TOPライフスタイルくらし利他ラジオ第163回:バースデー・パラドックス──偶然に潜む確率の不思議06:49 2025年10月4日 21再生 問題を報告する 再生する シェアする 23人集まると半分以上の確率で同じ誕生日の人がいる──直感に反する確率の不思議です。暗号技術の応用や、人と人とのつながりの比喩としても面白いこの現象を、利他の視点から紹介します。AI目次23人で50%超?確率の不思議誕生日が同じだと親近感が湧く理由因縁とは?偶然の一致に潜む必然性暗号技術にも応用される確率の不思議偶然の出会いを大切にしたい理由とはAI文字起こし(β版) # オープニング リタラジオ 松島誠郎です。 奈良県にある庵与寺というお寺で住職をしたり、子どもたちにおやつを届けるお寺おやつクラブという活動をしたり、 3人の子どもの子育てをしたり、たくさんの人に助けられながら生きています。 このラジオは、誰かのために、そして自分のために、そっとできることを考える時間です。 今は、何かと自分を出すことが求められる時代です。 SNSで発信し、成果を見せ、自己表現に励む日々の中で、 リタという言葉に新しい価値や安らぎ、可能性を感じている人も多いのではないでしょうか。 リタは、自分をすり減らすことではなく、自分を大切にすること、他者への眼差しが響き合うこと、 名乗らない優しさ、背景に回る力、手放すことで広がる行為、そんな静かな問いを日々の暮らしからたぐっていきます。 声だけでつながるこの場所で、きょうもゆっくり語っていきましょう。 # 偶然の一致が生む縁──バースデー・パラドックスの不思議 リタラジオ松島誠郎です。 バースデーパラドクス 誕生日の逆説。 数学や確率論の世界でよく知られる不思議な現象についてお話しします。 人が23人集まると、その中に同じ誕生日の人がいる確率は50%を超えるというものなんですね。 バースデーパラドクス。 たった23人で半分以上の確率というのはなんとなく 本当かなというものなんですけれども、40人集まるとほぼ9割の確率で同じ誕生日の人がいるという計算になるんですね。 どうしてこうなるのか。 私たちは自分と同じ誕生日の人がいる確率を考えがちですけれども 実際にこの計算式では誰かと誰かが誕生日が一致する確率を求めていくわけですよね。 つまり自分ではなくてもいいということですね。 ついつい自分と同じ人がいるというふうに思ってしまうけれども、そうではないということですね。 23人いればその組み合わせは253通りにもなる。 これだけ多くの組み合わせがあると、どこかで一致する可能性が一気に高まるということです。 もう少し具体的に言うと、誰とも誕生日がかぶらない確率を先に計算していくとわかりやすいです。 1人目は必ずユニークな誕生日。 そして2人目は 365日のうち残り364を選べるので365分の364、3人目は365分の365と続いていきます。 この分数を23人まで掛け合わせると、全員が違う誕生日になる確率はおよそ49%になるということですね。 誰ともかぶらない確率が50%下回る49%ということは、誰かがかぶる確率、つまり誕生日が同じ人がいるという確率が50%を超える そんな計算式というわけです。 なぜ 掛け合わせるかというと、これは確率の計算の基本ですけれども、それぞれの人が誕生日を選ぶときに前の人と違う誕生日である確率が積み重なっていくからなんですね。 2人目が違う確率、3人目が違う確率、4人目が違う確率と1人増えるごとに条件が増えるので、その確率を順番に掛け合わせる必要があります。 連続してみんな違う誕生日でいる確率を積み重ねている、そんなイメージです。 これは確率論の基本ルールで、連続して条件を満たす確率は掛け算で表されると、そんな考え方なんですね。 サイコロをイメージしてください。 2回サイコロを振って、両方6が出る確率を求めるとき、6分の1×6分の1をすると。 これと同じで、誕生日の問題でも1人増えるごとに掛け算で確率をつないでいくということですね。 さて、このバースデー・パラドックス、日常でも応用できます。 例えば暗号技術や情報セキュリティの分野では、ハッシュ関数の衝突問題として利用されるんですね。 何のこっちゃですけれども、データを短い高度に変換したとき、異なるデータなのに同じ高度が生まれることを衝突というふうに呼ぶそうなんですね。 この誕生日と一致、誕生日の一致と同じように、この衝突というのは思った以上に高い確率で起きるそうなんですね。 理他的な視点から見ると、この現象は人と人がつながる確率の高さを象徴しているようにも思います。 学校や職場で、誕生日が同じだねと盛り上がる経験。 偶然の一致が一気に親近感を生む瞬間でもあります。 誕生日に限らず、同じ出身地や趣味、推しが同じというだけでも距離がぐっと縮まることがある。 まさに偶然の一致が共感や連帯のきっかけになっている。 仏教には因縁という言葉があります。 原因の因と、御縁の縁ですね。 あらゆる出来事は、無数の因と縁の重なりによって起こる。 そんな考え方ですけれども、同じ誕生日の人と出会うのも、ただの確率の問題に見えて、実は不思議な縁を感じさせる出来事でもあります。 偶然の一致を通じて、私たちは、人は一人では生きているのではない、という感覚を改めて思い出すのかもしれません。 このバースデーパラドックスが教えてくれるのは、偶然の中に隠れている出会いの必然性です。 直感に反する不思議な確率は、私たちが想像する以上に、人と人が繋がりやすい世界であるということを表している。 そのことを心に留めて、偶然の出会いを大切にしていきたいものです。 ではまたリタラジオでお会いしましょう。 もっと見る #誕生日 #セキュリティ #確率論 #偶然と必然 #因縁 #利他 #暗号技術 #バースデーパラドックス #自分と同じ #誰かと誰かが同じ 利他ラジオ松島靖朗@おやつのおぼうさん01:101.オープニング05:402.偶然の一致が生む縁──バースデー・パラドックスの不思議コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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