TOPトーク専門家毎朝の思考「官能的な旅」が楽しめる日本のロールモデルとは07:55 一昨日 3,880再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次都市を測る新基準「官能都市ランキング」の提唱観光客の集中が「官能度」を低下させる理由立体的で迷宮のような尾道の街構造観光客向けでないお店が育む地元文化目的地なき旅が究極の満足感を生む理由AI文字起こし(β版) # 「官能的な旅」が楽しめる日本のロールモデルとは おはようございます。 サワキとしなおです。 フラット登山の本で、僕は観能的な山道という概念を提示して 山頂目指しよりも山道そのものを楽しむ、観能的な互換に感じる山道がいいんだってことを書いたんだけど あの本の中でも紹介してるんだけど、その 元になっているのはライフル創建という不動産 企業が10年ぐらい前から発表した 観能都市ランキングという 都市をランキングするんだけど、街の大きさとか観光資源の多さとかじゃなくて どれだけその街が観能的なのか というランキングを作ったんですよね。 あのランキングは今でもすごい重要だと思っていて 例えば 個人経営の居酒屋がたくさんあるとか 路地が多いとか、あるいは街が立体的で平たいところじゃなくて坂があったりとかするとか いろんな要素があるんですよ。 これからの観光って単に観光名所に行くとか 食べ歩きするとかそんなんじゃなくて、どっちかというと いかに自分にとって観能的な土地を見つけるかってことが 大事なんじゃないかな 観能的であるためには人が多すぎても良くない。 行ってみたら鎌倉の小町通りとか 京都の水平の三連坂みたいに人の山しかない。 どんなに素晴らしい土地であっても 観光客がぎっしりいるとあっという間でその観能度というのは下がってしまう。 そういう点でいうと僕は意外に 東京からだとみんな行ってないけど 広島の尾道は本当に観能的な場所だなといつも思うんですよね。 みなさん尾道って行ったことありますか。 新幹線で行くと新尾道という駅もあるんだけど あそこは尾道の町からだいぶ離れているのであまり便利が良くなくて 大体は福山で行って そこから在来線乗り換えるか もしくは福山からベンタカーか何かで行くかという感じだと思うんですよね。 尾道の魅力というのはまず 瀬戸内海に面した町なのですぐそこに海があり 同時に町の真後ろに小高い丘陵地帯があって それがもう海の近くまで迫ってきている。 その丘陵地帯と海の間がすごく細長い町になって その細長い町の中心をアーケードの商店街がずっと続いているんですよね。 だからすごく町が立体的。 しかもその斜面の丘陵地帯には本当に細い車が入れない路地や階段が十音無人に走っていて 歩いていると迷っていく感じ。 今年出したフラット登山日本を歩くたび60って本でもそのコースを紹介しているんだけど 別にコースなんかその通りに開かなくてもひたすら迷いまくればいい。 迷っちゃったら大変じゃないかと思う人もいるかもしれないけど 基本その丘陵地帯と海の間に囲まれている町ってそんなに広くはないので 迷ったらひたすら降りていけば必ず国道とか商店街に行き着いちゃうんですよね。 だから迷っても心配にならない。 同時に観光客はそこそこいるんだけど そういう細い路地とか十音無人にあって エリアとしては狭いんだけど一箇所に集中するっていう 例えば鎌倉だったら小松通りに全員集まっちゃうじゃないですか。 ああいう感じの一箇所に全員が集まるような場所がないので 割に分散されている感じがするんですよね。 外国人観光客もいなくはないんだけどそんなに多くない。 多分東京、富士山、京都、大阪みたいな動線があるとしたら その動線沿いにはまってないので それほどインバウンドの人たちに見つかってないというか そういうのもあるんじゃないのかな。 島の海街道っていう本市連絡橋のすごく美しい有料道路があって あそこは自転車でも走れるのでサイクリングコースも非常に有名なんですけど サイクリングをやっている外国人の人は結構尾道に来ているかなという感じなんだけど 中心はやっぱり島の海街道のサイクリングコースなので 尾道の街だけに集中している感じでもないんですよね。 そういう奥深さがある街自体。 同時にお店も 最近の人気観光地って例えば京都の嵐山とか あるいは東京の雨横とか、築地の城外とか あるいはさっき言った鎌倉小町通りとかみんなそうなんだけど 観光客向けの食べ歩き店舗ばかりになっちゃってるじゃないですか。 僕は食べ歩きというのはその土地を文化的に破壊するけしからんもんだと思ってるんだけど 尾道にはその食べ歩き文化はないですね。 どっちかというと大手資本ではない個人経営の店があっとたくさんある。 小さなカフェとか古本屋さん、雑貨屋さん、あるいはパン屋さんとかね。 ちなみに尾道の商店街の中にあるパン屋コーロというお店があって しがなお屋のあん屋コーロの文字でだと思うんだけど あのパン屋コーロのパンとかめちゃくちゃ美味しいですね。 地元の人に愛されている感じ。 古い建物が多いんだけどその古い建物をリノベして新しいお店がどんどん増えていて しかもその新しいお店は移住者とかがやっているような個人経営のお店という 非常に良い流れができていて だから観光地であると同時に人々が暮らしている街という感じがすごくするんですよね。 人が住んでいる街だよなという。 だから尾道って言ってみると分かるんだけどここに行けばいいみたいな 例えば鎌倉だったら鶴ヶ丘八幡宮に行って その後小町通りで食べ歩きしてとか パターンが決まっているじゃないですか。 京都だったら九味皿行って金閣寺行ってとかね。 そうじゃなくて尾道って中心がない、観光名所もないので 街全体が一つの観光コンテストになっている上に あそこを訪れた人一人一人が自分の気に入った場所を見つけて歩いていくみたいな そういう感じの構造になっているんですよね。 これが目的地を、それこそフラット登山で山頂を目指すんじゃなくて 山道そのものを歩こうと言ったのと同じように 尾道のどこかの観光名所を目指すとかじゃなくて 尾道を歩くこと自体が楽しめる。 歩いている過程、プロセスそのものが価値があるという ウォーカブルシティの究極みたいな理想系を あの街は作っているなという感じがするんですよね。 だからあの状態を本当に維持してほしい。 変に大圧リズムにならないでほしい。 観光名所がなくて街全体に分散して しかもその街の構造そのものが海と山と給料地帯と路地という あの構造そのものが維持されていけば、もっともっと素晴らしい 日本の観光のロールモデルになっていくんじゃないかなという期待もしています。 尾道いいですよ。皆さんぜひ訪れてみてください。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:551.「官能的な旅」が楽しめる日本のロールモデルとはコメント感想・質問・応援メッセージを書こう ちょっともん14時間前パン屋航路の名前が出てきてテンションあがりました!ここのパンは本当に美味しいですよね。尾道は本当に素敵な街です。返信 俊尚 佐々木12時間前ありがとうございます。パン、素晴らしく美味しかったです。 イワタイ17時間前以前道後温泉に行った時に商店街の観光地化を感じて面白みがないと感じたのを覚えています。温泉の雰囲気と作られたもののギャップが大きかったのだと思います。歴史が建った見た目、街並み、人の雰囲気とはすぐに作れるものではないのでそういったものが残っていくと魅力的な国になると感じました。返信 俊尚 佐々木12時間前仰るとおりだと思います。1 kotaro一昨日古くは小津、大林監督らが映画で故郷の象徴で取り上げた尾道。私も墓参りの旅の途中で毎年在来線で通ります。山口県の大島が見える柳井の風景も好きです。先日のナショジオで話題に出た長岡と新潟も越後の雪国風景が好きで、今年は両市に行きました。殆どが格安乗車券とゲストハウスなどの利用で旅します。官能的という例えが古い人間なので、小説を思い出しますが五感でグッとくる土地は確かに旅の醍醐味。ライフル総研のセンシュアスシティという提案は私も読んでいるので共感する部分は多いです。3返信 俊尚 佐々木12時間前ありがとうございます。 あやのん一昨日食べ歩きが街の文化を破壊するというご指摘、本当にその通りだと思いました。私の地元は京都なのですが、錦市場という場所もいまや観光客向けの似たような食べ歩きの店ばかりになってしまい、昔の好きだった市場らしい雰囲気は完全に失われてしまいました。。6返信 俊尚 佐々木12時間前錦市場はほんとうに残念ですよね……。 村上幸雄一昨日旅ランや自転車、原付で島巡りしても、町や千光寺や浄土寺などの山を歩いても楽しいですよね。1返信 俊尚 佐々木12時間前自転車の人もたくさん見かけて、皆さん楽しそうでした。 もっと見る
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温泉の雰囲気と作られたもののギャップが大きかったのだと思います。
歴史が建った見た目、街並み、人の雰囲気とはすぐに作れるものではないのでそういったものが残っていくと魅力的な国になると感じました。
私の地元は京都なのですが、錦市場という場所もいまや観光客向けの似たような食べ歩きの店ばかりになってしまい、昔の好きだった市場らしい雰囲気は完全に失われてしまいました。。