TOPライフスタイルメンタル・心理学研究者がそばにいるくらし【脳科学】未来のネガティブ思考「心配」と過去のネガティブ思考「反すう」の脳活動はほぼ一緒 (Puccetti et al., 2024)14:49 2024年12月6日 618再生 問題を報告する 再生する シェアする おはようございます!AI目次稲川優太氏との対談予告心配と反すうの脳活動の共通点とは?脳活動の類似性と差異を徹底解説ネガティブ思考と脳のネットワーク「心を込めて」の言葉への思い入れAI文字起こし(β版) # 本日22時から稲川さんと対談! おはようございます。心理学者のじゅんぺいです。 本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。 今日のテーマは、ネガティブ思考に関する話をしたいなと思っています。 ネガティブ思考といっても、いろいろあるわけですよ。 いろいろあるんだけど、大きく分けて二つに分けれると。 そういう分け方もあるって感じですね。 いろんな分け方がある中で、今回の分け方は、 未来に関するネガティブか、過去に関するネガティブかということです。 未来に関するネガティブ、皆さんもよくご存知のワード、心配。 心配というのは、基本的に未来に対するものであると。 これがネガティブ思考ですよね。 一方で過去に対するネガティブ思考ってどういうものかというと、 反数といって、過去の出来事について何度も何度も繰り返し考えてしまうような ネガティブな思考。 心配も繰り返しの要素があって、これら二つをまとめて研究では 反復的ネガティブ思考というふうにまとめられています。 この二つのネガティブ思考が、実は大部分が同じような脳のメカニズムで 説明できるんじゃないかというような、そういう脳科学の知見も混ざった研究になっています。 簡単に説明しようと思うので、あまり恐れずに聞いてもらえると嬉しいなと思います。 本題に入る前にお知らせさせてください。 本日の夜22時から稲川優太さんとこのボイスで対談をすることになっております。 接触障害のお話を主に研究されている方でたくさん話を聞こうと思いますので、 ぜひ遊びに来てください。 稲川さんも脳科学的なアプローチで研究されている方ですので、 脳に興味がある人もぜひ参加してもらったらいいんじゃないかなと思っております。 # 心配と反すうに関連する脳領域とその説明 ネガティブ思考の2種類について 既にお話をしてしまったので 早速なんですけど どういう実験をやったかということから 説明をしていきたいなと思います ちょっとね 酷なんですけど 参加者さんを集めてきて 大学生ですね 150人まず集めてくるんですけど そこでスクリーニングって言って アンケートの答えをさせるんですけど 特にさっきも言った反復的な ネガティブな思考が強い人というのを MRIの実験に 脳科学の実験に 残したというような感じになっています 39名が残ったということです この人たちに対して MRIというのは脳の中の活動とか どの部分が活性化している ということを調べることによって その領域が例えば記憶に関連しているとか 感情に関連しているとか分かるので そのタスクと脳活動との関連が 見れるというような そういう脳科学の実験って よくやられるんですけど 今回もそういう類のものになっています 何をやらせたかというと これが酷な話です ちょっと酷なんですけど 心配とか あと過去の反数ですよね 心配反数をさせるっていうことですよ MRIの中で どうさせるかというと 文章を提示して その文章と同じような思考になるように 集中してくださいというような指示を出して その思考になっているときの脳活動を見ると その脳活動の類似度とかをチェックするというのが 今回の主な研究の方向性になっています 例えば心配という思考を 喚起させるときのやり方としては この文についてできるだけ 強く心配してください 文に書かれている状況を思い浮かべ それが本当に起きているかのように 考えてくださいというふうに指示を出します どういう文章かというと 私は将来の経済状況が 悪化することを心配していますとか 私は家族が病気になるのではないかと 心配していますみたいなことを 心配してくださいって言わせるんですよ 結構きついですよね その十数秒 十秒という間で 脳の様子を見るというような研究です 反数についてはちょっと心配と 時間軸の方向が違うんですけど この文について過去の経験を振り返り できるだけ感情的に強く考えてください というような指示を出します 具体的には私は以前に失敗した試験について 何度も考えています これまさに反数っぽいですよね 私は友人との過去の考論について 思い返していますとか こういう文章を見せるわけです そういうことを本当に 頭の中でやってくださいというふうにやるわけです そうするとその間の脳の活動が 記録できるということで これは本当に研究材料としては とても貴重な脳画像データになる ということになります 結果いきます これが最初にちらっと言ったように 大部分が似たような脳の様子を見せていた というのが今回の大きな結果ですね これだけ覚えておいてもらっても 今日はいいかなと思うぐらいなんですけど もうちょっと知りたい方のために どういう脳領域が共通して活性化した というところを説明すると 最近の脳の研究は特定の脳領域というよりも ネットワーク こことこことここの同時の関連性というか まさにネットワークですよね 網目みたいなのを思い浮かべてもらったらいいんですけど そういうふうに考えることが多くて そのネットワークで三つ紹介したいと思うんですけど 共通して関与したネットワークですね まず一つ目 デフォルトモードネットワーク もしかしたらこれ聞いたことある人もいるかもしれない よく出てくるネットワーク これは自分のことを考えているときとか そういうときに関連するような脳領域になっています 自己関連情報とか 内省とかそういうときに関連するような 脳領域だというふうに言われていて まさに心配と反するというものの両方が この自己と関連しているというふうなことを 反映しているような重なりだったというふうに言えます 二つ目がサリエンスネットワークといって これももしかしたら聞いたことある方いるかもしれないんですけど サリエンスネットワークは感情的な判断と 反応というふうなものと関連しているというふうに言われていて 心配と反するというふうなものの両方に共通する 感情的な重要性 特に否定的な感情ですよね 否定的な感情の感受性というものと 指差していたんじゃないかというふうに説明がなされています 最後三つ目が前頭頭腸制御ネットワーク これも名前覚えなくていいです これは認知制御とか注意の転換とかに関連するような 脳領域 脳のネットワークだというふうに言われていて 特にDLPFCといって 肺外側前頭全皮質というとても有名な脳領域があるんですけど そういうところが関連しているんですが これは心配と反する 未来と過去というふうな 特徴は違えど ネガティブな思考に執着しやすいという 両方の性質を反映しているだろうというふうに説明がなされています 認知制御 だからそこに固執してしまうということですよね というのが今回の脳の活動を見ることによって だいぶ重なっているよねということが分かったというふうなことです 他にも記憶に関連する会話とか返答体とか 返答体はネガティブ感情 特にネガティブ感情に関連するような脳の領域と言われていますが そういうところも同じように凶器していたというところで 結構重なっているよねというのが 一番伝えたかったところかなというふうに思います 過去と未来という方向性が違えど 反復的なネガティブな思考であることには変わりがなくて 自分に関連すること 強い感情を伴うということ あとは執着する なかなかそれから逃れられないということ というところが脳領域からもはっきりと分かっているのかなと 分かったのかなというふうな面白さがあります # おわりに「違う脳領域もあったよ」 はい、いかがだったでしょうか。 似てる似てるって言ってるだけで、 違うところはね、紹介できなかったんですけど、 違いもやや見られたというところもあります。 一つだけ紹介すると、 下等調症用というところがあるんですけど、 これね、統計的に優位じゃなかったみたいなので、 やや注意が必要なんですけど、 これはシミュレーションをする時に活性化する脳力という風に言われていて、 これは心配の方が優勢であったという風な可能性があるというぐらいですね、 だったという風に言われています。 未来の出来事とか不確実性に関するシミュレーションに関わると書いてますね。 そういう違いもややあったというところで、 結構この辺りは研究の醍醐味というか、 この概念とこの概念の共通性を明らかにする。 だけどここはまた違うよねということを脳から分かるというね、 これはなかなか画期的だなと思うし、 この20年30年ぐらいで人類の進歩だと思います。 という面白さがある。 それはちょっとでも伝えられたら嬉しいなと思って紹介をさせていただきました。 心配を日々してしまうという人もいるだろうし、 してしまうと言っても悪いことだけでもないと思うんですけど、 それが人と言えば人だなと思うし、 心配しない人っていないと思うしね。 とか反省しちゃう人とかもいると思うし、 そういう人たちに病的に日常生活困るぐらいという風になったら、 やっぱり精神科医の方とか臨床心理師さんとかに かかる必要があるかなという風に思うので、 そういう時にこういう研究が役に立っていくところも 大いにあるのかなという風に思っております。 そんな感じかな。 最後まで聞いてくださってありがとうございました。 今日もいい一日にしていきましょう。 陣平でした。心を込めて。 # ご質問「なぜ心を込めてと言うのか?」 最後1分だけ雑談と言いますか、ありがたいコメントを頂いたので、それについてお返しをさせて頂こうと。 これコメント返しというよりも質問に対してお答えするという感じなので、ちょっと特別に今取り上げています。 昨日の放送に対してマッツンさんからコメントを頂いております。ありがとうございます。 じんぺいさんの紹介する史力を楽しく聞かせて頂いています。楽しみながらも教員として活かせることはないかと発信から日々考えています。めちゃくちゃ嬉しいです。 ありがとうございます。話はそれますが、じんぺいさんの締めの一言、心を込めて大好きです。嬉しい。 その言葉に込めた思いやその言葉にした理由などを教えて頂けると嬉しいです。今までの放送でお話されていたらすみません。 話してないと思います。ありがとうございます。ちょっとまたどこかで話すかもしれないんですけど、 ありがたく質問を答えさせて頂きたいなと思っておりまして、ただやや期待外れだったら申し訳ないですけど、 大学生の時に、大学院生の時に、京都のゲストハウスでバイトをしていて、 その時にAirbnbというプラットフォームを使っていたんですよ、その会社が。 その関係でAirbnbのスタッフさんとやり取りすることがあって、何度もあるんですけど、 Airbnbのスタッフの方は本当に丁寧で、僕は基本的に良い印象しかないんですけど、 そのAirbnbの方が、もちろん日本語対応しているスタッフさんがいて、 多分英語とかを普段使っている人が最後の締めの言葉で、 ベストリガードとか、センシャリとか、あるじゃないですか、英語のメールの最後とかにつける一言って。 日本語だとそれって意外とないなと、敬愚とかっていうのをメールでつける人あんまりいないと思うんですけど、 それがその人の役だと心を込めてだったんですよ。 僕はそれがめちゃくちゃ素敵やなと思って、真似したいと思ってすぐパクったんですよ。 パクって、ただこういうふうに喋る機会もなくて、 例えば、そうだな、メールで使うこともあるし、 あとはFacebookで日記をずっとつけてた、今も最近も書いてるんですけど、たまにね、毎日はできないですが書いていて、 その時に締めの言葉で心を込めてって言葉だなと思って、 そこで本当に今目の前にいる人、これを読んでくださる目の前の方のことを想像しながら、 この言葉を置きたいなというふうに思ってつき始めたっていうのが、 最初というか僕がAirbnbのスタッフさんからパクったっていうのが最初なんですけど、 それを最初は文章で使って、ラジオを始める時に締めの言葉ないかなって思った時に、 いや、もう使ってたのがあったじゃないかというふうなことで言い始めました。 この言葉にするっていうのは最初は結構恥ずかしかったんですけど、 同じですよ、Facebookやってた時と一緒で、この目の前の方に対して聞いてくださっている方のことを想像して、 最後に添えるっていうことがとても自分にとってその最後の一呼吸だけなんですけど、 とても大事だなと思ってとても気に入っています。 こんな感じの答えになってますでしょうか。 あとは心というものを普段僕は研究しているし、仕事にもしているので、 心というものを自分を監視しているというところも気に入っているポイントの一つかなと思います。 ありがとうございます。 もっと見る #心理学 #脳科学 #脳 #研究 #心配 #悲観的 #ネガティブ思考 #論文 #反すう #反芻 研究者がそばにいるくらし心理学者じんぺー02:011.本日22時から稲川さんと対談!https://r.voicy.jp/7GVlExP2K0g06:532.心配と反すうに関連する脳領域とその説明https://doi.org/10.3758/s13415-024-01239-z02:013.おわりに「違う脳領域もあったよ」03:564.ご質問「なぜ心を込めてと言うのか?」コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ボラス2024年12月6日私も聞きたかった質問を投げかけて下さり、回答もありがとうございます。心を込めての一言、耳に優しく響くのでいいなあと、気になっておりました。私も一つ質問させてください。心理学を研究されているじんぺーさんは心はどこにあると考えますか?脳、心臓あたり?腸が第二の脳として心と繋がっているという方もいます。じんぺーさんのお考えを聞けたら幸いです。1返信 三橋暉春/Kishun Mitsuhashi2024年12月6日じんぺーさん心を込めてのエピソード、とっても胸に沁みました。いいエピソードですね。1返信
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心を込めてのエピソード、とっても胸に沁みました。いいエピソードですね。