「いま、音声を発信するメディアが増えてきている」
ライブ放送サービスを筆頭に、ラジオのように音声のみを放送するサービスが増えてきている。
ここ数年、音声放送サービスの需要が大きくなっています。すでにアメリカではブログよりもポッドキャストの検索数が多くなり、声を使ったメディアの需要が世界的にも大きくなっています。
なぜいま、音声サービスの人気が増しているのだろうか?
今日は、ボイシーの中でも人気のパーソナリティーの、株式会社Queendom代表の加藤綾(通称あやにー)さんに、お話を伺いました。
Twitterのフォローワー数は1万人を超えるあやにーさん。Twitterやブログ、noteでも情報の発信ができる中で、なぜ彼女はVoicyで放送をするのだろうか?音声にしかできないこととは一体なんだろうか?そして、毎日休まずにVoicyの放送を続ける理由は一体なんだろうか?
今日は、あやにーさんが考える音声メディアの可能性についてお話を聞いていければと思っています。
(聞き手:うすいよしき)
加藤綾(通称あやにー) 株式会社Queendom biz 代表取締役 1985年10月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 23歳で起業。 朝5時まで営業するネイルサロン「Cherish」をプロデュース。 その半年後株式会社Queendomを設立。 女性に特化したマーケティングを得意とし、イベント運営などを行う。 Voicy内のフォローワー増加数で1位を獲得した経験を持つ。
あやにーさんがVoicyで放送を始めたのは、2017年1月27日。0から始まった彼女のリスナー数は放送を重ねるごとに増えていった。そして放送から3ヶ月後、Voicy内のフォローワー増加数で1位を獲得。
彼女の放送は、一体どのように変化していったのだろうか?どんな魅力が隠されているのだろうか?
文字でも動画でもないメディアの魅力
——最近Voicyの社内では、あやにーさんの再生回数の伸びがすごいと話題になってます。まずは、あやにーさんがVoicyを使い始めたきっかけを教えてください。
あやにー:はい、私は小さいことから人一倍好奇心が強かったんです。実は、小さい頃は自分のやりたいことが分からなくて、それが少しコンプレックスにもなっていました。
やりたいことがないなら、なんでも1回やってみるしかない。そう思っていました。10代の頃にブログを始めたり、20代で起業したり。とにかく、気になったものは一回やってみる事が多いですね。
——あやにーさんにそんなコンプレックスがあったんですね。でも、新しいことに飛び込むには、リスクを考えてしまうと思います。その点についてはどう考えていますか?
あやにー:確かに普通はリスクを考えてしまいますよね。
私の場合は、やりたいことをやらない方がリスクだと考えるようにしています。まずやってみて、それから考えるようにしてます。一度やってみないと、見えてこない良いことがわからないので。
リスクに飛び込むことって、年齢を追うごとにどんどん難しくなってきます。仕事での立場が上がって動きづらくなったり、家庭ができたり。なので、自分の理想に向かって出来ることをまず挑戦してみる事が重要かなあと思います。
——なるほど、僕も1年間を振り返った時に、大きな変化や挑戦が出来なかったことを悔やむことがあります。
では、Voicyを始めたのも、まずはやってみたという感じなんですか?
あやにー:そうですね。家入さんやはあちゅうさんがボイシーを始めだして、私も気になる!やってみたい!とツイートしたところを緒方さんに拾って頂いて、Voicyをはじめました。
——なるほど。しかし、Twitterでフォローワーも多いあやにーさんですが、どんなところにVoicyの面白さを感じていたんですか?
あやにー:基本的に私は、文字タイプのメディアを使うことが多かったんです。
——文字タイプのメディアですか?
あやにー:はい。ブログやTwitter、最近だとnoteでの表現がほとんどでした。
なので、文字以外でも自分を発信していきたいなあと思っていました。
でも、YouTubeは動画編集のハードル高いし、アイドルでもないからライブ放送も少し違うなあと思っていて。
——なるほど。だから簡単に音声の放送が出来るVoicyに興味を持たれたんですね。
演説ではなく先生が生徒に話すように語ること
——Voicyで音声を放送してみてどうでしたか?
あやにー:最初はなかなか苦労しました〜!
例えば、ブログやTwitterであれば、拡散されていって認知が増えていくんですが、Voicyでそれを再現することが難しかったですね。
——声と文字には大きな違いがあるんですね。
あやにー:そうですね。例えば、noteやTwitterでは自己啓発的な内容で情報を発信することが多いのですが、それをVoicyでやってもあまり反響は起こらないんですよ。
——あやにーさんの思想や生き方論は気になると思うんですが。なぜ反響が起きずらいですか?
あやにー:文章の内容を音声でやってしまうと、演説みたいになっちゃうんです。
——演説ですか。
あやにー:そうなんです。伝えている内容が同じでも、文字と声って違うと思うんですね。文字では吸収されやすい言葉も、声ではそうじゃなかったりするんです。動画でも写真でも言えると思うのですが、各SNSの特徴と自分の特徴を理解して使うと効果が最大化されるんじゃないかと思います。
——なるほど。確かにTwitterは140字で端的にまとめる能力が求められますし、noteだと長くても読みやすくてためになる文章が求められますもんね。
あやにー:例えば、グレイテストショーマンって映画を最近見たんです。とても素敵な映画で思い出に残っているんですが、あれは映画だからあんなに素敵だと思うんです。
もし小説でグレイテストショーマンを読んでも、映画ほど感動するのは難しいと思うんですね。
——たしかにそうですね。各SNSの特徴の違いが少し理解できたかも知れません。
あやにー:でも私自身、声の特徴を知って、リスナーの方に届けられるようになるまでにはかなり時間がかかりました。実際に放送内容を工夫するようになったのは、実は最近なんです。
——そうなんですか?なにか変化のきっかけがあったのですか?
あやにー:Voicyのトップパーソナリティのサウザーさんと田端さんの放送企画「シンタロウvsサウザー相談バトル」でお二人に悩みを相談させていただいてからですね。
——その放送でどんな変化があったんですか?
あやにー:その時まで、私も何を発信したらよいか?どうしたらもっとVoicyで多くの方に情報を届けられるか?を迷っていました。なので、これを期にと思って、相談してみたんです。
その時に、私は音声で何を発信していくべきか?を掴めた感覚がありました。ツイートでもブログでもなく、音声を聴いてくださっている方が求めているような内容を大事にするようになったんです。
——音声を聴いている方が求めている内容ですか。それはどんな内容なんですか?
あやにー:1万円稼いでみよう。という副業の一歩目になるような放送を始めました。
——副業ですか。なにがこれまでの放送との違いなんですか?
あやにー:これまでは、演説のような放送だったんですが、聴いて頂いているリスナーの方と一緒に成長出来るような教材に変えました。
——演説から教材ですか。詳しく教えてください。
あやにー:私自身が、これまで音声に行動を促された事があるかを思い出してみたんですね。そうすると、学校のようなイメージが浮かんできたんです。
学校って、先生の声を聞いて勉強したりしなかったりしますよね。私は好きな先生で内容が自分のためになれば、すごく熱心に授業を聞いていたんですね。
私自身もたくさんのパーソナリティーの方のVoicyを聴いているんですが、良いなあと思う放送は、自分のためになって、どこか先生のような感じがあるなあと気付いたんです。
——なるほど、ユーザーと一緒に成長していける放送ってとても素敵ですね。
あやにー:そうなんです。情報を発信したら、届いた方になにか心が動いたり、行動に移せるような情報を発信したいなあと思っているんです。
なので、10代でブログを始めたり、20代で起業したり、たくさん失敗をしているからこそ、その情報を届けたいと思ったんです。そして、リスナーの皆さまが私の放送を聴いて、一歩成長出来るような放送に切り替えることを意識するようになりました。
——そんな放送の変化があったんですね。
でも、素人が副業をして1万円稼げるようになるってとても難しいんじゃないですか?
あやにー:そんな事ないですよ。リスナーの方からは、初めてメルカリに挑戦して洋服が売れましたー。などなど、早速実践している方も出てきています。
——すごいですね。放送を聴いてそこまで行動を促せるのには理由があるんですか?
あやにー:確信はないんですが、リスナーの方はたくさん私の声を聴いているからかも知れません。
——どういうことですか?
あやにー:私は毎日放送を続けているので、リスナーの方も毎日私の声を聴いているんです。それってすごい力があると思うんです。いまどき、家族やパートナーでも、毎日相手の声を聴くって難しいと思うんです。
——たしかにそうですね。
あやにー:そして、音声は言葉だけではなく、私の人間性や想いの部分もストレートに伝わるんですね。なので、本気で放送すれば、リスナーも本気で聴いてくれる。行動してくれるのかも知れません。音声にはそんな力もあるのかなと思い始めています。
リスナーと一緒に成長できる放送を目指して
——毎日放送をされているあやにーさんにお話をお伺いしていて、こんなにも音声メディアの可能性があるのか!?とすこし驚いています。
あやにー:音声メディアには、成功事例や先見事例も少ないので、考えながら放送を考えるのはとっても面白いですよ。
——なるほど。では最後に質問させてください。
なぜ、あやにーさんはこれまで毎日放送を続けられたのですか?
あやにー:1つボイシーを始めた時に決めた目標があるんです。
それは、1年後に自分の1回目の放送を聞き直そうと思ってるんです。
——え、一回目の放送を聴き直すんですか?
あやにー:そうなんですー。これまで生きてきて、1年間毎日習慣化出来たことって実はとっても少ないと思うんですね。1年間続けてみて、最初の放送を聴いたらどんな気持ちになるんだろう?どのくらい成長することができたんだろう?それを感じるために毎日放送をしていますね。
——毎日放送をされているのは、本当にすごいなあと思っていましたがそんな目標があったんですね。
あやにー:はい。あとは、私の放送を聴いてくださっているリスナーの方と一緒に成長していきたいなと思っています。なんでも相談してくれて、Voicyを通じてその悩みをみんなで解決して前に進んでいけたら。そう思っています。
あとは、待っていてくれるリスナーの方もいらっしゃるので、とっても励みになってます。
——とっても素敵なお話をありがとうございます。
これからも放送楽しみにしています。
あやにー:ありがとうございました~。
あやにー(加藤綾)さんのTwitter、放送が聴けるVoicyはこちら。
Twitter:https://twitter.com/ayanie_jp
Voicy :https://voicy.jp/channel/592
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