TOPライフスタイルくらし利他ラジオ第190回:経済とお金──分け合う豊かさの黄金比07:07 2025年10月31日 23再生 問題を報告する 再生する シェアする お金の使い方にも“黄金比”があります。使う・貯める・分けるを調和させることで生まれる、こころの豊かさ。利他の視点から、分け合う経済のかたちを考えます。AI目次お金の黄金比とは?心の安定を保つバランスの重要性ケインズが語る「お金とは人々の信頼の総量である」とは金の価格上昇の背景にある信頼の揺らぎを考察する仏教の「お不正」の考え方から分かち合う心を学ぶお金の中にある思いやりと社会の温度の関係性とはAI文字起こし(β版) # オープニング リタラジオ 松島誠郎です。 奈良県にある庵与寺というお寺で住職をしたり、子どもたちにおやつを届けるお寺おやつクラブという活動をしたり、 3人の子どもの子育てをしたり、たくさんの人に助けられながら生きています。 このラジオは、誰かのために、そして自分のために、そっとできることを考える時間です。 今は、何かと自分を出すことが求められる時代です。 SNSで発信し、成果を見せ、自己表現に励む日々の中で、 リタという言葉に新しい価値や安らぎ、可能性を感じている人も多いのではないでしょうか。 リタは、自分をすり減らすことではなく、自分を大切にすること、他者への眼差しが響き合うこと、 名乗らない優しさ、背景に回る力、手放すことで広がる行為、そんな静かな問いを日々の暮らしからたぐっていきます。 声だけでつながるこの場所で、きょうもゆっくり語っていきましょう。 # 経済とお金──分け合う豊かさの黄金比 リタラジオ松島誠郎です。 今日のテーマは、経済とお金、分け合う豊かさの黄金比。 黄金比というと、美しい形やバランスを思い浮かべる方が多いと思いますが、 実はお金の使い方にも黄金比のような考え方があります。 家計管理や資産運用の分野では、しばしば収入の使い方の黄金比が紹介されます。 例えば、50対30対20の法則。 収入の50%を生活費、30%を自由費、20%を貯蓄・投資に回すという考え方です。 これは人によって60対30対10、あるいは70対20対10のように調整されることもあります。 この比率は、単なる数字の管理ではなく、心の安定を保つためのバランスとも言えます。 浪費しすぎず、我慢しすぎず、未来にも今にも目を向ける。 使う・貯める・分けるを調和させることが、暮らしの豊かさを支えます。 お金の黄金比は、国家経済のスケールでも語られます。 例えば、税金・社会保障・公共投資などの分配のバランス。 個人の自由を守りながら、社会全体が持続する比率をどう見つけるか。 その問いの中にも、李太の経済のヒントが隠されています。 経済学者のケインズは、「お金とは人々の信頼の総量である。」そんな風に語りました。 ケインズは、20世紀前半のイギリスを代表する経済学者で、世界恐慌の後、経済を立て直す理論を築いた人物です。 彼が提唱したケインズ政策は、政府が積極的に公共投資を行い、人々の消費と雇用を支えるという考え方です。 それまでの市場任せに対して、人の意思と信頼の力で経済を動かす、そんな発想でした。 このお金イコール信頼という言葉は、彼が、紙幣の本質は信用であると考えてきた背景に基づいています。 金、ゴールドそのものよりも、この紙幣を受け取れば必ず価値があると信じる人々の共通認識が経済を支えている。 つまり、お金は社会的な約束であり、関係の繋がりそのものなのです。 お金は単なるものではなく、人と人との関係を繋ぐ信頼の器。 そして今、世界的に金、ゴールドの価格が上昇している背景には、この信頼の揺らぎが関係しているのではないでしょうか。 経済や政治の不安定さ、戦争やインフルへの懸念など、人々が紙幣や数字としてのお金よりも実態のある価値に安心を求めている。 つまり、金、ゴールドが上がるということは、人々の不安が高まっていることの裏返しでもあります。 信頼がそっと揺らぐとき、私たちは確かなものを求める。 だからこそ、改めて信頼の器としてのお金をどう扱うかが問われています。 その扱い方が社会の温度を決めていく。 仏教には不正という考え方があります。 不正は、余ったものを与えることではなく、分かち合う心そのものを指します。 自分が持っているものを少し手放すことで、他者の笑顔が生まれる。 その循環が結果として自分の心を豊かにしてくれる。 例えば、収入の中からわずかでも人のため、社会のために使う。 それは寄付やボランティアという形でなくてもかまいません。 誰かにご飯をおごってあげる。 贈り物をする。 時間をあける。 そんな分かち合う経済が数値以上の幸せをもたらします。 私たち僧侶は、お不正を受け取る立場でもあります。 だからこそ、そのお不正をどのように預かり、どのように社会に還元していくか。 受け取ると手放すの両方を考え、実践していくことが大切だと考えています。 お不正は一方的な需要ではなく、信頼の循環を生み出す行為。 自らの手を通じて他者へと流れていく思いやりの経済をどう育むか。 そこにもまた、李太の黄金比が息づいているのです。 黄金比とは、お金の中にある思いやり。 持つことより分けることに美しさがある。 自分のため、誰かのため、未来のため。 どのような比率が自分にとってよいか、社会にとってよいか、そして未来にとってよいか。 経済も心も、より温かくなる循環を考えてみましょう。 ではまた、リタラジオでお会いしましょう。 もっと見る #経済 #お金 #豊かさ #未来 #布施 #循環 #黄金比 #分配 #利他 #てばなす 利他ラジオ松島靖朗@おやつのおぼうさん01:101.オープニング05:572.経済とお金──分け合う豊かさの黄金比コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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