TOPビジネスニュース・天気下矢一良の正直メディア 朝刊VIVANTで感じた、テレビビジネスの可能性17:54 7月27日 477再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次VIVANTのビジネス戦略:番組ジャックとSNS活用の徹底グッズ戦略と視聴者心理を捉えた新展開とはテレビの強み「瞬間風速」を最大化するビジネスモデル巨額製作費に見合う採算ラインの攻防ハイリスクハイリターンな切り札の可能性と限界AI文字起こし(β版) # チャプター1 おはようございます。渋谷です。 自己紹介に続いて、実質1回目の配信というところで、 僕も若干緊張しているところではあるんですが、始めたいと思います。 今日お話ししたいなと思っているのは、TBSの美晩。 ちょうど昨晩放送してて、私も見ました。 僕は普段ドラマを見ない人間なんですけれども、見てて面白かったですね。 第1弾も全部見たんですが、今回も第1弾に負けず劣らずというか、 それ以上のパワーアップぶりを見せてくれました。 僕が今日お話ししようと思うのは、ドラマの感想を僕が話しても、 あんまり皆さんの感想とか別に興味ないと思うので、 この美晩を見ていない方にとっても、ちょっとへえと思うような お話ができたらなというふうに思っています。 具体的に言うと、僕は美晩を見て、テレビ局のビジネスの 新しい可能性というのを非常に感じた。 そのことを今日はお話ししていきたいと思います。 これは美晩、言わずもがな、見ている方は皆さん感じていらっしゃると思うんですけど、 まず、制作費がとんでもないがかかっていますよね。 出演者の主役級が続々と出ているという、いわゆる大物の俳優さんたち、 しかもこの方々を海外で長期間ロケするというところなので、 海外のロケの費用、あるいは出演者のギャラもろもろ含めて、 相当の金額がかかっていると。 これ、通常のドラマ放送では絶対に採算取れない、 それぐらいの額がかかっているのは間違いないわけですよね。 というところで、TBSがどういうビジネス展開をしているかというのが非常に興味深い。 先ほど、今日冒頭に言ったように、テレビ局の新しいビジネス展開の可能性というのを 僕はすごい感じたので、そこをお話ししていきたいんですけど、 まずいくつか、今回のVIVANのビジネス展開、特徴的なところをお話しさせていただくと、 一つはTBSの番組を完全ジャックして、主役の坂井さんはじめ、 いろんな方々がTBSの番組にとにかく出まくると。 この手法自体は、別に皆さんも聞いてて、 テレビ局のいつものドラマのプロモーションのやり方じゃないかというので、 それはまさにおっしゃる通りというか、その通りなんですけれども、 そのやり方が本当に徹底してますよね。 もうそこまでやるかっていうぐらい、徹底してたというのが第一のポイントですね。 二つ目のポイントとして、僕感じたのは、やっぱりSNSの使い方を相当研究して活用してる。 よくネットの世界とかでSNS見てると、どうしてもオールドメディア対ネットみたいな感じで、 ネットの側はテレビっていうのをまともにすれば適志するという傾向がかなり強いようには思うんですけれども、 テレビの側っていうふうに見た場合に、別にSNSっていうのは適志するようなものではなくて、 もう完全に自分たちのビジネスに取り込むっていうのをしっかりやってましたよね。 通常そのテレビ番組のSNS活用っていうと、 だいたいそれなりのゴールデンタイムとかの番組とかでも、 だいたいよくあるパターンっていうのは、アシスタントディレクターの上の方、 もしくはディレクターの若い割合下の方の人が番組の制作の傍ら、 例えば収録前とか収録後の出演者の姿を撮って、 いろんなSNSの媒体、インスタとかで配信するというのが、 だいたい定番のパターンですよね。 こういうと申し訳ないんですが、 我々ちょっと片手間的な仕事にどうしてもらってるというケースが多いんですけど、 今回TBSのこのSNSの活用っていうのは、相当研究してるんだなっていうのが本当に分かる。 本当に1000人の人間をいた、それはドラマのスタッフも関わってると思うんですけれども、 本当にSNSに注力して、いわゆる片手間じゃない形でやったというのがよく分かりますよね。 具体的に言うと、例えば今回B-BANというのは非常に謎が多いドラマというか、 見ていくごとにいろんな謎が明らかになっていくという形式のドラマなわけですよね。 SNSでもそういったものを一種に覆わせるというか、少しずつ公開していくというところ。 それだけじゃなくて、番組のいわゆる公式のXのアカウントとは別に、いわゆる物販、グッズとかイベントとか、 そういったいわゆるビジネス系のアカウントも別にサブアカウントとして、 B-BANちゃんという名義のアカウントなんですけど、作ってこういうキャスト、物語、放送情報、 その辺は公式のアカウントで配信して、このサブのB-BANちゃんでは商品、イベント、 あるいはそういうものがどこで売っているかというような周辺の情報を発信していると。 これ考え方として、公式のXでそういったビジネス系の話をするというやり方もあると思うんですけど、 あえて分けているというのが僕は結構うまいなと思うんですよね。 本当にドラマにだけ興味ある人にはその情報を伝えて、いわゆるビジネス臭さみたいなものを見せないと。 一方でもっとB-BANのことを知りたいと、もっとB-BANの関わりを作りたいという人に対して、 初めてビジネス的な商品とかイベントの話をするというところで、 回り道のようには見えるかもしれないんですけど、視聴者の心理を考えたときに非常に妥当な設計をしているなというふうに思うんですよね。 あと、こういわゆる著作権ビジネスでいろんなグッズを売るというのが定番の手法ではあるんですけど、 やっぱり今回のB-BAN、先ほど出演者の方々の番組ジャックが徹底しているという話をしたんですけど、 グッズ販売というのはかなり徹底していて、 通常でいうとテレビ局のグッズ販売コーナーとか、あるいは公式の販売サイトとかでちょこっと置いてあるというのが 一般的なケースだと思うんですけど、今回でいうとB-BANの特設サイト、 そういうグッズとか、もろもろイベントを紹介するビジネス展開の専用サイトを用意しているというところで、 具体的に言うとサンリオとのコラボの商品とか、セイコーとコラボした腕時計だったり、 ドラマの中でまんじゅうというのが一つキーになってくるわけですよね。 これはドラマを見ていない人にはちょっとピンとこないかもしれないですけど、 おまんじゅうがあって、それが別版、堺さん所属する別版の一つ暗号というか指示になっているわけですよね。 まんじゅうを見たら指令が来ているんだなというふうに分かるようになっているんですけど、 これもおそらく商品展開から逆算していると思うんですよね。 例えば、アニメのシティーハンターとかだと、新宿のホワイトボードにメッセージ書くということですよね。 けどこれ、もちろん微版でも、例えば駅のホワイトボードとかってあるのかな、いいんですけど、 ホワイトボードとかだったら、ちょっと商品として展開できないですよね。 ホワイトボードを売って買う人も少ないでしょうし、 マジックペンもちょっとでどうなのかなという感じですけど、 まんじゅうと言われると、別版まんじゅうというと商品化しやすいですよね。 だからこれ、ドラマの一つ小道具なわけですけど、これ商品化から入っている小道具だと思うんですよ。 あるいは商品化を念頭に入れて、こういう演出をしているというところなので、 非常に考え抜かれているなというところですよね。 あとは他にも、Tverでいろいろ視聴できるわけですけれども、 メイキング番組、いわゆる事前の番組というのもやってるんですけど、 そこも視聴したらバッジがもらえるとか、あるいはクオカードとか、 公式グッズのプレゼントがあったり、みたいな感じで一緒にゲーム化しているというところ。 これ、なんていうのかな、一言で言うとTBSの総力戦だと思いますよね。 もうやれることは全部やるっていう徹底ぶり。 この美版、いろんなロケ地があるわけですけど、 モンゴルとか島根の鳥取砂丘とか、いろんなところで撮影しているんだけれども、 そういう観光ツアーまでコラボでやったりというところで、 いわゆるテレビ局がこれまで手掛けてきた著作権ビジネスの一種集大成というか、 もう全部やるというところの徹底ぶりがすごいなというふうに思ったんですよね。 僕、なんでテレビ局のビジネスの未来を一つ感じたかというと、 今言ったように、やっている施策の各々自体は、 テレビ局がこれまでやっていた著作権ビジネスの流れですよね。 ただ、それをめちゃめちゃ徹底してやっているというところが、 今回新しいというところではあるんですけれども、 新しい可能性というところで言うと、 テレビという放送の強さと弱さ、両方あると思うんですね。 これはテレビ番組というのではなくて、 電波としてのテレビの強みと弱みという意味で言っているんですけど、 弱みという部分で言うと、お金を取れないということですよね。 例えば、ネットフリックスとかで言うと、月額1000円とか、 そういう課金をすると。 WBCなんかね、野球のWBCなんか、 記憶に新しいところだと思うんですけど、 ネットフリックスはものすごいお金を払って、 放映権を独占したと。 じゃあ、なんでネットフリックスがWBCに そんな巨額の配信権を支払えるかというと、 WBCをきっかけにネットフリックスに加入した人が、 継続的に課金してくれると。 そこを見込んでいるわけですよね。 なので、単純にそのWBCの期間中に、 何人の視聴者が見てくださるかではなくて、 その後の継続的な視聴まで織り込んだビジネスを構築できる。 だから、多額の配信権量を払えると。 一方、テレビで言うと、 継続的な課金というのは不可能なわけですよね。 常に1回1回の、1回限りの勝負で、 元を取らなきゃいけないと。 そうなると、なかなか法営権量で 支払える額の限界というのが見えてくると。 結果、ネットフリックスみたいな巨大な配信ビジネスに 負けるというのが定番化してたわけですよね。 一方、テレビという電波の強さというのは何かというと、 逆にお金をもらえない、言うならば無料で見れる というところなわけですよね。 無料で見れるところの強さというと、 瞬間風速を作れると。 要は、たくさんの人が見てくれるので、 例えば、SNS展開だったりグッズ展開というのが やりやすいですよね。 なので、このTBSのやり方というのは、 とにかくテレビの電波としての強さを生かすと。 つまり、瞬間風速を最大化して、 それでグッズなりいろんなものを展開していくと。 さらにそれだけじゃなくて、当然ネット配信、 その後の作品のネット配信というのも当然見据えていると。 ネット配信というと、 例えば実際にVivantの前回のパート1のほうでも ネットフリックスとかで配信しているわけですけど、 ネットフリックスの中で勝負しよう、 特に海外とかでも見てもらえるように勝負しようというと、 それなりのスケールが大きいものじゃないと、 やっぱりなかなか埋没してしまうというところなので、 この製作費をかけて、非常に世界で戦えるような スケールのものを作っているというところなんで、 本当に一瞬、何ていうのかな、 テレビ局が持っているビジネスのカード、 それの本当に集大成というか、 極致みたいなものを見せてもらったというふうな感想です。 こういう手法というのは残念ながらというか、 僕が言ったテレビ東京とかだと取れない方法ですよね。 それは全国のカバー率がTBSみたいに、 TBSだとほとんど100%に近いと思うんですけど、 テレ東の場合で言うと70%ぐらいしかないというところで、 やっぱり習慣不足を起こすというのが、 やっぱりなかなか厳しかったりするわけですけれども、 本当にTBSは自社の強みを最大限生かして、 このビジネス展開、勝負かけているなというのが すごい伝わってきました。 いいことばっかり言ったんですけど、 もう1個違う面からも見ていきたいんですが、 これだけテレビ局、TBSを挙げて、 ビジネスとして総力戦、この美版に賭けると。 美版は非常に作品のクオリティも高いし、 視聴率も好調だしと。 じゃあTBS、さぞかし儲かっているのかと言うと、 結構ギリギリな線なんじゃないかなと思うんですよね。 これだけ制作費をかけると、 やっぱりなかなか厳しいと思うんですよ。 いろんなコラボ商品とか出しても、 売れる数という限界があるというか、 そんなに大ヒット商品みたいなものには やっぱりならないというところなので、 結構気悪い勝負をしているんじゃないかな というふうに見ています。 あとこのテレビビジネスの将来を見せてもらった というような感じで言ったんですけれども、 これ典型的なハイリスクハイリターンな 勝負だと思うんですよ。 さっき言ったように、 制作費はものすごいかけているというところなので、 これ総力戦で例えば他の局が、 あるいはTBS自身が美版のまた違うもので こういう勝負をかけた場合、 どれだけ勝算があるのかというと、 これ外したときに相当な痛手ですよね。 なので今回で言うと福沢監督っていう TBS屈指のヒットメーカー、 そういう方が手がけるというところで、 一番負ける可能性が少ないカードを全部切って、 リスクをできるだけ抑えて、 勝負をかけたというところなんですけれども、 こういうハイリスクな勝負を どれだけテレビ局が今後仕掛けられるかというと、 やっぱり作品のクオリティが伴ってないと、 本当に悲惨なビジネスの結果になると思うので、 これなかなかそんなに対応できる手法でもないなと思うんですよね。 おそらく各局で最大年1回が限界じゃないですかね。 たぶんそれは会社の体力っていう意味でもそうですし、 視聴者の側からしても、 例えばVivantが毎年とか年2回とかこのペースでやられたら、 さすがにみんな食傷気味というか飽きてきちゃうというところなんで、 本当にここぞというとき、 かつもうここぞという制作チームが組めると、 制作されて組めるというときの、 本当に切り札的なビジネスというところではあると思うんですが、 いずれにともテレビのコンテンツ展開という意味での、 あんまり景気がいい話が聞こえないテレビ業界ではあるんですけれども、 一つテレビにしかできないビジネス展開という可能性を見せてもらったというのが、 僕のVivantの第1回を視聴した感想でした。 もっと見る下矢一良の正直メディア 朝刊下矢 一良17:541.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう てづるもづる7月27日確かに瞬間風速の点では、映画などの劇場作品や落ち目と言われているテレビの方が優位なので、Amazonのプライムビデオですら世間からの評判頼りな点があるので、情報発信力の点では羨ましいなと思います。実体験ですが、特に配信発の作品はファンが数年規模で作品を盛り上げて行くしかなくて、大変です。1返信 佐々野晴夫7月27日YOUTUBEの告知で知り、チャンネル登録しました。元々は、佐々木俊尚さんのファンで毎日聴くことを楽しんでいたので、それに下矢さんの番組が加わることになり、とても期待しています。1返信
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