#851医療:低用量ピルという選択肢 プレスリリーを配信:北関東で配信セミナーをもっと身近に
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■低用量ピル(LEP製剤)の避妊以外の効果について
今週は、芳賀赤十字病院 産婦人科の渡邉先生に、低用量ピルの避妊以外の効果について伺いました。
■低用量ピルには2種類ある
低用量ピルは、使用目的によって大きく2つに分けられます。
① OC(Oral Contraceptives)
避妊を目的とした低用量ピル
② LEP製剤(Low-dose Estrogen Progestin)
月経困難症(生理痛)
子宮内膜症
PMS(月経前症候群)
などの治療を目的とした保険適用の薬です。
成分はほぼ同じですが、目的や保険適用の有無が異なります。
■LEP製剤の主な効果
LEP製剤には、さまざまな症状を改善する効果があります。
生理痛の改善
排卵を抑え、子宮収縮の原因となる「プロスタグランジン」の産生を抑えることで、生理痛を和らげます。
月経量の減少
経血量が少なくなるため、貧血の予防にもつながります。
PMS(月経前症候群)の改善
イライラや気分の落ち込みなど、月経前の不調を軽減します。
子宮内膜症の進行予防
子宮内膜症の発症や進行を抑える効果も期待されています。
ニキビ・多毛の改善
薬の種類によっては男性ホルモンの働きを抑える作用があり、
ニキビ
毛深さ(多毛)
の改善にも役立ちます。
■服用方法
LEP製剤には主に2つの飲み方があります。
28日周期で服用し、定期的に月経を起こす方法
最長120日間連続して服用し、月経回数を減らす方法
症状やライフスタイルに合わせて選択します。
■年齢による使用の目安
初経(初めての月経)後であれば若い方でも使用可能
40歳以上は慎重に使用
閉経後、または50歳以上では基本的に使用しません
■副作用について
比較的よくみられる副作用は、
吐き気
頭痛
乳房の張りや痛み
下腹部痛
などです。
これらは服用を続けるうちに改善することが多いとされています。
■注意したい副作用「静脈血栓症」
まれではありますが、重い副作用として静脈血栓症があります。
発症頻度は、
服用していない人:約1~5人/1万人
LEP製剤服用中:約3~9人/1万人
と、およそ2倍になります。
一方で、
妊娠中:約5~20人/1万人
出産後:約40~65人/1万人
と比較すると、LEP製剤によるリスクは比較的低いことも説明されました。
■妊娠への影響
「将来妊娠しにくくなるのでは?」と心配する方もいますが、
もともと排卵周期が正常な方であれば、
服用中止後3か月以内に約90%の方で排卵が再開
するとされています。
■先生からのメッセージ
生理痛やPMSなどで日常生活に支障がある場合は、「我慢するもの」と考えず、産婦人科へ相談することが大切です。
LEP製剤は避妊だけではなく、女性の生活の質(QOL)を高める治療薬として、多くの症状の改善が期待されています。
今週は、芳賀赤十字病院 産婦人科の渡邉先生に、低用量ピルの避妊以外の効果について伺いました。
■低用量ピルには2種類ある
低用量ピルは、使用目的によって大きく2つに分けられます。
① OC(Oral Contraceptives)
避妊を目的とした低用量ピル
② LEP製剤(Low-dose Estrogen Progestin)
月経困難症(生理痛)
子宮内膜症
PMS(月経前症候群)
などの治療を目的とした保険適用の薬です。
成分はほぼ同じですが、目的や保険適用の有無が異なります。
■LEP製剤の主な効果
LEP製剤には、さまざまな症状を改善する効果があります。
生理痛の改善
排卵を抑え、子宮収縮の原因となる「プロスタグランジン」の産生を抑えることで、生理痛を和らげます。
月経量の減少
経血量が少なくなるため、貧血の予防にもつながります。
PMS(月経前症候群)の改善
イライラや気分の落ち込みなど、月経前の不調を軽減します。
子宮内膜症の進行予防
子宮内膜症の発症や進行を抑える効果も期待されています。
ニキビ・多毛の改善
薬の種類によっては男性ホルモンの働きを抑える作用があり、
ニキビ
毛深さ(多毛)
の改善にも役立ちます。
■服用方法
LEP製剤には主に2つの飲み方があります。
28日周期で服用し、定期的に月経を起こす方法
最長120日間連続して服用し、月経回数を減らす方法
症状やライフスタイルに合わせて選択します。
■年齢による使用の目安
初経(初めての月経)後であれば若い方でも使用可能
40歳以上は慎重に使用
閉経後、または50歳以上では基本的に使用しません
■副作用について
比較的よくみられる副作用は、
吐き気
頭痛
乳房の張りや痛み
下腹部痛
などです。
これらは服用を続けるうちに改善することが多いとされています。
■注意したい副作用「静脈血栓症」
まれではありますが、重い副作用として静脈血栓症があります。
発症頻度は、
服用していない人:約1~5人/1万人
LEP製剤服用中:約3~9人/1万人
と、およそ2倍になります。
一方で、
妊娠中:約5~20人/1万人
出産後:約40~65人/1万人
と比較すると、LEP製剤によるリスクは比較的低いことも説明されました。
■妊娠への影響
「将来妊娠しにくくなるのでは?」と心配する方もいますが、
もともと排卵周期が正常な方であれば、
服用中止後3か月以内に約90%の方で排卵が再開
するとされています。
■先生からのメッセージ
生理痛やPMSなどで日常生活に支障がある場合は、「我慢するもの」と考えず、産婦人科へ相談することが大切です。
LEP製剤は避妊だけではなく、女性の生活の質(QOL)を高める治療薬として、多くの症状の改善が期待されています。
アナウンサーかしまだちほのコミュラジオ(医療/旅/ビジネス)
アナウンサー鹿島田千帆/ Kashimada Chiho
- 04:321.
チャプター1
- 04:202.
チャプター2
- 01:393.
チャプター3
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