそういう文化比較のときに使いまくってるんですけど、 西洋の人はより分析的な思考をしていて、日本の人はより包括的、全体的な思考をする認知を持っているというふうに言われていて、 これ言い換えると、西洋の人というのは個人の選択と行動が結果を決めるみたいな、そういう考え方をしやすい。 日本人とか東アジアの人というのは、出来事は多くの要因が絡み合っていると。 コントロールできないものもあるというふうに考えている。 日本人は今回の研究で言うと、社会的な排除、仲間外れを運命的なものとか不可避なものだと、 あって当然だよねみたいなふうに、分かりやすく言うと、思う傾向があるから、怒りというふうになりにくいではないかというふうな説明とかがされていて、 とっても面白いなと思います。 あとはあれか、関係調和。 これもさっきのと根本は似てるんですけど、他者との関係の中で成り立つみたいなところがあるので、相互協調的事故感とかいたりしますが、 専門用語が多くて申し訳ない。 なかなか文化比較みたいな感じでテンション上がっちゃって、専門用語いっぱい言っちゃってますけど、 ご存知のとおりと言った方がいいと思います。 日本人は他者との関係の中で成り立つと。個人主義ではないということですよね。 その中で関係調和が重視されるので、社会的に排除されても個人の攻撃ではなくて、 集団内の調整の一環というふうに捉えることもあるということで。 意識の上ではそういうふうに思わない気もするんですけど、 社会で座っているとそういう認知になっていっている可能性があるということですよね。 これはとても面白いなと思っております。 長くなっちゃいましたね。 結構説明してしまいましたが、 今日の夜は実験の大変さとかもそうだし、 この辺の文化比較みたいな話ももうちょっと深掘りしたいなというふうに思っています。 せっかく僕はドイツにいるし、 実は山本さんもドイツにちょっと空きゆかりがあるというふうに聞いてますので、 そんな話になるか分からないけど、 いろんな話ができればと思っております。 お休みに聞いてください。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。 今日もいい一日にしていきましょう。 じゅんぺいでした。心を込めて。 最後1分だけ雑談をします。 フサミンさん、リスナーのフサミンさんから教えていただいて、 Riverside.fmというアプリで昨日から収録しましたが、 Voiceを聞いてくださっている皆さんは、 すいません、BGMを切るのを忘れてまして、 BGM二重にかかってて気持ち悪いってなったと思うんですけど、 あれね、設定変えるの忘れてたんですけど、 多分今日からは大丈夫だと思います。 BGMを変えて、変えた後にアップしたやつでしか反映されないみたいなので、 昨日の放送をBGM重ねて聞いてしまうというか、 もう消せないのでごめんなさい。 ちょっと悔しいなと思っております。 編集をちょっとだけしたんですよ、BGMつけたりとか。 間に交換を挟んだりとかしたんですけど、 ちょっとやや手間だなと思いました。 手軽に続けられるのが音声配信のいいところだなと思うし、 特にVoicyはそういう配慮をたくさんしてくれてたんだよなと思うんですよね。 もともとBGMもついてるし、 チャプターを分けることによって話題をうまく切り替えるようになってるじゃないですか。 自分も雑談のパート取りたいですってなった時に、 謙虚な話した後にすぐ雑談入ると変な感じするじゃないですか。 だからこそ交換を挟みたい気持ちになってるんですけど、 チャプターを区切るとそれも考えなくていいっていうのは、 すごい画期的な仕組みだったなというふうに思ってます。 ちょっと戻るかもしれないです。 これがいいのはSpotifyとかYouTubeとかにも一緒に流せるので同じ録音でね。 それはこっちのほうがいいなと思うんですけど、 Voicyでチャプターを区切ってたんですが、 他の別媒体で録音していたのを使うと、 BGMもなければこの区切りもなかったので聞きにくかったなと思うんですよね。 それを全プラットフォームで合わせることができたらいいなと思って挑戦をしてます。 続けることに支障を感じるようになればやめたいと思います。 なかなかすごいね。 だからPodcastちゃんと編集して続けてる方すごいなというふうに思ってます。 またそういうふうな感想とかも教えてもらえれば嬉しいです。 もっと見る #心理学 #子ども #研究者 #発達心理学 #幼児 #論文 #攻撃性 #発達科学 #敵対的認知 #サイバーボール 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー15:471.本日の論文はこちら!https://doi.org/10.1016/j.jecp.2025.106200コメント感想・質問・応援メッセージを書こう lee2025年3月21日最新の興味深い論文をこんなに分かりやすい解説付きで(しかも無料で!)知ることができて贅沢だな〜ありがたいなとと思います。ところで私の娘と息子は中学不登校だったのですが、発達障害とまではいかなくても、こういう仲間外れなど人間関係への鋭敏さみたいなものが少ない(私だとなにくそと思いそうですが娘息子は思わなそう、夫も)んじゃないか、そういうことをはっきりと意識化てきないから体調不良になり不登校になったんじゃないかと、思ったりしました。あくまで推測ですが。今晩の対談楽しみにしております!1返信
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ところで私の娘と息子は中学不登校だったのですが、発達障害とまではいかなくても、こういう仲間外れなど人間関係への鋭敏さみたいなものが少ない(私だとなにくそと思いそうですが娘息子は思わなそう、夫も)んじゃないか、そういうことをはっきりと意識化てきないから体調不良になり不登校になったんじゃないかと、思ったりしました。あくまで推測ですが。
今晩の対談楽しみにしております!