TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらし#706 なぜ悲しくなるのに、悲劇を見たいのか (石津, 2025)18:54 2025年7月12日 102再生 問題を報告する 再生する シェアする 【研究サポーター募集中!】https://academist-cf.com/fanclubs/358AI目次悲劇に惹かれる人間の心理とは?感情の揺れ動きがもたらす快楽とは?ネガティブな感情と距離の重要性とは?様々な感情と芸術作品との関わりとは?曖昧さが記憶に残す効果とは?AI文字起こし(β版) # 距離が大切なのです! おはようございます。心理学者のじんぺいです。 このチャンネルでは心理学の楽しいお話を毎日しております。 今日は本の紹介をしたいと思います。 石津智博先生という先生が関西大学にいらっしゃるんですけど、 神経美学と呼ばれる分野の研究者です。 日本もしくは世界の神経美学のパイオニアのお一人と言ってもいいと思います。 そんな先生が大阪にいらっしゃるんですけど、 石津先生がつい2日3日前ぐらいに出されたご著書を早速読みましたので紹介したいと思います。 タイトルとしては、泣ける消費、人は物ではなく感情を買っているというタイトルです。 一般書にあたると思いますので、ぜひ手に取って読んでいただきたいなと思います。 サクッと読めました、僕自身は。 200ページくらいって言ってたかな、電子書籍で読んだので、詳しいページ数はわからないんですけど、 それくらいの本なのでぜひ買っていただきたいなと思うんですけど、 自分なりの感想というか、面白いなと思ったところを紹介してみたいと思います。 本題に入る前にお知らせを一つさせてください。 7月6日の放送で、このボイシーが700回目の記念放送を迎えました。 100回刻みごとに記念のNFTを作っておりまして、無料で受け取れるようになっています。 今回はGoogleフォームにウォレットアドレスというのを打ち込むことになっていて、 本当にウォレットアドレスというものを持っている人であれば、 10秒くらいで終わる作業かなとコピペするだけでと思いますので、 ぜひチェックしてもらえれば嬉しいなというふうに思います。 よろしくお願いします。 あとは生配信の予定も言っておこうかな。 ちょっと待ってくださいね。今思いついた。 明日行けるかな?行けます。 ちょっと遅い時間にしようかな明日。 実は明日はあるコミュニティでお話をすることになっていまして、 それが4時からなので、 7時とかにしようかな。 どうですか?むしろ夜のほうがいいのか。 7時って夜か。 よし。 そうしましょうかね。8時にしよう。 8時に生配信にしようと思います。 はい。よろしくお願いします。今決めました。 では、本のご紹介というか感想を話していきたいと思います。 僕ね、本の感想よりも稽古は苦手ですね。 論文を紹介するほうがよっぽど楽だなと思います。 フォーマットが決まっているし、 文量も本ほど長くないので、 本を読んでもらえればいいなと思います。 フォーマットが決まっているし、 文量も本ほど長くないので、 なんとなく紹介することはすぐにわかるんですけど、 本というのは構成要素がたくさんあるので、 どこを紹介するかというのはいつも迷うんですが、 まず泣ける消費って何なのかということですよね。 私たちは泣くということとか、 典型的な感情でいうと悲しみとかだと思うんですけど、 悲しい思いをしたくないはずじゃないですか、多くの人は。 だけども、悲しみを伴う映画を見に行きたいと思ったりとか、 演劇を見に行きたいと思ったり、 小説を読みたいと思ったり、 そういうふうに泣きに行きたいですよね。 これが何かということを心理学的に、 もしくは石井先生の専門である神経科学、神経美学と呼ばれる領域から、 これを論じているような本になっています。 切り口はいろいろあって、 例えばなんでそもそもネガティブを消費しに行こうとしているかというところで、 それは感情の揺れ動きに私たちは報酬を感じるというか、 喜びを感じるというふうになっていて、 ポジティブだけだったらなかなかその揺れ動きというのが少ないので、 必要だよねということとか、 あとは自分がすごくやっぱり面白いなと思っていることは、 現実世界での悲しみとか、悲しみだけじゃなくてもいいです。 ネガティブなエピソード、 何があるかのほか、悲しみがわかりやすいのか、 異形の念ということも出てきますけど、 ちょっとネガティブよりの混合感情、異形の念というものがあったりとか、 そういったものを体験するときに、距離が必要という話ですね。 自分自身のことだったら悲しみを感じる、 自分の出来事で悲しみを感じると、 それは楽しいとか美的な体験ということは全く言えないし、 例えば、友人とか家族とかでもそうですよね。 もし家族との私別の体験とかがあったときに、 それを消費するというか、 それを体験として楽しむということはあり得ないわけですよ。 だけども、すごく遠くの人の悲しいエピソード、 それについても共感が強い人は、 伊勢先生が共感が強い話が個人的に初めて聞いてあるので、 すごく興味深かったですけど、 共感性が高すぎると辛すぎて、 自分のことのように思ってしまって、 楽しめる状況ではないということがあります。 それを距離を持たせるというのは、 もちろん遠い親戚とか、 よくわからない人とかという意味でもそうなんですけど、 芸術の文脈に載せてあげることによって、 その距離が保たれる。 それによって人は安心してネガティブなことを受け入れたりとか、 ネガティブなことを一つの美的な体験として捉えることができるということが、 とても面白いところだなと思います。 あ、そうだ。 僕があんまり普段見ないから、 すっかり頭から抜けてたんですけど、 ホラー映画の話もたくさん出てきます。 ホラーというのはそうですよね。 恐怖というのは感じたくない。 恐ろしい人とかに出会いたくないし、 そういう現象、怪奇現象みたいなこととか、 自分に振りかかってきたら嫌なんだけども、 スクリーンの中で起こっていることだったら何とか楽しめる。 僕はそれでも嫌なんですけど、 そういうふうに距離があるということがとても重要であるというのは、 すごく面白いと思ってますし、 研究でも文脈を操作したりとか、 あとはただただ悲しい芸術作品を見せることによって検証がなされています。 伊勢先生もヒアイナビという、 ちょっと物悲しいことを題材にしている写真の作品だったりとかを 実験に使っていらっしゃるので、 まさにこのあたりはご専門なのかなというふうに思います。 この観点ですごく面白いなと思うのは、 恐怖と悲しみとか異形の念とかという感情を紹介してきたんですけど、 ネガティブ感情って他にもいろいろあって、 怒りとか嫌悪感というのもあります。 これらというのが消費されないよという話がすごく面白いなと思って読んでました。 ある研究の紹介がなされて、 これもまさに脳科学的な、神経科学的な研究なんですけど、 嫌悪感を覚えるほど非常に醜い絵を見た3箇所の脳内で、 どこが活性化したかというと、 運動屋と呼ばれる脳領域が活動したそうです。 これは身体を動かす、死霊を出す場所なんですけど、 これはどう解釈されるかというと、 強い醜さを感じる題材に向かっているときと対峙しているときに、 脳が自分から遠ざけたいと無意識に身構えてしまうことを反映しているんじゃないかというふうに解釈されているそうです。 これは恐怖とかいうよりもむしろ拒絶というか、 拒絶というところまでになると楽しめるような題材ではなくなるということで、 ネガティブ感情というふうに一括りにしたいんですけど、 その中でも嫌悪感みたいなのはその中には入ってこないということです。 あと怒りの例も上がっていて、 怒りの例も上がっていて、 生理的にこれは戦闘状態の一種であるというふうに言われるんですけど、 これは仮想の怒りではなくて、現実での身体感覚を伴うリアルな反応であるというので、 怒りというのは、 怒りというのは、 怒りというのは、 怒りというのは、 身体感覚を伴うリアルな反応であるというので、 こういった感情というのは会議につながりにくいために、 マーケティングとかコンテンツ設計、映画とかで怒りを設計するみたいなことは、 なかなかうまくできないというふうに書かれていて、 この辺もとても面白いなと思っています。 これらの話からネガティブ感情が消費される、 コンテンツとして楽しまれるためには、 3つの条件が必要だと書かれていて、 1つが身体が過剰に反応しないこと、 2つ目が当事者としてではなく、一歩引いた安全な立場から体験できること、 3つ目が単一のネガティブな感情ではなくて、複数の感情が混ざっていること、 というふうに理事先生がまとめられていて、 これはなるほど、その通りだなというふうに思いました。 こんな形で、ネガティブな感情、泣くという一見ネガティブな反応を コンテンツ、映画とか小説とか芸術作品の前においては 良いものとして捉えられるという、その現象について 本当に多角的に書かれている本なのかなというふうに思うので、 もし今の話、興味を持った方はチェックしてもらえると嬉しいなというふうに思います。 本当に一部分だけなんですけど、他にもたくさんの研究例が紹介されていますし、 とても読みやすいですね。 これを読んだ時に、研究者の人で、自分も本当に気を付けないとなと思うんですけど、 毎日のように論文を紹介しているんですけど、ちょっと肩苦しくなっちゃうんですよね。 この泣ける消費という本の中ではそれが全くなくて、 どういうふうに作られたかはちょっとわからないんですけど、 でもこういうふうに翻訳するんだと、研究結果とかを伝えるんだということは とても勉強になったなというふうに思います。 なので自分のポイシーとかよりもこれほどわかりやすい本の内容かなと思います。 テーマ的にも触れやすいテーマなのかなと思いますので、 興味を持った方はぜひ読んでもらえるといいのかなと思います。 今日はもうちょっと紹介しないですけど、後半では曖昧さの話も出てきていて、 一つ紹介しないと言いながら一つだけ言うと、曖昧なものというのも 逆に注目されている。 わかりやすいコンテンツ、ショート動画とか倍速視聴とか、 ネットブリックスの最後の終わった後に余韻を残さずに次に行ってしまうとか、 どんどんスピード感と結果を速くするということが重視されている一方で、 曖昧さの重要性が上がっていくんじゃないかと。 それは曖昧な方が記憶にむしろ残る。 スッと入ってくるよりも、何でこれこうなっているんだろうとか、 自分なりの解釈をそれに付与するような体験の時に、 より記憶に残るんじゃないかと。 記憶だけじゃなくて心に残る感情ともなって、 自分の中に入ってくるんじゃないかということとかも書かれていて、 この辺りはすごく同意ですね。完全に同意ですし、 そういう曖昧さが楽しまれるような、難しいんですけど、 とても難しいことなんですが、コンテンツ消費、 消費ってそうなった場合は言わないかもしれないんですけど、 なっていけばいいなとコンテンツ鑑賞になっていけばいいなという風に、 個人的には思っています。 伊勢先生とは一緒に共同研究みたいなことまでしたことないんですが、 たくさんディスカッションさせていただいたりとか、 一緒に研究費出したこともあって、実際。 それが通らなかったので、研究自身に空いていらなかったんですけど、 そういう遥か先を行く同じ分野で方なので、 同じような問題意識というか、見たい世界が似ているのかなと思うので、 伊勢先生の研究はこれからもフォローして、 自分もそれに追いつけるように頑張っていきたいなという風に、 そんな風にも思って読んでおりました。 どこかにリンクを貼っておこうと思いますので、読んでみてください。 AmazonとかKindleでも買えますので、電子書籍派の人もぜひチェックしてみてください。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。 今日もいい一日にしていきましょう。 ジムペイでした。心を込めて。 最後、雑談をします。 昨日はハンブルクで、自分がメインの発表者ではないんですけど、 研究発表をしていました。 何の研究かというと、書道の研究を、 昨年1年間、今年の初旬まで、初旬って言わないか、 今年の1、2月くらいまで行っていたんですけど、 それの発表をしてきたわけです。 もうすぐ論文も書き終わるくらいなので、 書き終わってもすぐ見せれるわけではないので、 ちょっと時間は空くんですけど、いずれシェアできたらと思います。 書道の研究、どういう枠組みでやっているかというと、 マニュースクリプト、原稿というのかな、 いろんな文字とか、筆記に関する技術とか、対象物とかを研究しているセンターがあって、 これ何ていうセンターだったか、ちょっと待ってくださいね。 正式名称をせっかくだったら言えた方がいいと思うんですけど、 センター・フォー・ザ・スタディ・オブ・マニュスクリプト・カルチャーズか、 そんなセンターがハンブログにあって、我々は書道の研究、 しかもそれを心理学的に研究しているということなんですけど、 歴史とか、あとは考古学的な学者の方、そういう方が多いのかな、 あとはもうちょっと自然科学的なX線を使って健康の、 美術館とか博物館で見たことあると思うんですけど、 ああいうことを発表している方がいらっしゃったりとか、 あとは塗料の合成みたいな感じで発表されている方がいたりとか、 マニュスクリプトというテーマでいろんな分野の人が集まって発表しているのがすごく面白いなと思って、 昨日は楽しませていただきました。 あんまり詳しいところまでは正直理解できていないところもあるんですけど、 でも、人が書いたものとか残したものについて、 みんなで価値を認め合って、それについて議論し合っているのがすごくいいなという風に 思って見ていました。 紀元前のものとかってなると、そこからいろんな手がかりがあるわけじゃないですか、 当時の生活とか文化とか、儀式とかね、そういう可能性とかね、 力を秘めた題材なんだなということを感じました。 書道のことで、自分たちの書道がどう鑑賞されるかという研究なので、 歴史とかということではないんですけど、 でもそれらの研究分野が組み合わされることによって、 書道の重要性であったりとか、保存に対する社会の風向きというか、 やっぱり残していくべきだよねという風な調理を作れるんじゃないのかなという風なこととかは、 議論を常々しておるところでございます。 機会があったら、本当に書道の研究を続けていきたいなと思ってますので、 ご期待ください。 いろいろやりたいことがいっぱいあるけど、頑張りたいなと思います。 それでは。 もっと見る #心理学 #コンテンツ #芸術 #感動 #研究 #悲劇 #美学 #神経美学 #石津智大 #泣ける消費 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー18:541.距離が大切なのです!コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ボラス2025年7月12日距離が大切💡感情を引いてみる体験ということですね。2返信
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