TOPビジネス経営・マネジメント価値観の凝りをほぐすアート思考ラジオ#742 IPについて考える③ 日本の「正客」と「派生的創作」23:02 18時間前 245再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次日本IPが世界を席巻する背景とは「神話の会」トークが紐解く文化茶道「正客」に学ぶユーザーの役割ガラケー・ラーメンに見る派生的創作日本式クリエーションが拓くIPの未来AI文字起こし(β版) # はじめのご挨拶 こんにちは。価値観のこりゅうさと志向ラジオ。この番組は、既存の価値観にとらわれずに、自分らしい価値を作るヒントをお届けします。 # 今日はIPの日本的な展開について こんにちは。トシコーラジオです。 今日はですね、IPに関する連載の3回目で、ちょっと日本的なね IPというか、IPそのものじゃないんですけれども、 日本的IP文化みたいなところのお話をしてみようかなというふうに思います。 IPについて考える第3回目でですね、 消却と派生的捜索というお話をしてみようと思います。 # 「二次創作」という日本のクリエーション IPについて考える連載の第3回目なんですが、 前回ですね、クリエイティブソースとしてのIPというお話をしまして、 それは元の現役みたいなね、 例えで言うとカルピスって現役ですけれども、 現役がもともとあって、 現役って作られた瞬間に全部規定されているかというと、 実は後から設定が公式によって後付けされたりもあるし、 二次創作で世界観が広がっていくというか豊かになっていくというところもあるので、 実はその現役はうなぎ屋さんの秘伝のタレみたいに 継ぎ足しながら美味しくなっていくようなものなんじゃないかというお話をしたんですね。 そんなに二次創作でっていうのは、 二次創作触れてませんって全部一次創作ですという方もいるかもしれないんですけど、 結構よくよく考えると、サザエさんとかドラえもんとか原作者もなくなっているんだけど、 国民的アニメでずっと続いているっていうのは、 あれもある種の二次創作と言えなくもないかなというふうに思うんですけれども、 そういうふうに良いIPという言い方はあれかもしれないんですが、 IPとして長く愛される作品というのは、 単体の、現役の濃さと余白という話をしたんですけど、 その作品単体で愛されるっていうだけではなくて、 二次創作的にとか、受け継がれながら増殖していくことで続いていくっていう感じのところを、 前回クリエイティブソースっていう概念でお話をしたわけですが、 今回はそれの続きなんですけど、 やっぱりちょっと日本的なクリエーションというか、 日本的な作品の扱いとか創作って結構独特で面白いなと、 ユニークであるなというのを思いまして、 今、日本のIPが世界で非常に人気になっていて、 サンリオさんみたいな、キティちゃんとかもそうですけれども、 あとガンダムとかもそうですし、 日本のアニメは、今、ものすごいアニメイズ、 イーティング・ザ・ワールドと、 アンドリー・ゼ・ホルビッツが言ったように、 世界を接見しているわけなんですけども、 日本がどういうふうに、 自分たちの文化の強みを活かしていくかというのは、 エンタメとかアートのところ、非常に重要な、 自分たちを知るというか、 自分たちのユニークネスを意識するということは 大事かなというふうに思っています。 これ、結構よく言っているんですけど、 日本って、アートの文脈でいうと、 そんなに勝てなかったというか、 プレゼンスがなくて、特にハイアートですね。 すごく強い作者がいて、 天才のような作者が何かを作ってというものよりは、 割と二次創作とか、 ハイアートではないカルチャー、 浮世絵とか漫画、 そこからのアニメみたいなところもですね、 の方が世界を接見しているというか、 世界で人気になっているという特徴があるかなと思います。 これ、明治期に西洋画が入ってきたときに、 日本は西洋画に対抗するべく、 日本画という概念を後から作り出して、 元々あった掛け軸とかを額縁に入れて、 国際展に出したりするわけですけど、 これ、あんまり人気にならずにですね、 それよりは、包み紙に使われて、 海外に渡っていった浮世絵の方が人気になるみたいなところで、 大衆のというわけではないんですけど、 ハイアートよりは、今で言うとエンタメって言われるようなね、 ところのカルチャーであり、 コンテンツっていうのは強いと。 日本のアーティストでも、 例えば村上隆さんとか、 その時代で言うと奈良義友さんとかですね、 まさにハイアート文脈というよりは、 日本のサブカルチャーみたいなところの、 結構ね、戦略的にそれをやっていたのは、 村上隆さんだと思いますが、 そっちの方がやっぱり強いのかなという気もします。 # 「神話の会」podcast 西洋的な作者中心主義のハイアートよりも、これある意味ではトップダウンのアートと言ってもいいかもしれないんですが、よりはですね、ちょっとボトムアップ的な感じ、ボトムアップというかボトムで派生していく感じですね。 これよく精神構造を宗教が象徴しているとすると、一神教と八百頭の神みたいな違いがあるかなと思うんですが、そういう意味でも日本の独特の文化の生まれ方とかクリエーションというのはやっぱり面白いし、中から中にいるとあまり気づかないんだけど、 改めてそういうのを相対化して捉えてみるっていうのはいいかなと思っているんですけども、ちょっと日本の文化のあり方として、今日は焦脚と派生的創作という話をしてみようと思うんですが、これきっかけがありまして、神話の会というね、これはお友達で、お友達というかおじさん4人の集まりでして、 スタートアップとか新規事業をいろいろやってきた、日本でいうとiPhoneアプリの黎明期からそういうことをやってた、新庄圭一さんという方とですね、あと小田島アレックス大輔で、最近、アレックスは僕もスタートアップ周りでよく会うんですけども、もともとゲームバタでですね、 にいたので、何年ぐらいの付き合いなんでしょう、12、3年の付き合いだと思うんですが、当時アレックスがまだゲームの時で、今はアレックスはスタートアップ界隈で、結構グローバルと日本をつなぐみたいなので、もう本当に日本で一番ぐらいの人になってますが、あと香谷さん、香谷智則さんっていうですね、ニューロウェアっていうね、猫耳っていう、脳波で動く猫の耳とかしっぽとか、 いろんなギアを作ってる、電通ラボの香谷さんっていう、結構近いようで、それぞれバラバラの4人が集まって飲むですね、ただの飲み会がもともと神話の会っていうのがありまして、なんで神話かっていうと、神話の話を新庄さんがFacebookにポストしたときに反応した人が面白いから集まってみようっていうので、神話の話をしたりしなかったり、 種々雑多な話をしてるんですが、この間、渋谷のQ'sで4人でトークイベントをやったときに、ポッドキャストをやろうということになってですね、神話の会ポッドキャストっていうのが始まりまして、週1ぐらいで収録したやつを分割して配信していて、ここにちょっとリンクで貼っておきます。 今日の話に近いのは4回目かな、3回目かなの放送なんで、3回目のリンクを貼っておくんですが、結構いろんな話がマジで話題がすごい速さで飛びながら、どっかで繋がってくるみたいな、かなり文化とかテクノロジーとかアートとかエンタメとか言語とか宗教とか、そういう話の行き来が面白いので、 お時間ある方は、ぜひ1回目から聞いてみていただけたらと思うんですが、この3回目のときにちょうどこの焼却と派生的創作に近い話が出て、やっぱりこれ日本の創作であったり、IP的文化の特徴であるし、それが日本のIPの今の強さでもあるし、これからもそこを伸ばしていったほうがいいかなというふうに思いましてですね。 ちょっと次のチャプターから、焼却と派生的創作という、ちょっと耳慣れない言葉だと思うので、1個1個お話ししてみようかなと思います。 # 「正客」 1個目の消却というお話はですね、実は僕もVoicyでも多分何回かお話ししたことがあると思うんですが、 これ何かというと、もともと茶道、茶の席で振る舞う側、ホスト側を邸主というわけなんですけど、 邸主がいろいろその日の器だったり、花とか掛軸とか選んで、ゲストに対して茶の席を振舞うわけなんですけれども、 消却というのは、茶の席でお客さん側が何人かで行った時に、消却、自客、末客というので、 消却の人は一番最初にお手前を受けると。そうすると、消却の人が器とかをじっと見て、これはもしかしてどこどこのとか言ってですね、 茶の席ってめちゃくちゃハイコンテキストというか、文化的背景がないとあまり分からなかったり、少なくとも神秘感というかですね、 もしくはそれを楽しむ感性がないと難しいわけなので、素人の人が始めていくとなかなかそんなに楽しめないところもあるんですけど、 消却の人がですね、それを邸主と問答というのは、これはどこどこのもしかして器ですかとか、聞いたりする中で邸主が受け答えをして、 自客、末客の人が、ああそうか、そんなにすごい名物を今日は持ってきてくれていて、そんないい席なんだなっていうのを先にインストールされてからお茶を飲むっていう、そういうものをざっくり言うとですね、機能的には。 この消却の何がイケてるかというとですね、これ神話の回のポッドキャストでもお話ししてるんですけども、これお客さんの側がやってるっていうことだと思うんですね。 で、茶の席を職だとかアートだとかで考えたときに、単純に感覚的に楽しめる次元とは違うコンテキストとか、もう一個メタレイヤー、意味のレイヤーで味わいみたいなのがあるときにですね、 これ、例えばアート作品、美術船見に行ったりとか歌舞伎見に行ったときに、イヤホンで解説を聞いたほうがいいか悪いかみたいな話からその話になったんですけども、でもやっぱり楽しむときに知識としてというより楽しみ方を知ることっていうのが体験のプラスになるっていうのは僕は思っていてですね。 アートって別に感覚的なものだけじゃなくて、文化的なバックグラウンドも含めて味わうものなので、あってもいいかなと思うんですが、ただ美術展とかだと主催側が解説のやつを用意してるわけですね。 茶の席で言ったら、例えば、邸主が振る舞うときに、こちらはどこどこのどういう名品で、今日はそこにこういうものを合わせてこうやりましたって言ったら、これなんか野暮だし、なんかちょっと提供者目線の押し付けがましさがあると思うんですが、茶の席のすごいな、茶の湯のすごいなと思うのは、 消客っていう、これをお客さんの側の人がやるっていう、ここがすごいいいなと構造的には思ってるんですね。あくまでユーザー側というか、立場からやると。これもある種、例えばゲームで言うと、今ゲーム実況すごく人気ですけれども、ゲーム実況もある種消客的なところかもしれません。 ゲームって、それぞれが楽しむものだったりするんですが、そのゲームの面白さを引き出して伝える役割みたいなのを、ユーザーの側でやっているというのが、ゲーム実況かなと思うんですけども、二次創作も、これ楽しみ方っていうのは、お手本とかうまいからとかではないわけですね。 ヒカキンさんとかも、そんなに別にゲームがうまいわけじゃないんだけど、ゲームの面白さを引き出す。引き出し方はいろいろあると思うんですけれども、そういう意味でいくと、結構神話の回のであったんですが、 定主がお手前がいいからってファンになるはあるかもしれないですけど、消客の人のファンっていうのも生まれるらしいんですね。この人が消客の時に行くと、お茶の席めっちゃいいわみたいな。これすごいゲーム実況にファンがいるとか、二次創作で書いてる人にファンができるっていうのとすごく似ていて、 二次創作的なところっていうのは、ファンが付くけれども、なので定主とは違うわけなんだけれども、お客さんの中でも消客であるみたいな感覚にすごく近いなというふうに思います。 # 「派生的創作」 で、もう一つがですね、派生的創作というふうに、今暫定でちょっと読んでみてるんですが、これもあの神話の回のですね、ポッドキャスト一番最後のところで、 第3回のですね、出てきている話で、これめっちゃ面白いなと思ったんですが、元々何からその話になったかというとですね、 結構日本は同質例が高いですよね、みたいな話があって、 みんな同じ行動をとるという話が1回出たんですね。 そこで僕がちょっと待て待てというか、なんか不思議だなと思うのは、でも二次創作とか、そういう同じものを色々ね、 それこそあのうちの事業でいうと、アバターの事業をやっていると、改編っていうのでめちゃくちゃいろんなパターンができるんですよね。 だから、全く同じじゃなくて違うのになっていく国民性というか、民族性はあるなと思ってて、 この同質性とね、多様性というかは、どういうバランスなんだろうみたいなのの話になった時にですね、 これは確かに本当に面白いなと思ったのは、アレックスはヨーロッパ圏だったり中国とか、色んな文化圏に生通というかしているので、 やっぱり海外でいうとですね、日本の違いでいうと、例えば昔ガラケーがあった時に、日本は全員がストラップを付けていると。 携帯にストラップを付けるものだってなったら、本当にクラスがあったら全員付けてるみたいな。これ確かにそうだったなと。 海外だとそもそも、なんかそれは私は付けないわって言ったら付けないわだし、それがみんな同じ行動を取るっていうことが多分あまりないんですよね。 これ、もう色んな国のバックグラウンドが入ってたりすると余計そうなると思うんですけど、日本人はみんなガラケーにストラップを付けてたと。 そこは一緒なんだけど、ストラップの種類がめちゃくちゃ色々あると。 すごいいっぱいジャラジャラ付けてる人もいればですね、かわいいマスコットみたいな人もいれば、ゴリゴリクロムハーツみたいなものもあったりとか、 ストラップを付けるは一緒なんだけど、そのストラップの種類で個性を出すっていう、こういう二段構えていくと、大枠の行動は一緒で同質なんだけど、 その中に多様性があるっていうのが日本っぽいっていう話が出てですね、これもすごい面白いなと思いました。 確かにね、日本って、日本食はあるんですけど、海外から輸入したものを真改造するみたいなのがすごい得意だと思うんですよね。 ラーメンとかも中国から輸入したわけですけど、日本に入ってきてからラーメンの二次創作というか、がすごいわけですよね。 こんなにラーメンの種類いっぱいあるって、世界的に見て、絶対にこれは日本的なカルチャーだなと思っていてですね。 大枠のメニューを新しいものというより、既存のものを改変していくまさにね、っていうクリエーションの仕方がすごい日本っぽいなというお話が出てですね。 全くその通りだなと思って、今日の二次創作とかと通じるところなんですが、なかなか日本でイノベーションが起きない、イノベーションが起きないって言ってるんですけど、 これも神話の回のポッドキャストで言ってたんですが、1.0を2.0に上げるようなメジャーアップデートだったり、全く違うものを生み出すっていうのは、 なかなか、っていうことよりも、バージョン1.11とかバージョン1.12とかみたいな、ちょっとずつ派生したものを大量に、 集団的っていうと一緒になるような気がするけど、集団というよりは派生でブワーっと増殖していくみたいな、こういうクリエーションがですね、日本っぽい感じだなというふうに思いまして。 やっぱり、加算的にというか、全く新しいものを発明するという、同じ枠組みの中で、1から2までの間を無限に割り算していくような、そこに無限の多様性が生まれていくっていう、こういう在り方がですね、日本的なクリエーションではないかなという気がいたします。 # チャプター 7 IPに関してもですね、やっぱり二次創作であるし、 それをユーザーの側がやるっていうこと。 ユーザーの側なんだけれども、ユーザーの側が二次創作的に、 二次創作、三次創作、N次創作的にですね、 そこにコンテンツに関与するっていうことで、 その商客にファンが付くみたいな感じで、 もともとのコンテンツも良さも届きながら、 商客の解説にごとに個性も出てくるみたいなのが、 ゲーム実況とかね、今思うとそういう感じだと思うんですけど、 一つ文化の伝わり方としてあるし、 ラーメンの種類が無限に出ていくみたいに、 ちょっとずつ改変しながら、たくさんの種類が生まれてくると。 このアニメとかも、そのまんま一時コンテンツが 輸出されましたみたいなのよりも、コミケとかコスプレとかもそうですけど、 二次創作的な派生的創作物、派生的創作のエコシステムごと、 日本っぽくて面白いっていうふうに楽しんでもらえているんじゃないかなというふうに思いまして、 これはディズニーのIPだったり、スパイダーマンとかの マーベルのIP、あれフィギュア集めたりする人はいると思うんですけど、 それそのものという感じですね。ちょっとトップダウン的で、 日本の二次創作とは少し違うベクトルかなと思うんですけども、 まさにそういう消却とか、派生的創作っていうことで、 日本からIPが生まれるっていうよりも育っていくっていうときに、 クリエイティブソース的な継ぎ足しが行われていって、 それが相対として面白いっていうのが、今世界に受けているところかなと思うと、 この消却的なものとか、派生的な創作の凄さみたいなのを、 もっと日本の武器として考えて、面白がっていくとというか、 そこの面白さを、改めて注目していくと いいんではないかなというふうに思いました。 といったわけで、今日はIPについて考えるの第3回ですね。 消却と派生的創作と、日本的なIPのクリエイションと、 その文化についてお話をしました。はい。といったわけで、今日はこの辺で。 今日もあなたの1日がユニークでありますように。では、また明日。 もっと見る #アート #コンテンツ #文化 #エンタメ #IP #日本文化 価値観の凝りをほぐすアート思考ラジオ若宮和男@起業家/アート思考著者/福岡女子大客員教授00:081.はじめのご挨拶00:332.今日はIPの日本的な展開について05:013.「二次創作」という日本のクリエーション04:064.「神話の会」podcasthttps://open.spotify.com/episode/1WraUw7vCoBG67WexXBL6x?si=7ca36656d1364adf05:145.「正客」04:576.「派生的創作」03:067.チャプター 7コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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#733 多様性と特権 〜エンジニア界隈のジェンダー議論の3つの問題点 23分・9月21日・ 482再生AI目次エンジニア界隈、ジェンダー議論の背景なぜマイノリティの集まりが必要か男女対立に陥る議論の罠属性でなく個人で考える視点コミュニティの私物化が招く未来