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「できる人」とはすなわち「早い人」− 澤円さんの語る、仕事ができる人の特徴

「できる人」とはすなわち「早い人」− 澤円さんの語る、仕事ができる人の特徴

この記事は、Voicyパーソナリティ 澤円さんの放送をもとに書き起こした記事です。
音声でも聴きたい方は、記事最後の再生プレーヤーからお楽しみください!

「できる人」はとにかく早い人

澤円の深夜福音ラジオ、いかがお過ごしでしょうか。澤でございます。

今日はですね、日中に僕の盟友でもある伊藤洋一さんとちょっとした打ち合わせがあったんです。伊藤洋一さんとは武蔵野大学で一緒に教員をやらせていただくことになってるんですけど、というか洋一さんが学部長なんですけどね。その件でちょっと打ち合わせをしたんですけれども、1時間一応枠はとっていたんですが、実質20分ぐらいで本題はもう終わっちゃったんですね。せっかく枠もとってあったので、これは無駄話をするのはもったいないので、本題とはちょっと違うんだけれども、僕が常々重要だと思っていた新しいトピックを持ち出して、それについてディスカッションをさせてもらったりもしました。

それでも時間はだいぶ余ってですね。これよく僕言ってますけれども、時間は貸し借りしてるものなんで返してもらって、他の仕事をすることができました、ということです。

伊藤洋一さんは当然のことながらマーケットの中では「できる人」という扱いになってますし、そのミーティングに出ていた他のスタッフの方々も皆さん「できる人達」だったんですけれども、とにかく「できる人」というのは早いんですね。「何という当たり前のこと」ってお思いになるかもしれないんですけれども、とにかく早いんです。

早いというのはその人が単体で何かを処理する能力が早いというのもあるし、あるいは合意形成にいたるまでの過程だったりとかですね、何かしらの計算ってのがとにかく早いとか、とにかく早く決めてしまうことを優先して問題が起きたら後でこれまた早く解決すればいいやっていう覚悟ですね。覚悟を決めるまでの時間ってのが早いというのもあります。とにかく早いというのはですね、「できる人」と思わせるためにはものすごく重要な要素かなと思います。

早く進めたいんだったら、早く進む通路を選ぶ

例えば、メールのレスが早いというのも仕事ができる人の共通項だなんていう風に言われます。けれども実はですね、僕はメール返すの早くないんですね。ということで僕はあんまりできる人間じゃないのかもしれないですけれども。

なんでかって言うと、メールってすごい非効率なツールだと僕の中ではもう定義をされてしまっているので、メールのやり取りを選んでいる時点で、この案件はあんまり早く進めないでいいんだなって、そういう閾値(しきいち)にしちゃってるんです。

本当に早く何かを進めたいんだったら、迷わずチャットを選ぶだろうというのが、僕の考え方になっていて。それも当然ですね、相手にも伝えてあるので、メールを送ってきている時点でそんなに急ぎじゃないって僕の中ではもうカテゴライズされちゃっているんですね。基本的に早く進めたいんだったら早く進む通路を選ぶというところも、とても大事な考え方なんじゃないかなと思います。

合意形成の効率化に必要な考え方とは?

そして早いというのは、先ほどもいいましたけれども、何かのタスクが早いというだけではなくて、やっぱり合意形成にいたるまでのスピードが早いってのが重要です。そもそも合意形成っていうのは一人じゃできないんですね。なので誰か他に対象者が必要なんですけれども、その人と何かしらの合意を作っていくというのが、これはほとんどの仕事におけるあり方なんじゃないかなと思っています。例えば何か会社の方針について決める。これも合意形成ですね。そして営業としてお客さんに何かを買ってもらうのも、これも合意形成です。合意形成をするまでのスピードが早い、それを早いするためのノウハウを持っている人、これが「できる人」ということになるんじゃないかと思っています。

これはですね、合意形成を早くするためにすごく大事な要素っていうのは何かというと、色々なものを削っていくという、そういった考え方だと思っているんです。

これはよくありがちなんですけれども、しっかりと合意形成をしてもらうためにはありとあらゆる情報を集めて、全て相手に見せなければならないという風に思い込んでる人って、少なくないんですよね。ですけど、例えば営業する時に相手に全て知ってもらわなければという風に思って、膨大な量の資料を持っていったところで、相手も読んでいられなくなるんですよね。

それよりも相手が絶対に必要だと思う要素、要点というのを最低限まとめて、それをバッチリ強調するということにフォーカスすることも大事だと思うんです。けれども後で騙されたって言われないために、ネガティブな要素というのも、これまた包み隠さず相手に対して端的に分かりやすく伝えるというのが、すごく重要なんじゃないかなというふうに考えています。

プレゼン資料の工夫で、合意形成を早めることができる

これは、僕は割と得意としている分野であるプレゼンテーションの中でもよく言ってる話なんですけれども、スライドの中にものすごくたくさんの情報を詰め込むというのは、はっきり言って、プレゼンテーションをする上ではプラスに働くことがないんですね。そして一つのスライドに情報を詰め込めば詰め込むほど、見てる側というのは、もうどこを見ていいのか分からなくなってくるんですね。そして複数の人が見ている場合には、それぞれの見ている人たちの見ている場所というのが全部ばらけてしまう可能性があるんです。

情報量が少ないとみんな同じ所にいますけれども、情報量が多いと見始めるポイントも変わってきちゃいますし、見てるポイントもばらけますし、気にするポイントも違ってきちゃうんですね。結果何が起きるかって言うと、合意形成がしづらくなるということになるんですね。

次はその削っていくという考え方について、もう少しお話をしたいと思います。

自分の上司はできる人かどうかを見極める方法

ときどき若い人から相談を受けるんですけれども、「私の勤めている会社では資料にはとにかくあらゆる情報を詰め込むという風に上司から言われて、十分にその情報が詰め込まれていないと返されるんです。」なんていう風に相談されたりするわけですね。そういう時ってどうすればいいと思いますかね?その上司の人の言う通りにとにかくいろんな情報を詰め込んで、その会社の中で評価されるように振る舞うのが一番いいことなんでしょうか?

一つの生存戦略ではありますね。その会社の中で生き抜くために、そうやって言われた通りにやるってのは、なかなかこれはもしかしたら賢い生存戦略なのかもしれません。もしその会社が未来永劫ちゃんと繁栄を続けて、その上司の人が順調に出世の階段を上っていくという大前提が成り立つのであれば、これもありですよね。ですけど、大抵の場合そんなことはないんですね。

もしですね、そういうような状況に陥った時に考えていただきたいのが。果たしてそのオーダーをしている上司というのが、人材市場の中でどのくらい価値があるかどうかという目で見てほしいんですね。すごく意地悪な言い方なのですけれども。要するに、外で通用するような力も持っていないような人の指示を受けてその通り守ったからといって、自分の能力が高くなることは絶対にないんですね。そして本当にできる人でそういう指示をする人って、まずいないと僕は思っています。

タイムマネジメントができる人は、仕事ができる人

そういうタイプの上司の方の、市場価値というものを見極めるひとつのポイントとして、会議のときのタイムマネージメントを見てほしいんです。会議というのがその人が出てきて、まあ例えばその人がオーナーだった時ですね。会議の主催者というか、会議の中で一番偉い人だった場合、予定時間よりも早く終わる会議が多ければだいたいその人はできる人ということになります。要するに話をとっととまとめて、時間は価値があるんだから返そうというふうに考えられる人、と思えばいいんですね。

そうじゃなくてだいたいダラダラしゃべっていたりとか、あるいは説教めいた話が出てきたりとか。あるいは過去の話が多くて、未来で何をしようかっていう話が少なかったり、会議の時間がものすごく長くなりがちな人は、ほぼ価値はゼロです。ですので、そういった人の指示を真に受けて、一生懸命守ってお仕事をしていても、あなたの市場価値は全然上がりません。これは残酷なまでに事実なんですね。

なのでとにかく早く物事が進むということを後押しする。これが仕事だと考えればいいですし、それができる人が結局、いわゆるできる人ということになるんですね。当たり前ですよね。単位時間あたりの処理能力が高いっていうことは、たくさんのことができるということになりますので、できる人になるわけです。

なのでまずは、うちの上司は果たしてできるかどうかを見極めるんだったら、その人のタイムマネージメント能力を、ちょっと観察するといいんじゃないかなと思います。

上司に頼らず、自分の市場価値を上げるには?

これは駄目な上司だなと言うのであれば、はっきり言って言うことを聞く価値はないと思っていますね。どう手を抜くかという風に考えればいいし、手を抜いた上でその人が満足できるようなものを用意すればいい。例えばその人が全く知らないような新しい情報ってのを、こっそり教えてあげるとか。そういうことをやってその人を持ち上げてあげるとかですね、そういうことをやっても、もしかしたらいいかもしれませんね。

新しい情報を得ることで自分自身も成長するっていう、そういうマインドを持つことも大事ですけどね。その感じで考えていくと、キャリア形成ってのはできてくるのかなーと思います。

ただ勘違いしないでほしいのは、ひたすらひたすらその上司のために尽くしていけば自分は成長することができるんだなんて、決して思わないことですね。そんなことは絶対におきません。相手がどんなにすごく有名な人であったとしても、一人の人にずーっと尽くしたからといって自分の役職が必ずしも上がるかどうかってのは、これ相関関係がないんです。上がることもあるかもしれませんけれども。

どんな人についたとしても、必ず卒業前提で考える方が僕はいいんじゃないかと思いますね。その方が視野も広がりますし、様々な可能性を自分の中で育てるということもできるんじゃないかと思います。

仕事は取り替えがきく要素である

いろんな人と交差していって、人生の中でいろんな形でクロスポイントを作って、いろんな経験とか知見とかがあって、食べていくってのが、これが面白いんじゃないかと思いますし、仕事というのはもう本当にこのVoicyで何度も言ってますけども、取り替え可能な要素なんですよね。

自分自身であること。これ取り替えは不可能ですけれども、仕事というのはいくらでも替えがきくわけですので、自分の人生の一部を切り取って楽しむものというふうに考えた場合には、あんまり固執しないことですね。楽しめてる間はそこにいればいいし、楽しめなくなったら他を探すって言うぐらいの感じでやれば、ストレスも少なくていいんじゃないかなと思います。

ということで、今日は「できる人」をテーマに話をさせていただきました。

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