TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティ「価値観」の相対化が哲学ブームを生み、「価値」の相対化が投資ブームを生んでいる。09:42 2024年1月22日 612再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次インフレ時代の賃金格差と労働問題実質賃下げと労働組合の役割フリーランスの置かれる厳しい状況価値観と価値の相対化という視点子供たちの未来への影響と備えAI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは。鳥井博文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ、和製サロンを運営しています。 さて、本日のお題は、価値観の相対化が哲学ブームを生み、価値の相対化が投資ブームを生んでいるというテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。それでは早速本題に入っていきますね。 先日、日文東新でも有名な投資家藤野秀人さんの日経平均10万円時代が来るという本を読みました。 とても納得感のある主張が書かれており、実際に10年後に本当に日経平均株価が10万円になるかどうかは神のみぞ知るとしても、 しっかりと理解しておく必要のある経済トレンドの話が書かれているなと思いながら読み終えました。 経済的な指標に関してはビジネス系の人々に譲るとして、この本の中で働き方という文脈においてとても印象的なお話があったので、 この母医師の中ではそのお話をご紹介してみたいと思います。 それが具体的にどんな話だったのかといえば、インフレの社会においては労働者の賃金を据えおくことで実質的な賃下げとなっていて、 労働基準法を遵守しながらもどんどん賃下げすることが可能となるというお話です。 これ以下で本書から少しだけ引用してみたいと思います。 働き方について言えば、ここからの10年で賃金の扱われ方が変わるのではないかと思います。 インフレ時代を知らない人にはピンとこないかもしれませんが、かつては物価上昇の負担を吸収できるように、 労働組合は一律に基本給を上げる、ベースアップや定期賞給を目指して企業と交渉していました。 しかしデフレ化では給料を維持するだけで賃金の価値を保つことができたため、 この30年労働組合は賃上げのために頑張る必要がなかったと言えるでしょう。 ここでインフレに転換することで何が起きるのかというと、実質的な賃下げです。 最近経営者と話す中で話題になるのが、これからは給料に差をつけることが経営の選択肢になるという話です。 優秀な人材、手放したくない人材にはインフレを上回る給料の引き上げを行う一方、 評価が低い人材は給料を据え置くことで、労働基準法を遵守しながら実質的な賃下げをすることが可能になります。 さていかがでしょうか。もちろんこのような局面になったら、労働者側もきっと絶対に黙ってはいないと思います。 労働者側もベースアップを目指して、交渉も行われることも間違いないはずです。 実際、大企業の場合は労働組合みたいなものもしっかりと整備されているため、今年も賃金はベースアップされていく可能性が非常に高く、 実際すでにそうなりつつもあるんだけれども、中小企業の場合は果たしてどうなんでしょうか。 日本人はこういう場合において、交渉するような手立てをほとんど持っていないかと思います。 あとは、フリーランスで働く人もめちゃくちゃ増えましたが、個々人で活動しているため、一体どうやって団結をしていくのか。 交渉するなら他の外注先に切り替えますと言われたときに、どうやってそれに対抗するのか。 40代に入って子どもの教育費もかかってきて一番お金が必要になったときであっても、 20代の若者でその仕事をAIを駆使しながら半額で似たような成果物を出してくれるというふうになってしまったら、 企業は当たり前のようにそちらに外注の仕事を回すに決まっています。 故にフリーランスの方々は、これからかなり不利な立場に置かれていくんじゃないのかなというふうにも思います。 だからこそ自分の事業を作り出すこともきっとめちゃくちゃ大事になってくるんだろうなと。 またさらに厄介なことは、今はよく人手不足だというふうに言われるんですけれども、 それが後継期によって人手不足ではあるわけではないという点も挙げられるかと思います。 何よりも日本の圧倒的な人口減少によるその労働人口の減少がその一番の原因なわけですよね。 結果として人手不足と人手余りというのが同時に起きているというかなりいびつな構造も起きてしまっている。 だからこそ賃上げ自体も局所的になっていくわけですよね。 つまり昔の高度経済成長時代のインフレ時代の日本みたいに、全国民が似たような割合で賃上げがなされるわけではないということです。 この時に大事なことは、円という一つの価値で物事のありとあらゆる価値を測るのではなくて、相対的な価値をちゃんと把握しておくことが今本当に大事なんだろうなというふうに思います。 言い換えると、日本円というものさしだけで物事を把握しているような状態だと、完全にその価値自体を見合い回ることになってしまうんだろうなと。 なぜなら、実質的な賃下げと同様に円をベースにした判断をした場合においては、何も変動していないからです。 物価が2倍になって給与が末起きなら、実質的には賃下げをなされたことと同じなわけですよね。 単純検査で言えば、給与が2分の1になったということと同じことです。 価値においても、そのようなメタ視点を持っていかないといけない。物差しを複数持つことの重要性というのは、つまりはそういうことです。 多分、こんな言い方で語っている人はあまりいないかと思うので、あえてこのボイシーを普段から聞いてくださっている方々に分かりやすい例で例えてみると、 きっとこれは、ここ10年ぐらいの価値観の多様性と比較して考えると分かりやすいはずなんですよね。 この点、15年ぐらい前までは、テレビ、つまりマスメディアが作り出していた世の中の空気だけに従っていれば、それで良かった時代が長く続いていました。 少なくとも、暮らしや仕事がそれで成り立たないということはまずなかった。 でも、ここ10年間ぐらいは、テレビの内容だけでは明らかに不十分です。むしろそれだと逆に、時代の空気を察知することができずに、すぐに足元を救われてしまうという状態が長く続いてきたわけですよね。 そして同時に、あれだけテレビという業界の中で万弱だったはずのジャニーズや吉本が今大炎上しているような状態でもあります。 それは価値観の物差し自体が相対化されて、その尺度が大きく変わったからですよね。 日本だけではなくグローバルの基準やマイノリティの方々の声など、その複数の物差しを持つことの重要性が本当に頻繁に叫ばれるようにもなりました。 さらに、それらがあまりにバラバラな故に、本質的な価値観とは一体何なのかということに対して、多くの人が疑問を持つようになった。 その結果として、現代における多様性だけではなくて、古今東西ありとあらゆる人間の価値観や人格を定めている、その倫理とは道徳とは一体何なのかということを探求しようとする人が今、ものすごく増えているわけですよね。 それが昨今の哲学や教養ブームにつながっているわけです。 この話はきっと多くの人が納得し、共感してくれる内容だと思います。 これと全く同じようなことが、感情的な価値観だけではなくて、価値そのものにも起きてくるはずなんですよね。 ここが今日一番強く強調したいポイントです。 だから、投資なんてものは自分には関係ないというスタンスではきっと間違いなはずなんです。 もうそういうことは誰も言っていられなくなってくる。 それは、哲学や教養なんてものは自分には関係ないと現代で言っているのと全く同様です。 現代を生きている以上は、そもそも価値って一体何なんだろうということを全員が考えないといけないフェーズに入ってきたんだと思います。 これがありとあらゆるものの価格がインフレで高騰している中で、 抗議の投資ブームみたいなものを生み出している本当の理由だと僕は思います。 まさに哲学ブームと一緒です。 テレビの眺楽による価値観の多様性が哲学ブームを生んだように、 円の眺楽により価値そのものの多様性が投資ブームを生んでいる。 さらに現代はここに無形資産の価値なんかも新たに生まれ始めてきています。 NFTや仮想通貨のトークンのように全く価値がなかったようなものにまでなぜか価値が生まれてくるようにもなっている。 従来的な価値基準だけでそれを理解していると、このような無形資産にも価値がつく意味も全く理解できないはずです。 だからあんなものはマルチだ宗教だって言って見過ごすことにもなってしまう。 でもどっちが本当に宗教でマルチなのかと言えば、むしろ給与背負きでただ黙っている経営者と、 それをただ黙って受け入れている中小企業の従業員たちの方だと僕は思います。 ここに座って昨日と変わらない毎日を祝々と送っていれば、神、つまりお神が救ってくれるって言っているものですからね。 最後にローカルは今年も間違いなく賃上げには消極的だと思います。 ということは都心の大企業とローカルの格差みたいなものはより一層大きく広がっていく。 僕らは価値観というものでローカルの年功序列、そして男将女比というような一つの価値基準だけに支配されていること、 その危うさみたいなものをここ十数年の間で強く体感してきたはずです。 そしてついにローカルもそれが変わらざるを得ない状況に、この数年でやっと追い込まれてきた。 今回の賃金格差みたいなものもまた似たようなことが起こるんでしょうね。 だから個々人が自己防衛のためにも今から価値そのものとは一体何なのか、 その相対的な基準や物差しの多様性みたいなものを持ち合わせていく必要があるかと思います。 何よりもきっとその一番の被害を受けるのは今このボイシーを聞いてくれている方々ではなくて、 その子供たちの方だと思うんですよね。 子供が中高生になり始めた時に受けさせてあげられる教育や体験、その機会の質なんかも 親が価値観と価値そのものを見合いまるとまるっきり変わってくるはずです。 子供がいる人たちほどしっかりと様々な物差しに触れてみて、その多様な視点を今から勉強しておいた方がいいかと思います。 親の不勉強がそのまま子供たちの世代にものしかかってしまうわけですからね。 このインフレ社会の中で価値そのものについて何も学ぼうとしない不作為の態度っていうのは、 子供に対して借金や負の遺産みたいなものを残すこととほぼ同義だと僕は思ってしまいます。 さて、今日のお話は以上となります。 いつもこのボーイステーションを聞いてくださっている皆さんにとっても、 今日のお話が何かしらの考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは今日はこの辺で。また明日。 もっと見る #藤野英人 鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:421.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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