TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらし創造性と知能は似ている (Slivia, 2015)08:47 2024年4月17日 380再生 問題を報告する 再生する シェアする おはようございます🔆本日もお聴きくださり、ありがとうございます!AI目次想像性と知能、意外な共通点とは?知能と創造性の関係:進化する研究実行機能:創造性と知能をつなぐ鍵?創造性テストと実行機能の関連性とは?知能と創造性の未来:教育への示唆AI文字起こし(β版) # おはようございます🔆 おはようございます。心理学者のじんぺいです。世界の解像度を上げる心理学ラジオのお時間です。 この番組では最新の心理学研究のお話や、人の心や脳に関するお話をしております。 いつもお聞きくださりありがとうございます。 今日は想像性のお話をまたしていきたいなと思っています。 想像性と知能、これクリエイティビティとインテリジェンスという英語ですけど、 それらがどういう関係なのかということを記述したようなレビュー論文があって、 2015年とちょっと古いんですけど、とても示唆的だなと思うので紹介をさせてください。 # 創造性と知能は似ている 今日紹介する論文は、ポール・シルビアさんという創造性の研究の中でとても有名なトップランナーの先生なんですけど、 その方が書いた、Intelligence and Creativity are Pretty Similar After Allというようなタイトルの論文です。 簡単に言うと、知能と創造性というのは結構似てるんじゃないかと言う、そういうことを論じた論文です。 大きな紙に入っていこうと思うんですけど、皆さんがどういう印象を持たれるかわからないんですが、知能と創造性というものは結構違うように思われるんじゃないかなと思います。 どういうふうに違うかというと、知能というのはどちらかというと、それこそペーパーテストとか、正解のある問いに対して答える能力が高い、 正解を導き出す能力が高いというような印象があると。 創造性というのはどちらかというと、正解のないところから新しい奇抜なアイデアを持ってきたりするような印象があって、結構違いそうじゃないですか。 実際に教育心理学とか心理学の文献では、これらというのが独立して考えられてきたという歴史が、この創造性研究の歴史があります。 本当に50年前とか60年前とかの論文から一緒に測られて、違いとかが検討されてきたんですけれども、 例えば1965年のワラック&コーガンという人たちが、この人たちもすごい有名な創造性の研究者ですけれども、 この人たちが最初の方にやった先駆的な研究だと、相関がRイコール0.09と、ちょっと数字いって申し訳ないんですけど、これはとても低いんですよね。 ほぼほぼ違ったものであろうというような結論を導き出しているということで、 他のレビュー論文とかメタ分析といって、研究同士をつなげたような研究をもってしても、それぞれ確かに違うものであろうというように思われていたのが、初期の創造性研究だったということです。 これで終わりにも見えるんですけど、これからどういう変化があったかというと、統計のレベルが上がってきたんですよね。 統計とか認知モデルと言われるような研究の手法、モデルを組んでシミュレーションとかも時に行ったりして、研究するということができるようになってきて、より精緻な分析をすることができたんですね。 それをすると、これ2008年の同じくシルビアさんの研究ですけど、モラックアンドコーガの先ほど言った相関がとても低いというのが、ちょっと相関が上がる、Rイコル0.2ぐらいまで上がるという結果を示したそうで、 ちょっと再検討していく余地があるだろうというようになって、その後2012年とか、それ以降も直々、知能と創造性の関連を調べた研究が増えて、最近の研究でもう少し高そうだというのが連発して出てきたということだったみたいです。 これをもって、同じものではないし、違う、それぞれで考えることもできるかもしれないんですけども、この研究のタイトル、論文のタイトルにもなっていたように、結局思ったより似てるよねというのが、最近の潮流であるというのは一つ言えることかなと思います。 # 実行機能 これは昨日のVoicyの放送とだいぶ関連していて、結構嬉しいんですけど、 実行機能というキーワードも出てきていて、 昨日の話だったら脳の実行ネットワークとか、英語だったらExecutive Networkという概念と近いような話がここでもされていて、 創造性の課題と知能の課題というのは、この実行機能というのがともに関連しているんじゃないかなというようなことが言われています。 知能の方は比較的分かりやすい。 なぜかというと、実行機能というのは問題解決とか意思決定とか計画を立てたり、目標を立てたり、 そういう工事の認知プロセスを反映している、そういう機能であるというふうに言われているんですけど、 昨日の話だと創造性とかそういう課題にはリラックスした状態、デフォルトモードネットワークと言われるような脳の活動が関連しているんじゃないかという話だったんですけど、 こういう創造性を測るとかテストをするというときに、結構この実行機能というのは割と使われているということで、 そういう意味でも知能と創造性が関連しているというふうなことを言いたいんだと思います。 例えば、創造性のタスクをするときに、戦略を何か使うと思うんですよね。 創造的な、例えばよく使われるAUTという課題だと、レンガのこれまでにない使い方をいっぱい考えてくださいというそういう課題があるんですけど、 そういう課題ってある種、戦略を持って答えていったほうがテンス上がりそうじゃないですかというのに、実行機能というのも意味があったりとか、 あとは、切り替えというところで実行機能というのはスイッティングをしていくんですよね。 今やっているタスクと別のタスク、マルチタスクのためにはスイッティングってとても大事なことだと思うんですけど、 そういうのも創造的な課題に重要であるのではないかということが書かれています。 例えばカテゴリーを変える、レンガの使い方で考えていて、文鎮側に使うとか、漬物石に使うとか、こういうのって何か重心として使うという意味でカテゴリーがまとめられると思うんですけど、 そうじゃない使い方、投げて使う、投げたら危ないけど、レンガは危ないけど、そういうカテゴリーを変えるという意味ではスイッティングというのを使う、 脳の機能としてはそういう機能があって、それもできる人、だから実行機能が高い人が工事の認知プロセスをうまく扱える人、 なんて言ったらいいんだろうな、結構難しいんですけど、人が創造性のタスクにおいても得点を取り得るという意味で似ているところがあるんじゃないかと。 実行機能というキーワードでこれら2つをつなげることが、もしかしたらできるかもしれないということでした。 # おわりに というように、想像性と知能の関係を紹介させてもらいました。 結構似ていると言っても、相関がめちゃくちゃ高すぎるわけではないので、別のものであるのは変わりないかなと思います。 教育心理学の学術雑誌に載ったのもあって、教育的にこれからちゃんと似ているということも踏まえながら、テストしたりとかしていきましょうということとかも書かれています。 これからどんどん、この関連性というのも精緻に検討されていくんじゃないかなと思っています。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日ちょっと遅れてしまいましたけども、いい1日にしていきましょう。 じんぺいでした。心を込めて。 もっと見る #心理学 #教育 #脳科学 #学習 #クリエイティビティ #知能 #創造性 #実行機能 #ブレインストーミング #教育心理学 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー00:401.おはようございます🔆04:192.創造性と知能は似ているhttps://doi.org/10.1007/s10648-015-9299-103:083.実行機能00:424.おわりにコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
#1049【🇺🇸グリーンズボロから生配信】なぜこのタイミングでわざわざアメリカに来たのか 22分・10月2日・ 52再生AI目次弾丸渡米の過酷な旅程とその理由憧れのPaul Silvia教授との対面異国の地Greensboroで感じたことMLBプレイオフ!フィリーズ戦の行方なぜ彼は移動し続けるのか?その真意
#1048 BGMが流れているとモノの評価が変わる 9分・9月30日・ 61再生AI目次「聴覚×視覚」クロスモーダル研究物への評価を変える「複雑性」好みを生む「逆U字カーブ」の法則BGMが変える「最適な複雑さ」脳の処理容量が語る評価の謎
#1047 創造性の敵を味方につけたい人が読む本 14分・9月29日・ 61再生AI目次創造性を妨げる意外な要因ネガティブ・ケイパビリティの真価AIで敵を味方につける発想真の創造性を阻む態度とは玉虫色の答えが示す創造性
#1046【碓氷早矢手さんと対談】碓氷さんのお仕事、いや推し事を深掘り 32分・9月27日・ 121再生AI目次碓氷早矢手氏の「本を推す」原動力出版社の仕事は編集だけではない心理学者じんぺい氏の読書論AI時代に書店が持つ特別な価値本を「お土産」にする記憶術
#1045【勝村智樹さん・横山詢さん】盆栽の魅力について徹底深掘り 1時間7分・9月26日・ 145再生AI目次お二人の専門と盆栽研究の融合日本文化としての盆栽を世界へあいまいな盆栽の歴史と現状「引き算の美学」再考とその挑戦スローライフがもたらす新たな価値
#1044 芸術の好みは9割が個人差 12分・9月24日・ 78再生AI目次「芸術の好み9割は個人差」の真意顔と芸術品に潜む美意識の差自然物が持つ普遍的な美の法則とは人工物の美に個人差が大きい理由生け花に見る自然と人工の境界線
#1043【大阪から生配信】シルバーウィークどんな感じですか? 43分・9月23日・ 57再生AI目次ボードゲーム論文執筆と研究の真意来日中のドイツ人ボスと書道体験書道研究「Japanese Calligraphy」の進捗注目イベント:東流さんと白木夏子さん日本から世界へ!怒涛の海外移動計画
#1042 なぜAI時代に美意識が大切になりそうなのか 13分・9月19日・ 83再生AI目次AI時代に美意識が必須となる理由とはAIの平均化がもたらす社会への影響対話型AIが導く個性の消失AI時代の自己、美意識の再定義自分らしさを保つ「軸」の探求
#1041 岩手で宮沢賢治、妖怪、芭蕉に触れてきました! 18分・9月17日・ 86再生AI目次宮沢賢治の童話世界とインスピレーション源遠野物語を育んだ幻想的な地奥州藤原氏が目指した平和の形松尾芭蕉が平泉で詠んだ名句日本の伝統芸能への新たな関心
#1040【伊藤東凌さんと対談】研究者の仕事はどうなっていくのか?熱狂と危機感の共存 32分・9月15日・ 212再生AI目次AI時代に問われる研究者像研究に不可欠な「人間らしさ」データ取得の「温度」と「場」研究者の未来、危機感と熱狂キャリアを彩る「継続」の物語