TOPトーク専門家毎朝の思考ボトムアップの日本か、それともエリート輩出できる米国か07:54 2022年2月14日 6,058再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次日米特殊部隊の意外な実力差OECD調査が示す日本人の読解力イノベーション時代の日本の課題日本型リーダーシップの光と影時代に合わせた組織変革の必要性AI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐々木としなおです。 前に自衛隊特殊部隊創設した一人の伊藤助康さんという元自衛官がいて その伊藤さんと対談したことがあるんですよ。 法人奪還という北朝鮮にいる日本人を救出するみたいな そういうフィクションを自衛隊特殊部隊をテーマにして書いて すごく面白い本だったのでツイッターで面白いって書いたら 反元の新庁舎の人から対談しませんかと言われて対談したんですけど 伊藤さんの話はすごく面白かったのが アメリカの特殊部隊と海上自衛隊の特殊部隊で交流すると 意外にもアメリカ軍の兵士の方が弱いって言うんですね。 一人一人の能力で言うと日本の特殊部隊の自衛官の方が絶対強いという へーへーって感じじゃないですか。 映画なんか見るとアメリカの特殊部隊なんて スーパーマンみたいなすごい人たちってイメージがあるんだけど 案外そうでもないんだと。 じゃあアメリカ軍は何で強いのかというと それは一人一人の能力が高いからじゃなくて それぞれの業務というか任務みたいなものを分割して その個人の分担を小さくしてそれをシステマティックに動かす。 そういう仕組み作りが上手なんだよねっていう話。 なるほどねと言われると 日本人は平均的な人のレベルがむちゃくちゃ高いという話は昔からあって それこそ前に読んだ記事で 中学校卒業の日本人と イタリアとかスペインの大卒の人と比べると 中卒の日本人の方がイタリアスペインの同年代の大卒よりも はるかに高い読解力を持っている。 これ別に怪しい調査じゃなくてOECDの調査なんですよね。 2010年代前半ぐらいだと思うんだけど。 すごくないですか。 そういう話になると思い出すのは 幕末に海外からいっぱいアメリカ人やヨーロッパ人が日本にやってきて みんな驚いたのが それこそ人力車とかカゴとか引いているような いわゆる底辺労働的な人たちまでみんな休み時間に本を読んでいる。 日本は寺子屋とかがあって ものすごい寺子が広まってたみたいな話がありますよね。 貸本屋も江戸時代、江戸の街に800件あったって言うんですよね。 だからすごい敷地率が高かった。 なるほどなぁって感じですよね。 じゃあ日本はそうすると万能なのかというと まあそうでもないかなと。 なんか平均的な優秀さってのは僕は思うんだけど 資本主義で言えば大量生産大量消費の時代にはすごい適合していると思うんですよ。 それこそ日本の1960年代70年代はそれはすごい適合していた。 だから日本はあんなに強かったんじゃないかなと。 でも今みたいに何を作れば物が売れるのかってよくわからない。 イノベーションを生み出さないと物が売れないみたいなね。 すごい頭を使わなきゃいけない時代になると 結局その物を作るっていう、組み立てる、製造するっていうプロセスのみに 優秀さを発揮できる日本人だと その上流の元々の何のものを作るのかっていうところで あんまり力を発揮できるスーパーマンがいないって問題になってくるんじゃないか。 だから平均的に優秀な人がたくさんいるよりも 今の時代ってすごく優秀な人に気の人が輩出できるような社会にした方が 多分今の時代にはマッチしてるんじゃないかなと。 だからアメリカは強いんだろうなと思うんですね。 一人一人の能力はさっきの特殊部隊の例で低いかもしれないけど そういう人たちを組織してチーム力を作り出す。 それに加えて、これこそスティーブ・ジョブズとかイーロン・マスキンみたいな 突拍子もなく優秀な人っていうのがちゃんと出てきて その人たちが新しいものを作る。 どんどん生み出していくってことができる。 日本のリーダーって自分で何かあんまり引っ張らない。 要するにトップダウンしない方がいいみたいなのが昔からよくあって それこそ戦争中で言えば、例えば明治時代の日露戦争ぐらいの頃で言うと 有名な指揮官というと大山岩男とか東郷平八郎とか 東郷平八郎、日露戦争連合艦隊司令長官ですけど 二人とも鹿児島出身で寡黙な人で 全ては部下の三望に任せて計画を立てさせて 自分はほとんど喋らない。微動だにしない。動かない。 動かないのが素晴らしいリーダーだと。 ただし決める時だけはきちんと決断します。 こういうちょこちょこ動かないでじっくり構える人がいいリーダーである。 部下に任せるのが日本のリーダーであるというイメージがあって これこそはまさに下の方が優秀なんだから 上にいる人間は余計なことをするなと ボトムアップに任せようという精神の ある意味一つの現れだったんじゃないかなと思うんですよね。 結局それって時にはよく働くんだけど、よくうまく回るんだけど 一方でそれが結局は誰も責任を取らない 無責任体制みたいになっちゃったりとか それこそ太平洋戦争みたいな、やらなくていい戦争 誰も決めないままなんとなく集団合議体制のまま突っ走っちゃうみたいな リーダーシップを誰も取らなかった トップダウンがなかったっていう そういう不幸な結末になったりとかもするわけなんですよね。 だから日本が2000年代になって この産業界がどんどん崩れ落ちていく 電気とかエレクトロニクスとか、三端論ですけど それもやっぱりリーダーシップを取って 方向をしっかり決めるっていう経営者があまりいなかったって事なんでしょうね。 逆に言うとトヨタなんて 今の社長がやっぱり超優秀なリーダーシップを取る人だったからこそ 素晴らしい企業になっているっていうことも言えるのかもしれない。 だから時代に合わせて組織構造って変わっていかないといけない。 だから日本はやっぱりボトムアップ優秀な 平均労働者の質が優秀であるって事はすごく素晴らしいんだけど それだけではもう立ち打ちできない時代になってきてるんじゃないかな っていうのは少し思います。 このお考えはもうちょっと深めていきたいなと思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:541.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 楽2022年2月20日いつも楽しませて頂いてます。個人主義のアメリカ軍の方が個人能力は低いが、役割分担を明確化する事で全体の力を大きくしているって不思議ですね。根付いた特徴をどう活かすのかという事なんでしょうね。返信 akihiko kenmochi2022年2月15日米国社会の縮図が超優秀なQBの元で役割分担されたプレーヤーがシンプルに動くアメフトなのかなと思ったことがあります。返信 俊尚 佐々木2022年2月15日アメフト!たしかにそうですね。 rie2022年2月14日「失敗の本質」に書かれていた、仕組み化を追求した米軍との戦法の違いが頭をよぎりました。予想に反する修正力が弱い日本人にはDNA的なものを感じます。返信 俊尚 佐々木2022年2月15日ここをどう乗り越えるかがいま本当に日本に求められてると思います。 55rachel2022年2月14日動かない指揮官 中日ドラゴンズの落合監督動く指揮官 読売ジャイアンツの原監督この違いを思い出しました返信
インディカ米を全力でオススメする話 9分・9時間前・ 1,613再生AI目次家庭料理にインディカ米を選ぶ訳湯取り法で引き出す理想の食感カレーやチャーハンを格上げする秘訣オムライスもリゾットも!万能米の挑戦インディカ米がもたらす新たな食習慣とは
米中間選挙が日本の野党に突きつけたもの 10分・昨日・ 3,894再生AI目次米中間選挙、民主党圧勝の真相反トランプ票の背景にある中間層経済政策が呼び込んだ民主党の勝利「1分だけ祝え」米民主党が抱える課題日本の野党が見直すべき勝利の秘訣とは
「清掃」に対する日欧の価値観の違い 9分・一昨日・ 4,553再生AI目次Airbnb清掃禁止、欧米の感覚掃除は仕事か?心の営みか?禅寺・学校に学ぶ清掃の精神性ホテル経営者が語る日本人の特性日本の清掃文化を世界へ発信
「官能的な旅」が楽しめる日本のロールモデルとは 8分・11月4日・ 4,631再生AI目次都市を測る新基準「官能都市ランキング」の提唱観光客の集中が「官能度」を低下させる理由立体的で迷宮のような尾道の街構造観光客向けでないお店が育む地元文化目的地なき旅が究極の満足感を生む理由
米中間選挙で考えるポストトランプの政治潮流 10分・11月3日・ 5,020再生AI目次トランプ後の米国政治潮流共和党Vance氏の共同体論民主党、経済重視へ路線転換若年層に広がる社会民主主義米国の分断と格差に立ち向かう
教育の議論を自分の体験だけで語る危うさ 9分・11月2日・ 4,955再生AI目次大学の変貌:学生たちの真面目な実態危うい教育論:個人体験語りの落とし穴誰もが語る教育:知られざる盲点とはミクロとマクロ:教育議論の多角視点時代を超越?「体育教師嫌い」の謎
「プライバシー切り売り」文章の限界とは 8分・11月1日・ 4,954再生AI目次プライバシー切り売り文章の限界経験と哲学を繋ぐ文章の真価AIが紡ぐ個人体験コンテンツAIが欠く統一的視点と当事者性ミクロとマクロを結ぶ思考の深化
Netflix「ジ・AIドック」で考えるAIの今後 10分・10月31日・ 5,001再生AI目次Netflix「ジ・AIドック」が問いかける人類の未来AIトップ経営者が語る、悲観的な「宿命」とはAI開発者の「人類絶滅」危惧、その真意を探るAI開発停止の壁:米中テクノロジー覇権争い文明とAIの共存は可能か?過去の歴史が示す教訓
暗い葛藤とつらい道のりこそが人間のコンテンツ 9分・10月30日・ 5,720再生AI目次AI生成と人間の創造性の分岐点文化の裾野を支える『濁り』の価値葛藤の道のりこそコンテンツ人間の苦悩と責任が共感を生む内面の葛藤こそ究極の人間らしさ
AIと社会は相互作用して価値を高める 9分・10月29日・ 5,598再生AI目次社内データ活用AIの可能性と課題偉人の言葉を「聖典」とするAIの限界松下幸之助AIが示す「相互作用」の価値普遍的理念が示す「相互作用」の重要性世界と繋がり高まるAIの真の価値
個人主義のアメリカ軍の方が個人能力は低いが、役割分担を明確化する事で全体の力を大きくしているって不思議ですね。
根付いた特徴をどう活かすのかという事なんでしょうね。
動く指揮官 読売ジャイアンツの原監督
この違いを思い出しました