
批評家、随筆家で、「読む」と「書く」に関するさまざまな講座を行っている若松英輔さん。
この記事では、若松英輔さんの2024年の放送の中で特におすすめの有料放送を3本ご紹介いたします。
1チャプター目は無料で聴くことができます。
気になるタイトルがあったら、ぜひ試し聴きをしてみてください◎
#94 人生の失敗から学んだこと——手放す、絶対価値に出会う

失敗を通じて学んだことは?という問いから本編がスタート。
「失敗の多い人生だった」と語る、若松さんの学びとは?
放送のハイライト
- 自分が何を探してるのかによって、出会う人は変わってくる
- 今与えられてる、今できていることっていうのがあなた自身ではない
- 何で手放さなきゃいけないんですかって聞かれたら
若松・大瀧の失敗談・経験談、そこからのかけがえのない学びについて、語り合います。これまでにも話してきた「人は探してるものを見つける」ことを端緒に、手放すということにも話はすすんでいきます。
#106 「自分」というもの——未知なる自己を信頼する

私が私になっていくこと。それは、一体どのような状態なのか。
心の中にある深い声に耳を澄まし、自分自身を見つめ直してみませんか?
放送のハイライト
- 自分とは何かとか、私とは何者なのかみたいなことを、考える意味はあるのかな
- 虚栄や虚勢、独断、そういうものが、自信を阻害するんだよね
- 自分が今やっているという、そのことを信頼する
一度は「自分」ってなんだろう、と考えたことがあるのではないでしょうか。思えば不思議な言葉である「自分」について、さらに「自信」とはどういうものか、話は深まっていきます。それは今であり、実在するものであるようです。自分について。自信について。—―ぜひご一緒に考えてみませんか。
#132 【特別編】許すということ——自分を、とりもどす

「許しは、自分から自分への贈り物みたいなもの」と語る、若松さん。
許すことの大切さについて思考をめぐらせる、1時間超の長編放送です。
放送のハイライト
- ゆるすってどういうことなのか、逆にゆるせないってどういうことなのか。なぜゆるせないのか
- ゆるすことには、受け入れるという側面もあるけれど、縁を切るという側面もあるんだと思う
- 正しさって、よくよく考えなければならなくて、簡単には正しい正しくないは言えないよね
- 自分にとって一番難しいことはゆるすことっていう話をそのときしてくれて
- ゆるすということは階段のうちの一つなんだよ
- どうしたらできるだけ、そういうちからを借りられるのか、 少し考えてみたい
- ゆるしが起こると、過去と現在と未来とが見えてくる
許す、許しーー日常的に用いるというより、心の奥にあるなにかと、つながっているような言葉ですね。
この一語をめぐって若松と大瀧が、経験してきたこと、そしていままさに経験していることをありのままに語ります。他者に対しても、自分に対しても、それは「起こす」ものではなく「起こる」もの。その気配に耳を澄ませるうちに、帰っていく場所とは。
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若松英輔さん「若松英輔の「考えるヒント」――深く自分を生きるために」

私たちは「言葉」と離れて生きることはできません。ひとりでいるときも言葉とともに暮らしています。本を読む時や文章を書く時、物の名前を呼ぶ時だけでなく、私たちは言葉を用いて考え、学び、人と交流し、自分の暮らす世界を形づくってもいるのです。
言葉には苦しみの中にある人を癒す力も、立ち上がらせる力もありますが、同時に人を深く傷つけてしまう力もあります。その働きと可能性について、皆さんと考えを深めてみたい、それがこの番組のテーマです。
美しい詩の一節や精妙な心に響く文章、小説の主人公や出来事などを糸口に、日々の生活や人生について、感じたことをお話しさせて頂きます。皆さんも、ご自身のなかにしまってある大切な言葉と出会って頂けたら幸いです。
若松英輔 X https://x.com/yomutokaku
「読むと書く」若松英輔公式ホームページ https://www.yomutokaku.jp/
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