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通勤のメリットとは?在宅ワーカーはあちゅうさんが考える働き方

通勤のメリットとは?在宅ワーカーはあちゅうさんが考える働き方

ブロガーで作家のはあちゅうさんが、在宅勤務のご自身の働き方の視点から、通勤のメリットやデメリットをお話ししています。

この記事は、Voicyパーソナリティはあちゅうさんの放送をもとに書き起こした記事です。
音声でも聴きたい方は、記事最後の再生プレーヤーからお楽しみください!

在宅勤務の私が、通勤のメリットを考えてみました

コロナの影響で働き方の良いところも悪いところも日々SNSに流れてきて、全部可視化されているし、今、すごく変化の時期だなと思っています。今までの会社の悪いところ、例えば長すぎる会議とか、無駄な打ち合わせとかが指摘されているのと、同時に会社の良いところっていうのも、見直されているんじゃないかなと思います。

例えば、今フリーランスとか自営業の人だとイベントの注文が入らなくなって、金銭的に苦しいとか、暇だみたいな人もいると思うんです。けれど会社員の人は、基本的なお給料は保障されている人が多いと思うので、会社員でよかったって、ほっとの胸をなで下ろした人だっていると思うんですよね。こういう危機にフリーランスは弱いです。

オフィスがある、通勤するって、めんどくさいけどありがたい

あとは会社の良いところの1つとして、会社っていう場所、オフィスがあるのはいいよねという人もいますよね。リモートワーク万歳って言ってる人もいるけど、子供が家に居ると仕事にならないと言ってるパパママも多くて、改めてオフィスと通勤のメリットを考えてみました。

通勤のメリットとしては私が考えるのは、運動不足の解消と気分のリフレッシュと、無になれる時間の確保みたいなことができるかなと思うんです。

無になる時間っていうか、何も考えずに強制シャットダウンができたりとか、あと街の空気を吸って人の動きを見たりとか、あとは目から入ってくる情報を得るっていうこともすごく大事です。SNSを見ていると、意外と世の中の動きに鈍くなったりもすると思うんです。だからネットだけだと社会の動きとずれるなと思っています。町に出てみると屋外広告でこんなのが出てるんだとか、人の雰囲気とか分かったりして、今何が流行ってるかとか、デジタルサイネージとか自然に目に入ってくるもので時代を捉えられたりすると思うんです。

通勤には偶然の出会いや無になれる時間がある

私、基本的にネットスーパーで買い物してるんですけど、ネットスーパーだけで買い物してると偶然の出会いみたいなのがないんですよ。Amazonと書店の違いにも似ています。Amazonだとピンポイントでこの本読みたいとか、関連書籍で似たような本をオススメされて、それで買ってみることはあるけど、本当にアンテナの外にあるような偶然の出会い、セレンディピティみたいのはないじゃないですか。(※セレンディピティとは、偶然に、思いがけない幸運に出会ったり、予想外のものを発見すること)

ネットスーパーも同じで、だいたいいつも買うものっていうのは決まってるんですけど、町のスーパーに行くときとは偶然の出会いがあるんです。「こんな新製品出たんだ」とか、「こんなものが今人気なんだ」というのは、実際にスーパーに行ってみないと分からなかったりします。だから閉じこもっていないで、外にどんどん出て行って、足で情報を得るのは大事だなと思っています。通勤っていうのは、強制的にその時間を取ることができるんですよね。

ずっと家にいて仕事をしているとリフレッシュもできないし、なんかボーッとする時間みたいなのがなくなるんです。次から次へとあれやんなきゃこれやんなきゃとかが出てきて、本当に家で仕事してると仕事終わったら家事やんなきゃとか、どんどん自分の中でやることっていうのが見えてきて、次これ、次これみたいになってくるんです。

先強制シャットダウンができる瞬間、迷走じゃないけど、無になれる瞬間って人間には必要だと思うんです。そういうブランクタイムみたいな役割を、通勤時間は果たしているのかなと思います。

通勤は運動不足の解消&リフレッシュにもなる

運動不足の解消も大きいですよね。やっぱり家でずっと仕事してると運動不足になります。だから、その1駅とか2駅分ぐらいは絶対に歩いた方がいい。毎日歩いた方が良いって言うことを妊娠中にお医者さんにも言われました。ちょっと駅まで行くとか、通勤電車の中で立ってるっていうだけで、足腰の最低限の運動量が確保されていると思うので、そこはすごくいいですね。

同じ場所でずっと仕事してると、気分がずっと同じになっちゃうので、町に出てで会社に向かうっていうその道中が、もう気分のリフレッシュの役割を果たしてるのかなと思います。場所が変われば気分が変わるので、オフィスがあるっていうのはすごくいいですね。周りがみんな仕事してるから自分も仕事しようっていう気になるし、社員が近くに居るから、すぐに分からないことがあったら質問できたり相談できたりっていうメリットもあります。

仕事に関係ない雑談とかもリフレッシュになりますよね。そういう情報交換とか雑談からアイデアがどんどん生まれたりするので、そうやって社員と近くにいて、意見交換、情報交換ができるのも、大きいメリットだと思います。

ルーティンがないことは意外とストレス

私がフリーランスになったのは2014年の9月だから今年7年目とかになるんですけど、通勤がなくなると確かに無駄な時間、無駄な移動時間みたいなものが減るかもしれないけど、リズムがなくなるっていうことは意外とストレスだと思うんです。

人は選択にすごくストレスを感じるっていう話を聞いたことがある人も多いと思います。スティーブ・ジョブズがいつも同じ洋服を着ているのは、脳を疲れさせないためなんですよね。脳っていうのは意思決定とか選択っていうものにすごくストレスを感じる。だからなるべくルーティンを増やすことによって、脳の無駄な負荷を減らした方がいいみたいな考え方があるんです。

フリーランスっていうのはリズムがないから、朝起きたらまず今日何しようみたいなところから始まっちゃうんですよね。会社員であれば頭を使わずに、歯磨いて顔洗って化粧して会社に行こう。まず駅まで歩いてこの電車に乗ってここに行って会社に行こうみたいなことで、頭を使わずに習慣として出来ると思うんです。けれどフリーランスになると、「さて、今日は何をしようかな」「あれをやろうかな、これをやろうかな。それとも家事を先にやろうかな。」とか、「何時から始めよう」みたいなことも自由になっちゃうので、生活がすごく不規則になりやすいし、乱れやすいです。

もう人に今日は会わないからいいやっていうふうにダラっとしてしまうと、メイクもしないし、髪の毛もとかさないし、人によってはパジャマのまま仕事しているみたいな人もいると思うんですけど、気持ちが切り替わらないですね。ちゃんとお洋服着替えて、どっかの場所に行くっていうのが、ある意味エンジンになるんだと思います。そういうので気持ちを切り替えたほうが仕事がはかどる場合も多いと思いますね。

人と話すことで自分の考え方をほぐせる

あとはフリーランスでリモートワークをしてると人と話さないじゃないですか。普通だったら会社で会ってしゃべるような人としゃべらないから、コミュニケーションが家族の中だけになっていて、それって知らないうちにクリエイティビティに影響が出ると思うんです。

私、すごく印象に残っている話として、産後久しぶりに友達と会った時に、その友達に「はあちゅうは、はあちゅうのままだ。よかった」みたいなことを言われたんです。「それってどういう意味?」と言ったら、「なんか産後のお友達ってあまりにも人に会わなくて、夫とだけ接してるから、なんかこう夫が乗り移ったみたいになって、夫の性格が憑依してるみたいになるの」っていうのを、なんかその子は感じていたらしいんです。普段だったらその子にこういうことを言って来ないのに、旦那さんの考え方がその子の考え方になっちゃって、旦那さんが言うような事をその子にアドバイスしてきたみたいです。

そういうふうに考えが凝り固まっちゃうってすごいあるあるだなと思いました。私自身もきっと知らないうちに考えが凝り固まってるようなところはあると思うんです。だから人とどんどん会って、時には人自分と違う考え方の人と会わないとほぐされないから、オフィスに行って、時にはあえて気の合わない社員同士でいろいろプロジェクトをすることによって、意外と脳っていうのは刺激を受けているのかなと思います。

それ以外にも、私はオフィスがないから集中したい時はカフェとかに行くけど、カフェって雑談しに来てる人もいるし、常に席があるとは限らなくて、やっぱり土日で都会だとカフェ難民になるし、ちょっとトイレ行きたいなってときにもパソコンが盗まれないか心配になってもくる。

通勤って面倒くさいっていう意見をよく聞くし、すごく私もその意見には賛成なんですけど、意外とメリットもあるし、会社辞めたいなぁって思ってる人もこの機会に会社ってすごい仕組みだなというふうに思っているんじゃないかなと思いました。

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