Voicy Journal

3.11から10年。今、改めて考えたい。家庭でできる防災対策

3.11から10年。今、改めて考えたい。家庭でできる防災対策

こんにちはVoicy編集部です。

2021年の3月で東日本大震災の発生から10年を迎えます。
地震への備え、できていますか?
防災意識は10年前から高まっているでしょうか?

南海トラフ地震も想定されている地震大国・日本ですが、地震以外にも気候変動に伴う大雨、洪水、強風など災害が絶えません。

COVID-19のパンデミックによる感染対策をしながらの防災も、新たに考える必要が出てきました。

今、改めて家庭の防災を見直してみてはいかがでしょうか?

防災のプロ【死なない防災!そなえるらじお】高荷智也さん

Voicyパーソナリティには、防災のプロがいらっしゃいます!

 防災アドバイザーの高荷智也さんです。

高荷さんは大地震や感染症対策などの「まじめな防災」から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、防災対策をロジカルに、そして楽しく解説する「備え・防災アドバイザー」。全国の講演会やメディア出演などを通じて、「死なない」防災を真剣に楽しく伝える活動をされています。

高荷智也さんのVoicyチャンネル【死なない防災!そなえるらじお】は、「備え・防災は日本のライフスタイル」をテーマに、学校や会社では教えてくれない、自然災害大国日本で長生きするためのポイント、死なないための防災ノウハウをお届けしています!

防災の基本は?「即死を防ぐこと」

防災ときいて物の備えをイメージした皆さんは、防災の基本意識が十分ではありません。防災の基本は、即死を防ぐことです。

物を揃える(=命を守った後生きながらえるための準備)のではなく、命を守る準備(=命を守る環境づくり)こそが防災なのです。

 死なない防災の基本は「災害を、避ける・耐える・逃げる」

放送では、それぞれの考え方と具体的な準備を解説しています。
考え方から防災を始めましょう!

せっかくの準備を無駄にしない、防災用品の置き場所は?

防災リュック、備蓄品、救助用品とさまざまな防災用品がありますが、皆さんはどこに保管していますか?

例えば家庭で用意した非常持ち出し袋は、どこに置くのが最適でしょうか?
いざというときに素早く持ち出せる場所に保管しておくことが大切です。

「いざというときに素早く持ち出せる場所」をイメージしにくい方は、ぜひ放送を聴いて確かめてみてください。自宅の周りが危ない場合、走って逃げないと死ぬかもしれない場合、棚が倒れて出せなくなったら、保管場所に近づけなくなったら…とさまざまなリスクが考えられます。

せっかくの準備を無駄にしないためにも、ご自身のおうちのどこにしまうかを今一度考え、準備しておきたいですね。

極寒の避難生活は、凍死のリスクと隣り合わせ。

寒い時期の災害で避難生活を強いられた場合、ライフラインが止まったとき、適切な寒さ対策を施さないと最悪死にいたる可能性があります。気温10度以下の環境下での睡眠は、凍死する可能性があるのです。

地域性や季節性が大きい寒さ対策ですが、死なないためにはどんな準備があればいいのでしょうか?高荷さんが地域別に解説しています。

例えば暖房器具だと、停電した場合にも使える石油ストーブがおすすめです。煮炊きもできるため汎用性が高いそうです。しかし灯油は長期保存ができないので、日頃から灯油を使わない地域ではカセットガスストーブもおすすめです。

アルミブランケット、水濡れ対策、エアマットなど、見落としがちな寒さ対策が目白押しです。

一般家庭の防災準備、みんなどこまで用意しているの?

もし災害が発生して、ライフラインが止まった時どうする?子持ち家庭の防災は?と考えだすときりのない防災対策。ワーキングマザーのライフハック情報を発信する、ワーママはるさんと一緒に考えてみましょう。今からできる防災や実は防災になっていた備蓄品など、気がつくことも多いはずです。

中でも印象的なのが「いつでも出かけられるような格好で寝ているのも防災だ。」というはるさんの提言。ブラトップを身につけて寝る。外に出られる格好でくつろぐ、アートメイクもある意味防災なのかもしれません。

ウォーターサーバーやAmazonの定期便、缶詰を多めに買っておくことは「ローリング法」と呼ばれていますが、これも今からできる防災の一つですよね。

家族構成や普段の食生活・備蓄品を見直して「我が家の防災準備」を始めましょう。

子連れの防災は考えるべきポイントが目白押し!

お子さんのいる家庭では、防災対策をしないといけないなと思っているけれど、なかなか話し合う時間や準備する時間がない…という方、少なくないと思います。そんな時に役に立つのが『全災害対応! 子連れ防災BOOK――1223人の被災ママパパと作りました』です。

[NPO法人ママプラグ]の全災害対応! 子連れ防災BOOK――1223人の被災ママパパと作りました
『子連れ防災BOOK――1223人の被災ママパパと作りました』冨川万美 祥伝社

・ベビーカーでの避難は困難なので、抱っこ紐の準備をする
・真っ暗な環境に慣れていない子どもが泣かないように、懐中電灯、ヘッドライトを持っておく。

こうした具体的な、子供連れの防災に関するアドバイスがリアルな体験談を元につづられています。

子連れ防災のポイントは、みんなに当てはまるチェックリストがないということ。子どもさんのアレルギーや好みから、一人ひとりにあったチェックリストをぜひ用意してください。

気になる放送はありましたか?
いざという時に備えて、放送を聴いて防災対策に取り組んでみてくださいね。

次はどの声とつながりますか?引き続きVoicyでお楽しみください♪

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