Voicy Journal

音声でしか伝わらない情報や体験がある。企業文化をオープンに発信するために、なぜ音声を選んだのか?

音声でしか伝わらない情報や体験がある。企業文化をオープンに発信するために、なぜ音声を選んだのか?

Voicyのチャンネルの中には、企業が自社の情報を音声で発信する【音声のオウンドメディア】とも言えるチャンネルが存在します。

今回はそんな企業チャンネルの中から、『PR TIMESのオープンラジオ』について、第一期パーソナリティの名越さん(経営企画本部)、第二期パーソナリティの小林さん(コミュニケーションプランニング本部)のお二人に、お話を聞いてきました!

このインタビューのアフタートークが音声で楽しめます

株式会社PR TIMESについて

株式会社PR TIMESは、企業とメディア、そして生活者をニュースでつなぐプラットフォーム「PR TIMES」を中心に、社会を前進させるイノベーションを起こすべく、PR/コミュニケーション領域で様々な事業を展開している企業です。
https://prtimes.co.jp/

PR TIMESのオープンラジオとは

PR TIMESのオープンラジオ、通称「オプラジ」では、毎回PR TIMESの社員がゲスト出演。第一期パーソナリティであるコーポレートカルチャーマネージャーの名越さん(19年7月以降は小林さん)と共に、事業における挑戦や決断、そして今となっては笑って話せる失敗のエピソードまで、ありのままを語っています。

ここからは、パーソナリティのお二人にお話を聞いていきます。

名越里美さん
広告会社を経て、2011年にPR TIMES入社。セールス&マーケティングとPRプランナーを経て、現在は経営企画本部でコーポレートブランディングを担当。

▼好きなvoicyチャンネル
・桂三四郎の喋りが上手くなるラジオ
・ロブ子とカニ美のおしゃべりハウス
・職場の治療室 大室正志×麻野耕司

小林保さん
教育系出版社を経て2012年PR TIMES入社。セールスや新規事業、大阪支社長など経験し、現在はマーケティングPRの戦略策定、企画立案・実行するPRプランナー。

▼好きなvoicyチャンネル
・仮想銀座高級クラブ「かほこ」
・パパ小児科医の子育てラジオ

社員が語る「日々の出来事」からミッション・バリューを発信したい

名越: オプラジをスタートしたのは、当社のコーポレートサイトをミッション軸の方向にリニューアルした時期でした。当社のいろんな活動を「ミッション&バリュー」で語っていく場所をもっと作りたかったんです。PR TIMESは、事業内容で語られることが多いんですよね。これまでは、社員の言葉や想いや表情などを、積極的に発信していくということが組織として十分に強化できていなくて。その時に「社内ラジオ」という案も挙がっていたんです。

ただ「今くらいのチャンネルにする!」ということまでは思っていませんでした(笑)パーソナリティをまさか自分がやるとは思っていなかったですし!

ですが、「人のブランディング」をやっていきたいと思ったときに、視点は常に外でなければいけないと思いました。オフィス内だけで完結するのではなく、社外に対してもオープンな形でコンテンツ化する。それは、私たちの仕事がPR(=Public Relations)だからということもあるんですが、そのコンテンツひとつひとつが狭い範囲ではなく、もっともっと広いパブリックとのリレーションを築いていく一個の点になっていくと思ったので、Voicyさんと連携してこういう取り組みをやってみようと。

社内コミュニケーションの活性化と社外へのリーチの両立

名越:実際にVoicyを始めてみて思ったのは、やっぱりみんな聞いてくれているんだなって!

在宅で働いている方や、普段業務で直接の接点がない方なども、ちょっとした機会に「名越さんですか…?いつも聞いてます!」みたいな。正直、めちゃくちゃうれしいですね!後は、お客様からの「聞きましたよ~」という反応を営業担当が教えてくれたりして。「Voicyすごいな」って思いました。音声での情報収集が習慣化しているユーザーが確かに集まっているなと!Voicyを通じて、初めてリーチできている人って、結構いると思うんですよ。

小林:コメントくれてる人も、そうなんですかね。

名越:多分、そうですね。どんな気持ちで聞いてくれているのか、すごく気になる。

小林:社員ではない人が、社員をおもしろいって言ってくれてるって、すごく新鮮だし、嬉しいし楽しい。そういうところは、今までにない接点・コミュニケーションなので、「いいなぁ…」という感じがします。

あとは、社内であっても、普段一緒に仕事をしない人の仕事に関する考え方・生き方は、あまり話す機会がない。その意味でも、ああいう場(オプラジ)が最初にあると、スムーズなコミュニケーションが持ちやすかったりっていうのは、すごくいい効果だなぁと思っています。

それこそ、何度か出演している代表の山口もそうです。フラットな会社でいつでも話せるとはいえ、全社員と同じだけ話すことは物理的に難しくて。仕事が一緒になることも、もうこの人数だとなかなかない。「どう考えているんだろう?」みたいなぼんやりとしているところを、その人の言葉でちゃんと喋ってくれるのは、多分文字で見るよりもすごくスッと腹落ちするような。声の表現は、そのあたりがすごくいいなぁと思いますね。

「音声」でしか伝わらない情報・得られない体験がある

名越:音声ってやってみて思ったんですが、すごく情報量が多いじゃないですか。感情も出れば、気持ちの焦りとか、ノッてるな、とか。なのである意味、打ち合わせなしでの社員同士の対話を、メディアで出すことを、リスクに感じる会社さんもあると思うんです。「こういう発言しちゃったら、まずいなあ…」とか。ただ、私たちはやっぱりオープンな会社でありたいので、なるべくありのままを出す。話したいことを話す。

音声って、ある意味カジュアルじゃないですか。カジュアルなのに、情報が凝縮されていて、透明性がある。その絶妙なバランスが、「声のオウンドメディア」を持つ面白さですね。

あと、文字で読むと、その言葉を思考してるんですよ。でも音声で聞いていると、自分の情景を重ねながら聞いているんですよね。常に自分には情景が浮かんでて、その人の思想が一致するところは自分の考えにできたりとか。この体験は、文字ではできない。「ボイスメディアだからできることだな」と思いますね。

小林:一時期動画の事業を社内でもやっていたんですけど、それとは違う体験・時間の過ごし方があるなぁと思っています。確かに音だけで聞いていると、自分だったらこうだなぁ、と考える余地があるんですよね。多分動画インタビューの形式だと、そうはならない。消費だけで終わりそうな気がしていて。見ながら考えるというのが難しい。

小林:また、カジュアルだけど深い、というようなところがすごくとっつきやすいです。いつもはながらで聞いていて、集中したいときだけ没頭してグッと聞くとか。情報の取得の仕方が、受け手に委ねられている感じがするのは、改めていいなぁと感じるところです。自由度が高いというか。

今後のオプラジの展望は?

名越:「オプラジ」は第二期になるんですけど、第三期・第四期と、ちょっとずつラジオチームを増やしていけたらいいなという構想があります!そして大事な第二期は、会社のことも社員のこともよく分かっている小林に託そうと。でも、やりきれなかったことは結構あって!「こういうこと実はやりきれなかったなー」みたいなことは伝えながらも、新しいことをやってくれればと思っています。

小林:ラジオのパーソナリティって、普通はやったことないですよね!そういう新しい体験のオファーが来たので、「なんかおもしろそう」っていう気持ちで引き受けました。今ももちろん、PR TIMESを好きというか、愛着を持っている部分はあるんです。それでも、まだまだ知らないところが多かったりするので、まず楽しみたいっていうのはしっかり叶えつつ、僕自身ももっと会社のことを知っていきながら、社内外に発信していきたいなっていう感じです。
ただ、「パーソナリティの人の声がいいよね」というコメントがある中のパーソナリティ交代なのは、正直少しプレッシャーです。うまくいっている人の次って、イヤじゃないですか(笑)

名越:でも、小林くんもイケボって言われてたよ!

小林:社内で言われましたけど、完全にネタっぽい感じでした(笑)とりあえず、名越さんゲスト回はやろうかな。

名越:えー!

小林:めっちゃやりますか。2時間。
2時間名越!

名越:全然終わらんなー、みたいな(笑) 

インタビューからも、企業としてのカルチャーと社員同士の関係の良さが伝わってくる、
株式会社PRTIMESの「オプラジ」、今後の放送もお楽しみに!


※この記事を読んでご興味を持たれた企業の方へ
株式会社Voicyは、音声の可能性を共に広げていく企業様を募集しております。
音声による新しい企業カルチャー発信の形や、音声放送による組織の活性化に関心のある方は下記よりお問い合わせください。
VoicyBIZに関するお問い合わせ

Return Top