TOPライフスタイルくらし利他ラジオ第4回:「てばなす」ということ08:17 2025年4月28日 143再生 問題を報告する 再生する シェアする 今週は「てばなす」という行為をキーワードに話していきます。AI目次「てばなす」とは何か?その本質に迫るお寺おやつクラブとフリーマガジン『てばなす』仏教における施し『お伏せ』との関わり手放すことの難しさ、そして修行としての側面手放すことで得られる自由と新たな気づきAI文字起こし(β版) # オープニング リタラジオ 松島誠郎です。 奈良県にある庵与寺というお寺で住職をしたり、子どもたちにおやつを届けるお寺おやつクラブという活動をしたり、 3人の子どもの子育てをしたり、たくさんの人に助けられながら生きています。 このラジオは、誰かのために、そして自分のために、そっとできることを考える時間です。 今は、何かと自分を出すことが求められる時代です。 SNSで発信し、成果を見せ、自己表現に励む日々の中で、 リタという言葉に新しい価値や安らぎ、可能性を感じている人も多いのではないでしょうか。 リタは、自分をすり減らすことではなく、自分を大切にすること、他者への眼差しが響き合うこと、 名乗らない優しさ、背景に回る力、手放すことで広がる行為、そんな静かな問いを日々の暮らしからたぐっていきます。 声だけでつながるこの場所で、きょうもゆっくり語っていきましょう。 # 「てばなす」という行為について考えてみました リータラジオ松島誠郎です。 今週は手放すというテーマについてお話ししていきます。 冒頭で少しお寺おやつクラブの活動についてご紹介させてください。 お寺おやつクラブは、全国のお寺にお供えされたお供えを、 様々な事情で生活に困っている一人や家庭へとお裾分けする活動です。 お寺と地域をつなぐこの取り組みを通じて、 子どもたちやご家庭に少しでも笑顔を届けたい、 少しでも今抱えている苦しみを軽くして楽になってもらいたい、 そんな願いを込めて日々活動を続けています。 この活動の中から生まれたのが、フリーマガジン手放すです。 お寺おやつクラブは年に1回、NPO法人の活動報告を兼ねたフリーマガジンを発行しています。 応援してくださる皆様への活動報告ということでもあるんですが、その名も手放すと命名しました。 ちょうど現在も最新号の発行に向けて準備を進めているところです。 どうしてこの手放すという名前にしたのかということなんですけれども、 お釈迦様の言葉を一つご紹介します。 バックヨラクという言葉があります。 苦しみを抜き楽を与える。 そんな意味の言葉なんですけれども、 苦しみを抜き楽を与える。 そんな振る舞いを、現代の日常社会の中でどう実践できるかを考えた時に、 手放すという行為が一つのヒントになると思いました。 お寺に集まるお供えも、仏様や大切な方への思いを込めて人々が手放すことで動き始めます。 ここで少し伏せという言葉について説明をします。 仏教における伏せ、お伏せですね、もともと施すことを意味します。 物やお金を施す。 知恵や教えを分かち合う。 恐れを取り除いて安心を与える。 いろんなお伏せがあるんですけれども、こうした行為を通じて他者の苦しみを和らげ、喜びをもたらすこと。 そんな意味の言葉です。 つまりは、誰かに差し出す、手放すという行為そのものが、この仏教における大切な実践なんですね。 物やお金を手放す。 思い通りにしたいという気持ちを手放す。 執着を手放す。 そして動き出したものが地域の支援団体や子どもたちに届けられていく。 社会には人、物、金、情報、様々に溢れていますけれども、 それらは持ち主が手放すことで初めて流れ始めるともいえます。 滞らず、淀みなく、そんな社会であってほしい。 流れのある社会であってほしいと思い、手放すという名前を付けました。 でも実際のところですね、正直にお話をしておきますと、僧侶として活動している中で、修行している中で、私自身もお伏せを受け取る立場にあります。 その度にですね、果たして自分はお供えだったりお伏せを受け取るに足る存在であるのか、そんなことを自問しながら毎日修行しています。 まだまだ至らぬ自分、そんな自分と向き合いながら、それでも手を合わせ感謝し歩み続ける。 そのために自分自身、お伏せを受け取る存在であるのかということを自問自答しています。 お寺親父クラブの活動も、お裾分けによって社会課題を解決していくという取り組み、活動なんですけれども、 それができるのは、人へに人々が様々な思いで、物やお金をお供えとして手放してくれているからだと思っています。 だからこそ、活動を支えるお供えや寄付を受け取る立場、つまりお寺やNPO法人という存在そのものがしっかりとそこにあることが大切。 そこを自覚しておくことが大事だと思うんですね。 手放すことを受け取って、また次へと繋いでいく、その場があるからこそ助け合いの流れが生まれてきます。 またもう一つ、手放す手放すと言っていますけれども、何でも手放せばいいと簡単に言いたくない、そんな簡単なもんじゃないよなという気持ちもあるんですね。 手放すことは時に難しい、時にというかめちゃくちゃ難しいですね。 例えば本当に大切にしてきたもの、苦労して手に入れたもの、自分を長く支えてきた思いを手放すということは簡単なことでもありません。 だからこそ手放すという行為は、ある意味で修行のようなものでもあると思うんですね。 無理に、強制的にではなく、自分自身、自分の心と向き合いながら、そっと手を緩めるように手放していく。 それが出来た時、自分自身が今まで以上に自由になって、そして誰かの苦しみを軽くする力にもなっていく。 そんな風に考えています。 手放すという行為は、まさにこのリタラジオがテーマにしているリタそのものです。 誰かのために、そっと差し出す。 誰かのために、自分の手を緩める。 それは同時に、自分自身を自由にしていく道でもあると思います。 手放すことは決して簡単ではないけれども、日々の小さな手放すを重ねていく中で、きっと自分らしいものが見えてくるのではないか。 最後まで手放せなかったものが、自分にとって必要なものではないか。 そんな風にも思います。 放てば手に見てり。 何かを手放すことで、新しい何かが自然と手の中に満ちていく。 手放さなければ気づかない大切なものが、きっと誰かの中にあるのだと思います。 皆さんにも、もしこれを手放してよかったなという経験や、なかなか手放せなかったものなどあれば、どうぞ教えてください。 概要欄のお便りホームから気軽に送ってください。 それではまた次回お会いしましょう。 もっと見る #布施 #てばなす 利他ラジオ松島靖朗@おやつのおぼうさん01:101.オープニング07:072.「てばなす」という行為について考えてみましたコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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