#184 漏れてる医者たち(通院は推し活だ)
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今日の推しは、ミュージシャンでも俳優でもなく、鍼灸院の先生です。
通い始めたきっかけは、右手のテニス肘でした。
先生は60代後半から70歳くらい。個性的です。
まず、来院日を指定されます。
「今月はこの日とこの日」と5〜6日提示されるのですが、それは月の満ち欠けと、その人のバイオリズム(例えば月経周期)を組み合わせて決めているようです。
さらに、その中に星印のついた「特別な日」があります。その日は私の訴え(手の痛み)は聞いてもらえません。「今日は整える日」と言って、先生がやりたい治療をします。
治療も独特です。
鍼に電流を流すだけでなく、雷や火山、海の波などの自然音を流します。なぜ音を流すのかは、聞いてもよく分かりません。
先生はとにかくせっかちです。
カーテンの向こうで着替えていると「まだ?」と急かされます。
靴下を脱ぎ忘れると怒られます。
そのため私は、エレベーターの中でアクセサリーやベルトを外し始め、施術台に向かう途中でボタンを外し、ほぼ半分脱ぎながら移動します。
「先生が声をかけるのが早いか、私が脱ぐのが早いか」、毎回が勝負です。
めちゃくちゃ怖い日と妙に優しい日があり、その振れ幅も含めて面白いのです。
年末、先生にこう言われました。
「うちに来始めて身体、良くなったでしょう」
断定です。「はい」以外は求められていません。
好き嫌いがはっきり分かれる鍼灸院です。Googleレビューも1か5の極端さ。
でも私は、その自信が好きです。
ご自身の療法を研究し続け、出版や講演もされている。異端であることの風当たりは強いと思いますが、本人は自分の治療を信じています。
テニス肘を最初に診断してもらった形成外科も、また別の意味で推しです。
形成外科には怪我をしないといけないので、チャンスは逃せません。
一言でいうと野戦病院のような場所です。待ち合い室らしい場所もなく、ワンルームの中で人がごちゃごちゃ動いています。
誰が患者で誰がスタッフか分からない。
指示系統も見えないのに、不思議と回っています。
スクナヒコナのようにふくふくしいお顔をした先生は博多弁で、患者に対してもスタッフに対しても敬意あふれるある話し方をします。
テニス肘の原因を尋ねたとき、
「老化よ。みんな通る道よ」とニコニコ。
普通なら傷つきそうな言葉ですが、その先生に言われると「それでええんやで」と言われたようで納得してしまいます。
行くだけで癒やされる病院です。
私は、個性がないものやことにリソースを使うのはもったいないと思うのです。
「可もなく不可もなく」はいらない。
面倒くさいくらい漏れている人に会いに行きたい。
病院は、痛みや不安を抱えて行く場所ですが、どうせ行くなら、面白いほうがいいし、選べるということ自体が、今の医療システムのありがたさだと思っています(守りたい…!)
皆さんにも、推しの病院や先生がいたらぜひ教えてください。
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コメント

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自分の信念に振り切って生きている人(漏れてる人)と会うと元気もらえますよね。
それを「おもしろい」と推しちゃうフィッシュさんも漏れてる人ですがー笑
テニス肘、良くなりますように❤️
不具合とともに生きる。これが老いるということかと学んでおります😉