TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらし墓参りの心理的効果 (Hidaka et al., 2023)11:40 2024年8月21日 307再生 問題を報告する 再生する シェアする 次回の心理学対談は9月3日20時から!東京大学の隅田さんと。AI目次心理学対談アーカイブ公開中墓参りと無気力の意外な関係墓参り研究の新たな展開とは?論文アクセプトの朗報!今後の研究展望:文化差に着目AI文字起こし(β版) # 木田さんとの心理学対談アーカイブはこちら おはようございます。心理学者の神平です。 本日も新しい心理学の論文を紹介していきたいと思います。 今日は、お墓参りと無気力の関連を調べた研究を紹介したいと思っています。 お盆がちょっと過ぎてしまったんですけど、お墓参りの話をするVoicyのパーソナリティーさんとか、 僕は前も紹介したんですけど、お寺の方、僧侶の方のVoicyを聞いたりすることが結構多いので、 お盆になるとそういう話がどうしても多くなるんですけど、 その中で考えたことがあって、仏教とかお墓参り、お盆に行くけど、 お墓参りって別に仏教だけじゃなくて、いろんな日本人がするだろうし、 他の宗教でもお墓参りみたいな文化があるはずなので、 その辺りに共通しているところとかが割と研究しやすいんじゃないかっていうぼんやりと考え始めたんですよね。 宗教性に興味があるときに、お墓参りっていうイベントに注目すると、もしかしたら面白いかもっていう着眼ですね。 これは全然すぐ研究するとかではないんですけど、せっかく思いついたので、 お墓参りの論文も見てみようかなと思って、面白いのを見つけたので紹介していくという、そういう次第でございます。 本題に入る前に、昨日の対談についてまた振り返りさせてもらいたいんですけど、 岸田千尋さんという社外心理学を専門にされている方と1時間話してきました。 アーカイブすでに上がっているので、ぜひ聞いてください。 障害者に対する支援とか、その支援を阻害する心理的要因について、ゆっくり深掘りして聞けたかなと思いますので、 お仕事の合間とかリード中とか聞いてもらえるととても嬉しいです。 また、ちゃんと告知するんですけど、実は次の心理学対談の日程も決まっていて、 今度は9月の3日、ちょっと先なんですが、9月の3日の夜の8時から東京大学の澄田祐さんという方とお話をします。 澄田さんは今、修士課程の学生さんなんですけど、論文もすでに何本か書かれていて、とても優秀な後輩というところで、 ぜひゆっくり話を聞きたいなと思っておりますので、また連絡をします。 もしよかったら、すでに日にち決まっていますので、チェックしておいてもらえると嬉しいです。 それでは本題です。 # 墓参りにいくと無気力じゃなくなる 今回は、若参りと無気力の関係ということで、 この無気力という概念ですね、心理学の専門用語で、 アパシーと言ったりします。 アパシーをもう少しだけ詳しく説明すると、 やる気や興味がなくなる状態のことを指していますと。 この状態になると、以前は楽しんでいた活動とか、 関心を持っていたことに対して、 意欲が湧かなくなったり、興味を失ったりするという、 そういう現象のことですね。 アパシーというのは、認知症の初期の症状として知られていたりして、 特にこの高齢者において、 だからこそ昔は興味があったのに、みたいな、 そういう変化のところに焦点が当たっているような概念かなと思うんですけど、 このアパシー、無気力というふうに今日は呼ぼうと思うんですけど、 と墓参りの関係ですね。 こういう背景もあって、この研究は高齢者の方が対象になっています。 65歳以上の方が対象になっていて、 既に2019年に鹿児島です。 これは日本人のサンプルです。 英語の論文なんですけど、日本人のサンプルです。 2019年に鹿児島のある市で取られた調査を元にして、 そこで墓参りの頻度とか移動手段とか聞いていたみたいなんですよね。 そのデータと、あとは無気力とか、 あとは抑鬱傾向の質問をしもとっていたので、 それの関連を解析したということです。 結果の方に移ると、 参加者の91.8%が定期的に墓参りをしていたということです。 この定期的にの中にも、 週に1回以上かそれ以下か、それ未満かというグループに分けたそうなんですけど、 結果で言いますと、 無気力の墓参りに通っていない人、墓参りをしていない人というのが、 無気力の傾向が高かったということです。 もう少し具体的な数字を言うと、 墓参りをしないグループは無気力の発生率が44.2%だったのに対して、 通っているグループ、 高頻度で通っているグループ、週に1回以上通っているグループが24.2%。 もうだいぶ低い気がしますね。 低頻度であっても27.7%なので、 全く墓参りをしない44.2%よりは無気力になる確率が低かったということです。 これというのが何故かというところなんですけど、 そもそも墓参りも大きく言えば社会的な活動、 家の外に出て、何か自分のため以外の何かをするという、 その行為が無気力の症状を緩和、抑制したんじゃないかという考察がなされていたりとか、 あとはもう少し宗教的な、もちろんですけど宗教的な意味合いもあって、 家族とか先祖に対する祈るという行為が心の安寧につながっていた、 安心感、満足感につながっていたじゃないかということとかも書かれていたり、 あとは高頻度のグループに対しては習慣化して、 それが生活リズムの一部になって生活習慣がそもそも良くなったおかげで、 無気力の抑制につながったんじゃないかということとかも書かれていたりしました。 確かにこれはそうだよなというふうに思うんですけど、 この後はどういう研究が進んでいくのかとか、 自分だったらどうしたいかとかいうのを考えていきたいなというふうに思います。 僕はやっぱり文化差とかに興味があるので、他の宗教だったらどうなのかとか、 あとは墓前にの中でも今回の研究も面白いことを聞いている。 例えば、花を添えるかどうかみたいなことも質問として聞いていたみたいなんですよね。 ちなみにそのデータだけあるので、ちょっと待ってくださいね。 墓参りをする人のうち55.2%が新鮮な花を添えると、29.7%が人工の花を備えていたということです。 結構な人たちがその花を持っていく。 だからこの花というのがどういう意味を果たしているのかとか、 お供え物がどういう意味を果たしているのかとか、 結構分析の位置がいろいろありそうだなというふうに思ってみていました。 あとはジェネレーションとかも気になりますよね。 高齢者の方とかは、ある種それが昔から習慣化していて、 夏になったらお墓行くものだよねとか、明日は行くものだよねみたいなので言っている人もいるだろうし、 一方で若者がそういう行為をそもそも行っているのかとかということも気になるし、 若者のそういう行為が向き力だけじゃなくて、 精神的なウェルビングとか豊かさにどれくらいつながっているのかとかというのは、 すごく興味があるなと思っています。 # 墓参り研究したさ はいというわけで今日は オアカマエリと無気力アパシーの関係についてお話をさせていただきました だいぶ自分の感想とか 研究プランみたいなことも話してしまったんですが なかなか伸びしろがある研究対象だなと思っていて 既にやりたいこといっぱいあるんですけどこれもねー 近いうちに実現したいなというふうに思っています ツイッターとかSNSで簡単に取れる範囲でアンケートとか取って それをパワッとまとめてみるだけでも面白いのかなって ちょっと妄想したりしますね あとはあれか それこそお寺の方とかに協力をしてもらいながらデータを取ったりとか 面白そうですね ちょっと夢が膨らんできます。オアカマエリ。僕も日本に行った時、実家に帰った時は そういう お祈願とかお盆とか 行ってたりしたし、あとは おじいちゃんの命日の日に父が毎月行っていて 月命日か、に行っていてそれについていくみたいなこともよくしてましたね 割と歩いていけるところには上がったので そういうことも思い浮かべながら。あの時間ってやっぱり 思いを馳せますよね。そのおじいちゃんとか。僕はおじいちゃんに会ってないですけど 父方のおじいちゃんに会ってないですけど そういうことも 思うとやっぱりこの生も面白いんじゃないかなと思ってます 自分の話が多くなってしまいました。最後まで聞いてくださってありがとうございます 今日は1日にしていきましょう 仙台でした 心を込めて # 報告「論文アクセプト!」 はい最後1分だけ雑談というか報告をさせていただきたいんですけど 研究の方ですね久しぶりでもないか 久しぶりかな論文が採択をされまして昨日の 昨日のお昼ぐらいかなに採択されましたまだ 公表とかはされてないんですけどとりあえず 久しぶりに良いニュースが届いたかなと思うのでここで言えることもとても嬉しく思います 自分が書いた論文というよりももちろん 著者に入ってるんですけど3人先輩の先生方と書いていて3人で書いているうちの3人目の 著者なのでどちらかというとサポート側に回った論文なんですけど 創造性に関する研究をまとめたような論文になっています 初めてかな初めて日本語で論文を書いた それが採択されたので これは結構いろんな人に読んでもらえるんじゃないかなと思って その論文がリリースされるのを今から楽しみにしてますまたリリースされたら お伝えしたいと思いますのでその時にちょっと込み入ってるかもしれないんですけど ぜひちょっとでも興味を持って読んでもらえると嬉しいなと思っています もっと見る #心理学 #マインド #スピリチュアル #無気力 #宗教 #墓参り #社会心理学 #スピリチュアリティ #宗教性 #アパシー 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー02:481.木田さんとの心理学対談アーカイブはこちらhttps://r.voicy.jp/389R2pG49Xj05:442.墓参りにいくと無気力じゃなくなるhttps://doi.org/10.1111/psyg.1294501:513.墓参り研究したさ01:194.報告「論文アクセプト!」コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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